53 / 1,022
魔王ちゃんを狙う者4
特訓をし始めてから早一か月、かなりリドリリの動きにも慣れてきた
この間吾輩を狙う者は一切動きがなくなってしまった
調査班からの報告も芳しくない
ギンジョウに付けられた刀傷、これの出所は国お抱えの刀鍛冶が作った一振りで間違いないのだが、誰でも買える低レベルのものでかなりの数が出回っている
どうにも調査が遅々として進まない
結局何もわからないことだけが分かった。敵は結構なやり手だ
「キーラ様、息抜きをしましょう。ずっとこう気を張っていてはお体に障ります」
リドリリが吾輩を気遣ってくれている
ここはその言葉を受け止めて少し息抜きをすることにした
そう、我の大好きなショッピングなのだ!
取りあえずリドリリと一緒に街で服を買うことにした
実は吾輩、最近入荷したという異世界の服を着てみたかったのだ
用意をして街に繰り出す。一応変装しているのだ
そのままで行けばあっという間に取り囲まれて、サインをねだられたりたたえられたりとショッピングどころではなくなってしまう
吾輩はメガネにツインテール、帽子で角を隠し、白いワンピースを着た
リドリリは普段のぴちっとした服ではなく、ゆったりとした落ち着いた女性らしい服にウィッグをつけて髪を長くした
これである程度大丈夫だろう
城にいる吾輩たちをよく知る部下でなければわからないはずだ
まぁ城の部下たちはめったに街に出ることは無いから大丈夫だろう
そう思っていたらリドリリ直属の部下であるカミネという少女(と言っても吾輩の方が年下)が現れた
リドリリを慕っているので人目見ればばれてしまうだろう
見つかって騒がれる前にリドリリが彼女を捕まえて「カミネ、私たちは今プライベートな用件で街に来ています。騒がないでください」とくぎを刺すと、カミネは一目リドリリを見るなり叫びおったわ
「お姉さま! こんなところでお会いできるなんて運命です! あ、ちょうどそこに怪しい宿屋があります! そこで少し休みましょう!」
まくし立てるようにリドリリに迫ったので、首元にチョップを入れられて気を失っていた
ひとまず倒れていたと宿屋に寝かせて急いで商業地区の奥の方まで逃げる
「ごめんなさいキーラ、あんなと所にあの子がいるとは思わなかったの。あの子、妙に鼻がいいから嗅ぎ付けちゃったのかも」
「大丈夫なのだ。ほら、異世界の服を売っているのはちょうどここなのだ」
吾輩が指さす方向には服屋の看板があった
ここは異世界の服専門店で、異世界人の女性が店を開いているのだ
二人で中に入ると、今まで見たことない服が所せましと並んでいた
セーラー服と書いてある異世界の学徒が着る服や、スーツという異世界人が戦場に赴くための戦闘服、ブルマというパンツのような運動をするための服、迷彩服という森に隠れるのに最適な服などなど
吾輩は目をきらめかせながら服を見て回った
このスーツとかいう服はリドリリにすごく似合いそうだ
いろいろと服を見て回り、リドリリはスーツと着物というきらびやかな服を、吾輩は体のラインがよくわかるノースリーブのワンピースを着た
店員さんがこれが良く似合うはずだと勧めてくれたので、間違いないだろう
服を試着した吾輩を見てなんだか興奮しているようだけど、自分の作った服を着てもらえてうれしいのだろうな
興奮しすぎたのか、鼻血が出たので今は鼻にティッシュを詰めている
その服以外にもいろいろと買ったのでこれからそれらを着るのがすごく楽しみだ
いい息抜きなった
リドリリには感謝しないとな
余談だが、カミネが目を覚ましたのは吾輩たちが去ってから5分後のことで、吾輩たちを探して街中を駆け回ったそうだ
帰って来たカミネは疲弊していたが、リドリリを見るなりすぐ元気になっていたので大丈夫だろう
この間吾輩を狙う者は一切動きがなくなってしまった
調査班からの報告も芳しくない
ギンジョウに付けられた刀傷、これの出所は国お抱えの刀鍛冶が作った一振りで間違いないのだが、誰でも買える低レベルのものでかなりの数が出回っている
どうにも調査が遅々として進まない
結局何もわからないことだけが分かった。敵は結構なやり手だ
「キーラ様、息抜きをしましょう。ずっとこう気を張っていてはお体に障ります」
リドリリが吾輩を気遣ってくれている
ここはその言葉を受け止めて少し息抜きをすることにした
そう、我の大好きなショッピングなのだ!
取りあえずリドリリと一緒に街で服を買うことにした
実は吾輩、最近入荷したという異世界の服を着てみたかったのだ
用意をして街に繰り出す。一応変装しているのだ
そのままで行けばあっという間に取り囲まれて、サインをねだられたりたたえられたりとショッピングどころではなくなってしまう
吾輩はメガネにツインテール、帽子で角を隠し、白いワンピースを着た
リドリリは普段のぴちっとした服ではなく、ゆったりとした落ち着いた女性らしい服にウィッグをつけて髪を長くした
これである程度大丈夫だろう
城にいる吾輩たちをよく知る部下でなければわからないはずだ
まぁ城の部下たちはめったに街に出ることは無いから大丈夫だろう
そう思っていたらリドリリ直属の部下であるカミネという少女(と言っても吾輩の方が年下)が現れた
リドリリを慕っているので人目見ればばれてしまうだろう
見つかって騒がれる前にリドリリが彼女を捕まえて「カミネ、私たちは今プライベートな用件で街に来ています。騒がないでください」とくぎを刺すと、カミネは一目リドリリを見るなり叫びおったわ
「お姉さま! こんなところでお会いできるなんて運命です! あ、ちょうどそこに怪しい宿屋があります! そこで少し休みましょう!」
まくし立てるようにリドリリに迫ったので、首元にチョップを入れられて気を失っていた
ひとまず倒れていたと宿屋に寝かせて急いで商業地区の奥の方まで逃げる
「ごめんなさいキーラ、あんなと所にあの子がいるとは思わなかったの。あの子、妙に鼻がいいから嗅ぎ付けちゃったのかも」
「大丈夫なのだ。ほら、異世界の服を売っているのはちょうどここなのだ」
吾輩が指さす方向には服屋の看板があった
ここは異世界の服専門店で、異世界人の女性が店を開いているのだ
二人で中に入ると、今まで見たことない服が所せましと並んでいた
セーラー服と書いてある異世界の学徒が着る服や、スーツという異世界人が戦場に赴くための戦闘服、ブルマというパンツのような運動をするための服、迷彩服という森に隠れるのに最適な服などなど
吾輩は目をきらめかせながら服を見て回った
このスーツとかいう服はリドリリにすごく似合いそうだ
いろいろと服を見て回り、リドリリはスーツと着物というきらびやかな服を、吾輩は体のラインがよくわかるノースリーブのワンピースを着た
店員さんがこれが良く似合うはずだと勧めてくれたので、間違いないだろう
服を試着した吾輩を見てなんだか興奮しているようだけど、自分の作った服を着てもらえてうれしいのだろうな
興奮しすぎたのか、鼻血が出たので今は鼻にティッシュを詰めている
その服以外にもいろいろと買ったのでこれからそれらを着るのがすごく楽しみだ
いい息抜きなった
リドリリには感謝しないとな
余談だが、カミネが目を覚ましたのは吾輩たちが去ってから5分後のことで、吾輩たちを探して街中を駆け回ったそうだ
帰って来たカミネは疲弊していたが、リドリリを見るなりすぐ元気になっていたので大丈夫だろう
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~
シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。
前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。
その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
拾ったメイドゴーレムによって、いつの間にか色々されていた ~何このメイド、ちょっと怖い~
志位斗 茂家波
ファンタジー
ある日、ひょんなことで死亡した僕、シアンは異世界にいつの間にか転生していた。
とは言え、赤子からではなくある程度成長した肉体だったので、のんびり過ごすために自給自足の生活をしていたのだが、そんな生活の最中で、あるメイドゴーレムを拾った。
…‥‥でもね、なんだろうこのメイド、チートすぎるというか、スペックがヤヴァイ。
「これもご主人様のためなのデス」「いや、やり過ぎだからね!?」
これは、そんな大変な毎日を送る羽目になってしまった後悔の話でもある‥‥‥いやまぁ、別に良いんだけどね(諦め)
小説家になろう様でも投稿しています。感想・ご指摘も受け付けますので、どうぞお楽しみに。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。