16 / 41
5・2 タガが外れたランベルト様
しおりを挟む
たぶん。きっと。
ランベルト様が私に一目惚れしたというのは、本当なのだ。
でなければ、あの様子はおかしいもの。
自分に好意を寄せられる要素があるとは思えないけれど、嬉しくないことはない。
それに、望まれての結婚なら、嬉しい。
「よかったですねえ、ミレーナ様」
エマが私の支度をしながら、にこにこしている。
「無理やりの結婚かと思ったら、そうではなく。しかも誠実そうです」
「そうね」
「多少おかしなところはありますけど、あのぶんなら密かに愛人がいるとかもなさそうですし。きっと大切にしてもらえますよ」
「でも、どう接していいのかわからないわ」
「ミレーナ様も恋愛経験はゼロですものね」と、エマが微笑む。「任せてください。サポートしますから。アランさんと協力体制を敷くことが決定しております!」
「いつの間に!」
エマはふふふと楽しそうに笑いながら、仕入れたばかりの情報を教えてくれた。
ランベルト様は、『広場で凝視した女性』のことを持ち出されると、すぐに挙動不審になっている、とか。そのくせ頑なに『一目惚れではない』と言い張るとか。
「それとアランさんに訊かれたんですけど、ミレーナ様、広場以前に公爵様にお会いしたことはありますか?」
「ないわ」
「ですよね。私もそう答えたんですけど、本当にそうかミレーナ様に確認してくれって頼まれたんですよ」
「あれほど目立つお顔だもの。一度でも会っていれば、記憶に絶対に残るわ」
でも――。
広場のあの一瞬のできごとで一目惚れされたと考えるより、ほかの場所で出会って、と考えるほうが、無理がない気がする。
どこかで出会っているからこそ、広場で私を見かけて凝視した。
うん。確実にこちらのほうが自然だ。
ランベルト様を思い出せないのは申し訳ないけれど、記憶を掘り起こすよりも本人に尋ねるのが一番確実ね。
◇◇
「いや、他で君とは会ったことはない」
朝食の席でランベルト様に、初めてあった場所は広場以外にあるかを尋ねたら、ないと断言されてしまった。
相変わらず目がそらされているので、真意は読み取りにくく、本当なのかはわからない。
だけど嘘をつく必要もないと思う。
本当にただの(というのも、おこがましいけれど)一目惚れなのだろうか。
私なんて、とりたてて特徴はないのに。
もしかして、自分の綺麗な顔を見すぎてしまって、平凡な顔がお好みとか?
あとは近衛騎士様たちに頭を下げていた様子がよかったか、硬直した町娘さんを引っ張ったのがよかったか。
――いまいち好かれる行動とは思えないけれど、ランベルト様は少し変わり者みたいだし、そういうケースもあるのかもしれない。
まあ、いいわ。
嫌がられていないのは、嬉しいもの。
契約どおりに、きちんと寄り添える婚約者になれるよう、がんばらなくちゃ。
といっても、なにをがんばればいいのかわからない。
私のお腹を考慮してくれた、優しい味のポタージュをいただく。ランベルト様とは別メニューだ。
こんなに気を遣ってもらえていて、私にとって良いことばかり。いいのかしら。
――と。契約書のことを再び思い出した。
ランベルト様の手元を見る。
白い手袋をしている。女性嫌いで、私に触れたくないから食事中でも手袋をしているのだと考えていた。でも、ランベルト様が私を憎からず思っていてくれているのなら、おかしくないかしら。
ああ、でも、確か潔癖症という症状があるわね。
叔父が頻繁に手を拭いたり洗ったり、私たちに触れないようひどく気を付けたりしていたのだけど、お医者様によるとあれらの行動は潔癖症というものだったらしい。
ランベルト様もきっと、それなのだろう。精神的な負担が原因の症状だとお医者様が話していたから、触れないほうがいいかもしれない。
急いで知らなければならないことでは、ないものね。
◇◇
午後になると、ウルスラ叔母さまがやって来た。どうやらランベルト様が昨日のうちに私の状況をお伝えしたらしい。たくさんのお見舞いの品を持ち、そしてとんでもなく憤慨していた。
「セニーゼ侯爵夫人は、下位貴族の女性の中ではあまり評判はよくないの」
「きっと陛下も公爵様もご存じなかったのですね」
「そうね。でもまさか、公爵夫人になるミレーナちゃんを虐待するなんて思わなかったわ」
「他の教え子様を、公爵夫人にしたかったようですよ」
「どうだか」叔母さまは疑い深げな表情をした。「その『他』の子に頼まれたのではないかしらね。本当のこととは言えないから、隠しているだけで」
どうなのだろう。私には判断できるすべがない。
「まあ、その辺りはしっかりと調べるでしょう。ミレーナちゃんはまずは、しっかり体を調えてね。それにしてもストラーニ公爵て、案外ダメ男なのね」
「そ、そんなことは!」
突然の叔母さまの暴言に、応接室にはわたしたちとエマしかいないというのに、周囲を確認してしまった。
「だってあの方もストレス源だったのでしょう? 自分で手紙にそう書いていたわよ。『大事な姪ご様に、申し訳ないことをした』って」
「というか公爵様、どうしてすべてタンビーニ家に報告をしているのでしょう?」
「うちが都での保護者だとの認識のようよ。もちろんお義兄さんのところにも、同じ報告をしているみたい」
「気を遣ってもらいすぎでは!?」
ランベルト様は冷淡で他人に興味がない人なのよね?
なのに、視線や口調を除けば、とても丁寧に対応してもらっている。
ふと、きのうの『一目惚れなどしていない』との言葉とは裏腹に、顔を真っ赤にさせているランベルト様のお姿が脳内によみがえった。
「あら? ミレーナちゃん。顔が赤いわよ?」
「そうですか?」
「あらあら?」と、にんまりするウルスラ叔母さま。「進展があったのかしら?」
なんて答えようか迷っている私をよそに、控えていたエマが、
「そうなんです!」と元気よく答えた。
「ミレーナ様も公爵様も恋愛初心者なので、使用人一同で応援することになっています」
「規模が大きくなっているわよ!?」
今朝はアランさんとエマのふたりではなかった!?
「楽しそうね!」とウルスラ叔母さま。「娘は領地に行ってしまったし、息子は婚約者と好きにラブラブしているし、私はヒマなのよね。ぜひ協力させてもらうわ」
「お願いします!」と答えるエマ。
なんだか勝手に話が進んでいる!
だけど、嬉しい気がする。
セストに騙されたとわかったときは、男性なんてこりごりと思った。
けれど陛下や使用人たち、さらにはウルスラ叔母さまにまで応援されているランベルト様は、きっと良い方なのだ。ちょっと会話と態度に難があるけれど、もう、それほど恐ろしくは感じない。
「素敵な良縁をいただいたと思います」
叔母さまにそう告げたとき、『失礼します』と執事長が顔を出した。
「ミレーナ様に旦那様よりお花が届いておりまして」
「お花!」
エマが、嬉しそうにガッツポーズをする。
「お部屋に飾り切れないのですが、床に足の踏み場がなくなるのと、他のお部屋に飾るのと、どちらがよろしいでしょうか」
「「「床……?」」」
私とエマ、叔母さまの声が重なる。
「はい」と真顔でうなずく執事長。「恐らくは都中の花を買い占めたか、都中の温室の花をすべて刈り取ったか、という量が届いております」
「っ!?」
どういうこと!?
唖然としていたら、ウルスラ叔母さまが声を上げて笑った。
「最高ね! ストラーニ公爵って、好きになった相手にはタガが外れてしまうタイプだったのね!」
「わたくしも存じませんでした」と執事長が答え、それから私に向かって微笑んだ。「ぜひとも旦那様をよろしくお願いします」
「は……い」
いや、でも!
でも!
私なんて、なんの取り柄もない落ちぶれ伯爵令嬢よ。
戸惑いしかないのですけど!?
