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妖怪族の国30
八階層に魔物はいなかった
その代わり机があって、その上に紙とペンがあった
「にゃっ!これは、もしや・・・。んにゃぁあああ!! テストだにゃ!」
ネムリちゃんは今まで魔物と戦ったり、ライバルと対決したときよりも驚いている
あ、顔が、死んでる
「こんなの聞いてないにゃ! ネムの一番嫌いなやつなのにゃ!」
ネムリちゃんがかなり動揺している
どうやらこの手のテストが大っ嫌いみたいで、ペンを持って座ってるけど一向に手が進まない
「あ! クノエちゃん!」
何かを思いついたのか、ネムリちゃんはクノエちゃんに駆け寄る
「クノエちゃん! これお願いにゃ!」
「え? 私!?」
クノエちゃんはかなり頭がいい
きっとこの子なら簡単に解けるはず
「そっか、手伝っていいなら私がこれ解けばいいのか」
クノエちゃんはテストを見ると、机に向かってペンを走らせ始めた
スラスラと、そしてあっさりと解いてしまった
「ネムリちゃん、これ、小等部の問題なんだけど」
「むにゃ、そ、それは、気にするにゃ。ネムの頭は勉強では測れないのにゃ!」
う、うん、まぁクリアできたからいいか
テストは満点だったらしく、直ぐに次の階層への道が開いた
「ネムリちゃん、ちゃんと勉強しようね?」
「う、せ、精霊様が言うなら、ちゃんとするにゃ」
九階層はものすごい数の猫の中から看板に書かれた特徴の猫を探し出すというもの
てか同じように見えるんだけど・・・
ざっと見た感じ千匹近いし、同じキジトラ柄の猫ばかりだ
「これ、どうやって探すのよ?」
「難しいですね。我々でもこれはちょっと」
あらら、テュネたちでも難しいみたい
どうしよう、僕達じゃぁ見分けがつかない
「にゃふ、見つけたにゃ」
「「「え!?」」」
全員が驚いた
ネムリちゃんの手にはすでに看板に描かれた猫ちゃんと全く同じ模様の猫ちゃんが抱えられていた
「なーん」
猫ちゃんが嬉しそうに鳴いている
「ど、どうやったの?」
「そんにゃの、聞けばわかるにゃ」
あそっか、妖猫族や猫獣人は猫たちと話せるんだっけ
それですぐ見つかったのか
「楽勝だったにゃ」
あとで聞いた話だと、この階層は今まで変わったことがなくて、ここをクリアできる人は妖猫族か猫獣人を連れたパーティくらいしかクリアしてないみたいだ
「ま、ネムにとってはただ話しかけるだけでよかったから簡単だったのにゃ。次で最後にゃ。頑張るのにゃ!」
そっか、この次が最後の階層だったね
十階層、案の定ボス部屋だね
「にゃ! あれは、ホーンテッドテイルにゃ! Sランクの魔物、ネムがギリギリ勝てるかどうかって奴にゃ」
相当強いってことか
このホーンテッドテイルという魔物は、その名の通り尻尾からアンデッドを生み出す大きなゾンビ猫だ
そのアンデッドも猫型の魔物のゾンビやスケルトンなんだけど、その数がすごくヤバいらしい
一度に生み出せる数は十体で、インターバルは一分
つまり一分以内に十体を倒しきらないとどんどん増えて、最終的に囲まれて終わり、なんてことがざらにあるらしい
「こいつは確か火が有効です。クノエちゃん、貴方とネムリちゃんで行けば勝てるはずですよ」
エンシュが的確なアドバイスを二人に向ける
「にゃ!クノエちゃん! あの時一緒に修行した成果、見せてやるのにゃ!」
「そうね、ネムリちゃんとなら勝てるはずよ!」
クノエちゃんは刀を抜き、ネムリちゃんは手甲をはめた
「早速お出ましね」
いきなり十体の猫ゾンビの群れだ
普通のゾンビと違って素早いのと、毒爪があるのがすごく厄介
「九尾式剣術、焔」
クノエちゃんは刀に炎を這わせると、ゾンビ猫たちに切りかかった
速い! 縦横無尽に駆けるゾンビ猫をいともたやすく切り伏せていく
あ、そうしてる間にスケルトン猫たちが生み出された
