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第九章 聖地イエルザム
もやもやする気持ち
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「……あ、アレクとリィカだ」
「そうですね。……何やってるんですかね」
暁斗とユーリが、アレクとリィカを見かけて、つぶやいた。
二人はベンチにくっついて座っている。
お互いに手を取り合ってイチャついている……ようにしか見えないが。
「魔力付与……してるよね? それもアレクが」
「ええ。デートしてる最中にまで、何をやっているんでしょうね」
暁斗が不思議そうにして、ユーリは呆れていた。
アレクはリィカと一緒にデートで出かけて、泰基とバルは剣を見るために出かけた。
残った暁斗とユーリは、別に用事があるわけでもないが、一日大人しくしているのも性に合わない。
なので、こうして一緒に外に出て、街をブラブラ歩いていたら、二人を見かけた、というわけだった。
二人の邪魔をするつもりはないユーリが、暁斗を促し、その場を離れる。
素直に従った暁斗だが、それでも気になった。
「リィカ、楽しそうだったな……」
ポツリと、言葉が零れ出た。
「アキト、あなたはリィカをどう思っているんですか?」
「え?」
ユーリに唐突に聞かれて、暁斗は目を瞬かせた。
「タイキさんから聞きました。アキトのお母様とリィカが似ていると。でも、アキトはお母様を知らないのでしょう? アキトがリィカに持つ感情は、何なのですか?」
「………………」
暁斗はユーリから視線を逸らす。
逸らせながら、ポツポツと内心を語った。
「オレもよく分かんないんだよね。母さんってこんな人かなと思う。甘えたいなって思う。父さんに、母さんと似てるって言われて驚いた」
暁斗の脳裏に、リィカが貴族の男性に強姦されそうになった時の、虚ろな目をしたリィカの姿が蘇る。
そして、つい先ほど見た、アレクと一緒にいる、リィカの幸せそうな姿。
「――守りたいなって思う。オレの勇者って肩書きが役に立つ、って分かったから。アレクとリィカは、お似合いだと思う。リィカには笑ってて欲しい。オレもリィカを守りたい。……アレクよりも、オレを頼ってくれたら嬉しいなって思う」
「……………………アキト……」
暁斗のまとまりのない話を、ユーリは黙って聞いていた。
そして、長い間を置いて、呼びかけてきたユーリの声は低かった。
「二人をお似合いだと思うなら、邪魔しないで下さいね。リィカは、アレクにだけ甘えていればいいんですから」
ユーリの目は据わっていた。
そんなユーリの様子を、暁斗は不満に思う。
「邪魔する気も、アレクから取る気もないけど。アレクが一人占めしなくたっていいじゃん」
「駄目です」
「なんで!?」
ユーリにズバッと断ち切られて、暁斗は叫んだ。
※ ※ ※
その日の夜。
教会に戻ってきた一行は、食事をしながら明日の予定を確認していた。
「じゃあ、明日朝一番でその鍛冶士のところに行ってから、出発だな」
アレクが確認すると、泰基は一言謝った。
「悪いな」
「何がだ?」
だが、アレクは不思議そうにするだけだった。
食事を終えた一行の元に、イグナシオが訪れた。
泰基が紹介状の礼を伝えて、ついでに鍛冶士と会った時の様子を話をすると、イグナシオは苦笑を浮かべた。
「プライドの高い爺さんなんですよ。気に入らなきゃ、相手が誰だろうと剣は作らない。その選り好みさえなければ、もっと有名になっていると思うんですけどね」
つまるところ、泰基はあの老人の眼鏡にかなった、ということだろう。
喜んでいいのかどうかは、微妙だった。
それから、お礼を用意してあるから、と言って、別室に案内される。
そこにあったのは、日持ちする数々の食料品。
そして、衣類だ。
「ユーリッヒ様、こちらを。申し訳ありませんが、用意できたのは一本だけでした」
イグナシオがユーリに手渡ししていたのは、マジックポーションだ。
ユーリが礼を伝えている。
イグナシオが退室してから、リィカがユーリに声をかけた。
「マジックポーション、頼んでたの?」
「頼んだ、というか、お礼に何か欲しいものはないかを聞かれたので、そう答えたんです」
「え? 聞かれたの?」
リィカは、何も聞かれていない。
お礼だと言われて、いきなり服を渡されたのだ。
「リィカの場合は、先方が決めてしまったみたいだからな」
アレクが話に割って入ると、リィカを見る。
リィカは、まだもらったワンピースを着たままだ。
「そんなジロジロ見ないでよ。散々見たでしょ?」
「どれだけ見ても、飽きない」
照れもせずに、真顔で言われて、恥ずかしかった。
「……アレクは、何をお願いしたの?」
話題を変えようと、元の話に戻せば、アレクは微妙に視線を逸らせた。
「……何も浮かばなかった。それで、今後何が必要になるか、と考えて、用意してもらったのが、秋物や冬物の旅の衣類。アイテムボックスがあるから、邪魔にならないからな」
つまりは、置いてある衣類は、アレクが頼んだ物らしい。
どこからどう見ても、一行の全員分ある。
食料は、妙に量は多いものの、果物や魚介類をお裾分けしたお返しらしい。
果物はともかく、魚介類の新鮮な物はなかなか手に入らないからと、大変喜ばれたのだ。
「暁斗とバルは?」
リィカが、何を頼んだのかと思って聞いたが、二人とも困った顔をしただけだ。
「えっと、何も……」
「欲しいものって言われてもな……」
要するに、何も思い浮かばなかったらしい。
量が多い食料は、もしかしたらその分も含まれているのかもしれない。
用意されていたそれらを、次々アイテムボックスに収納しながら、リィカは思う。
これで、明日出発時には荷物を持たずに出発するのだ。
どう思われるのだろうか。
リィカの疑問に、一行が「あ」と言いたげな顔を浮かべた。
何も考えていなかったらしい。
「……何か聞かれたら、秘密で押し通すさ」
結局、アレクのその言葉に、皆が頷いた。
※ ※ ※
自分の物をアイテムボックスに入れながら、暁斗はリィカに目を向ける。
正確には、リィカの左手だ。
その薬指に、指輪がはめられている。
今度はアレクの左手にも目を向ける。
やはり、薬指に指輪があった。
なぜか、もやもやした。
「そうですね。……何やってるんですかね」
暁斗とユーリが、アレクとリィカを見かけて、つぶやいた。
二人はベンチにくっついて座っている。
お互いに手を取り合ってイチャついている……ようにしか見えないが。
「魔力付与……してるよね? それもアレクが」
「ええ。デートしてる最中にまで、何をやっているんでしょうね」
暁斗が不思議そうにして、ユーリは呆れていた。
アレクはリィカと一緒にデートで出かけて、泰基とバルは剣を見るために出かけた。
残った暁斗とユーリは、別に用事があるわけでもないが、一日大人しくしているのも性に合わない。
なので、こうして一緒に外に出て、街をブラブラ歩いていたら、二人を見かけた、というわけだった。
二人の邪魔をするつもりはないユーリが、暁斗を促し、その場を離れる。
素直に従った暁斗だが、それでも気になった。
「リィカ、楽しそうだったな……」
ポツリと、言葉が零れ出た。
「アキト、あなたはリィカをどう思っているんですか?」
「え?」
ユーリに唐突に聞かれて、暁斗は目を瞬かせた。
「タイキさんから聞きました。アキトのお母様とリィカが似ていると。でも、アキトはお母様を知らないのでしょう? アキトがリィカに持つ感情は、何なのですか?」
「………………」
暁斗はユーリから視線を逸らす。
逸らせながら、ポツポツと内心を語った。
「オレもよく分かんないんだよね。母さんってこんな人かなと思う。甘えたいなって思う。父さんに、母さんと似てるって言われて驚いた」
暁斗の脳裏に、リィカが貴族の男性に強姦されそうになった時の、虚ろな目をしたリィカの姿が蘇る。
そして、つい先ほど見た、アレクと一緒にいる、リィカの幸せそうな姿。
「――守りたいなって思う。オレの勇者って肩書きが役に立つ、って分かったから。アレクとリィカは、お似合いだと思う。リィカには笑ってて欲しい。オレもリィカを守りたい。……アレクよりも、オレを頼ってくれたら嬉しいなって思う」
「……………………アキト……」
暁斗のまとまりのない話を、ユーリは黙って聞いていた。
そして、長い間を置いて、呼びかけてきたユーリの声は低かった。
「二人をお似合いだと思うなら、邪魔しないで下さいね。リィカは、アレクにだけ甘えていればいいんですから」
ユーリの目は据わっていた。
そんなユーリの様子を、暁斗は不満に思う。
「邪魔する気も、アレクから取る気もないけど。アレクが一人占めしなくたっていいじゃん」
「駄目です」
「なんで!?」
ユーリにズバッと断ち切られて、暁斗は叫んだ。
※ ※ ※
その日の夜。
教会に戻ってきた一行は、食事をしながら明日の予定を確認していた。
「じゃあ、明日朝一番でその鍛冶士のところに行ってから、出発だな」
アレクが確認すると、泰基は一言謝った。
「悪いな」
「何がだ?」
だが、アレクは不思議そうにするだけだった。
食事を終えた一行の元に、イグナシオが訪れた。
泰基が紹介状の礼を伝えて、ついでに鍛冶士と会った時の様子を話をすると、イグナシオは苦笑を浮かべた。
「プライドの高い爺さんなんですよ。気に入らなきゃ、相手が誰だろうと剣は作らない。その選り好みさえなければ、もっと有名になっていると思うんですけどね」
つまるところ、泰基はあの老人の眼鏡にかなった、ということだろう。
喜んでいいのかどうかは、微妙だった。
それから、お礼を用意してあるから、と言って、別室に案内される。
そこにあったのは、日持ちする数々の食料品。
そして、衣類だ。
「ユーリッヒ様、こちらを。申し訳ありませんが、用意できたのは一本だけでした」
イグナシオがユーリに手渡ししていたのは、マジックポーションだ。
ユーリが礼を伝えている。
イグナシオが退室してから、リィカがユーリに声をかけた。
「マジックポーション、頼んでたの?」
「頼んだ、というか、お礼に何か欲しいものはないかを聞かれたので、そう答えたんです」
「え? 聞かれたの?」
リィカは、何も聞かれていない。
お礼だと言われて、いきなり服を渡されたのだ。
「リィカの場合は、先方が決めてしまったみたいだからな」
アレクが話に割って入ると、リィカを見る。
リィカは、まだもらったワンピースを着たままだ。
「そんなジロジロ見ないでよ。散々見たでしょ?」
「どれだけ見ても、飽きない」
照れもせずに、真顔で言われて、恥ずかしかった。
「……アレクは、何をお願いしたの?」
話題を変えようと、元の話に戻せば、アレクは微妙に視線を逸らせた。
「……何も浮かばなかった。それで、今後何が必要になるか、と考えて、用意してもらったのが、秋物や冬物の旅の衣類。アイテムボックスがあるから、邪魔にならないからな」
つまりは、置いてある衣類は、アレクが頼んだ物らしい。
どこからどう見ても、一行の全員分ある。
食料は、妙に量は多いものの、果物や魚介類をお裾分けしたお返しらしい。
果物はともかく、魚介類の新鮮な物はなかなか手に入らないからと、大変喜ばれたのだ。
「暁斗とバルは?」
リィカが、何を頼んだのかと思って聞いたが、二人とも困った顔をしただけだ。
「えっと、何も……」
「欲しいものって言われてもな……」
要するに、何も思い浮かばなかったらしい。
量が多い食料は、もしかしたらその分も含まれているのかもしれない。
用意されていたそれらを、次々アイテムボックスに収納しながら、リィカは思う。
これで、明日出発時には荷物を持たずに出発するのだ。
どう思われるのだろうか。
リィカの疑問に、一行が「あ」と言いたげな顔を浮かべた。
何も考えていなかったらしい。
「……何か聞かれたら、秘密で押し通すさ」
結局、アレクのその言葉に、皆が頷いた。
※ ※ ※
自分の物をアイテムボックスに入れながら、暁斗はリィカに目を向ける。
正確には、リィカの左手だ。
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第4章 火山のドラゴン編 が終了しました。
第5章 闇の遺跡編に続きます。
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