ランベルト様が私に一目惚れしたというのは、本当なのだ。
でなければ、あの様子はおかしいもの。
自分に好意を寄せられる要素があるとは思えないけれど、嬉しくないことはない。
それに、望まれての結婚なら、嬉しい。
「よかったですねえ、ミレーナ様」
エマが私の支度をしながら、にこにこしている。
「無理やりの結婚かと思ったら、そうではなく。しかも誠実そうです」
「そうね」
「多少おかしなところはありますけど、あのぶんなら密かに愛人がいるとかもなさそうですし。きっと大切にしてもらえますよ」
「でも、どう接していいのかわからないわ」
「ミレーナ様も恋愛経験はゼロですものね」と、エマが微笑む。「任せてください。サポートしますから。アランさんと協力体制を敷くことが決定しております!」
「いつの間に!」
エマはふふふと楽しそうに笑いながら、仕入れたばかりの情報を教えてくれた。
ランベルト様は、『広場で凝視した女性』のことを持ち出されると、すぐに挙動不審になっている、とか。そのくせ頑なに『一目惚れではない』と言い張るとか。
「それとアランさんに訊かれたんですけど、ミレーナ様、広場以前に公爵様にお会いしたことはありますか?」
「ないわ」
「ですよね。私もそう答えたんですけど、本当にそうかミレーナ様に確認してくれって頼まれたんですよ」
「あれほど目立つお顔だもの。一度でも会っていれば、記憶に絶対に残るわ」
でも――。
広場のあの一瞬のできごとで一目惚れされたと考えるより、ほかの場所で出会って、と考えるほうが、無理がない気がする。
どこかで出会っているからこそ、広場で私を見かけて凝視した。
うん。確実にこちらのほうが自然だ。
ランベルト様を思い出せないのは申し訳ないけれど、記憶を掘り起こすよりも本人に尋ねるのが一番確実ね。
◇◇
「いや、他で君とは会ったことはない」
朝食の席でランベルト様に、初めてあった場所は広場以外にあるかを尋ねたら、ないと断言されてしまった。
相変わらず目がそらされているので、真意は読み取りにくく、本当なのかはわからない。
だけど嘘をつく必要もないと思う。
本当にただの(というのも、おこがましいけれど)一目惚れなのだろうか。
私なんて、とりたてて特徴はないのに。
もしかして、自分の綺麗な顔を見すぎてしまって、平凡な顔がお好みとか?
あとは近衛騎士様たちに頭を下げていた様子がよかったか、硬直した町娘さんを引っ張ったのがよかったか。
――いまいち好かれる行動とは思えないけれど、ランベルト様は少し変わり者みたいだし、そういうケースもあるのかもしれない。
まあ、いいわ。
嫌がられていないのは、嬉しいもの。
契約どおりに、きちんと寄り添える婚約者になれるよう、がんばらなくちゃ。
といっても、なにをがんばればいいのかわからない。
私のお腹を考慮してくれた、優しい味のポタージュをいただく。ランベルト様とは別メニューだ。
こんなに気を遣ってもらえていて、私にとって良いことばかり。いいのかしら。
――と。契約書のことを再び思い出した。
ランベルト様の手元を見る。
白い手袋をしている。女性嫌いで、私に触れたくないから食事中でも手袋をしているのだと考えていた。でも、ランベルト様が私を憎からず思っていてくれているのなら、おかしくないかしら。
ああ、でも、確か潔癖症という症状があるわね。
叔父が頻繁に手を拭いたり洗ったり、私たちに触れないようひどく気を付けたりしていたのだけど、お医者様によるとあれらの行動は潔癖症というものだったらしい。
ランベルト様もきっと、それなのだろう。精神的な負担が原因の症状だとお医者様が話していたから、触れないほうがいいかもしれない。
急いで知らなければならないことでは、ないものね。
◇◇
午後になると、ウルスラ叔母さまがやって来た。どうやらランベルト様が昨日のうちに私の状況をお伝えしたらしい。たくさんのお見舞いの品を持ち、そしてとんでもなく憤慨していた。
「セニーゼ侯爵夫人は、下位貴族の女性の中ではあまり評判はよくないの」
「きっと陛下も公爵様もご存じなかったのですね」
「そうね。でもまさか、公爵夫人になるミレーナちゃんを虐待するなんて思わなかったわ」
「他の教え子様を、公爵夫人にしたかったようですよ」
「どうだか」叔母さまは疑い深げな表情をした。「その『他』の子に頼まれたのではないかしらね。本当のこととは言えないから、隠しているだけで」
どうなのだろう。私には判断できるすべがない。
「まあ、その辺りはしっかりと調べるでしょう。ミレーナちゃんはまずは、しっかり体を調えてね。それにしてもストラーニ公爵て、案外ダメ男なのね」
「そ、そんなことは!」
突然の叔母さまの暴言に、応接室にはわたしたちとエマしかいないというのに、周囲を確認してしまった。
「だってあの方もストレス源だったのでしょう? 自分で手紙にそう書いていたわよ。『大事な姪ご様に、申し訳ないことをした』って」
「というか公爵様、どうしてすべてタンビーニ家に報告をしているのでしょう?」
「うちが都での保護者だとの認識のようよ。もちろんお義兄さんのところにも、同じ報告をしているみたい」
「気を遣ってもらいすぎでは!?」
ランベルト様は冷淡で他人に興味がない人なのよね?
