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妖怪族の国28
第三階層では頭が二つある猫、ケットルトスという魔物が立ちはだかった
オルトロスの猫版みたいな魔物で、右の口からは可燃性の毒霧を、左の口からはその毒霧を誘爆させるための炎を吐く
「にゅ、あの魔物はまだ戦ったことないのにゃ。試してみたい技もあるし、速攻で片づけるにゃ!」
イネムリちゃんが構える
「気力充実、波導術奥義、空翔の型、猫暴れ!」
気力で空中にステップを作って飛び上がると、その拳をケットルトスに叩きつけた
あまりの衝撃に部屋が揺れている
さすが族長、クノエちゃんより強いかも
「にゅあ! 弱いのにゃぁ」
一撃で倒されたケットルトスが消えると、そこに宝箱が現れる
「にゃ、開けてもいいかにゃ?」
それはもちろん、イネムリちゃんが倒したんだからね
宝箱の中には漢方薬。それも状態異常回復と体力回復両方の効力を併せ持った特別製のやつだ
漢方薬をしまって次の四階層へ
四階層はトラップが大量に張り巡らされていたんだけど
「ネムにかかればこんなトラップ簡単に取り除いて見せるのにゃ!」
イネムリちゃんは何やら妖術をこめ始めた
「ニャコ様直伝の妖術、見せてやるのにゃ! 妖術!九重尾魂!」
イネムリちゃんの体から、そっくりな分体が出てきてイネムリちゃんの前に整列する
「さぁお前たち、トラップを解除するのにゃ」
イネムリちゃんのこの妖術は、大猫神様という神獣から神様になったというニャコ様から直接教えてもらった妖術らしい
イネムリちゃんたちのような猫神族、九尾の猫族は魂が複数ある
その魂に実体を与えて操る術なのだ!
「これで任せておけばいいのにゃ。あの子たちは嗅覚、視覚、聴覚がネムの数十倍あるからトラップを解除するのに最適なのにゃ」
どうやら妖術で分体ちゃんたちを強化しているらしい
当然戦闘もできるけど、倒されちゃうとイネムリちゃんの魂が減っちゃうから戦わせてはいないみたい
ただイネムリちゃんも年月がたてば魂が増えるらしい
「む、どうやら罠を解除し終わったみたいだにゃ。安全に進めるからついて来るにゃ」
イネムリちゃんは先頭を歩こうとしたけど、やっぱり迷子になりそうなのでクノエちゃんに変わった
罠がなければただの迷路なのでただ歩いて次の階層への階段を探すだけだ
クノエちゃんはあまり迷うこともなくすぐに階段まで行きついてた
第四階層にはパンクヘッドリンクスという棘のたてがみを持った山猫型の魔物が、ところどころ駆け回っている森林地帯
この魔物は尖ったたてがみをタックルによって押し付けてくる
しかも動きが速くてなかなか攻撃できないという厄介さんだ
「速いにゃ。確かに速いのにゃ。でもその程度の速さ、ネムの足元にも及ばないのにゃ!」
イネムリちゃんは地面に手を突き、四足歩行になる
「猫式移動術、瞬身」
イネムリちゃんが視界から消えた
速い!
彼女の攻撃が始まったのか、魔物たちの悲鳴が聞こえる
たった数分でどうやら全滅したみたいだ
「ふー、久しぶりに本気で走ったにゃ」
本気のイネムリちゃん、速すぎて目で追うのが大変だったよ
そして五階層へ。恐らく中ボスと思われるマハキメラという魔物
ベースはライオンと普通のキメラと同じなんだけど、合体しているのが虎、ヒョウ、ピューマなどと言った猫系の猛獣だった
「こいつは前に里近くに出たから倒したことあるにゃ。確か背中にある猫頭が弱点だったはずにゃ」
む、見えなかったけどこのキメラ、背中の中央に猫の頭が生えていた
どうやらそこが思考しているようで、その頭を倒せば全体が止まるみたい
「倒し方が分かってれば楽勝にゃ。クノエちゃんは手出し無用なのにゃ」
手出し無用とはいってもクノエちゃん、迷路以外にイネムリちゃんを手伝ってないね
イネムリちゃんがあまりにも強すぎるという嬉しい誤算かな
「妖術、火炎猫、蒼!」
青く輝く綺麗な炎を纏ったイネムリちゃん
その炎と共に流れるように動いてキメラを翻弄していた
しかもその間に拳でところどころに攻撃を加え、キメラの動きは鈍っていった
「今にゃ! 妖術、雷撃猫、線!」
大きく飛び上がり、キメラの真上へ
拳を下に振り下ろすと雷鳴がとどろいた
「とりゃぁあああ!!」
イネムリちゃんの拳は寸分たがわず背中の頭を撃ちぬいた
キメラは悲鳴と共に消え、宝箱が出現
「にゃふ! ネムちゃん最強ぉおお!なのにゃ!」
勝ち誇ってるイネムリちゃん可愛いなぁ
あ、宝箱からは火ネズミの皮衣という火に絶対的な耐性を持つ防具だったよ
たしかかぐや姫が持ってきてほしいと頼んだ宝物の一つだねこれ
まさかとは思ってかぐや姫が実在してたのか聞いたけど、テュネは知らないみたいだった
次は第六階層。折り返し地点だ
オルトロスの猫版みたいな魔物で、右の口からは可燃性の毒霧を、左の口からはその毒霧を誘爆させるための炎を吐く
「にゅ、あの魔物はまだ戦ったことないのにゃ。試してみたい技もあるし、速攻で片づけるにゃ!」
イネムリちゃんが構える
「気力充実、波導術奥義、空翔の型、猫暴れ!」
気力で空中にステップを作って飛び上がると、その拳をケットルトスに叩きつけた
あまりの衝撃に部屋が揺れている
さすが族長、クノエちゃんより強いかも
「にゅあ! 弱いのにゃぁ」
一撃で倒されたケットルトスが消えると、そこに宝箱が現れる
「にゃ、開けてもいいかにゃ?」
それはもちろん、イネムリちゃんが倒したんだからね
宝箱の中には漢方薬。それも状態異常回復と体力回復両方の効力を併せ持った特別製のやつだ
漢方薬をしまって次の四階層へ
四階層はトラップが大量に張り巡らされていたんだけど
「ネムにかかればこんなトラップ簡単に取り除いて見せるのにゃ!」
イネムリちゃんは何やら妖術をこめ始めた
「ニャコ様直伝の妖術、見せてやるのにゃ! 妖術!九重尾魂!」
イネムリちゃんの体から、そっくりな分体が出てきてイネムリちゃんの前に整列する
「さぁお前たち、トラップを解除するのにゃ」
イネムリちゃんのこの妖術は、大猫神様という神獣から神様になったというニャコ様から直接教えてもらった妖術らしい
イネムリちゃんたちのような猫神族、九尾の猫族は魂が複数ある
その魂に実体を与えて操る術なのだ!
「これで任せておけばいいのにゃ。あの子たちは嗅覚、視覚、聴覚がネムの数十倍あるからトラップを解除するのに最適なのにゃ」
どうやら妖術で分体ちゃんたちを強化しているらしい
当然戦闘もできるけど、倒されちゃうとイネムリちゃんの魂が減っちゃうから戦わせてはいないみたい
ただイネムリちゃんも年月がたてば魂が増えるらしい
「む、どうやら罠を解除し終わったみたいだにゃ。安全に進めるからついて来るにゃ」
イネムリちゃんは先頭を歩こうとしたけど、やっぱり迷子になりそうなのでクノエちゃんに変わった
罠がなければただの迷路なのでただ歩いて次の階層への階段を探すだけだ
クノエちゃんはあまり迷うこともなくすぐに階段まで行きついてた
第四階層にはパンクヘッドリンクスという棘のたてがみを持った山猫型の魔物が、ところどころ駆け回っている森林地帯
この魔物は尖ったたてがみをタックルによって押し付けてくる
しかも動きが速くてなかなか攻撃できないという厄介さんだ
「速いにゃ。確かに速いのにゃ。でもその程度の速さ、ネムの足元にも及ばないのにゃ!」
イネムリちゃんは地面に手を突き、四足歩行になる
「猫式移動術、瞬身」
イネムリちゃんが視界から消えた
速い!
彼女の攻撃が始まったのか、魔物たちの悲鳴が聞こえる
たった数分でどうやら全滅したみたいだ
「ふー、久しぶりに本気で走ったにゃ」
本気のイネムリちゃん、速すぎて目で追うのが大変だったよ
そして五階層へ。恐らく中ボスと思われるマハキメラという魔物
ベースはライオンと普通のキメラと同じなんだけど、合体しているのが虎、ヒョウ、ピューマなどと言った猫系の猛獣だった
「こいつは前に里近くに出たから倒したことあるにゃ。確か背中にある猫頭が弱点だったはずにゃ」
む、見えなかったけどこのキメラ、背中の中央に猫の頭が生えていた
どうやらそこが思考しているようで、その頭を倒せば全体が止まるみたい
「倒し方が分かってれば楽勝にゃ。クノエちゃんは手出し無用なのにゃ」
手出し無用とはいってもクノエちゃん、迷路以外にイネムリちゃんを手伝ってないね
イネムリちゃんがあまりにも強すぎるという嬉しい誤算かな
「妖術、火炎猫、蒼!」
青く輝く綺麗な炎を纏ったイネムリちゃん
その炎と共に流れるように動いてキメラを翻弄していた
しかもその間に拳でところどころに攻撃を加え、キメラの動きは鈍っていった
「今にゃ! 妖術、雷撃猫、線!」
大きく飛び上がり、キメラの真上へ
拳を下に振り下ろすと雷鳴がとどろいた
「とりゃぁあああ!!」
イネムリちゃんの拳は寸分たがわず背中の頭を撃ちぬいた
キメラは悲鳴と共に消え、宝箱が出現
「にゃふ! ネムちゃん最強ぉおお!なのにゃ!」
勝ち誇ってるイネムリちゃん可愛いなぁ
あ、宝箱からは火ネズミの皮衣という火に絶対的な耐性を持つ防具だったよ
たしかかぐや姫が持ってきてほしいと頼んだ宝物の一つだねこれ
まさかとは思ってかぐや姫が実在してたのか聞いたけど、テュネは知らないみたいだった
次は第六階層。折り返し地点だ
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