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竜人族の国18
温泉から上がって、次は何か食べに行こうということになった
別に僕らは食べなくても平気なんだけど、ラキアさんは人間だからね
朝ごはんもまだだって言ってるからお腹すいてるはずだよ
「実は私行ってみたい店がありまして、なんでもフレアムーモという魔物のミルクを使ったミルク火鍋というものが食べてみたいのです」
フレアムーモ?ってどんな魔物何だろう?
そう思っていると僕の表情を読み取ったテュネが説明してくれた
「フレアムーモはこの辺りにだけ生息する火を纏った牛の魔物ですね。性格はいたって温厚なため家畜として飼育されることが多いようです。特にそのミルクは美肌効果や骨の形成に大きな効果を示します。味は濃厚で風味豊かなのが特徴です」
聞いていたらそのミルク、飲んで見たくなったよ
ラキアさんの言う店は直営店らしいからミルクも当然出してるらしい
その他にはアイスやバターもあるみたい
これは行くのが楽しみになって来た
場所は桜温泉から少し離れているけど、歩いて十分くらいの距離かな?
「じゃぁそこに行ってみようよ。僕もそのミルク飲んでみたくなったし」
どんな感じなのか楽しみにしつつ、和気あいあいと話しながら道中を進むと、件のミルク火鍋が味わえる店が見えた
結構繁盛しているみたいで、人は多かったけど何とか六人分の席を確保できた
まだお昼前だったのが功を奏した感じだね
席に着くと竜人族のお姉さんがミルクを人数分持ってきてくれた
サービスなんだって! 早速飲めるとは幸先いいじゃない
コップに次がれたミルクをコクリと飲み下すと、濃厚な味わいにもかかわらず、すっきりとした後味にほのかな甘みがあって、今まで飲んだ牛乳や魔物のミルクの中で一番と言っていいほどの美味しさだった
「始めて飲みましたがこれは、美味しいですね。私牛乳などを飲むとお腹を壊すのですが、ここのミルクはそう言った成分が入っていないそうなのです」
ラキアさんは人間だからそういうこともあるのか。でもそのお腹を壊す成分が入ってないのはやっぱり魔物のミルクだからかな?
牛乳だったら加熱殺菌とかやらなきゃいけないらしいけど、フレアムーモのミルクは加熱殺菌しなくてもいいくらいに菌がいないらしい
それはこの魔物の特性でもあるんだけど、ミルクをいくら加熱しても成分が乱れない上に、もともとが二百度という結構な高温だから、菌が生存できないんだって
それにしても、二百度もの高温のミルクを出す生物って・・・。魔物ってすごいね
テュネに教えてもらったんだけど、魔物は元々魔力だまりに意思や命が宿って生まれたらしい
それだけに多種多様で、その場所の環境、生態系の影響を多大に受けるらしい
さらに別世界の魔物も独自の生体系を築いているから、テュネでも把握できないほどに種類が多いみたい
まぁこの世界の魔物なら知ってるらしいけどね
注文してからしばらく待っていると、ミルク火鍋とそれに入れる食材が運ばれてきた
食材はキャベツやニラ、ニンジンなどと言った野菜類から、魔物鳥肉、魔物豚肉、魔物牛肉と選り取り見取りだ
そして火鍋というだけあって、唐辛子のような香辛料がたくさん投入されていてとっても辛そう
野菜やお肉を入れて火が通るのを待ってからポン酢やゴマダレ、シンプルにお醤油などをつけダレにして食べる
まずは鶏肉を食べてみる。柔らかなお肉の食感とミルクの風味、そして涙が出るような辛味が突き抜けてきた
でもこの辛さ、僕ら精霊には大して効かないみたいで、すぐに辛さ特有の痛みが無くなった
どうやら状態異常のような扱いになるみたいで、無効化されたみたいだ
僕ら上位の精霊はある程度の状態異常なら無効化できるからね
まあその辛さを楽しめないというのは残念だけど、ものすごくおいしいですこれ
ミルクが辛味をマイルドにしてくれていて、香辛料の風味がマッチングしてる
ラキアさんは目にいっぱい涙を浮かべて食べてるけど、その手は止まらなくなっていた
「ハフハフ、辛いけど、美味しいですね」
唇が真っ赤になってるけど、それでも美味しそうに食べている
次に僕は豚肉で野菜を巻いて食べてみた
まだ少しシャキシャキ感の残った野菜がいいアクセントになってくれる
それにこの豚肉のうまみがミルクと香辛料とに絡んでうまさの相乗効果をもたらしてくれる
次に牛肉を食べてみると、やっぱりミルクと牛肉は相性がいいのか、こちらもほっぺがとろけそうなほど美味しかった
なにせお肉自体がとろけたからね。脂身が少ないのにこのとろける食感は素晴らしい
赤み肉のうまみと脂身のうまみ両方の味が楽しめるのがすごいよ
みんなでハフハフうまうま言いながら食べ終えて、ラキアさんはお腹がポッコリ膨れるくらい食べていた
その後にミルクを使ったアイスが出て来たんだけど、デザートはやっぱり別腹みたいで、ラキアさんも食べていた
ここはラキアさんの分も僕らがお支払い。ラキアさんも頑張ったもんね
それにこれからも人々のために頑張ってほしいしね
ただ僕はラキアさんに関して心配なところもある
恋愛は自由なこの世界、当然女性同士、男性同士のカップルなんてたくさんいるんだけど、ラキアさん、度が過ぎるところがあるからいつか何か問題が起きそうで怖いんだよね
まあ本人は絶対に手を出さないから大丈夫だとは思うんだけど、悪いやつにはめられたりしないとも限らないし
今度一度そのことを言って聞かせるとしよう。もうちょっと自重するようにね
別に僕らは食べなくても平気なんだけど、ラキアさんは人間だからね
朝ごはんもまだだって言ってるからお腹すいてるはずだよ
「実は私行ってみたい店がありまして、なんでもフレアムーモという魔物のミルクを使ったミルク火鍋というものが食べてみたいのです」
フレアムーモ?ってどんな魔物何だろう?
