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妖怪族の国22
第三階層に入ってすぐにレッサーフェンリルに囲まれた
フェンリルほどの巨体ではないけど、それでも一匹一匹が五メートル強という大きさ
その狼たちに牙をむき出しに威嚇されてるからその迫力はすごい
「いきなりなご挨拶ですね。ですが」
テュネが魔力だけでこの場に大量の水を召喚する
「精霊魔法、ウオラピジョン」
鳩型になった水が宙を舞い始める
「行きなさい」
鳥たちは一斉に狼に襲い掛かり、その身を切り裂いていった
さらにその傷口から侵入し、内部から狼をずたずたに・・・
エグイですテュネさん
消えていく狼の屍を横目にさらに奥へ
どうやらここも迷路のようになっているみたいで、壁伝いに進もうとした
なんだこれ、壁に針がついてる。それも猛毒つきの
「うー、意地悪だなぁ」
壁に手を突きながらの方が分かりやすいんだけど、それを阻止された
でもまぁ壁伝いに歩けることは歩けるから注意して進もう
「また魔物が来ましたね」
うん、前方から来たのはオルトロスという頭が二つある犬だ
性格は獰猛で、その爪は鉄をも切り裂くらしい
「この魔物なら戦ったことがあります。わちに任せてください!」
レナちゃんが張り切ってるから任せてみよう
「犬神式抜刀術肆式、覇二迦弥!」
刀を目にもとまらぬ速さで二かい突き立てる。それも急所を的確に
走っていたオルトロスはそのまま絶命して倒れた
「もう一体来てますね。次は妖術、火狼!」
レナちゃんの背中から炎の狼が飛び出し、オルトロスに喰いついた
「喰いちぎりなさい!」
ちょ、性格が変わってますよレナさん
あっという間にオルトロスを屠って再び迷路を歩き始める
今度は簡単に次の階層への階段が見つかったけど、やっぱり魔物は強くなってきてる
でもまぁそんなことよりも、本気を出したレナちゃんとクノエちゃんが強すぎる気がしますはい
四階層に来ると、大きな目を一つだけ持った何メートルほどの犬型の魔物、モノアイグラガが立ちふさがった
こいつは目から石化の光線を出すので油断できない
ただ、その見た目通り目が弱点だったので
「トルネードスピア~」
フーレンが放った精霊魔法で目を貫かれ、あっという間に倒されてしまった
どうやらこの魔物が四階層の主だったみたいで、魔物の後ろには階段が出現している
「もう終わりみたいですね。あっけないものです」
階段の横には先ほどと同じように宝箱があった
中からは石化を解くアイテムとまたしても回復アイテム。ここまでダメージはなし
五階層は犬の頭を持った人型の魔物ディスボルトが多数襲ってくる迷路だった
ディスボルトは亜人種のコボルト族と違って全く話が通じず、その性格も残忍極まりない魔物だ
手にはククリ刀というナイフを持ち、連携を取りながらこちらに攻撃を仕掛けてきた
でも動きは読みやすくて単調な攻撃になってたから、隙を突いて撃破
最近僕、相手の動きが読めるようになってきてる。きっといろいろな戦いを経て成長したんだと思う
五階層の迷路はそこまで苦労せずに突破
ディスボルトが時折宝石を落とすからそれは忘れずに回収
ここのアイテムは、外にも持ちだせるから宝石なら売ることだってできちゃう
六階層はどんどん下っていく坂道だった
でも普通の坂道であるはずもなく、僕らが来た道から巨大な丸い岩の塊が転がり落ちてきた
潰されればそこで終わり
「飛ぶよ!クノエちゃん、レナちゃん! つかまって」
クノエちゃんは僕の手を、レナちゃんはテュネにおぶさって坂道を高速で飛んで逃げた
さすがに速いね。すぐに岩を引き離して次の階層への階段までたどり着いた
岩はその手前に突如現れた穴に転がり落ちて行ってしまった
「あんなのもあるんだ。人間の脚なら走ってギリギリ間に合うくらいの速さだったね」
「わ、わちたちだけだったら潰されてたかもしれません」
「何言ってんのよレナ。あんた妖怪族でも一二を争う速足の持ち主じゃない」
レナちゃんたち妖犬族は元々素早い種族らしいからそれもうなずける
階段を下って七階層
あれ? 広場があるだけで何もない
次の階層へ繋がる階段もないや
広場の中央まで来ると、辺りが薄暗くなった
「何だろう?」
「上です!」
テュネの声に驚いて上を見ると、巨大な犬頭の巨身像が降って来た
「うわわ」
全員うまく回避して、巨身像に向き直る
「おっきい」
見上げるほどの大きさで、十メートルくらいはある
それが、ゆっくりと、動き出した
「これって、倒せってことかな?」
「十中八九そうでしょうね」
「リディエラ様は休んでいてください。ここは私たちが」
四大精霊全員が走って巨身像を取り囲む
「いきますよ!」
テュネの掛け声とともに四柱は魔力を溜める
「「「「精霊魔法、グラビティゾーン!」」」」
四柱の声が綺麗に重なって、重力が像を押しつぶしていく
像は何もできずにぺしゃんこになってしまった
「すご、さすが四大精霊様」
「このくらいならリディエラ様一人でも出来ますよ。ただ、合成魔法なのでもう少し成長してからお教えしますね」
そっか、合成魔法は一人だとかなりの負荷がかかる
二属性くらいの合成なら僕も少しはできるようになってきたけど、一回撃っただけで魔力がほぼなくなる
動けなくなっちゃうから危険なんだよね
なんにせよ八階層への道が開けた
クリアまであと少し!
フェンリルほどの巨体ではないけど、それでも一匹一匹が五メートル強という大きさ
その狼たちに牙をむき出しに威嚇されてるからその迫力はすごい
「いきなりなご挨拶ですね。ですが」
テュネが魔力だけでこの場に大量の水を召喚する
「精霊魔法、ウオラピジョン」
鳩型になった水が宙を舞い始める
「行きなさい」
鳥たちは一斉に狼に襲い掛かり、その身を切り裂いていった
さらにその傷口から侵入し、内部から狼をずたずたに・・・
エグイですテュネさん
消えていく狼の屍を横目にさらに奥へ
どうやらここも迷路のようになっているみたいで、壁伝いに進もうとした
なんだこれ、壁に針がついてる。それも猛毒つきの
「うー、意地悪だなぁ」
壁に手を突きながらの方が分かりやすいんだけど、それを阻止された
でもまぁ壁伝いに歩けることは歩けるから注意して進もう
「また魔物が来ましたね」
うん、前方から来たのはオルトロスという頭が二つある犬だ
性格は獰猛で、その爪は鉄をも切り裂くらしい
「この魔物なら戦ったことがあります。わちに任せてください!」
レナちゃんが張り切ってるから任せてみよう
「犬神式抜刀術肆式、覇二迦弥!」
刀を目にもとまらぬ速さで二かい突き立てる。それも急所を的確に
走っていたオルトロスはそのまま絶命して倒れた
「もう一体来てますね。次は妖術、火狼!」
レナちゃんの背中から炎の狼が飛び出し、オルトロスに喰いついた
「喰いちぎりなさい!」
ちょ、性格が変わってますよレナさん
あっという間にオルトロスを屠って再び迷路を歩き始める
今度は簡単に次の階層への階段が見つかったけど、やっぱり魔物は強くなってきてる
でもまぁそんなことよりも、本気を出したレナちゃんとクノエちゃんが強すぎる気がしますはい
四階層に来ると、大きな目を一つだけ持った何メートルほどの犬型の魔物、モノアイグラガが立ちふさがった
こいつは目から石化の光線を出すので油断できない
ただ、その見た目通り目が弱点だったので
「トルネードスピア~」
フーレンが放った精霊魔法で目を貫かれ、あっという間に倒されてしまった
どうやらこの魔物が四階層の主だったみたいで、魔物の後ろには階段が出現している
「もう終わりみたいですね。あっけないものです」
階段の横には先ほどと同じように宝箱があった
中からは石化を解くアイテムとまたしても回復アイテム。ここまでダメージはなし
五階層は犬の頭を持った人型の魔物ディスボルトが多数襲ってくる迷路だった
ディスボルトは亜人種のコボルト族と違って全く話が通じず、その性格も残忍極まりない魔物だ
手にはククリ刀というナイフを持ち、連携を取りながらこちらに攻撃を仕掛けてきた
でも動きは読みやすくて単調な攻撃になってたから、隙を突いて撃破
最近僕、相手の動きが読めるようになってきてる。きっといろいろな戦いを経て成長したんだと思う
五階層の迷路はそこまで苦労せずに突破
ディスボルトが時折宝石を落とすからそれは忘れずに回収
ここのアイテムは、外にも持ちだせるから宝石なら売ることだってできちゃう
六階層はどんどん下っていく坂道だった
でも普通の坂道であるはずもなく、僕らが来た道から巨大な丸い岩の塊が転がり落ちてきた
潰されればそこで終わり
「飛ぶよ!クノエちゃん、レナちゃん! つかまって」
クノエちゃんは僕の手を、レナちゃんはテュネにおぶさって坂道を高速で飛んで逃げた
さすがに速いね。すぐに岩を引き離して次の階層への階段までたどり着いた
岩はその手前に突如現れた穴に転がり落ちて行ってしまった
「あんなのもあるんだ。人間の脚なら走ってギリギリ間に合うくらいの速さだったね」
「わ、わちたちだけだったら潰されてたかもしれません」
「何言ってんのよレナ。あんた妖怪族でも一二を争う速足の持ち主じゃない」
レナちゃんたち妖犬族は元々素早い種族らしいからそれもうなずける
階段を下って七階層
あれ? 広場があるだけで何もない
次の階層へ繋がる階段もないや
広場の中央まで来ると、辺りが薄暗くなった
「何だろう?」
「上です!」
テュネの声に驚いて上を見ると、巨大な犬頭の巨身像が降って来た
「うわわ」
全員うまく回避して、巨身像に向き直る
「おっきい」
見上げるほどの大きさで、十メートルくらいはある
それが、ゆっくりと、動き出した
「これって、倒せってことかな?」
「十中八九そうでしょうね」
「リディエラ様は休んでいてください。ここは私たちが」
四大精霊全員が走って巨身像を取り囲む
「いきますよ!」
テュネの掛け声とともに四柱は魔力を溜める
「「「「精霊魔法、グラビティゾーン!」」」」
四柱の声が綺麗に重なって、重力が像を押しつぶしていく
像は何もできずにぺしゃんこになってしまった
「すご、さすが四大精霊様」
「このくらいならリディエラ様一人でも出来ますよ。ただ、合成魔法なのでもう少し成長してからお教えしますね」
そっか、合成魔法は一人だとかなりの負荷がかかる
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動けなくなっちゃうから危険なんだよね
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