19 / 1,022
獣人の国13
フクちゃんに大好物だという豆を与えながら道を歩く。豆類なら何でも食べるらしいので、公園で買っておいたんだ
おいしそうにくちばしをカチカチ鳴らす姿がとても愛らしい
しばらく歩くとようやくホーエンが見えてきた
色々あったのでずいぶん離れていた気がするけど、まだ二日しか経っていなかった
相変わらず活気に満ち溢れているこの街は、観光目的で様々な種族が歩いている
僕らもそれに交じって街を歩いた
一番観光客でにぎわっている商業地区に行くと、さっそく公園以外の観光地がないかを聞いて回った
すると出る出る、かなりの数の観光名所の名前が挙がった
例えばキラリアの花畑、ここは本当にたくさんの花が年中咲き乱れていて、季節ごとに違った花を楽しめるらしい
他にはガリレア鍾乳洞、面白い形をした鍾乳石があり、少し肌寒いけど自然のアートを見れると人気のスポットらしい
それに、海の方へ行けば船が出てて、ブレイドルサンゴ礁というダイビングスポットがあるみたい
このダイビングスポットはどうやら僕と同じ世界から来た人が観光事業にかかわっているらしく、今までダイビングという楽しみ方がなかったこの世界に新しい遊びを提供したんだそうだ
この他にもいろいろあったけど、あまりの多さに目が回りそうだったので、ピックアップしたこの三つに行くことにした
まず初めにキラリアの花畑、次にガリレア鍾乳洞、そして最後にブレイドルサンゴ礁に行った後、隣国の鬼人が住む島国、鬼ヶ島へと行こうと思うんだ
この島は名前の通り鬼人や仙人の力を持った鬼仙と言う種族が住み、独自の文化を築いている
聞いてみた印象的には昔の日本みたいなものかな?
この島国は二人の姉妹姫が治めているらしく、どちらも希少種の黒鬼と白鬼で、絶世の美少女らしい
姫二人は気さくなので一般人とも結構会ってくれるらしいんだ。是非とも会ってみたいよね
「ではリディエラ様、行きましょうか」
準備を終えてテュネに促されながらキラリアの花畑へと向かった
目指すはホーエンから南に向かい、丘を越えた先、歩いて約半日ほどの距離
僕は花が好きなんだ
眼だけでなく香りで楽しませてくれる。前世ではよく香りを楽しんだ
今回行く花畑、今行くのは時期的に非常にいい時期だったらしい
なんでも季節ごとに違う花が咲く花畑が、数年に一度のこの時期だけに一斉に咲き乱れるのだ
フクちゃんが早速福を運んでくれたのかもしれない
僕らは意気揚々と花畑までの道のりを進んでいく
四大精霊たちもやっぱり女の子なんだね。花はみんな好きらしく、まるで夢見る乙女のように楽しそうなのはなによりです
特にアスラムは土の精霊だけあってその思いもひとしおなんだと思う。笑みがこぼれ落ちていた
それから約半日、日が暮れる少し前に花畑についた
あたりは暗くなってきたので見物は明日にして近くにある宿町にて今日の宿を取ることにした
色々ある中、花びらを使った料理を出す店をみつけたのでそこをチョイス
一泊泊まることを告げてついでに夕食を注文した
オススメと書かれているメニューがあるのでそれを頼むと、しばらくして料理が運ばれてきた
花びら料理、非常にきれいで繊細だ
チューリップに似た花や百合のような花にドレッシングがかかったサラダ、一枚の花弁が非常に長く、その花びらを肉に蒔いてこんがりと焼いたステーキ(花弁は焼いても色合いが失われていないのが不思議だ)
球根で出汁を取り、花びらを散らしたスープ、花を練り込んだパン、デザートはバラのゼリーだ
サラダはほのかな苦みと甘みが絶妙にマッチしてて、そこにドレッシングがいいアクセントとなっている
ステーキの方は花びらがお肉の美味しさを引き出していて、肉汁を受け止め、脂分をいい具合に吸い取ってくれている。噛めばジュワッと口の中に肉汁が広がって、主張しすぎない花の香りが体を吹き抜けた
スープは甘みと塩味が調和してパンによく合う
デザートのゼリーはバラの香りがふわりと口に広がって、甘さは控えめで最後の締めとして口の中をさっぱりとさせてくれた
大満足で料理を食べ終えて、宿にある露天風呂にいざ入浴
旅の汗を流し(精霊なので汗はかかないけど雰囲気だ)疲れを癒す
そして就寝した
ふかふかのベッドにはバラの香水が振りかけられているらしく、優しい香りが包み込んでくれ、アロマ効果によって気持ちよく眠りにつけた
おいしそうにくちばしをカチカチ鳴らす姿がとても愛らしい
しばらく歩くとようやくホーエンが見えてきた
色々あったのでずいぶん離れていた気がするけど、まだ二日しか経っていなかった
相変わらず活気に満ち溢れているこの街は、観光目的で様々な種族が歩いている
僕らもそれに交じって街を歩いた
一番観光客でにぎわっている商業地区に行くと、さっそく公園以外の観光地がないかを聞いて回った
すると出る出る、かなりの数の観光名所の名前が挙がった
例えばキラリアの花畑、ここは本当にたくさんの花が年中咲き乱れていて、季節ごとに違った花を楽しめるらしい
他にはガリレア鍾乳洞、面白い形をした鍾乳石があり、少し肌寒いけど自然のアートを見れると人気のスポットらしい
それに、海の方へ行けば船が出てて、ブレイドルサンゴ礁というダイビングスポットがあるみたい
このダイビングスポットはどうやら僕と同じ世界から来た人が観光事業にかかわっているらしく、今までダイビングという楽しみ方がなかったこの世界に新しい遊びを提供したんだそうだ
この他にもいろいろあったけど、あまりの多さに目が回りそうだったので、ピックアップしたこの三つに行くことにした
まず初めにキラリアの花畑、次にガリレア鍾乳洞、そして最後にブレイドルサンゴ礁に行った後、隣国の鬼人が住む島国、鬼ヶ島へと行こうと思うんだ
この島は名前の通り鬼人や仙人の力を持った鬼仙と言う種族が住み、独自の文化を築いている
聞いてみた印象的には昔の日本みたいなものかな?
この島国は二人の姉妹姫が治めているらしく、どちらも希少種の黒鬼と白鬼で、絶世の美少女らしい
姫二人は気さくなので一般人とも結構会ってくれるらしいんだ。是非とも会ってみたいよね
「ではリディエラ様、行きましょうか」
準備を終えてテュネに促されながらキラリアの花畑へと向かった
目指すはホーエンから南に向かい、丘を越えた先、歩いて約半日ほどの距離
僕は花が好きなんだ
眼だけでなく香りで楽しませてくれる。前世ではよく香りを楽しんだ
今回行く花畑、今行くのは時期的に非常にいい時期だったらしい
なんでも季節ごとに違う花が咲く花畑が、数年に一度のこの時期だけに一斉に咲き乱れるのだ
フクちゃんが早速福を運んでくれたのかもしれない
僕らは意気揚々と花畑までの道のりを進んでいく
四大精霊たちもやっぱり女の子なんだね。花はみんな好きらしく、まるで夢見る乙女のように楽しそうなのはなによりです
特にアスラムは土の精霊だけあってその思いもひとしおなんだと思う。笑みがこぼれ落ちていた
それから約半日、日が暮れる少し前に花畑についた
あたりは暗くなってきたので見物は明日にして近くにある宿町にて今日の宿を取ることにした
色々ある中、花びらを使った料理を出す店をみつけたのでそこをチョイス
一泊泊まることを告げてついでに夕食を注文した
オススメと書かれているメニューがあるのでそれを頼むと、しばらくして料理が運ばれてきた
花びら料理、非常にきれいで繊細だ
チューリップに似た花や百合のような花にドレッシングがかかったサラダ、一枚の花弁が非常に長く、その花びらを肉に蒔いてこんがりと焼いたステーキ(花弁は焼いても色合いが失われていないのが不思議だ)
球根で出汁を取り、花びらを散らしたスープ、花を練り込んだパン、デザートはバラのゼリーだ
サラダはほのかな苦みと甘みが絶妙にマッチしてて、そこにドレッシングがいいアクセントとなっている
ステーキの方は花びらがお肉の美味しさを引き出していて、肉汁を受け止め、脂分をいい具合に吸い取ってくれている。噛めばジュワッと口の中に肉汁が広がって、主張しすぎない花の香りが体を吹き抜けた
スープは甘みと塩味が調和してパンによく合う
デザートのゼリーはバラの香りがふわりと口に広がって、甘さは控えめで最後の締めとして口の中をさっぱりとさせてくれた
大満足で料理を食べ終えて、宿にある露天風呂にいざ入浴
旅の汗を流し(精霊なので汗はかかないけど雰囲気だ)疲れを癒す
そして就寝した
ふかふかのベッドにはバラの香水が振りかけられているらしく、優しい香りが包み込んでくれ、アロマ効果によって気持ちよく眠りにつけた
あなたにおすすめの小説
【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~
シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。
前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。
その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
拾ったメイドゴーレムによって、いつの間にか色々されていた ~何このメイド、ちょっと怖い~
志位斗 茂家波
ファンタジー
ある日、ひょんなことで死亡した僕、シアンは異世界にいつの間にか転生していた。
とは言え、赤子からではなくある程度成長した肉体だったので、のんびり過ごすために自給自足の生活をしていたのだが、そんな生活の最中で、あるメイドゴーレムを拾った。
…‥‥でもね、なんだろうこのメイド、チートすぎるというか、スペックがヤヴァイ。
「これもご主人様のためなのデス」「いや、やり過ぎだからね!?」
これは、そんな大変な毎日を送る羽目になってしまった後悔の話でもある‥‥‥いやまぁ、別に良いんだけどね(諦め)
小説家になろう様でも投稿しています。感想・ご指摘も受け付けますので、どうぞお楽しみに。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
規格外の魔法少女は『遊び』と称して魔獣討伐行ってます! 〜王子の機転が国家を救う!?〜
婚后 清羅
ファンタジー
子供たちはただ遊んでいるだけなのに?王子の機転が国家を救う!?痛快ファンタジー!
平和な田舎町コレットに住む少女キスティーは、全属性の魔法を極めた規格外の魔力を持っていた。しかし彼女にとって魔法は「家事があっという間に終わってしまい、毎日の楽しみを奪うもの」でしかなく、その力を使うのはもっぱら幼馴染のアリシア(精密な無詠唱魔法の使い手)、ギルバート(規格外の強靭な肉体の持ち主)との「遊び」の中だけだった。
そんな彼女たちの前に、視察団として身分を隠した第三王子レイエスが現れる。王子は、三人が国家級の脅威である魔獣たちを、ただの「遊び」の延長で、一撃のもとに仕留める光景を目の当たりにし、驚愕する。この国の常識を遥かに超えた彼女たちの力は、本人たちにとってはあくまで「日常の遊び」に過ぎなかったのだ。
王子に同行している騎士団長は、自らの部隊が命懸けで挑む難敵を、遊び感覚で仕留める彼女たちの振る舞いに、常に顔を青ざめさせ、胃を痛め、絶叫に近いツッコミを入れ続ける。
レイエスは確信する。各地で活発化する魔獣の脅威を退け、王国の平和を守る鍵は彼女たちの力にあると。しかし、義務や名誉に興味がない自由奔放な彼女たちを、騎士団などの堅苦しい枠に閉じ込めることは不可能だ。そこでレイエスは、一石二鳥の妙案を思いつく。それは、彼女たちを「働かせる」のではなく、討伐対象がいる危険地帯へ「遊び」という名目で誘い出すことだった。
レイエスは親たちへの根回しを完璧に済ませ、再び三人の前に現れる。「褒美に海へ遊びに行こう」という誘いに、三人は、王子様が自分たちを騙して捕まえようとしてるのではないかと疑うが、結局未知なる冒険という名のピクニックへと旅立つことになる。
こうして、規格外の力を持つ三人と、彼女たちを「遊び」で導き、その力を正しく制御しようとする王子の奇妙な旅が始まる。彼女たちが無邪気に遊ぶたび、王国を脅かす難敵は露知らずのうちに駆逐されていく。自覚なき救世主たちのドタバタな日常が、世界の運命を静かに、そして豪快に変えていくのである。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【2025カドカワBOOKS10周年記念長編コンテスト中間選考通過作品】
・規格外の魔法少女は『遊び』と称して魔獣討伐行ってます!?