これは早々にあのホーンテッドテイルを倒さないとどんどん増えちゃう
「猫神式格闘術、炎杓子!」
タタンと手を地面にたたきつけると、そこから炎が吹きあがってスケルトンたちを吹き飛ばしていく
ネムリちゃんやるぅ
「ネムリちゃん危ない!」
む、ネムリちゃんが立ちあがるスキをついてゾンビ猫がとびかかった
けど、クノエちゃんが見事に刀で攻撃をいなして、さらに回転してそのゾンビ猫を斬った
「あ、ありがとにゃ、クノエちゃん」
「うん、ネムリちゃん、あれいこう!」
「んにゅ!あれにゃ! 一気に決めるのにゃ!」
「「狐猫一体! 猫狐憑祟、撃!!」」
二人の連携技、一緒に修行していただけあって、タイミングもばっちり
お互いの妖力が連なり、その力を増して放たれる一撃
クノエちゃんの刀から放たれた斬撃をネムちゃんが拳でさらに加速させる
そしてその斬撃は、不可視の刃となってホーンテッドテイルの首を落とした
一瞬の出来事、恐らく今の一撃は音速を超えていたと思う
「やったにゃ! 倒せたのにゃ!」
「ふぅ、久しぶりだったからうまくいくかわからなかったけど、ちゃんとできてよかったわね、ネムリちゃん」
「クノエちゃんのタイミングが良かったのにゃ!」
二人はお互いの健闘を称えあっている
なんてかわいい光景なのでしょう
「にゅあ! 宝箱にゃ!」
主である魔物を倒したことで宝箱が出現した
中に入っていたのは・・・
「よくできました。ってかいてあるにゃ。この字ミアの字にゃ。それとこれは・・・」
よくできましたの紙以外にも何か入ってる
手甲だ
「にゅあ! 新しい手甲なのにゃ!」
そう、それはネムリちゃんの手にぴったり合ってる
しかもヒヒイロカネで出来た最高の逸品だった
「枕じゃなかったけど、ネムは大満足なのにゃ」
うんうん、ネムリちゃんが嬉しそうで何よりだよ
こうして僕らは無事、ダンジョン猫の宮をクリアした
まぁ僕達精霊は何もしてないんだけどね
その代わり机があって、その上に紙とペンがあった
「にゃっ!これは、もしや・・・。んにゃぁあああ!! テストだにゃ!」
ネムリちゃんは今まで魔物と戦ったり、ライバルと対決したときよりも驚いている
あ、顔が、死んでる
「こんなの聞いてないにゃ! ネムの一番嫌いなやつなのにゃ!」
ネムリちゃんがかなり動揺している
どうやらこの手のテストが大っ嫌いみたいで、ペンを持って座ってるけど一向に手が進まない
「あ! クノエちゃん!」
何かを思いついたのか、ネムリちゃんはクノエちゃんに駆け寄る
「クノエちゃん! これお願いにゃ!」
「え? 私!?」
クノエちゃんはかなり頭がいい
きっとこの子なら簡単に解けるはず
「そっか、手伝っていいなら私がこれ解けばいいのか」
クノエちゃんはテストを見ると、机に向かってペンを走らせ始めた
スラスラと、そしてあっさりと解いてしまった
「ネムリちゃん、これ、小等部の問題なんだけど」
「むにゃ、そ、それは、気にするにゃ。ネムの頭は勉強では測れないのにゃ!」
う、うん、まぁクリアできたからいいか
テストは満点だったらしく、直ぐに次の階層への道が開いた
「ネムリちゃん、ちゃんと勉強しようね?」
「う、せ、精霊様が言うなら、ちゃんとするにゃ」
九階層はものすごい数の猫の中から看板に書かれた特徴の猫を探し出すというもの
てか同じように見えるんだけど・・・
ざっと見た感じ千匹近いし、同じキジトラ柄の猫ばかりだ
「これ、どうやって探すのよ?」
「難しいですね。我々でもこれはちょっと」
あらら、テュネたちでも難しいみたい
どうしよう、僕達じゃぁ見分けがつかない
「にゃふ、見つけたにゃ」
「「「え!?」」」
全員が驚いた
ネムリちゃんの手にはすでに看板に描かれた猫ちゃんと全く同じ模様の猫ちゃんが抱えられていた
「なーん」
猫ちゃんが嬉しそうに鳴いている
「ど、どうやったの?」
「そんにゃの、聞けばわかるにゃ」
あそっか、妖猫族や猫獣人は猫たちと話せるんだっけ
それですぐ見つかったのか
「楽勝だったにゃ」
あとで聞いた話だと、この階層は今まで変わったことがなくて、ここをクリアできる人は妖猫族か猫獣人を連れたパーティくらいしかクリアしてないみたいだ
「ま、ネムにとってはただ話しかけるだけでよかったから簡単だったのにゃ。次で最後にゃ。頑張るのにゃ!」
そっか、この次が最後の階層だったね
十階層、案の定ボス部屋だね
「にゃ! あれは、ホーンテッドテイルにゃ! Sランクの魔物、ネムがギリギリ勝てるかどうかって奴にゃ」
相当強いってことか
このホーンテッドテイルという魔物は、その名の通り尻尾からアンデッドを生み出す大きなゾンビ猫だ
そのアンデッドも猫型の魔物のゾンビやスケルトンなんだけど、その数がすごくヤバいらしい
一度に生み出せる数は十体で、インターバルは一分
つまり一分以内に十体を倒しきらないとどんどん増えて、最終的に囲まれて終わり、なんてことがざらにあるらしい
「こいつは確か火が有効です。クノエちゃん、貴方とネムリちゃんで行けば勝てるはずですよ」
エンシュが的確なアドバイスを二人に向ける
「にゃ!クノエちゃん! あの時一緒に修行した成果、見せてやるのにゃ!」
「そうね、ネムリちゃんとなら勝てるはずよ!」
クノエちゃんは刀を抜き、ネムリちゃんは手甲をはめた
「早速お出ましね」
いきなり十体の猫ゾンビの群れだ
普通のゾンビと違って素早いのと、毒爪があるのがすごく厄介
「九尾式剣術、焔」
クノエちゃんは刀に炎を這わせると、ゾンビ猫たちに切りかかった
速い! 縦横無尽に駆けるゾンビ猫をいともたやすく切り伏せていく
あ、そうしてる間にスケルトン猫たちが生み出された
これは早々にあのホーンテッドテイルを倒さないとどんどん増えちゃう
「猫神式格闘術、炎杓子!」
タタンと手を地面にたたきつけると、そこから炎が吹きあがってスケルトンたちを吹き飛ばしていく
ネムリちゃんやるぅ
「ネムリちゃん危ない!」
む、ネムリちゃんが立ちあがるスキをついてゾンビ猫がとびかかった
けど、クノエちゃんが見事に刀で攻撃をいなして、さらに回転してそのゾンビ猫を斬った
「あ、ありがとにゃ、クノエちゃん」
「うん、ネムリちゃん、あれいこう!」
「んにゅ!あれにゃ! 一気に決めるのにゃ!」
「「狐猫一体! 猫狐憑祟、撃!!」」
二人の連携技、一緒に修行していただけあって、タイミングもばっちり
お互いの妖力が連なり、その力を増して放たれる一撃
クノエちゃんの刀から放たれた斬撃をネムちゃんが拳でさらに加速させる
そしてその斬撃は、不可視の刃となってホーンテッドテイルの首を落とした
一瞬の出来事、恐らく今の一撃は音速を超えていたと思う
「やったにゃ! 倒せたのにゃ!」
「ふぅ、久しぶりだったからうまくいくかわからなかったけど、ちゃんとできてよかったわね、ネムリちゃん」
「クノエちゃんのタイミングが良かったのにゃ!」
二人はお互いの健闘を称えあっている
なんてかわいい光景なのでしょう
「にゅあ! 宝箱にゃ!」
主である魔物を倒したことで宝箱が出現した
中に入っていたのは・・・
「よくできました。ってかいてあるにゃ。この字ミアの字にゃ。それとこれは・・・」
よくできましたの紙以外にも何か入ってる
手甲だ
「にゅあ! 新しい手甲なのにゃ!」
そう、それはネムリちゃんの手にぴったり合ってる
しかもヒヒイロカネで出来た最高の逸品だった
「枕じゃなかったけど、ネムは大満足なのにゃ」
うんうん、ネムリちゃんが嬉しそうで何よりだよ
こうして僕らは無事、ダンジョン猫の宮をクリアした
まぁ僕達精霊は何もしてないんだけどね
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