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三獣鬼と三妖鬼2
アカネの情報には感謝しなくてはいけませんわね
あの子とは確かに喧嘩ばかりしていますが、昔は普通に友人同士でしたのに、あの子が頭角を現して、瞬く間に戦闘部隊の頭領に任命されてからは悔しくて嫌味ばかり言っていましたわ
本当は、もっと仲良くしたいのに、つい顔を合わせればあの子にあたり散らしてしまう
素直になりたいのになれないのはもどかしいですわ
「シエノ、見えてきたわねい」
モモネさんが指をさす方向には何やら揺らいでいる門が見えますわ
恐らく幻術がかかっているのでしょうけど、わたくしたち三妖鬼には幻術を見抜く目がありますの
この目は妖鬼としての力があるからこそ備わったものですわね
妖鬼とは生まれながらに妖術の扱いに長けた鬼のことですわ
鬼仙としての力と妖鬼としての力、両方を併せ持った特殊な鬼
クロハ様やハクラ様ほどの強い力はもってはいませんが、これでもモモネは参謀補佐(参謀はコクウさん)、ミドリコは隠密、わたくしは作法の教育係としてクロハ様から任命されていますわ
要するにアカネたちと同じ幹部ですわね
戦闘能力の低いわたくしとしてはこの修行は願ったりかなったり
アカネに教育は任せてますし、隠密部隊はキキが、参謀補佐はソウカがそれぞれ引き受けてくれましたし
わたくしたちだって童子に進化して必ずクロハ様のお役に立ちますの!
「む、お前たちは鬼仙かえ? 妖力の方が若干強いようじゃが、ここを見つけたとなると実力はありそうじゃな」
美しい女性ですわ
すいこまれそうなキラキラとした瞳にうるんだ唇、透き通るような肌につやつやの長い髪。この方は恐らく
「わらわはジョカと言う。この桃源郷を収める者の一人じゃ。さてお前たち、あのクロハとハクラの関係者じゃな?」
「は、はいですわ。わたくしはシエノ、こちらはモモネ、そしてミドリコですわ」
「よろしくお願いしますねい」
「よ、よろしく」
ジョカ様はうんうんとうなずくとわたくしたちについて来るよう言って歩き始めましたわ
歩き方までなんて美しい方なのでしょう
「どれ、お前たちはわらわとタイコウボウで修業をつけてやるとするかの。本来ならば酔八仙に任せるところじゃが、ちと別件で他国へ出向いておっての」
酔八仙、聞いたことがありますわ。先代のキンゲツ様が彼らの元で修業を受け強くなったのは鬼ヶ島では知らぬものなしですもの
クロハ様もハクラ様もここで童子に成られたようですし、わたくしたちも追いつかなくてはなりませんわね
「して、お前たちはクロハやハクラとどういう関係じゃ? 従者か?」
「はいですわ。わたくしはクロハ様のお付きなのです」
「そうか、ならばいっしょに来ておればよかったものを。さすれば酔八仙の修行を受けれておったのにの。もったいない」
「いえ、ジョカ様の修行を受けさせていただけますもの、これほど喜ばしいことはございませんわ」
「そうか、じゃがわらわの修行はいつも常軌を逸していると言われておってな。はあ、自信をなくしておるわ。お前たちにそう言ってもらえてうれしいぞ」
常軌を逸している? ま、まさか死ぬようなことはありませんわよね?
「ま、死んだらわらわが調合した仙薬で引き戻してやるから安心するがよい」
死ぬんじゃないですか・・・
でもそこまでの厳しい修行がわたくしたちの力を覚醒させるのならば、この修行を受ける意味は大きいものになりますわね
「さてと、まずはタイコウボウに会うといい。この道を真っ直ぐ行って分かれ道を右に行き、そのまま道なりに進めばタイコウボウのいる家が見えてくるはずじゃ。そこでこの手紙を渡すがよい。わらわの紹介状ゆえすぐに対応してくれるじゃろう」
「ありがとうございます! 必ずタイコウボウ様の修行を乗り越えて再びジョカ様にお会いします」
「うむ、待っておるぞ。お前たちは良い目をしておる。きっと童子へと進化できるじゃろう」
ジョカ様にそう言ってもらえて嬉しいですわ
とにかくまずはタイコウボウ様にお会いして修行をつけていただくのが先決ですわね
どのような修行なのかは分かりませんが、やり遂げて見せますわ!
三妖鬼、行っちゃったっすね。仙人の修行はつらいっす
でもシエノは頑張り屋だから絶対大丈夫っす
あの子とは幼馴染で昔はもっと仲が良かったっす。それこそ毎日遊んでたっす
それがいつからかなんだかぎくしゃくして、中が悪くなったっすけど、多分お互いにまだ友達だって思ってるっす
シエノはあたしにはない心の強さがあるっす
とにかく努力家で、そんなところをクロハ様は褒めてたっす(本人には言ってないっすけどね)
それにモモネさんは頭がキキくらいいいっすし、ミドリコは戦闘力があたしに次いで高いっす
三者三葉それぞれに強さを持ってるっすから、絶対童子になって帰ってくるって信じてるっすよ
そして帰ってきたらシエノと仲直りして昔みたいな関係に戻るんす!
あの子とは確かに喧嘩ばかりしていますが、昔は普通に友人同士でしたのに、あの子が頭角を現して、瞬く間に戦闘部隊の頭領に任命されてからは悔しくて嫌味ばかり言っていましたわ
本当は、もっと仲良くしたいのに、つい顔を合わせればあの子にあたり散らしてしまう
素直になりたいのになれないのはもどかしいですわ
「シエノ、見えてきたわねい」
モモネさんが指をさす方向には何やら揺らいでいる門が見えますわ
恐らく幻術がかかっているのでしょうけど、わたくしたち三妖鬼には幻術を見抜く目がありますの
この目は妖鬼としての力があるからこそ備わったものですわね
妖鬼とは生まれながらに妖術の扱いに長けた鬼のことですわ
鬼仙としての力と妖鬼としての力、両方を併せ持った特殊な鬼
クロハ様やハクラ様ほどの強い力はもってはいませんが、これでもモモネは参謀補佐(参謀はコクウさん)、ミドリコは隠密、わたくしは作法の教育係としてクロハ様から任命されていますわ
要するにアカネたちと同じ幹部ですわね
戦闘能力の低いわたくしとしてはこの修行は願ったりかなったり
アカネに教育は任せてますし、隠密部隊はキキが、参謀補佐はソウカがそれぞれ引き受けてくれましたし
わたくしたちだって童子に進化して必ずクロハ様のお役に立ちますの!
「む、お前たちは鬼仙かえ? 妖力の方が若干強いようじゃが、ここを見つけたとなると実力はありそうじゃな」
美しい女性ですわ
すいこまれそうなキラキラとした瞳にうるんだ唇、透き通るような肌につやつやの長い髪。この方は恐らく
「わらわはジョカと言う。この桃源郷を収める者の一人じゃ。さてお前たち、あのクロハとハクラの関係者じゃな?」
「は、はいですわ。わたくしはシエノ、こちらはモモネ、そしてミドリコですわ」
「よろしくお願いしますねい」
「よ、よろしく」
ジョカ様はうんうんとうなずくとわたくしたちについて来るよう言って歩き始めましたわ
歩き方までなんて美しい方なのでしょう
「どれ、お前たちはわらわとタイコウボウで修業をつけてやるとするかの。本来ならば酔八仙に任せるところじゃが、ちと別件で他国へ出向いておっての」
酔八仙、聞いたことがありますわ。先代のキンゲツ様が彼らの元で修業を受け強くなったのは鬼ヶ島では知らぬものなしですもの
クロハ様もハクラ様もここで童子に成られたようですし、わたくしたちも追いつかなくてはなりませんわね
「して、お前たちはクロハやハクラとどういう関係じゃ? 従者か?」
「はいですわ。わたくしはクロハ様のお付きなのです」
「そうか、ならばいっしょに来ておればよかったものを。さすれば酔八仙の修行を受けれておったのにの。もったいない」
「いえ、ジョカ様の修行を受けさせていただけますもの、これほど喜ばしいことはございませんわ」
「そうか、じゃがわらわの修行はいつも常軌を逸していると言われておってな。はあ、自信をなくしておるわ。お前たちにそう言ってもらえてうれしいぞ」
常軌を逸している? ま、まさか死ぬようなことはありませんわよね?
「ま、死んだらわらわが調合した仙薬で引き戻してやるから安心するがよい」
死ぬんじゃないですか・・・
でもそこまでの厳しい修行がわたくしたちの力を覚醒させるのならば、この修行を受ける意味は大きいものになりますわね
「さてと、まずはタイコウボウに会うといい。この道を真っ直ぐ行って分かれ道を右に行き、そのまま道なりに進めばタイコウボウのいる家が見えてくるはずじゃ。そこでこの手紙を渡すがよい。わらわの紹介状ゆえすぐに対応してくれるじゃろう」
「ありがとうございます! 必ずタイコウボウ様の修行を乗り越えて再びジョカ様にお会いします」
「うむ、待っておるぞ。お前たちは良い目をしておる。きっと童子へと進化できるじゃろう」
ジョカ様にそう言ってもらえて嬉しいですわ
とにかくまずはタイコウボウ様にお会いして修行をつけていただくのが先決ですわね
どのような修行なのかは分かりませんが、やり遂げて見せますわ!
三妖鬼、行っちゃったっすね。仙人の修行はつらいっす
でもシエノは頑張り屋だから絶対大丈夫っす
あの子とは幼馴染で昔はもっと仲が良かったっす。それこそ毎日遊んでたっす
それがいつからかなんだかぎくしゃくして、中が悪くなったっすけど、多分お互いにまだ友達だって思ってるっす
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とにかく努力家で、そんなところをクロハ様は褒めてたっす(本人には言ってないっすけどね)
それにモモネさんは頭がキキくらいいいっすし、ミドリコは戦闘力があたしに次いで高いっす
三者三葉それぞれに強さを持ってるっすから、絶対童子になって帰ってくるって信じてるっすよ
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※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています