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妖怪族の国1
クノエちゃんから連絡が来たのはあれから二ヵ月後だった
公務が忙しくてなかなか動けなかったらしい
「お待たせ~。やっと終わったよ~。あ、今度はちゃんと母様とカンナに許可を取ったわよ。楽しんできなさいって」
よかった。ちゃんと許可はもらったみたい
「ちょっとその前に、ついてきて。十二種族長が会いたいらしいの」
十二種族長とは妖怪族を束ねる十二人の種族の頂点に立つ人たちのことで、クノエちゃんのお母さんであるタマモさんはその中でもトップ。陛下と呼ばれる人なんだって
僕も母さんから会っておくように言われてたから丁度いいね
「テュネ様たちはこちらでお待ちください」
僕以外の四大精霊は他部屋で待機だ
クノエちゃんに連れられてきたのは、妖狐族の城の二階、大会議室と呼ばれる広い部屋
そこにはタマモさんを筆頭に威厳ある族長たちが勢ぞろいしていた
「あなた様が、精霊族の王女様、リディエラ様ですね?」
口を開いたのは九本の美しい尾と絶世の美貌を持つタマモさん
「は、はい! ぼ、私がリディエラです」
深く頭を下げた
「そうかしこまらないでいただきたい。わしらの方が頭を下げねばならぬのですからな」
今度は天狗族を束ねる大天狗のマスオミさんがこちらに頭を下げた
それに続いて全員が僕に頭を下げた
「まずは自己紹介を。わたくしが妖狐族の長、十二種族を束ねる九尾族のタマモです。いつも娘のクノエがお世話になっていますわ」
タマモ陛下の所作一つ一つが洗練されていて美しい。思わずっ見惚れちゃいそう
「わしが天狗族をまとめる大天狗族のマスオミですじゃ」
マスオミさんは威厳があるジェントルマンな感じ。鼻が長くて、顔は真っ赤
ナイスミドルって感じかな
「俺は鵺族が族長のクウキョです。弟のコクウには会ったことがあるでしょう?」
コクウさんといえばハクラちゃんのお付きの鵺族の男性だったね。あの人も相当なイケメンだったけど、クウキョさんは目がキリッとしてるワイルドな感じのイケメンだ
「わちは妖犬族をまとめる犬神のレナです。よろしくお願いします」
ぺこりと礼儀正しくお辞儀をしたのは犬神族のレナさん? いや、ちゃんかな
まだ若いながら族長をやってるらしい。巫女服がすごく似合ってて、ハクラちゃんと同じマロ眉が特徴的だ。それに犬耳がピンと立っていて、そこも可愛い!
「俺は河童族長のカノト。何かあればいつでも力になりやすぜ」
今度は河童族のカノトさん。クールな感じの人で、目深に帽子をかぶっているからお皿があるのかどうかは見えない。河童族も細分化されていて、他にカワウソ族や水虎族などがいる
「僕は髑髏族を束ねるガシャドクロのトウロウ。立つと天井にぶつかっちゃうから座ったままですみません」
ここの天井は上まで六メートルはある。そこに頭をぶつけるトウロウさんは相当に大きい
見た目は優しそうなお兄さんだけど、今見えている皮膚や服は妖術で作り出してるらしい
じゃないとその見た目で怖がられちゃうんだとか
「わたしは件《くだん》族のミカヅキ、ですよー。占いが得意ーですから、いつでも視てあげますーよ?」
おっとりとした胸の大きなお姉さんは件族という予言が得意な妖怪族だった
それにしても、大きいです
「拙者は九十九族を束ねるセトダイショウでござる。剣術が得意でござる!」
セトダイショウさんは九十九族と言って、長年使われた物に魂が宿った種族だ
もともとは拙者とかござるなんて言ってなかったらしいんだけど、大昔に来た異世界人の話し方がかっこよかったとかでそれ以来ずっとこの口調らしい
それと、剣術が得意だって言ってたけど、激しく動くと体が壊れることがあるからあまり戦わない
壊れた体は別の部品をあてがえば元通りくっつくらしいから多分大丈夫なんだと思う
「ネムは妖猫族を束ねる猫神、イネムリにゃー。よろしくにゃー」
イネムリちゃんことネムちゃん。レナちゃんと同い年の幼馴染で、仲良しらしい
ちなみにネムが愛称で、イネムリは本名らしい
「われ、妖蛇族まとめる、夜刀神やとがみのミズキ」
ミズキさんは無口な人みたいだ。片目が常に髪で隠れてるけど、相当な美人だ
腕には青い鱗があって、光に照らされると輝いて綺麗
「僕は妖狸ぞくをまとめる隠神刑部《いぬがみぎょうぶ》のキチヨシだよ」
キチヨシさんは見るからに優しそう。ずーっとニコニコと笑ってて、周囲がほんわかしてる
尻尾がふさふさしてて気持ちよさそう
「あたしはね! 妖蜘蛛族をまとめる女郎蜘蛛のシオリ! 精霊様に会えるなんて感激だよー! よろしくね!よろしくね!」
僕の手を握ってぶんぶん振り回す元気なお姉さん。女郎蜘蛛族のシオリさん
背中からは蜘蛛の脚が生えてるんだけど、それが光沢がかっててかっこいいね
「どうか精霊様、これからも末永く良いお付き合いをよろしくお願いします」
同盟の再確認だったのか
もちろん悪いことさえしなければ今まで通り精霊たちは加護を与えて反映させる
妖怪族とはかなり長い付き合いがあるから大丈夫だと思うけどね
「母さんもよろしくお願いしますって言ってたので、こちらこそよろしくお願いしますね」
お互いの挨拶も終わって、僕とクノエちゃんは会議室を出た
正直すごく緊張した。だって族長さんたちオーラがすごいんだもん
公務が忙しくてなかなか動けなかったらしい