なのに、視線や口調を除けば、とても丁寧に対応してもらっている。
ふと、きのうの『一目惚れなどしていない』との言葉とは裏腹に、顔を真っ赤にさせているランベルト様のお姿が脳内によみがえった。
「あら? ミレーナちゃん。顔が赤いわよ?」
「そうですか?」
「あらあら?」と、にんまりするウルスラ叔母さま。「進展があったのかしら?」
なんて答えようか迷っている私をよそに、控えていたエマが、
「そうなんです!」と元気よく答えた。
「ミレーナ様も公爵様も恋愛初心者なので、使用人一同で応援することになっています」
「規模が大きくなっているわよ!?」
今朝はアランさんとエマのふたりではなかった!?
「楽しそうね!」とウルスラ叔母さま。「娘は領地に行ってしまったし、息子は婚約者と好きにラブラブしているし、私はヒマなのよね。ぜひ協力させてもらうわ」
「お願いします!」と答えるエマ。
なんだか勝手に話が進んでいる!
だけど、嬉しい気がする。
セストに騙されたとわかったときは、男性なんてこりごりと思った。
けれど陛下や使用人たち、さらにはウルスラ叔母さまにまで応援されているランベルト様は、きっと良い方なのだ。ちょっと会話と態度に難があるけれど、もう、それほど恐ろしくは感じない。
「素敵な良縁をいただいたと思います」
叔母さまにそう告げたとき、『失礼します』と執事長が顔を出した。
「ミレーナ様に旦那様よりお花が届いておりまして」
「お花!」
エマが、嬉しそうにガッツポーズをする。
「お部屋に飾り切れないのですが、床に足の踏み場がなくなるのと、他のお部屋に飾るのと、どちらがよろしいでしょうか」
「「「床……?」」」
私とエマ、叔母さまの声が重なる。
「はい」と真顔でうなずく執事長。「恐らくは都中の花を買い占めたか、都中の温室の花をすべて刈り取ったか、という量が届いております」
「っ!?」
どういうこと!?
唖然としていたら、ウルスラ叔母さまが声を上げて笑った。
「最高ね! ストラーニ公爵って、好きになった相手にはタガが外れてしまうタイプだったのね!」
「わたくしも存じませんでした」と執事長が答え、それから私に向かって微笑んだ。「ぜひとも旦那様をよろしくお願いします」
「は……い」
いや、でも!
でも!
私なんて、なんの取り柄もない落ちぶれ伯爵令嬢よ。
戸惑いしかないのですけど!?
115
あなたにおすすめの小説
【完結】余命三年ですが、怖いと評判の宰相様と契約結婚します
佐倉えび
恋愛
断罪→偽装結婚(離婚)→契約結婚
不遇の人生を繰り返してきた令嬢の物語。
私はきっとまた、二十歳を越えられないーー
一周目、王立学園にて、第二王子ヴィヴィアン殿下の婚約者である公爵令嬢マイナに罪を被せたという、身に覚えのない罪で断罪され、修道院へ。
二周目、学園卒業後、夜会で助けてくれた公爵令息レイと結婚するも「あなたを愛することはない」と初夜を拒否された偽装結婚だった。後に離婚。
三周目、学園への入学は回避。しかし評判の悪い王太子の妾にされる。その後、下賜されることになったが、手渡された契約書を見て、契約結婚だと理解する。そうして、怖いと評判の宰相との結婚生活が始まったのだが――?
*ムーンライトノベルズにも掲載
婚約破棄を望む伯爵令嬢と逃がしたくない宰相閣下との攻防戦~最短で破棄したいので、悪役令嬢乗っ取ります~
甘寧
恋愛
この世界が前世で読んだ事のある小説『恋の花紡』だと気付いたリリー・エーヴェルト。
その瞬間から婚約破棄を望んでいるが、宰相を務める美麗秀麗な婚約者ルーファス・クライナートはそれを受け入れてくれない。
そんな折、気がついた。
「悪役令嬢になればいいじゃない?」
悪役令嬢になれば断罪は必然だが、幸運な事に原作では処刑されない事になってる。
貴族社会に思い残すことも無いし、断罪後は僻地でのんびり暮らすのもよかろう。
よしっ、悪役令嬢乗っ取ろう。
これで万事解決。
……て思ってたのに、あれ?何で貴方が断罪されてるの?
※全12話で完結です。
【完結】 「運命の番」探し中の狼皇帝がなぜか、男装中の私をそばに置きたがります
廻り
恋愛
羊獣人の伯爵令嬢リーゼル18歳には、双子の兄がいた。
二人が成人を迎えた誕生日の翌日、その兄が突如、行方不明に。
リーゼルはやむを得ず兄のふりをして、皇宮の官吏となる。
叙任式をきっかけに、リーゼルは皇帝陛下の目にとまり、彼の侍従となるが。
皇帝ディートリヒは、リーゼルに対する重大な悩みを抱えているようで。
働かないつもりでしたのに、気づけば全部うまくいっていました ――自由に生きる貴族夫人と溺愛旦那様』
鷹 綾
恋愛
前世では、仕事に追われるだけの人生を送り、恋も自由も知らないまま終わった私。
だからこそ転生後に誓った――
「今度こそ、働かずに優雅に生きる!」 と。
気づけば貴族夫人、しかも結婚相手は冷静沈着な名門貴族リチャード様。
「君は何もしなくていい。自由に過ごしてくれ」
――理想的すぎる条件に、これは勝ち確人生だと思ったのに。
なぜか気づけば、
・屋敷の管理を改善して使用人の待遇が激変
・夫の仕事を手伝ったら経理改革が大成功
・興味本位で教えた簿記と珠算が商業界に革命を起こす
・商人ギルドの顧問にまで祭り上げられる始末
「あれ? 私、働かない予定でしたよね???」
自分から出世街道を爆走するつもりはなかったはずなのに、
“やりたいことをやっていただけ”で、世界のほうが勝手に変わっていく。
一方、そんな彼女を静かに見守り続けていた夫・リチャードは、
実は昔から彼女を想い続けていた溺愛系旦那様で――。
「君が選ぶなら、私はずっとそばにいる」
働かないつもりだった貴族夫人が、
自由・仕事・愛情のすべてを“自分で選ぶ”人生に辿り着く物語。
これは、
何もしないはずだったのに、幸せだけは全部手に入れてしまった女性の物語。
冷徹宰相様の嫁探し
菱沼あゆ
ファンタジー
あまり裕福でない公爵家の次女、マレーヌは、ある日突然、第一王子エヴァンの正妃となるよう、申し渡される。
その知らせを持って来たのは、若き宰相アルベルトだったが。
マレーヌは思う。
いやいやいやっ。
私が好きなのは、王子様じゃなくてあなたの方なんですけど~っ!?
実家が無害そう、という理由で王子の妃に選ばれたマレーヌと、冷徹宰相の恋物語。
(「小説家になろう」でも公開しています)
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
キズモノ転生令嬢は趣味を活かして幸せともふもふを手に入れる
藤 ゆみ子
恋愛
セレーナ・カーソンは前世、心臓が弱く手術と入退院を繰り返していた。
将来は好きな人と結婚して幸せな家庭を築きたい。そんな夢を持っていたが、胸元に大きな手術痕のある自分には無理だと諦めていた。
入院中、暇潰しのために始めた刺繍が唯一の楽しみだったが、その後十八歳で亡くなってしまう。
セレーナが八歳で前世の記憶を思い出したのは、前世と同じように胸元に大きな傷ができたときだった。
家族から虐げられ、キズモノになり、全てを諦めかけていたが、十八歳を過ぎた時家を出ることを決意する。
得意な裁縫を活かし、仕事をみつけるが、そこは秘密を抱えたもふもふたちの住みかだった。
【完結】呪いのせいで無言になったら、冷たかった婚約者が溺愛モードになりました。
里海慧
恋愛
わたくしが愛してやまない婚約者ライオネル様は、どうやらわたくしを嫌っているようだ。
でもそんなクールなライオネル様も素敵ですわ——!!
超前向きすぎる伯爵令嬢ハーミリアには、ハイスペイケメンの婚約者ライオネルがいる。
しかしライオネルはいつもハーミリアにはそっけなく冷たい態度だった。
ところがある日、突然ハーミリアの歯が強烈に痛み口も聞けなくなってしまった。
いつもなら一方的に話しかけるのに、無言のまま過ごしていると婚約者の様子がおかしくなり——?
明るく楽しいラブコメ風です!
頭を空っぽにして、ゆるい感じで読んでいただけると嬉しいです★
※激甘注意 お砂糖吐きたい人だけ呼んでください。
※2022.12.13 女性向けHOTランキング1位になりました!!
みなさまの応援のおかげです。本当にありがとうございます(*´꒳`*)
※タイトル変更しました。
旧タイトル『歯が痛すぎて無言になったら、冷たかった婚約者が溺愛モードになった件』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる