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魔族の国4
初めは確かにすごくかっこいい少年に見えた
刀を腰に差し、短めの髪に切れ長の目
背はそこまで高くないけど、女性ならみんな振り返るだろう
でも、でもね。勇者は女性だった
「精霊女王の娘って君か? これまたえらくちっこいな。まぁ生まれてそんなに経ってないなら当たり前か。たっはっはっはっは!」
豪快に笑う姿は男らしいけど、本人はもっと女の子らしくなりたいらしい
うん、それは分かるかな
僕と同じでつるーんぺたーんな勇者
かなり気にしているらしい
「で、何かわかったか? こっちはさっぱりなんだよ」
僕たちは勇者に今までのことを話す
そして魔化玉をみせた
「おお、これは確かにあの戦争でよく見てた玉だな。テュネ、あの頃手に入れてたこの玉って確か」
「はい、精霊の国で浄化し、自然に返してます。今はただの水晶でしかありませんね」
そういえば勇者と四大精霊は一緒に戦ってたんだっけ
まぁ勇者に召喚された時に力を貸してた関係らしいけど
勇者は精霊たちに鍛えられたらしいし、僕より付き合いは長い
でもちょっと寂しいかも
テュネ他四大精霊は僕のお姉さんみたいなものだし・・・
「リディエラ、これからのことなんだが」
勇者に声を掛けられてハッとした
「う、うん、これからのことね」
「この魔化玉はとりあえず精霊国で浄化してくれ。このままじゃ危ないからな」
「はい」
勇者は魔化玉をテュネに返す
「キーラ、君はしばらく外出を控えてくれないか? どうもなんだか俺たちの行動を監視されている気がしてならない。君がここで誰かに守れれているなら俺は安心して動ける」
「分かったのだ。アイシスの言うとおりにするのだ」
命を狙われているのはキーラだ
彼女を守るためにも城の中で待機してもらう
これならそう簡単に襲撃はできないし、仮に襲撃できたとしたら何者かの手引き、もしくは城の中に犯人がいる可能性が出てくる
しばらくはそれで様子を見ることにした
でも、様子を見るまでもなくそれは起こった
突然大きな爆発音があり、城が少し揺れた
「なんだ? 何が起こった?」
「私が見てきます~」
フーレンが窓から外に飛び出て城の周辺を確認
しばらくすると戻って来た
「たっ、大変です~。巨大なトカゲがこちらに向かってきてます~。昨日倒したイカよりおっきいです~」
そんな生物いるの!?
海ならまだわかるよ。でもここ陸だよ?
普通に考えて動けるはずがない
あ、でもこの世界には魔法があるんだ
きっと物理法則なんて当てにならないんだろうな。って悠長に考えてる場合じゃない!
早くその巨大トカゲを止めなきゃ!
全く次から次へと、犯人をとっつ構えたら一発なぐってやりたいよもう!
僕たちは急いで外に出て街の外まで飛んだ
まだ街には来てないけど、このまま進めば首都リガインが壊滅しちゃう
「俺とリドリリ、それとシュロンで足元を崩す! 精霊たちは上空から、キーラは下がって魔法で支援を!」
的確に指示をくれる勇者
みんなそれに従って動き出す
「行くぞリドリリ、シュロン!」
「はい!」
「おう!」
三人が地面を武器で穿つ
「「「アースクエイク!!」」」
まるで長年のパートナーのように息の合った連携で巨大トカゲの足を地面に沈める
バランスを崩したトカゲが傾いた
そこを僕たちが上から精霊魔法で追撃する
「「「「「合成魔法、フィフスエレメント!」」」」」
五柱で放つ究極魔法だ
僕の光に四柱の力が吸収され、五色に輝く光のラインが巨大トカゲの背中を焼いた
肉の焦げる匂いがあたりに充満する
「魔力最大! 究極魔法、堕天使の業火ルシフェルフレイム!!」
キーラが後方から究極魔法を撃ちだした
究極魔法、それは上位魔法のさらに上にある精霊魔法と双極を成す魔法だ
国一つを焼き尽くすほど大きな炎が巨大トカゲを包み込んだ
炎が消えると、焼け焦げたトカゲの死体が街を押しつぶす直前のところで転がった
「ふぅ、何とかなったみたいだな」
勇者の力すごい
勇者としての力は失ったって聞いたけど、それでもあれだけ強いなんて
僕は勇者を目を輝かせて見つめた
それにこたえるように笑顔で手を振っている勇者
「リディエラ、すごかったぞ。さすがマクスウェルだな」
勇者に褒められた
なんだかすごくうれしい
それに、頭を撫でてくれる勇者の手はすごく温かくて、心地よかった
「吾輩も頑張ったぞ!」
「おう、キーラもよく頑張ったな。魔力は大丈夫か?」
「うむ! 究極魔法ならあと3回は撃てるぞ!」
ど、どんな魔力量なんだ
さすが魔王
無事巨大トカゲを倒した
死体の方を見ると、体がしぼんでいく
しぼみきると、少し大きいトカゲくらいのサイズになった
そしてその横に焦げた魔化玉。やっぱり誰かが魔物化させている
魔化玉をテュネに渡してトカゲを埋めてあげた
様々な場所で普通の動物を魔物化させている誰か
許せない
魔物を操って襲わせているのもそうだけど
何の罪もない平和に暮らしている動物を魔物化させるなんて、精霊としては絶対に見過ごせない
早く犯人を見つけてこの騒ぎを終息させなきゃ
刀を腰に差し、短めの髪に切れ長の目
背はそこまで高くないけど、女性ならみんな振り返るだろう
でも、でもね。勇者は女性だった
「精霊女王の娘って君か? これまたえらくちっこいな。まぁ生まれてそんなに経ってないなら当たり前か。たっはっはっはっは!」
豪快に笑う姿は男らしいけど、本人はもっと女の子らしくなりたいらしい
うん、それは分かるかな
僕と同じでつるーんぺたーんな勇者
かなり気にしているらしい
「で、何かわかったか? こっちはさっぱりなんだよ」
僕たちは勇者に今までのことを話す
そして魔化玉をみせた
「おお、これは確かにあの戦争でよく見てた玉だな。テュネ、あの頃手に入れてたこの玉って確か」
「はい、精霊の国で浄化し、自然に返してます。今はただの水晶でしかありませんね」
そういえば勇者と四大精霊は一緒に戦ってたんだっけ
まぁ勇者に召喚された時に力を貸してた関係らしいけど
勇者は精霊たちに鍛えられたらしいし、僕より付き合いは長い
でもちょっと寂しいかも
テュネ他四大精霊は僕のお姉さんみたいなものだし・・・
「リディエラ、これからのことなんだが」
勇者に声を掛けられてハッとした
「う、うん、これからのことね」
「この魔化玉はとりあえず精霊国で浄化してくれ。このままじゃ危ないからな」
「はい」
勇者は魔化玉をテュネに返す
「キーラ、君はしばらく外出を控えてくれないか? どうもなんだか俺たちの行動を監視されている気がしてならない。君がここで誰かに守れれているなら俺は安心して動ける」
「分かったのだ。アイシスの言うとおりにするのだ」
命を狙われているのはキーラだ
彼女を守るためにも城の中で待機してもらう
これならそう簡単に襲撃はできないし、仮に襲撃できたとしたら何者かの手引き、もしくは城の中に犯人がいる可能性が出てくる
しばらくはそれで様子を見ることにした
でも、様子を見るまでもなくそれは起こった
突然大きな爆発音があり、城が少し揺れた
「なんだ? 何が起こった?」
「私が見てきます~」
フーレンが窓から外に飛び出て城の周辺を確認
しばらくすると戻って来た
「たっ、大変です~。巨大なトカゲがこちらに向かってきてます~。昨日倒したイカよりおっきいです~」
そんな生物いるの!?
海ならまだわかるよ。でもここ陸だよ?
普通に考えて動けるはずがない
あ、でもこの世界には魔法があるんだ
きっと物理法則なんて当てにならないんだろうな。って悠長に考えてる場合じゃない!
早くその巨大トカゲを止めなきゃ!
全く次から次へと、犯人をとっつ構えたら一発なぐってやりたいよもう!
僕たちは急いで外に出て街の外まで飛んだ
まだ街には来てないけど、このまま進めば首都リガインが壊滅しちゃう
「俺とリドリリ、それとシュロンで足元を崩す! 精霊たちは上空から、キーラは下がって魔法で支援を!」
的確に指示をくれる勇者
みんなそれに従って動き出す
「行くぞリドリリ、シュロン!」
「はい!」
「おう!」
三人が地面を武器で穿つ
「「「アースクエイク!!」」」
まるで長年のパートナーのように息の合った連携で巨大トカゲの足を地面に沈める
バランスを崩したトカゲが傾いた
そこを僕たちが上から精霊魔法で追撃する
「「「「「合成魔法、フィフスエレメント!」」」」」
五柱で放つ究極魔法だ
僕の光に四柱の力が吸収され、五色に輝く光のラインが巨大トカゲの背中を焼いた
肉の焦げる匂いがあたりに充満する
「魔力最大! 究極魔法、堕天使の業火ルシフェルフレイム!!」
キーラが後方から究極魔法を撃ちだした
究極魔法、それは上位魔法のさらに上にある精霊魔法と双極を成す魔法だ
国一つを焼き尽くすほど大きな炎が巨大トカゲを包み込んだ
炎が消えると、焼け焦げたトカゲの死体が街を押しつぶす直前のところで転がった
「ふぅ、何とかなったみたいだな」
勇者の力すごい
勇者としての力は失ったって聞いたけど、それでもあれだけ強いなんて
僕は勇者を目を輝かせて見つめた
それにこたえるように笑顔で手を振っている勇者
「リディエラ、すごかったぞ。さすがマクスウェルだな」
勇者に褒められた
なんだかすごくうれしい
それに、頭を撫でてくれる勇者の手はすごく温かくて、心地よかった
「吾輩も頑張ったぞ!」
「おう、キーラもよく頑張ったな。魔力は大丈夫か?」
「うむ! 究極魔法ならあと3回は撃てるぞ!」
ど、どんな魔力量なんだ
さすが魔王
無事巨大トカゲを倒した
死体の方を見ると、体がしぼんでいく
しぼみきると、少し大きいトカゲくらいのサイズになった
そしてその横に焦げた魔化玉。やっぱり誰かが魔物化させている
魔化玉をテュネに渡してトカゲを埋めてあげた
様々な場所で普通の動物を魔物化させている誰か
許せない
魔物を操って襲わせているのもそうだけど
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