精霊王女になった僕はチートクラスに強い仲間と世界を旅します

カオリグサ

文字の大きさ
191 / 1,022

妖怪族の国11

 速度も上がり、耐久度や広さも向上した船は順調に進んでいる
 魔物も問題なく倒せてるし、岩などの障害物も自動で避けてくれている
 僕らはたまに出てくるBランクの魔物を倒すくらいですっごく楽、と同時に暇
「次の関門が見えてきましたね」
 あ、ホントだ。大きな門がそびえたってる。船のスピードも落ちてきた
 やがて船はゆっくりと止まる
「ようこそ第二関門へ。こちらではミニゲームをしていただきます。内容は空中に浮かぶ的を撃ちぬいてください。五十個撃ちぬければクリアです。的は百個出てきます。そちらに置いてある弓、もしくは水鉄砲で的を狙ってください。それでは準備が出来ましたらお声がけください」
 説明をしてくれたのはカラス天狗族のお姉さんだ
 頭にちょこんと乗せてる烏帽子が可愛い
 説明の通り、弓と水鉄砲を持った僕たちは、お姉さんに準備ができたことを伝えた
「それでは、的当てゲーム、スタートです!」
 空中には妖術で操られた木の的が浮かんでいる
 ゆらゆら揺れてたり、フワフワと上下に動いたりとなかなか当てにくそうだ
「えいっえいっ・・・。当たんない」
 クノエちゃんは弓を使ってるんだけど、どうやら初めて使うらしくて的に全く当たらないみたいだ
 反対にナゴミちゃんは弓がすごくうまい
「それ~、そこです~」
 うわ、フーレン凄い。百発百中の勢いで的を射抜いてる
 よし、僕も負けてられない
 僕が選んだのは水鉄砲。木で出来てるけどなかなかによくできてて、威力も申し分ない
「それっ!」
 よく狙いをつけて撃ってみたけど、当たらなかった
「あらら、おかしいなぁ」
 もう一度狙いをつけて水を撃ちだす。でもまた当たらない
 それを何度か繰り返しているうちにコツがわかって来た
 水鉄砲は曲線を描いて撃ちだされるから、少し上を狙って撃つと
 ほら当たった!
 ここからは僕も改心躍進で、たくさんの的を撃ちぬいた
 ちなみに一番うまいのがフーレンで、その次がテュネ、ナゴミちゃん
 クノエちゃんとエンシュはほとんど当たらず、撃ちぬけたのは二人とも二枚だった
「ま、得意分野がそれぞれあるんだからしょうがないよ」
 落ち込む二人を慰めて、第二関門を無事突破した
 撃ちぬいたのは百枚中八十七枚と、今年の最高記録をたたき出したらしい
 でも今までの最高記録が全弾命中だったので、そこはちょっと悔しかったかな
 その記録を出した人は異世界から来た不思議な道具を使う五人組で、その中のたった一人が水鉄砲で全て撃ち落としたと聞いて驚いた
 そのまま進むとかなり広い湖についた
 穏やかな風によって湖が波音を立てている
 その中央から首の長い竜のような魔物?が現れた
「第三関門、レイクサーペントのマリアンヌです」
 おしとやかで綺麗な声、長いまつげとその名前から女性のようだね
「ここではわたくしの望むものを差し出してもらいます。差し出してもらうのは三つ。この湖から少し先の池にある蛇神の抜け殻、横にある森にいるセンジュマイマイの貝殻、湖の湖底に落ちている私の鱗です」
 ふむふむ、お使いだね。三手に分かれて集めた方が速そうだ
 僕とテュネは湖底、フーレンとエンシュ、アスラムは池、クノエちゃんとナゴミちゃんは森、という感じに分かれて早速言われたアイテムを取りに行った
 僕とテュネの湖底班はテュネの力によってあっさりと手に入れることが出来た
 水の精霊ウンディーネだからちょっと簡単すぎたくらい
 フーレン、エンシュ、アスラムの三体は池へ向かったんだけど、こっちはバトルがあったらしい
 ただ、武闘派のエンシュがいたからこっちもあっけなかったんだとか
 出てきたのは神獣蛇神のミコちゃんという少女で、わたしゅとか、でしゅましゅ口調で可愛かったそうで、僕も会いたかったなぁ
 そしてクノエちゃんとナゴミちゃんの二人は、貝殻を探すのに苦戦していた
「むー、見つかんない。なによセンジュマイマイって。見たことも聞いたこともないもん!」
「えっと、センジュマイマイはこの里だけに住むカタツムリです。触手が百本あって、高いところの花を食べるそうです」
「高いところ? 下ばっかり探してた。じゃぁ高いところを見てみましょう」
「はい!」
 妖術で空中に浮かびながら木に咲く花や、崖に生える花を探していると
「見つけました!」
 ナゴミちゃんが白い貝殻を見つけた
 センジュマイマイは大きくなるときに殻を脱ぐ習性があり、その脱いだ殻は純白に輝く宝石のような貝殻となる
 それも高額で取引されるのでまさしく宝石だ
 無事三組ともアイテムを手に入れて戻って来た
「確認いたしました。合格です。どうぞ先へお進みください」
 マリアンヌさんはしずしずとゆったりとした動作で道を示してくれた
 どうやら彼女の幻術で隠されてたみたいだ
 いよいよ次の関門を突破すればゴールまで一直線
 誰もかけることなくゴールだ
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~

シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。 前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。 その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

拾ったメイドゴーレムによって、いつの間にか色々されていた ~何このメイド、ちょっと怖い~

志位斗 茂家波
ファンタジー
ある日、ひょんなことで死亡した僕、シアンは異世界にいつの間にか転生していた。 とは言え、赤子からではなくある程度成長した肉体だったので、のんびり過ごすために自給自足の生活をしていたのだが、そんな生活の最中で、あるメイドゴーレムを拾った。 …‥‥でもね、なんだろうこのメイド、チートすぎるというか、スペックがヤヴァイ。 「これもご主人様のためなのデス」「いや、やり過ぎだからね!?」 これは、そんな大変な毎日を送る羽目になってしまった後悔の話でもある‥‥‥いやまぁ、別に良いんだけどね(諦め) 小説家になろう様でも投稿しています。感想・ご指摘も受け付けますので、どうぞお楽しみに。

転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ

如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白? 「え~…大丈夫?」 …大丈夫じゃないです というかあなた誰? 「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」 …合…コン 私の死因…神様の合コン… …かない 「てことで…好きな所に転生していいよ!!」 好きな所…転生 じゃ異世界で 「異世界ってそんな子供みたいな…」 子供だし 小2 「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」 よろです 魔法使えるところがいいな 「更に注文!?」 …神様のせいで死んだのに… 「あぁ!!分かりました!!」 やたね 「君…結構策士だな」 そう? 作戦とかは楽しいけど… 「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」 …あそこ? 「…うん。君ならやれるよ。頑張って」 …んな他人事みたいな… 「あ。爵位は結構高めだからね」 しゃくい…? 「じゃ!!」 え? ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。