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白黒 童子姉妹の冒険7
次の日から修行が始まった
まずは絶桜鬼さんもやっていた童子の力を体になじませる特訓
ちなみにアカネたち三獣鬼は別の場所で童子に成れるよう修行するらしいの
童子に成るにはどうしても死に直面するような状況、あるいは怒りが必要なんだって
修行に付き合ってくれるのは五王龍さんたち
私とお姉ちゃんはアンミツ姫とです
あと、デュレロ君とディレロ君は一応入っていいことになって、龍神社中の掃除や、料理などの家事全般兼雑用を命じられていた
どうにもアンミツ姫は男が嫌いらしい
本人が教えてくれたんだけど、遥か昔に好きだった龍にひどいことをされたみたいで、それ以来男性不振ということらしい
でも、今はそのトラウマも少し克服したみたいで、デュレロ君たちみたいな優しい男性ならちょっとだけ受け入れることができるようになったみたい
それでも、近くには来させないみたいだけど
「さて、この辺りでいいじゃろ。我と絶桜鬼はの、ここでよくお互いを高めおったもんじゃ。もっとも我があやつに勝てたのは百戦やって一度あるかないかというほどじゃったがの」
絶桜鬼さんとアンミツ姫は親友と言ってもいいほどの間柄で、よく一緒に修行をしていた中らしい
そのころのアンミツ姫は心に傷を負ったばかりで、とにかく戦いに身をやつしていたんだって
そんな時に出会ったのが絶桜鬼さんで、その時の絶桜鬼さんもまだ童子に成ったばかりだった
お互い最初は敵同士のような感じで戦ってたんだけど、何度も戦っているうちにお互いのことを知って親友になったの
当時から強かった絶桜鬼さんも、童子のころはアンミツ姫と同じくらいの強さだった
でも、段々と童子の力が定着するにつれてアンミツ姫を超えていっちゃったらしいのよねー
「まだまだお前たちはあの頃の絶桜鬼の足元どころか地面の下の下の下のさらに下あたりじゃ。じゃが、その力が完全にお前たちのものとなった時、あやつを超えるほどの逸材になれるじゃろうて。そしてお前たちのあのさえない部下たちもな」
「あの、アンミツ姫様、あの子たちは従者という建前ですが私たちの友人です あまり部下などという言葉は使ってほしくないです。それに、さえなくもありません!」
「む、そうか、それはすまなんだ」
あ、思わずムッとして言っちゃった。 手したら殺されてたかも・・・
でも非を認めて謝ってくれたので結果としてはよかったね
「は、ハクラ・・・」
お姉ちゃんはハラハラしたみたいだけど、お姉ちゃんやアカネたちを馬鹿にするのだけは許せないもん
あの子たちは私たちと一緒に育った、いわば家族だから
「まぁおぬしらほどではないねせよ、あの赤いのたちは絶桜鬼と同等の力を感じる。きっと強くなり我をも超えるだろう。そこは保証するぞ」
そりゃそうよ。だってアカネたちはいつも私たちと一緒に修行して、高めあって、それぞれの長所を伸ばして、私達でも敵わないところだってたくさんある
「さて、まず最初の修行じゃが、これから我は幻覚をたくさん見せる。その間常にその童子の力を体にまとわせるのじゃ。いいか? 何が起きようとも解除するでないぞ? 解除したときが死ぬときだと思っておくのじゃ」
「「はい!」」
「うむ、いい返事じゃ。ではいくぞ。幻術、花の都!」
ふわりと香る花が舞い、私達を包み込んだ
あれ? アンミツ姫が消えちゃった
もう幻術にかかっちゃったみたい
私達は体に童子の力を纏ってとどめた。これがまた難しくて、強すぎる力を体にとどめるというのはかなり繊細なコントロールを求められるみたいね
「いい感じじゃぞ、じゃが覚悟せいよ。絶対にその纏いを解く出ないぞ」
やがて目の前に何かが現れた。これは、かつて鬼ヶ島を襲ったという巨大な魔物、アヤカシ!
超巨大なウミヘビ型の魔物で、島すら飲み込んでしまうため通称島食い
シュテン様が戦って滅ぼしたという今では伝説となった魔物
「来ますよハクラ! これは幻術です。気をしっかり持ちなさい!」
お姉ちゃんに言われた通り、目の前に妖の口が迫っても私は動じなかった
幻なんかに怖がる私たちじゃない!
しばらくするとアヤカシは消えて花の香りが戻って来た
「次々に行くぞ。今のところちゃんと保てておる。その調子で最後まで頑張るのじゃぞ」
アンミツ姫の優しい励ましの声。これは幻覚じゃないよね?
次の幻覚は私たちの大切な思い出、大切な人、父様と母様だった
「クロハ、ハクラ、おいで」
「クロちゃん、ハクちゃん、母様の膝に座りなさいな。なでなでしてあげますよ」
強くて優しい父様と、私達を包み込んでくれた母様が目の前に現れて手を伸ばす
その手を、取りたい
でもこれは幻覚。幻覚、幻覚
「お姉ちゃん! だめ!」
お姉ちゃんはトロンとした目でその手を取ろうとしていた
童子の力も解けかけてる
「く、ありがとうハクラ。私としたことが」
手を伸ばしていた父様と母様が消える
この幻覚は大いに私たちの心を乱したけど、それでも何とか耐えれた
それからも次々と怖い幻覚や誘惑される幻覚
中にはイケメンたち(私達好み)の幻惑まで
アンミツ姫、心得てる!
でも私たちはそんな幻覚に惑わされることなくこの課題をクリアできた
「よくやったなお前たち。どうじゃ? 息をするように童子の力がコントロールできるじゃろう?」
「す、すごいです! 体に力が血液のように流れるのを感じます!」
「うむ、童子の力は常に体に流れるようになった。次はその扱い方じゃな」
アンミツ姫はその前に休憩じゃと言って特製のあんみつをふるまってくれた
さすがアンミツ姫、あんみつが好きすぎて自分で作ったらしい
今まで食べた中で一番おいしかったです!
まずは絶桜鬼さんもやっていた童子の力を体になじませる特訓
ちなみにアカネたち三獣鬼は別の場所で童子に成れるよう修行するらしいの
童子に成るにはどうしても死に直面するような状況、あるいは怒りが必要なんだって
修行に付き合ってくれるのは五王龍さんたち
私とお姉ちゃんはアンミツ姫とです
あと、デュレロ君とディレロ君は一応入っていいことになって、龍神社中の掃除や、料理などの家事全般兼雑用を命じられていた
どうにもアンミツ姫は男が嫌いらしい
本人が教えてくれたんだけど、遥か昔に好きだった龍にひどいことをされたみたいで、それ以来男性不振ということらしい
でも、今はそのトラウマも少し克服したみたいで、デュレロ君たちみたいな優しい男性ならちょっとだけ受け入れることができるようになったみたい
それでも、近くには来させないみたいだけど
「さて、この辺りでいいじゃろ。我と絶桜鬼はの、ここでよくお互いを高めおったもんじゃ。もっとも我があやつに勝てたのは百戦やって一度あるかないかというほどじゃったがの」
絶桜鬼さんとアンミツ姫は親友と言ってもいいほどの間柄で、よく一緒に修行をしていた中らしい
そのころのアンミツ姫は心に傷を負ったばかりで、とにかく戦いに身をやつしていたんだって
そんな時に出会ったのが絶桜鬼さんで、その時の絶桜鬼さんもまだ童子に成ったばかりだった
お互い最初は敵同士のような感じで戦ってたんだけど、何度も戦っているうちにお互いのことを知って親友になったの
当時から強かった絶桜鬼さんも、童子のころはアンミツ姫と同じくらいの強さだった
でも、段々と童子の力が定着するにつれてアンミツ姫を超えていっちゃったらしいのよねー
「まだまだお前たちはあの頃の絶桜鬼の足元どころか地面の下の下の下のさらに下あたりじゃ。じゃが、その力が完全にお前たちのものとなった時、あやつを超えるほどの逸材になれるじゃろうて。そしてお前たちのあのさえない部下たちもな」
「あの、アンミツ姫様、あの子たちは従者という建前ですが私たちの友人です あまり部下などという言葉は使ってほしくないです。それに、さえなくもありません!」
「む、そうか、それはすまなんだ」
あ、思わずムッとして言っちゃった。 手したら殺されてたかも・・・
でも非を認めて謝ってくれたので結果としてはよかったね
「は、ハクラ・・・」
お姉ちゃんはハラハラしたみたいだけど、お姉ちゃんやアカネたちを馬鹿にするのだけは許せないもん
あの子たちは私たちと一緒に育った、いわば家族だから
「まぁおぬしらほどではないねせよ、あの赤いのたちは絶桜鬼と同等の力を感じる。きっと強くなり我をも超えるだろう。そこは保証するぞ」
そりゃそうよ。だってアカネたちはいつも私たちと一緒に修行して、高めあって、それぞれの長所を伸ばして、私達でも敵わないところだってたくさんある
「さて、まず最初の修行じゃが、これから我は幻覚をたくさん見せる。その間常にその童子の力を体にまとわせるのじゃ。いいか? 何が起きようとも解除するでないぞ? 解除したときが死ぬときだと思っておくのじゃ」
「「はい!」」
「うむ、いい返事じゃ。ではいくぞ。幻術、花の都!」
ふわりと香る花が舞い、私達を包み込んだ
あれ? アンミツ姫が消えちゃった
もう幻術にかかっちゃったみたい
私達は体に童子の力を纏ってとどめた。これがまた難しくて、強すぎる力を体にとどめるというのはかなり繊細なコントロールを求められるみたいね
「いい感じじゃぞ、じゃが覚悟せいよ。絶対にその纏いを解く出ないぞ」
やがて目の前に何かが現れた。これは、かつて鬼ヶ島を襲ったという巨大な魔物、アヤカシ!
超巨大なウミヘビ型の魔物で、島すら飲み込んでしまうため通称島食い
シュテン様が戦って滅ぼしたという今では伝説となった魔物
「来ますよハクラ! これは幻術です。気をしっかり持ちなさい!」
お姉ちゃんに言われた通り、目の前に妖の口が迫っても私は動じなかった
幻なんかに怖がる私たちじゃない!
しばらくするとアヤカシは消えて花の香りが戻って来た
「次々に行くぞ。今のところちゃんと保てておる。その調子で最後まで頑張るのじゃぞ」
アンミツ姫の優しい励ましの声。これは幻覚じゃないよね?
次の幻覚は私たちの大切な思い出、大切な人、父様と母様だった
「クロハ、ハクラ、おいで」
「クロちゃん、ハクちゃん、母様の膝に座りなさいな。なでなでしてあげますよ」
強くて優しい父様と、私達を包み込んでくれた母様が目の前に現れて手を伸ばす
その手を、取りたい
でもこれは幻覚。幻覚、幻覚
「お姉ちゃん! だめ!」
お姉ちゃんはトロンとした目でその手を取ろうとしていた
童子の力も解けかけてる
「く、ありがとうハクラ。私としたことが」
手を伸ばしていた父様と母様が消える
この幻覚は大いに私たちの心を乱したけど、それでも何とか耐えれた
それからも次々と怖い幻覚や誘惑される幻覚
中にはイケメンたち(私達好み)の幻惑まで
アンミツ姫、心得てる!
でも私たちはそんな幻覚に惑わされることなくこの課題をクリアできた
「よくやったなお前たち。どうじゃ? 息をするように童子の力がコントロールできるじゃろう?」
「す、すごいです! 体に力が血液のように流れるのを感じます!」
「うむ、童子の力は常に体に流れるようになった。次はその扱い方じゃな」
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