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竜人族の国21
腹ごしらえも済んだから食後の運動がてら火山口を見に行くことにした
城とは反対にある火山口は火花散る溶岩の様子が確認できるみたいで、人気の観光名所
ときたまマグマドラゴンという溶岩に住むドラゴンが見れるのが人気の秘訣かな
このマグマドラゴンは体にマグマを纏っていて、溶岩を食料にしている
もちろん竜人の王であるゴトラさんの言うことを聞く気のいい竜たちだから観光客へのアピールも激しいらしい
ようするに目立ちたがり屋だね
「今日はマグマが溢れてるからかなり近くで見えるみたいだよ。あとマグマドラゴンが活発で曲芸みたいなことも披露してるって」
火山口入り口で配られていたパンフレットに本日の予定としてそう書かれていた
目立ちたがり屋な面はここでもいかんなく発揮されているようで、パンフレット一面におちゃめで可愛らしく、マスコットのようなゆるキャラのように描かれたマグマドラゴンが乗っていた
実物はこんなに可愛くはない、とは思うけど、曲芸は楽しそうだね
どんな曲芸を見せてくれるんだろう?
サーカスを見に行くかのようなウキウキ気分で火山口へと走った
「まあまあリディエラ様、子供らしくて可愛いですね」
ハッ!
ついついはしゃいでしまった
テュネを筆頭に僕を微笑ましく見ている精霊達
その後ろで同じような目を向けて来る冒険者や旅行客
は、恥ずかしい!
視線から逃れるように走って火山口の入り口に入った
入場料はいらなくて、溶岩石を一人最低一個は買うシステムになっている
これをマグマドラゴンにあげるんだけど、要するに彼らのおやつってことだ
「あの、リディエラ様、私も少しマグマに浸かりに行ってもいいでしょうか? 久しぶりに火山やマグマの精霊達とも語らいたいですし」
「うん、でもそれならちゃんと管理人さんの許可は取っておかないとね。ちょっと聞いてくるね」
エンシュは火の精霊だから他の火を司っている精霊達にとってはお姉さんみたいな存在なんだ
だからこそ時には対話して親ぼくを深めておくことも大切なんだね
「ああ、精霊様なら問題ないですよ。むしろ入ってほしいほどですハハハハハ」
管理人である竜人のおじさんはそう言って笑った
精霊がその土地に影響のあることを行えば加護が宿る
もちろんエンシュのこの行為も加護が発生するから、その土地に住む人々にとっては願ったりかなったりの要望なのだ
快くオッケーしてくれたからエンシュはすぐにその場で裸に「ってエンシュ! まわり! 人! 脱いじゃだめ!」
あまりの脱ぐスピードの速さに慌てたけど、僕が一瞬で展開した光魔法ですぐに隠せた
危ない危ない、危うく世界的ニュースになるところだったよ
火の精霊様の生まれたままの姿!ってなことになったら目も当てられない
写真はないけど、最近開発されたビジョンって言う魔法が厄介で、その魔法は映像を録画してテレビのような効果を発揮するからね
全くもう、四大精霊は裸くらい見られてもいいと思う傾向にあるから油断できない
特にフーレン!
ポーッと口を開けてその一部始終を見ていたけど、君が一番危ないんだからね!
「申し訳ありません、少し先走りすぎました。これならどうでしょう?」
エンシュが炎を水着のように体にまとわせて大事な部分を覆った
「うん、それなら大丈夫だね。気を付けて行ってらっしゃい」
「はい!」
エンシュは一気に火口まで飛ぶとマグマの中に飛び込んだ
途端に火柱が建って、そこからたくさんの火に関する精霊達が飛び出してきてエンシュの周りを囲んだ
「エンシュ姉様!」
「お姉さま!」
「ねーちゃん!」
と、十人十色な呼び方で火精霊達がエンシュの訪れを大歓迎していた
彼女たちは別にこの火山に住んでいるわけじゃない
別の火山だったり、炎の中だったり、暖炉だったりと様々な場所から火を辿って来たんだ
火のある場所から別の火のある場所まで転移できるのが火精霊たちの便利なところ
というかそれは水精霊も土精霊も風精霊も同じで、水のある場所、土のある場所、風のある場所ならどこにでも行けるんだ
同じように実は僕も光のある場所ならどこにでも行けるんだよね
まあ旅行は歩く派の僕としてはそれは無粋というものだよ
それに歩けば景色も目に入るし、たまに空も飛ぶけどそれはそれでいいものだ
火精霊達の思わぬ出現に火口付近にいた観光客たちの声援が上がる
それを見てマグマドラゴン達は口を開けて曲芸の手を止めていた
火精霊達の美しさに見惚れているみたいだね
「あ、でもこれじゃあマグマドラゴンの曲芸が見れない。まあエンシュが楽しそうだからいっか」
エンシュは本当に楽し気に妹たちと語らっている
これを見れただけでもよかった
エンシュが満足したところでこちらに戻ってくるとすぐに服を作り出して着ていた
笑顔のエンシュに僕も満足かな
あとはじっくり火口を見てマグマのその生命力あふれる様子を観察した
流動する赤い炎の塊に僕も元気をもらったよ
帰りがけにマグマキャンディという真っ赤なぺろぺろキャンディを買った
これがまた甘くておいしかったんだけど、不思議なのがあったかかったこと
出来立てなのかと思ったけど、どうやら保温の魔法がかかってたみたい
あ、僕がペロペロキャンディなんて持って歩いてたら完全に子供じゃないか。と思って周りを見ると大人も結構ぺろぺろ舐めてから問題ないか
城とは反対にある火山口は火花散る溶岩の様子が確認できるみたいで、人気の観光名所
ときたまマグマドラゴンという溶岩に住むドラゴンが見れるのが人気の秘訣かな
このマグマドラゴンは体にマグマを纏っていて、溶岩を食料にしている
もちろん竜人の王であるゴトラさんの言うことを聞く気のいい竜たちだから観光客へのアピールも激しいらしい
ようするに目立ちたがり屋だね
「今日はマグマが溢れてるからかなり近くで見えるみたいだよ。あとマグマドラゴンが活発で曲芸みたいなことも披露してるって」
火山口入り口で配られていたパンフレットに本日の予定としてそう書かれていた
目立ちたがり屋な面はここでもいかんなく発揮されているようで、パンフレット一面におちゃめで可愛らしく、マスコットのようなゆるキャラのように描かれたマグマドラゴンが乗っていた
実物はこんなに可愛くはない、とは思うけど、曲芸は楽しそうだね
どんな曲芸を見せてくれるんだろう?
サーカスを見に行くかのようなウキウキ気分で火山口へと走った
「まあまあリディエラ様、子供らしくて可愛いですね」
ハッ!
ついついはしゃいでしまった
テュネを筆頭に僕を微笑ましく見ている精霊達
その後ろで同じような目を向けて来る冒険者や旅行客
は、恥ずかしい!
視線から逃れるように走って火山口の入り口に入った
入場料はいらなくて、溶岩石を一人最低一個は買うシステムになっている
これをマグマドラゴンにあげるんだけど、要するに彼らのおやつってことだ
「あの、リディエラ様、私も少しマグマに浸かりに行ってもいいでしょうか? 久しぶりに火山やマグマの精霊達とも語らいたいですし」
「うん、でもそれならちゃんと管理人さんの許可は取っておかないとね。ちょっと聞いてくるね」
エンシュは火の精霊だから他の火を司っている精霊達にとってはお姉さんみたいな存在なんだ
だからこそ時には対話して親ぼくを深めておくことも大切なんだね
「ああ、精霊様なら問題ないですよ。むしろ入ってほしいほどですハハハハハ」
管理人である竜人のおじさんはそう言って笑った
精霊がその土地に影響のあることを行えば加護が宿る
もちろんエンシュのこの行為も加護が発生するから、その土地に住む人々にとっては願ったりかなったりの要望なのだ
快くオッケーしてくれたからエンシュはすぐにその場で裸に「ってエンシュ! まわり! 人! 脱いじゃだめ!」
あまりの脱ぐスピードの速さに慌てたけど、僕が一瞬で展開した光魔法ですぐに隠せた
危ない危ない、危うく世界的ニュースになるところだったよ
火の精霊様の生まれたままの姿!ってなことになったら目も当てられない
写真はないけど、最近開発されたビジョンって言う魔法が厄介で、その魔法は映像を録画してテレビのような効果を発揮するからね
全くもう、四大精霊は裸くらい見られてもいいと思う傾向にあるから油断できない
特にフーレン!
ポーッと口を開けてその一部始終を見ていたけど、君が一番危ないんだからね!
「申し訳ありません、少し先走りすぎました。これならどうでしょう?」
エンシュが炎を水着のように体にまとわせて大事な部分を覆った
「うん、それなら大丈夫だね。気を付けて行ってらっしゃい」
「はい!」
エンシュは一気に火口まで飛ぶとマグマの中に飛び込んだ
途端に火柱が建って、そこからたくさんの火に関する精霊達が飛び出してきてエンシュの周りを囲んだ
「エンシュ姉様!」
「お姉さま!」
「ねーちゃん!」
と、十人十色な呼び方で火精霊達がエンシュの訪れを大歓迎していた
彼女たちは別にこの火山に住んでいるわけじゃない
別の火山だったり、炎の中だったり、暖炉だったりと様々な場所から火を辿って来たんだ
火のある場所から別の火のある場所まで転移できるのが火精霊たちの便利なところ
というかそれは水精霊も土精霊も風精霊も同じで、水のある場所、土のある場所、風のある場所ならどこにでも行けるんだ
同じように実は僕も光のある場所ならどこにでも行けるんだよね
まあ旅行は歩く派の僕としてはそれは無粋というものだよ
それに歩けば景色も目に入るし、たまに空も飛ぶけどそれはそれでいいものだ
火精霊達の思わぬ出現に火口付近にいた観光客たちの声援が上がる
それを見てマグマドラゴン達は口を開けて曲芸の手を止めていた
火精霊達の美しさに見惚れているみたいだね
「あ、でもこれじゃあマグマドラゴンの曲芸が見れない。まあエンシュが楽しそうだからいっか」
エンシュは本当に楽し気に妹たちと語らっている
これを見れただけでもよかった
エンシュが満足したところでこちらに戻ってくるとすぐに服を作り出して着ていた
笑顔のエンシュに僕も満足かな
あとはじっくり火口を見てマグマのその生命力あふれる様子を観察した
流動する赤い炎の塊に僕も元気をもらったよ
帰りがけにマグマキャンディという真っ赤なぺろぺろキャンディを買った
これがまた甘くておいしかったんだけど、不思議なのがあったかかったこと
出来立てなのかと思ったけど、どうやら保温の魔法がかかってたみたい
あ、僕がペロペロキャンディなんて持って歩いてたら完全に子供じゃないか。と思って周りを見ると大人も結構ぺろぺろ舐めてから問題ないか
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