244 / 1,022
イレギュラーメルカ3
ここはなんてきれいな世界なんでしょう
宝石の体を持った人々が行き交い、宝石で出来た生物が地上を駆け回り、空を飛び回っている
建物も宝石。そしてどうやらこの世界には女性しかいないみたい
街には行ってみたけど、私を奇異の目で見る人ばかり
それはそうだよね。だって私の体は宝石じゃないから
しばらく街を見て歩いていると兵士らしき女性が私を取り囲んだ
「お前は何なんだ! なぜここに入れた!」
何を言ってるのかな? なぜって聞かれても普通に入れたよ?
「ここにはある方が貼ってくれた結界がある! 外部からの許可なき侵入は不可能なはずだ!」
そんなに声を荒げなくても・・・。でも結界? そんなものなかったんだけどな
「もしや人型の魔物、なのか?」
「ちょっと、さっきから失礼じゃない? 私はこれでも人間! あ、でも半分は違うか」
「人間・・・。確かあの方たちの中にもいたな」
「うむ、ならば敵ではないのか?」
「全く敵意がない。恐らくあの方たちと同じように異世界から来られたのだろう」
「失礼した。あなたは異世界の方なのでしょうか?」
「うん、そうなるわね。私はマルカ、ただのマルカよ」
どうやらこの人たちは警戒を解いてくれたみたい
前にも別世界から人が来てたのが幸いしたのね
「しかし、どうやって結界を? ここの結界は異世界の技術でかなり強固なものなのだが」
そう言われても私は感じなかったからなぁ
「まぁいい、結界は壊れていないようだし、どうだろう? 観光でもするかね?」
隊長らしいかっこいい女性がそう言ってくれた
「いいんですか?」
「ああ、君は悪いモノではないようだしな。もし悪しき心を持った者がこの世界に来れば警戒音がなるはずなのだ。それが鳴らない。すなわち君は良き人間だと言うことになる」
よく分からないけど私を歓迎してくれるみたいだからいっか
こんなにきれいな国の観光ができるなんて、封印されているときはそんなこと、考えることすらしなかったからすっごく楽しみ
この世界には国が二つあるだけで、表と裏って単純に呼ばれている
表の国には女王と王女、裏の国には王と王子がいて、それぞれの国を治めている
王と王子と言ってもどちらも女性。だってこの世界には女性しかいないから
王の役目を持った女性と王子の役目を持った女性と言うことになる
その王子と王女が結婚するとこの世界の繁殖期になるそうで、表と裏の宝石人が表の国に集まって子供を作るみたいね
その方法は手と手を触れ合うこと。それで二人の間に宝石人の子供がコロリと転がり出てくる
初めは小さいけど、十年ほどで大人になるみたい
「数年前に繁殖期があってな。この裏の国の王子であらせられるメルレスト王子と、表の国のマテラトラ王女様がご結婚なされた。その時この国の人々は全員表の国へと赴いて意中の相手と子を作ったのだ。私にも子がいてね。マートという子で、表の国にいるんだよ」
その兵隊長の女性、名前はトーレスさんと言って、嬉しそうにお子さんを話しをしてくれた
かわいい盛りだそうで、しょっちゅう表に会いに行ってるみたい。ちなみになぜ分かれて暮らしているのかと言うと、この世界の女性たちは男役と女役に分かれているから
その違いは特にないから自由に選べるんだけど、王族だけは色でわかれるらしい
金色なら女性、銀色なら男性で、王族は必ず金と銀の双子で生まれるんだって。不思議ね
「そうだ、王に会う気はないかな? 王は異世界の話が大好きでね」
「いいですけど、私の話、そんなに面白くないと思いますよ?」
「日常でいいんだ。王も喜ぶよ」
「分かりました。ではお言葉に甘えさせていただきますね」
王様は銀色の美しい人で、男装の麗人と言った感じ
名前はメルレストさんで、前王のアルメストさんが隠居したので王様になった
で、王子がカルナストさん。すごくしっかりした女性で、キリッとした表情が素敵
表にいるもう一人のお子さんの王女がアテラトラさん。こっちはまだまだ甘えたがりで、カルナストさんが会いに行くとべったりみたい
いずれその王女と王子が結婚してまた子供が生まれて・・・
この世界の二つの国はそうやって続いて行ってる。とても素敵な世界
王様に私の、楽しかったあの頃の日常を話して聞かせるとすごく喜んでくれて、宝石をくれた
キラキラと綺麗で、目を奪われてしまったわ
クラレストと言うこの世界にしかない宝石だって
「ありがとう異世界の友人よ。また私の異世界録に新しい一ページが加わったよ」
王は本当にうれしそう。私も話したかいがあるわね
それから表の方も観光して、私は宝石の世界を旅立った。私のお友達なってくれそうなあの子、早く会えるといいなぁ
宝石の体を持った人々が行き交い、宝石で出来た生物が地上を駆け回り、空を飛び回っている
建物も宝石。そしてどうやらこの世界には女性しかいないみたい
街には行ってみたけど、私を奇異の目で見る人ばかり
それはそうだよね。だって私の体は宝石じゃないから
しばらく街を見て歩いていると兵士らしき女性が私を取り囲んだ
「お前は何なんだ! なぜここに入れた!」
何を言ってるのかな? なぜって聞かれても普通に入れたよ?
「ここにはある方が貼ってくれた結界がある! 外部からの許可なき侵入は不可能なはずだ!」
そんなに声を荒げなくても・・・。でも結界? そんなものなかったんだけどな
「もしや人型の魔物、なのか?」
「ちょっと、さっきから失礼じゃない? 私はこれでも人間! あ、でも半分は違うか」
「人間・・・。確かあの方たちの中にもいたな」
「うむ、ならば敵ではないのか?」
「全く敵意がない。恐らくあの方たちと同じように異世界から来られたのだろう」
「失礼した。あなたは異世界の方なのでしょうか?」
「うん、そうなるわね。私はマルカ、ただのマルカよ」
どうやらこの人たちは警戒を解いてくれたみたい
前にも別世界から人が来てたのが幸いしたのね
「しかし、どうやって結界を? ここの結界は異世界の技術でかなり強固なものなのだが」
そう言われても私は感じなかったからなぁ
「まぁいい、結界は壊れていないようだし、どうだろう? 観光でもするかね?」
隊長らしいかっこいい女性がそう言ってくれた
「いいんですか?」
「ああ、君は悪いモノではないようだしな。もし悪しき心を持った者がこの世界に来れば警戒音がなるはずなのだ。それが鳴らない。すなわち君は良き人間だと言うことになる」
よく分からないけど私を歓迎してくれるみたいだからいっか
こんなにきれいな国の観光ができるなんて、封印されているときはそんなこと、考えることすらしなかったからすっごく楽しみ
この世界には国が二つあるだけで、表と裏って単純に呼ばれている
表の国には女王と王女、裏の国には王と王子がいて、それぞれの国を治めている
王と王子と言ってもどちらも女性。だってこの世界には女性しかいないから
王の役目を持った女性と王子の役目を持った女性と言うことになる
その王子と王女が結婚するとこの世界の繁殖期になるそうで、表と裏の宝石人が表の国に集まって子供を作るみたいね
その方法は手と手を触れ合うこと。それで二人の間に宝石人の子供がコロリと転がり出てくる
初めは小さいけど、十年ほどで大人になるみたい
「数年前に繁殖期があってな。この裏の国の王子であらせられるメルレスト王子と、表の国のマテラトラ王女様がご結婚なされた。その時この国の人々は全員表の国へと赴いて意中の相手と子を作ったのだ。私にも子がいてね。マートという子で、表の国にいるんだよ」
その兵隊長の女性、名前はトーレスさんと言って、嬉しそうにお子さんを話しをしてくれた
かわいい盛りだそうで、しょっちゅう表に会いに行ってるみたい。ちなみになぜ分かれて暮らしているのかと言うと、この世界の女性たちは男役と女役に分かれているから
その違いは特にないから自由に選べるんだけど、王族だけは色でわかれるらしい
金色なら女性、銀色なら男性で、王族は必ず金と銀の双子で生まれるんだって。不思議ね
「そうだ、王に会う気はないかな? 王は異世界の話が大好きでね」
「いいですけど、私の話、そんなに面白くないと思いますよ?」
「日常でいいんだ。王も喜ぶよ」
「分かりました。ではお言葉に甘えさせていただきますね」
王様は銀色の美しい人で、男装の麗人と言った感じ
名前はメルレストさんで、前王のアルメストさんが隠居したので王様になった
で、王子がカルナストさん。すごくしっかりした女性で、キリッとした表情が素敵
表にいるもう一人のお子さんの王女がアテラトラさん。こっちはまだまだ甘えたがりで、カルナストさんが会いに行くとべったりみたい
いずれその王女と王子が結婚してまた子供が生まれて・・・
この世界の二つの国はそうやって続いて行ってる。とても素敵な世界
王様に私の、楽しかったあの頃の日常を話して聞かせるとすごく喜んでくれて、宝石をくれた
キラキラと綺麗で、目を奪われてしまったわ
クラレストと言うこの世界にしかない宝石だって
「ありがとう異世界の友人よ。また私の異世界録に新しい一ページが加わったよ」
王は本当にうれしそう。私も話したかいがあるわね
それから表の方も観光して、私は宝石の世界を旅立った。私のお友達なってくれそうなあの子、早く会えるといいなぁ
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
拾ったメイドゴーレムによって、いつの間にか色々されていた ~何このメイド、ちょっと怖い~
志位斗 茂家波
ファンタジー
ある日、ひょんなことで死亡した僕、シアンは異世界にいつの間にか転生していた。
とは言え、赤子からではなくある程度成長した肉体だったので、のんびり過ごすために自給自足の生活をしていたのだが、そんな生活の最中で、あるメイドゴーレムを拾った。
…‥‥でもね、なんだろうこのメイド、チートすぎるというか、スペックがヤヴァイ。
「これもご主人様のためなのデス」「いや、やり過ぎだからね!?」
これは、そんな大変な毎日を送る羽目になってしまった後悔の話でもある‥‥‥いやまぁ、別に良いんだけどね(諦め)
小説家になろう様でも投稿しています。感想・ご指摘も受け付けますので、どうぞお楽しみに。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
貧乏育ちの私が転生したらお姫様になっていましたが、貧乏王国だったのでスローライフをしながらお金を稼ぐべく姫が自らキリキリ働きます!
Levi
ファンタジー
前世は日本で超絶貧乏家庭に育った美樹は、ひょんなことから異世界で覚醒。そして姫として生まれ変わっているのを知ったけど、その国は超絶貧乏王国。 美樹は貧乏生活でのノウハウで王国を救おうと心に決めた!
※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています