51 / 1,022
鬼人族の国19
しおりを挟む
四日目だ
今日は踊りの日だね。踊って神々をもてなすらしいよ
それぞれの神様ごとに違った踊りを奉納するそうで、最初はアマテラス様、次にそれぞれの種族ごとの舞い、それから精霊族の神であった母さんへの舞い、今は神様じゃないけど毎年母さんにも奉納されているそうだ
それは神々から母さんに対する感謝の証なんだって
遥かな昔の神々と魔の者との戦争に関する話はずっと伝わっていて、もちろん精霊族の神であった母さんの話もちゃんと伝わっている
だから、母さんは特別な舞いを奉納されるらしい
なくなった神力を取り戻すための舞い
これは信仰心から神力を高め、母さんに注ぐための舞いらしく、ほんの少しずつだけど母さんの神力も回復しているみたいだ
いずれ力を取り戻したときは再び神様として神界に帰るのだろうか?
それは母さんにしかわからない。でももし戻らなくても神々は見守り続けるそうだ
アマテラス様自身がそう言っていたからね
でももしその時が来たら、神様に戻る時が来たら僕はどうすればいいんだろう?
母さんは僕を連れて行くんだろうか? それとも僕を残して行くんだろうか?
まだまだ先の話だけど、いずれ必ずやって来る未来だ
でも、今だけは考えないようにしよう
やがて、舞いが始まった
ハクラ姫とクロハ姫を筆頭に、三獣鬼を含んだオーガニックスというアイドルグループが初めに歌と踊りを披露した
ものすごい数のファンがいるらしく、サイリウムらしき光る棒が振られていた
歌も踊りも超一流で、心に突き刺さるようだ
アマテラス様も嬉しそうに聞き入っている
次に出たのは妖怪族のユニット、ファンタズマだ
このグループ、妖怪族の女の子10人からなるユニットで、最初にそれぞれが挨拶をしていて、まるで日本のアイドルグループみたいだ
多分プロデュースしているのは日本からの異世界人だと思う
その次に出たのはスネコスリ族のネネコちゃんだった
彼女はアイドルらしい可愛い衣装を着て一人舞台に立っている
緊張しているのか、尻尾がピンと立っているのがすごく可愛い
観客席からは歓声が上がり、アマテラス様も手を叩いて喜んでいる
ネネコちゃんは大きく息を吸うと歌い始めた
素朴だけど透き通った声で、聴いているだけで癒される
幸せな気分になってきて、うっとりと目を閉じた
誰も騒がずジッと聞き入っている
やがて歌い終わると、それと同時に大きな歓声が上がった
どうやらネネコちゃんも大人気のアイドルのようだ
無事歌い切れたので、裏でクロハ姫とハクラ姫に褒めてもらっていた
それから何組かのアイドルが歌って踊り、皆大いに楽しめたようだ
僕たちもすごくいいものが見れたので大満足であります
とりは男性アイドルユニットだった
鬼族と、妖怪族の混成ユニットで、リーダーはなんと鵺族で姫たちのお付きのコクウさんという人だ
イケメンなのでものすごく映える!
歌はまるでオペラのようで、低いテノールが響き渡った
これは、おなかの底から響いてくる
僕は一気にそのユニットのファンになってしまった
やっぱり女性ファンがすごく多いんだろう
歓声は女性の方がはるかに多かった
そして大とり
出てきたのはハクラ姫とクロハ姫、二人の姫によるユニットだ
ブラック&ホワイトプリンセスズというらしい
これはもう絶対日本のアイドルオタクが裏でプロデュースしてるに違いない
二人の歌は祭り会場全体に響いた。美しい、耳が幸せになるのを感じる
歌が終わると、この日一番の歓声が上がった
アマテラス様も一緒になって叫んでいるけど、何を言っているかわからなかった
でも、喜んでいるのは分かる
素晴らしいコンサート?だったなぁ
きっとこれなら神々も満足するだろうね。現にアマテラス様も大喜びだし
来年もきっとこの歌を聞きに来るとしよう
今日は踊りの日だね。踊って神々をもてなすらしいよ
それぞれの神様ごとに違った踊りを奉納するそうで、最初はアマテラス様、次にそれぞれの種族ごとの舞い、それから精霊族の神であった母さんへの舞い、今は神様じゃないけど毎年母さんにも奉納されているそうだ
それは神々から母さんに対する感謝の証なんだって
遥かな昔の神々と魔の者との戦争に関する話はずっと伝わっていて、もちろん精霊族の神であった母さんの話もちゃんと伝わっている
だから、母さんは特別な舞いを奉納されるらしい
なくなった神力を取り戻すための舞い
これは信仰心から神力を高め、母さんに注ぐための舞いらしく、ほんの少しずつだけど母さんの神力も回復しているみたいだ
いずれ力を取り戻したときは再び神様として神界に帰るのだろうか?
それは母さんにしかわからない。でももし戻らなくても神々は見守り続けるそうだ
アマテラス様自身がそう言っていたからね
でももしその時が来たら、神様に戻る時が来たら僕はどうすればいいんだろう?
母さんは僕を連れて行くんだろうか? それとも僕を残して行くんだろうか?
まだまだ先の話だけど、いずれ必ずやって来る未来だ
でも、今だけは考えないようにしよう
やがて、舞いが始まった
ハクラ姫とクロハ姫を筆頭に、三獣鬼を含んだオーガニックスというアイドルグループが初めに歌と踊りを披露した
ものすごい数のファンがいるらしく、サイリウムらしき光る棒が振られていた
歌も踊りも超一流で、心に突き刺さるようだ
アマテラス様も嬉しそうに聞き入っている
次に出たのは妖怪族のユニット、ファンタズマだ
このグループ、妖怪族の女の子10人からなるユニットで、最初にそれぞれが挨拶をしていて、まるで日本のアイドルグループみたいだ
多分プロデュースしているのは日本からの異世界人だと思う
その次に出たのはスネコスリ族のネネコちゃんだった
彼女はアイドルらしい可愛い衣装を着て一人舞台に立っている
緊張しているのか、尻尾がピンと立っているのがすごく可愛い
観客席からは歓声が上がり、アマテラス様も手を叩いて喜んでいる
ネネコちゃんは大きく息を吸うと歌い始めた
素朴だけど透き通った声で、聴いているだけで癒される
幸せな気分になってきて、うっとりと目を閉じた
誰も騒がずジッと聞き入っている
やがて歌い終わると、それと同時に大きな歓声が上がった
どうやらネネコちゃんも大人気のアイドルのようだ
無事歌い切れたので、裏でクロハ姫とハクラ姫に褒めてもらっていた
それから何組かのアイドルが歌って踊り、皆大いに楽しめたようだ
僕たちもすごくいいものが見れたので大満足であります
とりは男性アイドルユニットだった
鬼族と、妖怪族の混成ユニットで、リーダーはなんと鵺族で姫たちのお付きのコクウさんという人だ
イケメンなのでものすごく映える!
歌はまるでオペラのようで、低いテノールが響き渡った
これは、おなかの底から響いてくる
僕は一気にそのユニットのファンになってしまった
やっぱり女性ファンがすごく多いんだろう
歓声は女性の方がはるかに多かった
そして大とり
出てきたのはハクラ姫とクロハ姫、二人の姫によるユニットだ
ブラック&ホワイトプリンセスズというらしい
これはもう絶対日本のアイドルオタクが裏でプロデュースしてるに違いない
二人の歌は祭り会場全体に響いた。美しい、耳が幸せになるのを感じる
歌が終わると、この日一番の歓声が上がった
アマテラス様も一緒になって叫んでいるけど、何を言っているかわからなかった
でも、喜んでいるのは分かる
素晴らしいコンサート?だったなぁ
きっとこれなら神々も満足するだろうね。現にアマテラス様も大喜びだし
来年もきっとこの歌を聞きに来るとしよう
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる