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竜人族の国3
ついにこの時がやって来た! 世界でも最高峰の温泉街コポポマ
竜人族の国内にあるこの街は、首都とは反対側の火山麓にある
硫黄の臭いと活気ある街並み、そして何と言ってもここでは浴衣で街を歩くのが最高にクールなんだとか
浴衣は鬼ヶ島から伝わったもので、竜人と鬼人の架け橋ともなっている
お互い武人っていう共通点もあるしね
あのゴトラ王もカルセ王妃もかなりの手練れらしいし
「リディエラ様、どの温泉から行きましょう? 私この美肌の湯というものが気になります!」
テュネ、いつにもまして生き生きしてるね。まあそれは他の四大精霊も同じか
エンシュもアスラムも楽しみでたまらないみたい
フーレンに至ってはもう脱ぎ始めてって・・・
「ちょ、何してんのフーレン! まだ!まだだから!」
「あ~、そう言えばまだ宿じゃなかったですね~」
この精霊はホントに、ちょっと目を離すと変なことをし始めるから怖い
とりあえず宿はゴトラさんが用意してくれたからそこに向かう
行ってみて驚いた。最高級宿屋で火山の中腹にあるんだけど、そこまではロープウェイが通ってる
このロープウェイは最近作られたもので、やはり九十九族の里にある大大大カラクリ工房製だった
「すごいですねこの乗り物、歩かずとも登山ができるなど、何とも不思議な感覚です」
まぁ僕らは飛べるから正確には歩いてないけどね
でもこのロープウェイは本当にすごい。ゆったりとした椅子の座り心地に当たりを一望できる作りになっていて、景色が本当に素晴らしい
火山ばかりで何もないかと思いきや、この辺りには炎浄花と呼ばれる花が咲き乱れていて目を楽しませてくれてる
この炎浄花は真っ赤に燃える花びらを持った不思議な花で、土地から魔力や霊脈の力を吸って成長する魔法花らしい
「なんて美しい景色なんでしょう。炎の花、私にぴったりだと思いませんか?」
そりゃまぁエンシュは炎の精霊だし、ぴったりすぎるよね
「実はあの花、私の加護を受けた場所で咲く花なのです」
なるほど、エンシュの力が影響してるから燃えてても枯れたり焦げたりしないってわけか。納得
「そろそろ着きますね」
宿屋が見えてきた。やっぱり外観もすごく立派で、この辺りで取れた金を使って扉の金具が飾られている
さらには赤い線が彩りを添えてあって、主張しすぎない風流を感じさせてくれる
「これが最高級温泉宿“龍の咢あぎと”、自然と一体になるように仕掛けが施されているので、山からの力の流れをうまく流しています。よく考えられていますね」
アスラムが宿をべた褒めしてる
地脈や霊脈の力の流れがいい感じだったらしい
ちなみに僕も流れていることくらいは分かるけど、どういう風に流れればより繁栄させれるかがまだわからないんだよね
「リディエラ様にもいずれお教えしますね。これができれば地脈や霊脈、龍脈からの力を借りることができるようになりますからね」
それはすごそう。大地からのエネルギーと一体になると精霊は真価を発揮する
ただあまりにも強い力と繋がるからかなり危険みたいだ
下手をするとそのまま力の流れに消えて行ってしまう
かつてそういう精霊が多かったため母さんが力の流れに直結することを封じたんだけど、それから数百年後にあらたな方法が見つかった
直結するから危ないわけであって、少し力を引き出して閉じてしまえば流される心配もないわけだ
その方法を一番うまくできるのがアスラムというわけ
宿に入ると龍人のお兄さんと竜人のお姉さんが出迎えてくれた
そうそう、竜人と龍人の違いなんだけど、龍人は実は妖怪族で、妖術が使えるんだ
つまり妖術の使える人は龍人で、魔力の扱いに長けた人は竜人だね
見た目は角の形の違いと翼のあるなしだね
竜人は角が尖ってて、龍人はサンゴのような形。翼があるのが竜人、ないのが龍人だ
まぁ竜人は魔法で翼をしまえるからそこで見分けるのはちょっと難しいかも
「精霊様、お待ちしておりました」
龍人のお兄さんはセイリョウさんといって、横にいる竜人のお姉さんのセリナーラさんとは夫婦なんだそうだ
もともと旅人だったお兄さんにお姉さんが一目ぼれして猛アタック。晴れて夫婦になれたっていう話を案内の最中にしてくれた
いやいやなんともお幸せそうでお腹いっぱいです
「こちらが精霊様にお泊り戴く王龍の間です」
ふおおお!これは思わず興奮しちゃうくらいにすごい!
