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妖怪族の国27
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その日、ネムリちゃんは遅刻した
うん、何か予想出来てた
本人が言うには、睡魔が放してくれなかったらしい
「仕方ないのにゃ! 睡魔君とネムはお友達だから相手してあげないと駄目なのにゃ!」
あ、ミアさんがものすごい形相になってる
怖い
「ネ、ム、リ、さ、ま!!」
「う、ミア。ごめんなさいですにゃ」
ミアさんに叱られてしょぼんとしている。そんな姿が可愛い
「どこも付き人は厳しいのね。ネムリちゃんの気持ち、わっちならわかる」
「ねー、怖いにゃねー」
イネムリちゃんとクノエちゃんが付き人怖いあるあるで盛り上がっている
いやまぁ確かに、ミアさんとクノエちゃんの付き人のカンナさんは雰囲気というか、怒り方がよく似ている
「んにゃ、真面目にネムのおすすめスポットへ案内するにゃ。今日は迷宮、猫の宮に案内するのにゃ」
どうやらこの妖猫族の里にも迷宮があるらしい
通称猫の宮
妖犬族の里にあった迷宮と違って、出てくる魔物がみんなのんびりと自由気ままに生きているらしい
襲ってくることもあるけど、ネコジャラの実という実を投げればおとなしくなるらしい
つまり、ここで襲われる心配がないということ
ただ一つ注意点があって、もしも一匹でも怒らせると全ての階の猫型魔物が集まってきて攻撃されるらしい
なんて厄介な・・・
「ほれ、着いたのにゃ。じゃ、ネムは出口で待ってるにゃ」
「何を言ってるのですか? ネムリ様も行くのですよ?」
「にゃへ?あのー、ミアさん? ネムは入る気なんてなかったんですけどにゃ?」
「ネムリ様の修行のため、大猫神様に内部を一部改変していただきました」
「げっ、ニャコ様に!?」
「はい、快く承諾してくださいましたよ」
どうやらイネムリちゃんの修行のため、内部の猫魔物たちは襲ってくるようになったみたい
しかも
「精霊様は手出し無用でお願いいたします。ネムリ様の力を高めるためですので」
僕たちはイネムリちゃんを手伝っちゃダメ
ただ、クノエちゃんは手伝ってもいいみたい
確かに僕たちが手伝っちゃうと、フェンリルの時みたいなことでもない限り修行にはならないと思う
「よし!覚悟を決めたにゃ! ネムに任せるにゃ」
お、イネムリちゃんがかなりやる気になってる
と思うんだけど、うーん
迷宮に入る手続きはミアさんがしてくれた
ちなみに今は一般人は立ち入り禁止になっている
「さぁネムリ様、頑張ってきてくださいね」
「んにゃぁ、帰ったら寝てもいいかにゃ?」
「ええ、ちゃんとこの迷宮がクリア出来たら寝てもいいですよ」
「がぜんやる気になったにゃ!」
やる気があるのはいいことです
さて、ここも十階層まであるみたいだし、早速進んで行こう
一階層は辺り一面が猫じゃらしに覆われた草原で、本能なのかイネムリちゃんがペシペシと腕で叩いている
「にゃ!こ、これは仕方のないことなのにゃ! ネムだってこんなことはしたくないのにゃ! でも本能が叩けと命ずるのにゃ!」
顔を真っ赤にして言い訳しつつも、左右の手でペシペシと叩く姿、可愛すぎる
「そんなことよりネムリちゃん、後ろ、魔物来てるわよ」
「んにゃ! この恥ずかしさ、こいつらで紛らわすのにゃ!」
僕らを取り囲んだのはヒョウ型の魔物、レッドクローレオパルドだ
爪での攻撃が非常に危険で、引っかかれると鋭い刃物で切られたかのような傷になり、血が止まらなくなる
「にゃ、じゃぁ軽くいなしちゃうから、見ておくといいにゃ!」
イネムリちゃんが懐から取り出したのは爪の付いた手甲。その爪は鋭く美しい
「妖撃術、猫身撃双一の型! 猛火花火!」
手甲をがちがちと打ち鳴らし、火花が散り始める
その手での一撃一撃によって魔物は弾けながら消えていく
「まだまだ行くのにゃ! 二の型!輪爪乱!」
今度は空中で回転しながら魔物の群れに突っ込んだ
そこから回転しつつ手甲の爪による攻撃を一瞬のうちに何撃も加えていた
魔物が可愛そうになるくらいの激しさ
「見たかにゃ? ネムはこう見えて武闘派なのにゃ!」
武闘家のうような決めポーズ、これも可愛い
無事魔物を倒し終えると次の階層への道が開けた
「にゃふ、サクッとクリアして最近買った布団で寝るのにゃ」
ぴょんぴょんと跳ねながらイネムリちゃんを先頭に第二階層へとやって来た
ここは人くらい大きなネズミ型魔物、ジーニアスラットが徘徊する迷路だった
このネズミ、魔法を使ってくる上にかなり頭がよくて、当然のように連携を使ってくるんだけど、魔法しか使えないから、呪文の詠唱中にイネムリちゃんの攻撃で簡単に倒されていた
結構簡単に進んでるんだけど、イネムリちゃんはかなりの方向音痴なのか、来た方向に戻ったり、何度も同じ場所をぐるぐると回ったりとなかなか次の階層へたどり着けなかった
「クノエちゃん、先に行ってほしいのにゃ」
「う、うん、そうした方がいいわね」
結局クノエちゃんが先頭を歩いて進むとすぐに次の階層へ進めた
方向音痴を知られて恥ずかしそうなイネムリちゃん可愛いです
うん、何か予想出来てた
本人が言うには、睡魔が放してくれなかったらしい
「仕方ないのにゃ! 睡魔君とネムはお友達だから相手してあげないと駄目なのにゃ!」
あ、ミアさんがものすごい形相になってる
怖い
「ネ、ム、リ、さ、ま!!」
「う、ミア。ごめんなさいですにゃ」
ミアさんに叱られてしょぼんとしている。そんな姿が可愛い
「どこも付き人は厳しいのね。ネムリちゃんの気持ち、わっちならわかる」
「ねー、怖いにゃねー」
イネムリちゃんとクノエちゃんが付き人怖いあるあるで盛り上がっている
いやまぁ確かに、ミアさんとクノエちゃんの付き人のカンナさんは雰囲気というか、怒り方がよく似ている
「んにゃ、真面目にネムのおすすめスポットへ案内するにゃ。今日は迷宮、猫の宮に案内するのにゃ」
どうやらこの妖猫族の里にも迷宮があるらしい
通称猫の宮
妖犬族の里にあった迷宮と違って、出てくる魔物がみんなのんびりと自由気ままに生きているらしい
襲ってくることもあるけど、ネコジャラの実という実を投げればおとなしくなるらしい
つまり、ここで襲われる心配がないということ
ただ一つ注意点があって、もしも一匹でも怒らせると全ての階の猫型魔物が集まってきて攻撃されるらしい
なんて厄介な・・・
「ほれ、着いたのにゃ。じゃ、ネムは出口で待ってるにゃ」
「何を言ってるのですか? ネムリ様も行くのですよ?」
「にゃへ?あのー、ミアさん? ネムは入る気なんてなかったんですけどにゃ?」
「ネムリ様の修行のため、大猫神様に内部を一部改変していただきました」
「げっ、ニャコ様に!?」
「はい、快く承諾してくださいましたよ」
どうやらイネムリちゃんの修行のため、内部の猫魔物たちは襲ってくるようになったみたい
しかも
「精霊様は手出し無用でお願いいたします。ネムリ様の力を高めるためですので」
僕たちはイネムリちゃんを手伝っちゃダメ
ただ、クノエちゃんは手伝ってもいいみたい
確かに僕たちが手伝っちゃうと、フェンリルの時みたいなことでもない限り修行にはならないと思う
「よし!覚悟を決めたにゃ! ネムに任せるにゃ」
お、イネムリちゃんがかなりやる気になってる
と思うんだけど、うーん
迷宮に入る手続きはミアさんがしてくれた
ちなみに今は一般人は立ち入り禁止になっている
「さぁネムリ様、頑張ってきてくださいね」
「んにゃぁ、帰ったら寝てもいいかにゃ?」
「ええ、ちゃんとこの迷宮がクリア出来たら寝てもいいですよ」
「がぜんやる気になったにゃ!」
やる気があるのはいいことです
さて、ここも十階層まであるみたいだし、早速進んで行こう
一階層は辺り一面が猫じゃらしに覆われた草原で、本能なのかイネムリちゃんがペシペシと腕で叩いている
「にゃ!こ、これは仕方のないことなのにゃ! ネムだってこんなことはしたくないのにゃ! でも本能が叩けと命ずるのにゃ!」
顔を真っ赤にして言い訳しつつも、左右の手でペシペシと叩く姿、可愛すぎる
「そんなことよりネムリちゃん、後ろ、魔物来てるわよ」
「んにゃ! この恥ずかしさ、こいつらで紛らわすのにゃ!」
僕らを取り囲んだのはヒョウ型の魔物、レッドクローレオパルドだ
爪での攻撃が非常に危険で、引っかかれると鋭い刃物で切られたかのような傷になり、血が止まらなくなる
「にゃ、じゃぁ軽くいなしちゃうから、見ておくといいにゃ!」
イネムリちゃんが懐から取り出したのは爪の付いた手甲。その爪は鋭く美しい
「妖撃術、猫身撃双一の型! 猛火花火!」
手甲をがちがちと打ち鳴らし、火花が散り始める
その手での一撃一撃によって魔物は弾けながら消えていく
「まだまだ行くのにゃ! 二の型!輪爪乱!」
今度は空中で回転しながら魔物の群れに突っ込んだ
そこから回転しつつ手甲の爪による攻撃を一瞬のうちに何撃も加えていた
魔物が可愛そうになるくらいの激しさ
「見たかにゃ? ネムはこう見えて武闘派なのにゃ!」
武闘家のうような決めポーズ、これも可愛い
無事魔物を倒し終えると次の階層への道が開けた
「にゃふ、サクッとクリアして最近買った布団で寝るのにゃ」
ぴょんぴょんと跳ねながらイネムリちゃんを先頭に第二階層へとやって来た
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このネズミ、魔法を使ってくる上にかなり頭がよくて、当然のように連携を使ってくるんだけど、魔法しか使えないから、呪文の詠唱中にイネムリちゃんの攻撃で簡単に倒されていた
結構簡単に進んでるんだけど、イネムリちゃんはかなりの方向音痴なのか、来た方向に戻ったり、何度も同じ場所をぐるぐると回ったりとなかなか次の階層へたどり着けなかった
「クノエちゃん、先に行ってほしいのにゃ」
「う、うん、そうした方がいいわね」
結局クノエちゃんが先頭を歩いて進むとすぐに次の階層へ進めた
方向音痴を知られて恥ずかしそうなイネムリちゃん可愛いです
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