「お待たせ~。やっと終わったよ~。あ、今度はちゃんと母様とカンナに許可を取ったわよ。楽しんできなさいって」
よかった。ちゃんと許可はもらったみたい
「ちょっとその前に、ついてきて。十二種族長が会いたいらしいの」
十二種族長とは妖怪族を束ねる十二人の種族の頂点に立つ人たちのことで、クノエちゃんのお母さんであるタマモさんはその中でもトップ。陛下と呼ばれる人なんだって
僕も母さんから会っておくように言われてたから丁度いいね
「テュネ様たちはこちらでお待ちください」
僕以外の四大精霊は他部屋で待機だ
クノエちゃんに連れられてきたのは、妖狐族の城の二階、大会議室と呼ばれる広い部屋
そこにはタマモさんを筆頭に威厳ある族長たちが勢ぞろいしていた
「あなた様が、精霊族の王女様、リディエラ様ですね?」
口を開いたのは九本の美しい尾と絶世の美貌を持つタマモさん
「は、はい! ぼ、私がリディエラです」
深く頭を下げた
「そうかしこまらないでいただきたい。わしらの方が頭を下げねばならぬのですからな」
今度は天狗族を束ねる大天狗のマスオミさんがこちらに頭を下げた
それに続いて全員が僕に頭を下げた
「まずは自己紹介を。わたくしが妖狐族の長、十二種族を束ねる九尾族のタマモです。いつも娘のクノエがお世話になっていますわ」
タマモ陛下の所作一つ一つが洗練されていて美しい。思わずっ見惚れちゃいそう
「わしが天狗族をまとめる大天狗族のマスオミですじゃ」
マスオミさんは威厳があるジェントルマンな感じ。鼻が長くて、顔は真っ赤
ナイスミドルって感じかな
「俺は鵺族が族長のクウキョです。弟のコクウには会ったことがあるでしょう?」
コクウさんといえばハクラちゃんのお付きの鵺族の男性だったね。あの人も相当なイケメンだったけど、クウキョさんは目がキリッとしてるワイルドな感じのイケメンだ
「わちは妖犬族をまとめる犬神のレナです。よろしくお願いします」
ぺこりと礼儀正しくお辞儀をしたのは犬神族のレナさん? いや、ちゃんかな
まだ若いながら族長をやってるらしい。巫女服がすごく似合ってて、ハクラちゃんと同じマロ眉が特徴的だ。それに犬耳がピンと立っていて、そこも可愛い!
「俺は河童族長のカノト。何かあればいつでも力になりやすぜ」
今度は河童族のカノトさん。クールな感じの人で、目深に帽子をかぶっているからお皿があるのかどうかは見えない。河童族も細分化されていて、他にカワウソ族や水虎族などがいる
「僕は髑髏族を束ねるガシャドクロのトウロウ。立つと天井にぶつかっちゃうから座ったままですみません」
ここの天井は上まで六メートルはある。そこに頭をぶつけるトウロウさんは相当に大きい
見た目は優しそうなお兄さんだけど、今見えている皮膚や服は妖術で作り出してるらしい
じゃないとその見た目で怖がられちゃうんだとか
「わたしは件《くだん》族のミカヅキ、ですよー。占いが得意ーですから、いつでも視てあげますーよ?」
おっとりとした胸の大きなお姉さんは件族という予言が得意な妖怪族だった
それにしても、大きいです
「拙者は九十九族を束ねるセトダイショウでござる。剣術が得意でござる!」
セトダイショウさんは九十九族と言って、長年使われた物に魂が宿った種族だ
もともとは拙者とかござるなんて言ってなかったらしいんだけど、大昔に来た異世界人の話し方がかっこよかったとかでそれ以来ずっとこの口調らしい
それと、剣術が得意だって言ってたけど、激しく動くと体が壊れることがあるからあまり戦わない
壊れた体は別の部品をあてがえば元通りくっつくらしいから多分大丈夫なんだと思う
「ネムは妖猫族を束ねる猫神、イネムリにゃー。よろしくにゃー」
イネムリちゃんことネムちゃん。レナちゃんと同い年の幼馴染で、仲良しらしい
ちなみにネムが愛称で、イネムリは本名らしい
「われ、妖蛇族まとめる、夜刀神やとがみのミズキ」
ミズキさんは無口な人みたいだ。片目が常に髪で隠れてるけど、相当な美人だ
腕には青い鱗があって、光に照らされると輝いて綺麗
「僕は妖狸ぞくをまとめる隠神刑部《いぬがみぎょうぶ》のキチヨシだよ」
キチヨシさんは見るからに優しそう。ずーっとニコニコと笑ってて、周囲がほんわかしてる
尻尾がふさふさしてて気持ちよさそう
「あたしはね! 妖蜘蛛族をまとめる女郎蜘蛛のシオリ! 精霊様に会えるなんて感激だよー! よろしくね!よろしくね!」
僕の手を握ってぶんぶん振り回す元気なお姉さん。女郎蜘蛛族のシオリさん
背中からは蜘蛛の脚が生えてるんだけど、それが光沢がかっててかっこいいね
「どうか精霊様、これからも末永く良いお付き合いをよろしくお願いします」
同盟の再確認だったのか
もちろん悪いことさえしなければ今まで通り精霊たちは加護を与えて反映させる
妖怪族とはかなり長い付き合いがあるから大丈夫だと思うけどね
「母さんもよろしくお願いしますって言ってたので、こちらこそよろしくお願いしますね」
お互いの挨拶も終わって、僕とクノエちゃんは会議室を出た
正直すごく緊張した。だって族長さんたちオーラがすごいんだもん
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※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています