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衣装店で服を購入したわけだが、セバスチャンはインベルに白いシャツに黒いズボンを選んだ。
もっとラフなものでいいとも思ったが、貴族の息子である俺も上質な布地でおしゃれなボタンが使われている点以外は似たような服装だ。
この世界には前世のようなティーシャツはないようだった。
しかし、購入する衣装が全て白いシャツに黒いズボンというのはひどいのではないだろうか?
「セバスチャン、もっと他のデザインのものを見たらどうだろうか? インベルも好きな色とかないのか?」
インベルの教育係のセバスチャンは、インベルは執事の見習いなのだからこの衣装で問題ないという様子だ。
インベルも服に興味がないようで、セバスチャンが選んだ服に特に疑問も抱いていないようだった。
むしろ、セバスチャンの全身を眺め、それから購入予定の白いシャツと黒いズボンを見て、「これでいい」と言った。
思ったよりもインベルはセバスチャンに懐いているのだろうか? とも思ったが、どうやらそういう意味ではないようだ。
「この白黒の格好なら、ルシファー様の傍にいられるんだろう? それなら、これがいい」
服を選ぶ基準が俺の傍にいられるかどうかというところが可愛いと思い、俺は思わずインベルの頭を撫でた。
「せめて、寝巻きは堅苦しくないラクなものを選ぼう」
俺の提案にセバスチャンも了承して、柔らかい生地の寝巻きも何着か選んだ。
それから下着や靴下をいくつか選び、インベルの服を買い揃えた。
その後は靴と筆記用具を買うために幾つかの店を回った。
目的を終えると約束通りにインベルと屋台巡りをした。
インベルはこれまで食べられなかった分を取り戻すようによく食べた。
これまで十分に食べられなかった分、胃が小さくなってしまっているのではないかと思ったが、そんな心配は無用だったようで、本当によく食べた。
「屋敷での食事ももう少し増やしたほうがいいかもしれませんね」
すごい食欲にセバスチャンもそう言った。
「いいのか!?」とインベルの表情が明るくなる。
「食べ物がなくてあれしか出ないんだと思ってた!」
どうやら、インベルなりに遠慮していたらしい。
もしくは、長年、食糧の少ないところにいたから、満腹になるほど食べることができないのが普通だと思っていたのかもしれない。
確かに、そういう地域や家の者もいるかもしれないが、少なくとも公爵家では使用人であっても十分に食べることが可能だから遠慮は不要だ。
その夜、眠りに着くと再び前世の夢を見た。
お気に入りのゲームをしながらも弟はキャラクターの背景を語って聞かせてくれる。
『小説を読んでから改めてプレイするとなんか全然違って見えるんだよ。ヒーローはただ格好良くて強いだけじゃなくてさ、子供の頃に奴隷だったから、人に対しての不信感が結構あるんだよね』
ヒーローというのは弟がプレイしているキャラクターで、その視点で画面は展開されているから姿は見えない。パッケージを見れば姿を確認できたのかもしれないけれど、俺はそれほどゲームには興味がなかったから、ただ弟の話を聞いていた。
画面に女の子が登場すると、それがヒロインなのだと教えてくれた。貴族だというその少女は豪華なドレスを身に纏い、控えめながらもメイクをして、華やかな髪飾りなどを身につけていた。
『ヒロインは男爵家の令嬢なんだけど、ルシファーのせいで貧乏貴族になっちゃうんだ。だけど、ヒロインに助けられたヒーローが彼女のために冒険者になって稼いで、色々と貢いでくれるんだ』
冒険者として魔物を倒したりして稼いだお金でヒーローは彼女の衣服や装飾品を買い、学園に入るための資金も準備するのだとか。
こんなに尽くしても、ヒロインは最後には王子と一緒になるのだという。恋愛シミュレーションゲームではないにしても、ヒーローの扱いが可哀想な気がした。結局、プレイヤーからのクレームにより、プレイヤーの選択肢によってヒーローとヒロインが結ばれるエンディングも選べるようになったと後々、弟は話していた気がする。
『ゲームだとさ、全部ルシファーのせいみたいに語られてたけど、小説だとそもそも天候に恵まれずに領地が衰退していたんだ。そのせいで、ヒロインの父親の領主は土地を売って、領民を救おうとしたらしいんだけど、その土地はそれほど魅力のある土地でもないし、自分の領地と接しているわけでもなく、魅力の乏しい土地を買う奇特な貴族もなかなかいなくて、土地の価格はどんどん下がっていたらしい。ルシファーが更に買い叩いて二足三文でしか売れなかったのは可哀想だけど、小説を読むと、ヒロインの家の没落を全てルシファーのせいみたいに語るのは違うなって思うんだよね』
ゲームを原作にした小説を読んだ後から、弟は結構ルシファーという悪役に同情していたようだった。もちろん、ヒーローに対してのような愛着はないが、ルシファーが完全に悪だというふうには思えなくなっていたらしい。
『ルシファーの母親は未知の病によって結局亡くなってしまって、父親は自暴自棄となって、ルシファーはますます孤独を抱えることになるんだ。寂しい気持ちを抱えたまま成長して、学園の寮に入れられて、公爵家の地位ばかり見てくる奴らが取り巻きになってさ、ルシファーの心はどんどん荒んでいっちゃったんだよね』
弟は話しながらも慣れた手つきで魔物を倒していく。
『もちろん、だからって領民を助けたくて土地を売ろうとした男爵の気持ちを踏み躙って、土地を安く取り上げたり、ヒロインや他のキャラクターに対しても嫌がらせするとかは違うけどさ、でも、やっぱりルシファーは可哀想なやつだったと思うんだ』
これは夢だと理解しながら、俺は思った。
なぁ、そのルシファーって、やっぱり……
もっとラフなものでいいとも思ったが、貴族の息子である俺も上質な布地でおしゃれなボタンが使われている点以外は似たような服装だ。
この世界には前世のようなティーシャツはないようだった。
しかし、購入する衣装が全て白いシャツに黒いズボンというのはひどいのではないだろうか?