和室で輝くような畳が敷き詰められてて、広い、広すぎる 四人でも広い
これ十人は泊まれそうだよ
さらに部屋の奥には露天風呂!
しかも最高の景色が眺めれらるというおまけつき!
これは入らなきゃ損だね
フーレンもすでに脱いでって・・・
「フーレン! まだセイリョウさんいるから! 脱いじゃ駄目だってば!」
慌ててはだけた胸を隠すとエンシュがフーレンに拳骨していた
「痛いです~」
「まったくもう、もっと回りを見なさい!」
余談だけど、エンシュは怒ると結構怖いです
僕には絶対怒らないんだけど、たまにフーレンや羽目を外しすぎた精霊たちを怒るとこ、見てるんだよね
あれは本当に怖いから、とにかくエンシュを怒らせないように僕は注意してる
まぁ普段は気のいいお姉さんなんだよね
部屋で少しくつろいで、僕らはまず部屋の露天風呂に入ってみた
このお風呂はもちろん天然温泉で、美肌や体力増強の効果がある
確かに僕らの精神体にもしみいるような気持ちよさ。このまま寝ちゃいそう
精霊だから寝ても溺れたりしないけど、やっぱりお風呂で寝るのはよくないね
「気持ちいいです~」
ハハ、フーレン、楽しみにしてたもんね
「色々異変が起きてますが、このまま平和がずっと続けばいいですね」
テュネのつぶやきに僕も同意
温泉にゆっくり浸かって、僕らは眠りについた
明日は温泉巡り、楽しみだね
そう思ってたけど、翌日またしても大変な事態が起きてしまった
竜人族の国内にあるこの街は、首都とは反対側の火山麓にある
硫黄の臭いと活気ある街並み、そして何と言ってもここでは浴衣で街を歩くのが最高にクールなんだとか
浴衣は鬼ヶ島から伝わったもので、竜人と鬼人の架け橋ともなっている
お互い武人っていう共通点もあるしね
あのゴトラ王もカルセ王妃もかなりの手練れらしいし
「リディエラ様、どの温泉から行きましょう? 私この美肌の湯というものが気になります!」
テュネ、いつにもまして生き生きしてるね。まあそれは他の四大精霊も同じか
エンシュもアスラムも楽しみでたまらないみたい
フーレンに至ってはもう脱ぎ始めてって・・・
「ちょ、何してんのフーレン! まだ!まだだから!」
「あ~、そう言えばまだ宿じゃなかったですね~」
この精霊はホントに、ちょっと目を離すと変なことをし始めるから怖い
とりあえず宿はゴトラさんが用意してくれたからそこに向かう
行ってみて驚いた。最高級宿屋で火山の中腹にあるんだけど、そこまではロープウェイが通ってる
このロープウェイは最近作られたもので、やはり九十九族の里にある大大大カラクリ工房製だった
「すごいですねこの乗り物、歩かずとも登山ができるなど、何とも不思議な感覚です」
まぁ僕らは飛べるから正確には歩いてないけどね
でもこのロープウェイは本当にすごい。ゆったりとした椅子の座り心地に当たりを一望できる作りになっていて、景色が本当に素晴らしい
火山ばかりで何もないかと思いきや、この辺りには炎浄花と呼ばれる花が咲き乱れていて目を楽しませてくれてる
この炎浄花は真っ赤に燃える花びらを持った不思議な花で、土地から魔力や霊脈の力を吸って成長する魔法花らしい
「なんて美しい景色なんでしょう。炎の花、私にぴったりだと思いませんか?」
そりゃまぁエンシュは炎の精霊だし、ぴったりすぎるよね
「実はあの花、私の加護を受けた場所で咲く花なのです」
なるほど、エンシュの力が影響してるから燃えてても枯れたり焦げたりしないってわけか。納得
「そろそろ着きますね」
宿屋が見えてきた。やっぱり外観もすごく立派で、この辺りで取れた金を使って扉の金具が飾られている
さらには赤い線が彩りを添えてあって、主張しすぎない風流を感じさせてくれる
「これが最高級温泉宿“龍の咢あぎと”、自然と一体になるように仕掛けが施されているので、山からの力の流れをうまく流しています。よく考えられていますね」
アスラムが宿をべた褒めしてる
地脈や霊脈の力の流れがいい感じだったらしい
ちなみに僕も流れていることくらいは分かるけど、どういう風に流れればより繁栄させれるかがまだわからないんだよね
「リディエラ様にもいずれお教えしますね。これができれば地脈や霊脈、龍脈からの力を借りることができるようになりますからね」
それはすごそう。大地からのエネルギーと一体になると精霊は真価を発揮する
ただあまりにも強い力と繋がるからかなり危険みたいだ
下手をするとそのまま力の流れに消えて行ってしまう
かつてそういう精霊が多かったため母さんが力の流れに直結することを封じたんだけど、それから数百年後にあらたな方法が見つかった
直結するから危ないわけであって、少し力を引き出して閉じてしまえば流される心配もないわけだ
その方法を一番うまくできるのがアスラムというわけ
宿に入ると龍人のお兄さんと竜人のお姉さんが出迎えてくれた
そうそう、竜人と龍人の違いなんだけど、龍人は実は妖怪族で、妖術が使えるんだ
つまり妖術の使える人は龍人で、魔力の扱いに長けた人は竜人だね
見た目は角の形の違いと翼のあるなしだね
竜人は角が尖ってて、龍人はサンゴのような形。翼があるのが竜人、ないのが龍人だ
まぁ竜人は魔法で翼をしまえるからそこで見分けるのはちょっと難しいかも
「精霊様、お待ちしておりました」
龍人のお兄さんはセイリョウさんといって、横にいる竜人のお姉さんのセリナーラさんとは夫婦なんだそうだ
もともと旅人だったお兄さんにお姉さんが一目ぼれして猛アタック。晴れて夫婦になれたっていう話を案内の最中にしてくれた
いやいやなんともお幸せそうでお腹いっぱいです
「こちらが精霊様にお泊り戴く王龍の間です」
ふおおお!これは思わず興奮しちゃうくらいにすごい!
和室で輝くような畳が敷き詰められてて、広い、広すぎる 四人でも広い
これ十人は泊まれそうだよ
さらに部屋の奥には露天風呂!
しかも最高の景色が眺めれらるというおまけつき!
これは入らなきゃ損だね
フーレンもすでに脱いでって・・・
「フーレン! まだセイリョウさんいるから! 脱いじゃ駄目だってば!」
慌ててはだけた胸を隠すとエンシュがフーレンに拳骨していた
「痛いです~」
「まったくもう、もっと回りを見なさい!」
余談だけど、エンシュは怒ると結構怖いです
僕には絶対怒らないんだけど、たまにフーレンや羽目を外しすぎた精霊たちを怒るとこ、見てるんだよね
あれは本当に怖いから、とにかくエンシュを怒らせないように僕は注意してる
まぁ普段は気のいいお姉さんなんだよね
部屋で少しくつろいで、僕らはまず部屋の露天風呂に入ってみた
このお風呂はもちろん天然温泉で、美肌や体力増強の効果がある
確かに僕らの精神体にもしみいるような気持ちよさ。このまま寝ちゃいそう
精霊だから寝ても溺れたりしないけど、やっぱりお風呂で寝るのはよくないね
「気持ちいいです~」
ハハ、フーレン、楽しみにしてたもんね
「色々異変が起きてますが、このまま平和がずっと続けばいいですね」
テュネのつぶやきに僕も同意
温泉にゆっくり浸かって、僕らは眠りについた
明日は温泉巡り、楽しみだね
そう思ってたけど、翌日またしても大変な事態が起きてしまった
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