そう思っていると僕の表情を読み取ったテュネが説明してくれた
「フレアムーモはこの辺りにだけ生息する火を纏った牛の魔物ですね。性格はいたって温厚なため家畜として飼育されることが多いようです。特にそのミルクは美肌効果や骨の形成に大きな効果を示します。味は濃厚で風味豊かなのが特徴です」
聞いていたらそのミルク、飲んで見たくなったよ
ラキアさんの言う店は直営店らしいからミルクも当然出してるらしい
その他にはアイスやバターもあるみたい
これは行くのが楽しみになって来た
場所は桜温泉から少し離れているけど、歩いて十分くらいの距離かな?
「じゃぁそこに行ってみようよ。僕もそのミルク飲んでみたくなったし」
どんな感じなのか楽しみにしつつ、和気あいあいと話しながら道中を進むと、件のミルク火鍋が味わえる店が見えた
結構繁盛しているみたいで、人は多かったけど何とか六人分の席を確保できた
まだお昼前だったのが功を奏した感じだね
席に着くと竜人族のお姉さんがミルクを人数分持ってきてくれた
サービスなんだって! 早速飲めるとは幸先いいじゃない
コップに次がれたミルクをコクリと飲み下すと、濃厚な味わいにもかかわらず、すっきりとした後味にほのかな甘みがあって、今まで飲んだ牛乳や魔物のミルクの中で一番と言っていいほどの美味しさだった
「始めて飲みましたがこれは、美味しいですね。私牛乳などを飲むとお腹を壊すのですが、ここのミルクはそう言った成分が入っていないそうなのです」
ラキアさんは人間だからそういうこともあるのか。でもそのお腹を壊す成分が入ってないのはやっぱり魔物のミルクだからかな?
牛乳だったら加熱殺菌とかやらなきゃいけないらしいけど、フレアムーモのミルクは加熱殺菌しなくてもいいくらいに菌がいないらしい
それはこの魔物の特性でもあるんだけど、ミルクをいくら加熱しても成分が乱れない上に、もともとが二百度という結構な高温だから、菌が生存できないんだって
それにしても、二百度もの高温のミルクを出す生物って・・・。魔物ってすごいね
テュネに教えてもらったんだけど、魔物は元々魔力だまりに意思や命が宿って生まれたらしい
それだけに多種多様で、その場所の環境、生態系の影響を多大に受けるらしい
さらに別世界の魔物も独自の生体系を築いているから、テュネでも把握できないほどに種類が多いみたい
まぁこの世界の魔物なら知ってるらしいけどね
注文してからしばらく待っていると、ミルク火鍋とそれに入れる食材が運ばれてきた
食材はキャベツやニラ、ニンジンなどと言った野菜類から、魔物鳥肉、魔物豚肉、魔物牛肉と選り取り見取りだ
そして火鍋というだけあって、唐辛子のような香辛料がたくさん投入されていてとっても辛そう
野菜やお肉を入れて火が通るのを待ってからポン酢やゴマダレ、シンプルにお醤油などをつけダレにして食べる
まずは鶏肉を食べてみる。柔らかなお肉の食感とミルクの風味、そして涙が出るような辛味が突き抜けてきた
でもこの辛さ、僕ら精霊には大して効かないみたいで、すぐに辛さ特有の痛みが無くなった
どうやら状態異常のような扱いになるみたいで、無効化されたみたいだ
僕ら上位の精霊はある程度の状態異常なら無効化できるからね
まあその辛さを楽しめないというのは残念だけど、ものすごくおいしいですこれ
ミルクが辛味をマイルドにしてくれていて、香辛料の風味がマッチングしてる
ラキアさんは目にいっぱい涙を浮かべて食べてるけど、その手は止まらなくなっていた
「ハフハフ、辛いけど、美味しいですね」
唇が真っ赤になってるけど、それでも美味しそうに食べている
次に僕は豚肉で野菜を巻いて食べてみた
まだ少しシャキシャキ感の残った野菜がいいアクセントになってくれる
それにこの豚肉のうまみがミルクと香辛料とに絡んでうまさの相乗効果をもたらしてくれる
次に牛肉を食べてみると、やっぱりミルクと牛肉は相性がいいのか、こちらもほっぺがとろけそうなほど美味しかった
なにせお肉自体がとろけたからね。脂身が少ないのにこのとろける食感は素晴らしい
赤み肉のうまみと脂身のうまみ両方の味が楽しめるのがすごいよ
みんなでハフハフうまうま言いながら食べ終えて、ラキアさんはお腹がポッコリ膨れるくらい食べていた
その後にミルクを使ったアイスが出て来たんだけど、デザートはやっぱり別腹みたいで、ラキアさんも食べていた
ここはラキアさんの分も僕らがお支払い。ラキアさんも頑張ったもんね
それにこれからも人々のために頑張ってほしいしね
ただ僕はラキアさんに関して心配なところもある
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※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています