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エピローグ・結婚式にて
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「『氷結王子』の通称がまさか事実を示していたなんて、驚きですわ」
私を扇で仰いでいるジャンヌ様は、『ですわよね』と私の化粧をほどこしているドゥアリー伯爵夫人に同意を求める。
でも、そうなのだ。あのあだ名は元々は、王子だったランベルト様にかけられた魔法のことを指していたらしい。
魔法のことは徹底的に秘匿されたそうだけど、やはり人の口に戸は立てられなかったようだ。しかも正確に事件を知らない一部の者が言い出したことだとか。
「魔女の怒りを買っても態度を変えないような方ならば、私風情ががんばってもどうにもならなかったのだわ」とジャンヌ様。
そんな彼女に、
「ちょっと黙っていてください。気が散ります」と、つれない返事をするドゥアリー伯爵夫人。
「あら、失礼しましたわ」
ジャンヌ様は鼻をツンと天に向けてそっぽを向く。
隣国に嫁ぎにいった彼女だったけれど、結婚は中止になった。
お相手様がジャンヌ様に求婚しておきながら、別の女性との間に子供をもうけたらしい。奥様を亡くしたばかりだったはずなのに……。そしてお相手様はその方と結婚すると言うので、ジャンヌ様は帰ってきたのだ。
「男運がなさすぎて、悲しくなりますわ」とジャンヌ様。
「あら、あなたにはステファン・ティンバーがいるではありませんか」とドゥアリー伯爵夫人が手を止めて指摘する。
と、真っ赤になるジャンヌ様。
「あれは兄のようなものですもの!」
「でも振り向いてもらえるように口説きまくっていると本人が言ってましたよ?」
と、私がたまらず口を挟むとドゥアリー伯爵夫人ににらまれた。
「お化粧が終わるまで喋らないでとお願いしましたよね? 結婚式に失敗した化粧で臨みたいのですか?」
「ごめんなさい、イヤです」
「あの方なら、『どんな顔でもミレーナは可愛い』とのろけるでしょうけどね」とウルスラ叔母さまが言って、私以外のみんなが笑った。
そしてジャンヌ様はさりげなく話題を変えてしまう。むむ。もっとステファンさんとのお話を聞きたかったのに。仕方ないわ、後日ね。
今日はこれからランベルト様と私の結婚式だ。この日のためにたくさん準備をしてきた。けれど、なんというか実感がない。ふわふわとした気分で夢の中にいるみたいだ。
だってあんな素晴らしいひとの妻に私がなるなんて。
こんな幸せなことがある?
財産を奪われ落ちぶれて、婚約者にも捨てられたみじめな令嬢だったはずなのに。
そういえば、私を捨てたセストからもお祝いのメッセージが届いていた。それには近況も書かれていたのだけど、彼の元妻ナタリアさんは獄中で無事に女の子を産んだそうだ。
二度と彼に関わるつもりはないけれど、平穏に生きてくれたらいいなと願っている。前伯爵の事故は推察どおりにザネッラの仕組んだものだった。彼は私を苦しめた以上の辛さを味わっていると思うのだ。
「よし、できたわ」と、ドゥアリー伯爵夫人が、ほっと息をつく。
エマが私の顔をのぞきこみ、
「素晴らしいです!」と感嘆の声をあげた。「ミレーナ様の愛らしさを残しつつ、公式の場にふさわしい気高くも優しく見えるお化粧! このテクニックを私も早く修得しなくては!」
「精進なさい」と、諭すドゥアリー伯爵夫人。
教会に用意された花嫁の控室には、私の大切なひとたちが全員集合して支度を手伝ってくれている。
嬉しいし、ありがたいことだ。きっと天国にいるお母様もこの光景を喜んでくれているだろう。
「終わったの?」
そう言ってノエルとお父様が部屋に入ってきた。
お父様は結婚式に参列するために、数日前に都に到着したばかりだ。すっかり健康体になり、今は領主としてのお仕事を日々がんばっている。
一旦は取り返せると思われたオレフィーノ家の財産は、戻ってこなかった。ランベルト様が支援を申し出てくれたのだけど、お父様は娘の夫にそんな負担はさせられないと言った。その代わり融資をお願いして、お借りしたお金で財政の立て直しに奮闘している。
そのせいか、以前にくらべて頼もしくなったような気がする。
「ミレーナ、美しいなあ。こんな日を迎えられて、胸がいっぱいだよ」と言って豪快に泣くお父様。
やっぱり、あまり頼もしくないかもしれない。
「まったく、父上は姉上に弱いんだから」とノエルが肩をすくめる。「黙ってたけど、姉上が領地を出てから日に五度は、『ミレーナは大丈夫かな。いじめられていないか、辛い思いをしていないか』って、毎日うじうじ心配していたんだよ。参っちゃうよ」
「ノエルだって!」とお父様が息子をひじでつつく。
どちらが親なのかしら。
でも、このふたりと共に暮らすことはもうないと思うと、淋しくなってしまう。
「男二人所帯で大丈夫?」と、ウルスラ叔母さまが笑いながら尋ねた。
「いや、ノエルは都に残ることになりそうで」と答えるお父様。
「そうなの?」
と、ノエルに水を向けると彼は顔を赤らめた。
「シャルロット殿下がだいぶノエルに執心みたいでね」とお父様が困ったような顔で笑う。「あんなに泣きそうな顔で懇願されたら、連れて帰れないさ」
「これは極秘情報ですが、陛下御夫妻は婚約の準備に入っているとかいないとか」と神妙な表情でドゥアリー夫人が教えてくれる。
「ぼ、僕はただの伯爵令息だから、お姫様の降嫁先にはふさわしくないと思う」
頬を赤く染めてそう言うノエルは、少しばかり悲しそうだ。どうやらシャルロット様のことは満更でもないみたい。
だったらきっと、問題ないだろうな。陛下ご夫妻はシャルロット様に甘いもの。
体が弱かったシャルロット様。だけど今はかなり良くなっている。魔女様が魔女にだけ伝わる、あらゆる病に効くという秘薬をくださったのだ。
そのきっかけは私の歌だ。魔女様とシャルロット様は、どこが素晴らしいかで意気投合したらしい。それにシャルロット様が描くスケッチも魔女様は気に入ったみたいだ。
魔女様は定期的に遊びに来て私の歌を聴き、シャルロット様の作品をもらって帰っていく
コンコンと扉がノックされた。
音に続いて現れた教会の関係者様が、
「準備が終了したようでしたら、ご移動をお願いします」と告げた。
◇◇
聖堂は窓から差し込む光で、きらきらと輝いている。まるでおとぎ話の世界みたいだ。
その中をお父様と腕を組み、参列席のあいだを進む。
私たちの先には、すべてを凍り付かせようとしているかのような目をしたランベルト様が、立っている。
近衛騎士団長の正装をしたランベルト様は普段の百倍くらい、凛々しく美しい。
あんなに素敵でかっこいい人なのに、初めて会った日は私に緊張して早足だったのだわ。
そう思って、顔がほころぶ。
嫌われていると落ち込んでいた日が嘘のようだ。
彼の元に到着して、腕を組む相手がお父様からランベルト様に変わる。
――のだが、彼はなかなか動かない。
もしかして、また緊張しているのかしら?
『ランベルト様』と呼びかけようとしたとき、彼は長く息を吐いた。
「なんて美しいのだ!」
ランベルト様は声をひそめたつもりのようだけど、通りのよい声は参列者のもとに届いたらしい。
くっと笑いをこらえる声があちこちから聞こえてきた。
「ミレーナ、君は天使のようだ!」
ランベルト様はこれを本心から言っているのだもの。恥ずかしくなってしまう。自分のほうがよっぽど天使のようなお顔をしているのに。
でもランベルト様はうっとりとして私をみつめている。
コホン、とどこからか咳払いが聞こえてきた。きっと『早くしなさい』とランベルト様を促すものだわ。
ランベルト様は咳払いに我に返ったような表情をした。
そして、
「ミレーナ」と私の名前呼んで、神々しいまでの笑顔を浮かべた。「この日を迎えられて、どれほど幸せなことか」
私の手をランベルトさまが手袋をしていない手でとり、キスをする。
彼の手も唇も温かい。
「私も幸せです。ランベルト様」
ランベルト様は笑みをたたえたままもう一度私の手にキスをすると、足を進めた。
ふたりで歩みをそろえて、挙式を司る神父様のもとに向かう。
と、神父様の後方上空に、ほうきに横座りした魔女様が現れた。
「ミレーナ! お祝いに来たわよ――!!」
そう叫んで彼女は手にしていた小枝を大きく振り回した。
聖堂の中を、たくさんの星が流れていく。
「きれいでしょう!」と、満足げな魔女様。
「魔女様、まだ式の途中です」
「あら? そうなの?」
魔女様は目を見張ると、ほうきごとゆっくり降りてきた。ランベルト様の真正面までくると、顔をしかめて、
「あなた、ちょっとトロイんじゃない? ミレーナを待たせないでよ!」と怒る。
「あまりの美しさにみとれていたもので」と真顔で答えるランベルト様。
だから、それは恥ずかしというのに!
「そう。ならいいわ」とツッコむことなく笑顔になる魔女様。でもすぐに怖い顔をして、「もしミレーナを不幸にしたら、私があなたを氷像にしてしまうから、覚悟なさいね!」と脅した。
それは困る!
「なんどでも私が魔法をときますわ!」
高らかに宣言すると、ランベルト様は私を抱き寄せ、
「二度と氷像になることはないが、君に真実の愛が尽きないと言われるのは、嬉しすぎるな!」と喜んだのだった。
《おしまい》
私を扇で仰いでいるジャンヌ様は、『ですわよね』と私の化粧をほどこしているドゥアリー伯爵夫人に同意を求める。
でも、そうなのだ。あのあだ名は元々は、王子だったランベルト様にかけられた魔法のことを指していたらしい。
魔法のことは徹底的に秘匿されたそうだけど、やはり人の口に戸は立てられなかったようだ。しかも正確に事件を知らない一部の者が言い出したことだとか。
「魔女の怒りを買っても態度を変えないような方ならば、私風情ががんばってもどうにもならなかったのだわ」とジャンヌ様。
そんな彼女に、
「ちょっと黙っていてください。気が散ります」と、つれない返事をするドゥアリー伯爵夫人。
「あら、失礼しましたわ」
ジャンヌ様は鼻をツンと天に向けてそっぽを向く。
隣国に嫁ぎにいった彼女だったけれど、結婚は中止になった。
お相手様がジャンヌ様に求婚しておきながら、別の女性との間に子供をもうけたらしい。奥様を亡くしたばかりだったはずなのに……。そしてお相手様はその方と結婚すると言うので、ジャンヌ様は帰ってきたのだ。
「男運がなさすぎて、悲しくなりますわ」とジャンヌ様。
「あら、あなたにはステファン・ティンバーがいるではありませんか」とドゥアリー伯爵夫人が手を止めて指摘する。
と、真っ赤になるジャンヌ様。
「あれは兄のようなものですもの!」
「でも振り向いてもらえるように口説きまくっていると本人が言ってましたよ?」
と、私がたまらず口を挟むとドゥアリー伯爵夫人ににらまれた。
「お化粧が終わるまで喋らないでとお願いしましたよね? 結婚式に失敗した化粧で臨みたいのですか?」
「ごめんなさい、イヤです」
「あの方なら、『どんな顔でもミレーナは可愛い』とのろけるでしょうけどね」とウルスラ叔母さまが言って、私以外のみんなが笑った。
そしてジャンヌ様はさりげなく話題を変えてしまう。むむ。もっとステファンさんとのお話を聞きたかったのに。仕方ないわ、後日ね。
今日はこれからランベルト様と私の結婚式だ。この日のためにたくさん準備をしてきた。けれど、なんというか実感がない。ふわふわとした気分で夢の中にいるみたいだ。
だってあんな素晴らしいひとの妻に私がなるなんて。
こんな幸せなことがある?
財産を奪われ落ちぶれて、婚約者にも捨てられたみじめな令嬢だったはずなのに。
そういえば、私を捨てたセストからもお祝いのメッセージが届いていた。それには近況も書かれていたのだけど、彼の元妻ナタリアさんは獄中で無事に女の子を産んだそうだ。
二度と彼に関わるつもりはないけれど、平穏に生きてくれたらいいなと願っている。前伯爵の事故は推察どおりにザネッラの仕組んだものだった。彼は私を苦しめた以上の辛さを味わっていると思うのだ。
「よし、できたわ」と、ドゥアリー伯爵夫人が、ほっと息をつく。
エマが私の顔をのぞきこみ、
「素晴らしいです!」と感嘆の声をあげた。「ミレーナ様の愛らしさを残しつつ、公式の場にふさわしい気高くも優しく見えるお化粧! このテクニックを私も早く修得しなくては!」
「精進なさい」と、諭すドゥアリー伯爵夫人。
教会に用意された花嫁の控室には、私の大切なひとたちが全員集合して支度を手伝ってくれている。
嬉しいし、ありがたいことだ。きっと天国にいるお母様もこの光景を喜んでくれているだろう。
「終わったの?」
そう言ってノエルとお父様が部屋に入ってきた。
お父様は結婚式に参列するために、数日前に都に到着したばかりだ。すっかり健康体になり、今は領主としてのお仕事を日々がんばっている。
一旦は取り返せると思われたオレフィーノ家の財産は、戻ってこなかった。ランベルト様が支援を申し出てくれたのだけど、お父様は娘の夫にそんな負担はさせられないと言った。その代わり融資をお願いして、お借りしたお金で財政の立て直しに奮闘している。
そのせいか、以前にくらべて頼もしくなったような気がする。
「ミレーナ、美しいなあ。こんな日を迎えられて、胸がいっぱいだよ」と言って豪快に泣くお父様。
やっぱり、あまり頼もしくないかもしれない。
「まったく、父上は姉上に弱いんだから」とノエルが肩をすくめる。「黙ってたけど、姉上が領地を出てから日に五度は、『ミレーナは大丈夫かな。いじめられていないか、辛い思いをしていないか』って、毎日うじうじ心配していたんだよ。参っちゃうよ」
「ノエルだって!」とお父様が息子をひじでつつく。
どちらが親なのかしら。
でも、このふたりと共に暮らすことはもうないと思うと、淋しくなってしまう。
「男二人所帯で大丈夫?」と、ウルスラ叔母さまが笑いながら尋ねた。
「いや、ノエルは都に残ることになりそうで」と答えるお父様。
「そうなの?」
と、ノエルに水を向けると彼は顔を赤らめた。
「シャルロット殿下がだいぶノエルに執心みたいでね」とお父様が困ったような顔で笑う。「あんなに泣きそうな顔で懇願されたら、連れて帰れないさ」
「これは極秘情報ですが、陛下御夫妻は婚約の準備に入っているとかいないとか」と神妙な表情でドゥアリー夫人が教えてくれる。
「ぼ、僕はただの伯爵令息だから、お姫様の降嫁先にはふさわしくないと思う」
頬を赤く染めてそう言うノエルは、少しばかり悲しそうだ。どうやらシャルロット様のことは満更でもないみたい。
だったらきっと、問題ないだろうな。陛下ご夫妻はシャルロット様に甘いもの。
体が弱かったシャルロット様。だけど今はかなり良くなっている。魔女様が魔女にだけ伝わる、あらゆる病に効くという秘薬をくださったのだ。
そのきっかけは私の歌だ。魔女様とシャルロット様は、どこが素晴らしいかで意気投合したらしい。それにシャルロット様が描くスケッチも魔女様は気に入ったみたいだ。
魔女様は定期的に遊びに来て私の歌を聴き、シャルロット様の作品をもらって帰っていく
コンコンと扉がノックされた。
音に続いて現れた教会の関係者様が、
「準備が終了したようでしたら、ご移動をお願いします」と告げた。
◇◇
聖堂は窓から差し込む光で、きらきらと輝いている。まるでおとぎ話の世界みたいだ。
その中をお父様と腕を組み、参列席のあいだを進む。
私たちの先には、すべてを凍り付かせようとしているかのような目をしたランベルト様が、立っている。
近衛騎士団長の正装をしたランベルト様は普段の百倍くらい、凛々しく美しい。
あんなに素敵でかっこいい人なのに、初めて会った日は私に緊張して早足だったのだわ。
そう思って、顔がほころぶ。
嫌われていると落ち込んでいた日が嘘のようだ。
彼の元に到着して、腕を組む相手がお父様からランベルト様に変わる。
――のだが、彼はなかなか動かない。
もしかして、また緊張しているのかしら?
『ランベルト様』と呼びかけようとしたとき、彼は長く息を吐いた。
「なんて美しいのだ!」
ランベルト様は声をひそめたつもりのようだけど、通りのよい声は参列者のもとに届いたらしい。
くっと笑いをこらえる声があちこちから聞こえてきた。
「ミレーナ、君は天使のようだ!」
ランベルト様はこれを本心から言っているのだもの。恥ずかしくなってしまう。自分のほうがよっぽど天使のようなお顔をしているのに。
でもランベルト様はうっとりとして私をみつめている。
コホン、とどこからか咳払いが聞こえてきた。きっと『早くしなさい』とランベルト様を促すものだわ。
ランベルト様は咳払いに我に返ったような表情をした。
そして、
「ミレーナ」と私の名前呼んで、神々しいまでの笑顔を浮かべた。「この日を迎えられて、どれほど幸せなことか」
私の手をランベルトさまが手袋をしていない手でとり、キスをする。
彼の手も唇も温かい。
「私も幸せです。ランベルト様」
ランベルト様は笑みをたたえたままもう一度私の手にキスをすると、足を進めた。
ふたりで歩みをそろえて、挙式を司る神父様のもとに向かう。
と、神父様の後方上空に、ほうきに横座りした魔女様が現れた。
「ミレーナ! お祝いに来たわよ――!!」
そう叫んで彼女は手にしていた小枝を大きく振り回した。
聖堂の中を、たくさんの星が流れていく。
「きれいでしょう!」と、満足げな魔女様。
「魔女様、まだ式の途中です」
「あら? そうなの?」
魔女様は目を見張ると、ほうきごとゆっくり降りてきた。ランベルト様の真正面までくると、顔をしかめて、
「あなた、ちょっとトロイんじゃない? ミレーナを待たせないでよ!」と怒る。
「あまりの美しさにみとれていたもので」と真顔で答えるランベルト様。
だから、それは恥ずかしというのに!
「そう。ならいいわ」とツッコむことなく笑顔になる魔女様。でもすぐに怖い顔をして、「もしミレーナを不幸にしたら、私があなたを氷像にしてしまうから、覚悟なさいね!」と脅した。
それは困る!
「なんどでも私が魔法をときますわ!」
高らかに宣言すると、ランベルト様は私を抱き寄せ、
「二度と氷像になることはないが、君に真実の愛が尽きないと言われるのは、嬉しすぎるな!」と喜んだのだった。
《おしまい》
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