「セバスチャン、もっと他のデザインのものを見たらどうだろうか? インベルも好きな色とかないのか?」
インベルの教育係のセバスチャンは、インベルは執事の見習いなのだからこの衣装で問題ないという様子だ。
インベルも服に興味がないようで、セバスチャンが選んだ服に特に疑問も抱いていないようだった。
むしろ、セバスチャンの全身を眺め、それから購入予定の白いシャツと黒いズボンを見て、「これでいい」と言った。
思ったよりもインベルはセバスチャンに懐いているのだろうか? とも思ったが、どうやらそういう意味ではないようだ。
「この白黒の格好なら、ルシファー様の傍にいられるんだろう? それなら、これがいい」
服を選ぶ基準が俺の傍にいられるかどうかというところが可愛いと思い、俺は思わずインベルの頭を撫でた。
「せめて、寝巻きは堅苦しくないラクなものを選ぼう」
俺の提案にセバスチャンも了承して、柔らかい生地の寝巻きも何着か選んだ。
それから下着や靴下をいくつか選び、インベルの服を買い揃えた。
その後は靴と筆記用具を買うために幾つかの店を回った。
目的を終えると約束通りにインベルと屋台巡りをした。
インベルはこれまで食べられなかった分を取り戻すようによく食べた。
これまで十分に食べられなかった分、胃が小さくなってしまっているのではないかと思ったが、そんな心配は無用だったようで、本当によく食べた。
「屋敷での食事ももう少し増やしたほうがいいかもしれませんね」
すごい食欲にセバスチャンもそう言った。
「いいのか!?」とインベルの表情が明るくなる。
「食べ物がなくてあれしか出ないんだと思ってた!」
どうやら、インベルなりに遠慮していたらしい。
もしくは、長年、食糧の少ないところにいたから、満腹になるほど食べることができないのが普通だと思っていたのかもしれない。
確かに、そういう地域や家の者もいるかもしれないが、少なくとも公爵家では使用人であっても十分に食べることが可能だから遠慮は不要だ。
その夜、眠りに着くと再び前世の夢を見た。
お気に入りのゲームをしながらも弟はキャラクターの背景を語って聞かせてくれる。
『小説を読んでから改めてプレイするとなんか全然違って見えるんだよ。ヒーローはただ格好良くて強いだけじゃなくてさ、子供の頃に奴隷だったから、人に対しての不信感が結構あるんだよね』
ヒーローというのは弟がプレイしているキャラクターで、その視点で画面は展開されているから姿は見えない。パッケージを見れば姿を確認できたのかもしれないけれど、俺はそれほどゲームには興味がなかったから、ただ弟の話を聞いていた。
画面に女の子が登場すると、それがヒロインなのだと教えてくれた。貴族だというその少女は豪華なドレスを身に纏い、控えめながらもメイクをして、華やかな髪飾りなどを身につけていた。
『ヒロインは男爵家の令嬢なんだけど、ルシファーのせいで貧乏貴族になっちゃうんだ。だけど、ヒロインに助けられたヒーローが彼女のために冒険者になって稼いで、色々と貢いでくれるんだ』
冒険者として魔物を倒したりして稼いだお金でヒーローは彼女の衣服や装飾品を買い、学園に入るための資金も準備するのだとか。
こんなに尽くしても、ヒロインは最後には王子と一緒になるのだという。恋愛シミュレーションゲームではないにしても、ヒーローの扱いが可哀想な気がした。結局、プレイヤーからのクレームにより、プレイヤーの選択肢によってヒーローとヒロインが結ばれるエンディングも選べるようになったと後々、弟は話していた気がする。
『ゲームだとさ、全部ルシファーのせいみたいに語られてたけど、小説だとそもそも天候に恵まれずに領地が衰退していたんだ。そのせいで、ヒロインの父親の領主は土地を売って、領民を救おうとしたらしいんだけど、その土地はそれほど魅力のある土地でもないし、自分の領地と接しているわけでもなく、魅力の乏しい土地を買う奇特な貴族もなかなかいなくて、土地の価格はどんどん下がっていたらしい。ルシファーが更に買い叩いて二足三文でしか売れなかったのは可哀想だけど、小説を読むと、ヒロインの家の没落を全てルシファーのせいみたいに語るのは違うなって思うんだよね』
ゲームを原作にした小説を読んだ後から、弟は結構ルシファーという悪役に同情していたようだった。もちろん、ヒーローに対してのような愛着はないが、ルシファーが完全に悪だというふうには思えなくなっていたらしい。
『ルシファーの母親は未知の病によって結局亡くなってしまって、父親は自暴自棄となって、ルシファーはますます孤独を抱えることになるんだ。寂しい気持ちを抱えたまま成長して、学園の寮に入れられて、公爵家の地位ばかり見てくる奴らが取り巻きになってさ、ルシファーの心はどんどん荒んでいっちゃったんだよね』
弟は話しながらも慣れた手つきで魔物を倒していく。
『もちろん、だからって領民を助けたくて土地を売ろうとした男爵の気持ちを踏み躙って、土地を安く取り上げたり、ヒロインや他のキャラクターに対しても嫌がらせするとかは違うけどさ、でも、やっぱりルシファーは可哀想なやつだったと思うんだ』
これは夢だと理解しながら、俺は思った。
なぁ、そのルシファーって、やっぱり……
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