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三獣鬼と三妖鬼6
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タイコウボウ様の試練はまず体を鍛えることより始まりましたわ
私達も一応戦えるとはいえ、一般的な鬼兵より少し強い程度
三獣鬼や三幽鬼と同じように他の鬼人、鬼仙とは違った能力が使えなければ基本戦闘力はその程度なのですわ
要するに能力にかまけていれば言い方は悪いけれどそこいらの雑兵と変わらないということですの
「それじゃあまずはあそこの山の頂上まで五往復を三セットしてもらおうかな。そのあとは休憩を挟んでから武術と酔拳の練習かな。妖術は使えるのかな?」
「は、はい! わたくし含めミドリコもモモネさんも使えますわ。これでもエリートですのよ」
「ふふ、それなら大丈夫そうだね。それで君たちはお酒は飲めるのかな? 飲めないなら八仙が作った仙薬でも代用できるけど」
「あ、わたくしたち鬼仙はお酒にとてつもなく弱いんですの。なぜか分解できないので鬼人しかお酒は飲みませんわ」
「なるほどね、それならあとで仙薬を渡しておくよ。訓練前にのんでくれればいいから」
「ありがとうございます! それでは山まで早速走って参ります!」
「うんうん、気を付けてね。一応魔物や妖魔が出るから。まあ君たちなら大丈夫そうだね」
なんとお優しいのでしょう。わたくしたちの心配をしてくださるなんて
ますますわたくしはタイコウボウ様のことを・・・
でも今はまず修行ですのよ
強くなってタイコウボウ様に認めてもらって、いずれは・・・、キャー!
わたくしはそんなことを考えながら険しい山道を駆けて魔物や妖魔を切り伏せながら頂上を目指しましたの
わたくしたちは自分の妖力をより伝道してくれる妖武器を使っていますから、この程度の魔物や妖魔くらいならどうってことありませんわ
強い魔物も妖魔もミドリコの探知に引っかからないのでいないということですわね
わたくしたちの実力となるとAランクオーバーだと少し厳しいでしょうか?
「シエノ、大変、ヤバいのいる」
ミドリコが何かを察知したみたい
珍しく冷や汗をかいていますわ。ということは恐らく、Aランクの魔物かそれ以上?
まずいですわ、今のわたくしたちでは敵うはずが
「逃げますわよ!」
すぐに逃げようと来た道を戻るように走りましたけど、それは追いかけてきましたわ
まるで小山のように大きな虎、鉄をも切り裂きそうなするどい爪にどんなものでも噛み砕きそうな牙
目は獰猛にわたくしたちを狙い、餌としてしか見ていないことが分かりますわ
それに、立っているだけで伝わってくるような重圧感に足がすくみましたわ
「何してるのよぉ! 早く動きなさいねぃ!」
モモネさんの声ですくんでいた足が動きましたわ
虎の爪がすぐそこまで迫る中、わたくしはその攻撃をかわして脇腹に剣を突き立て妖力を発動
その体にわたくしの雷を流し込む
「グルルルル!」
ひぃ! 火に油をそそいだだけでしたわ!
噛みつかれそうになったので躱してまた一太刀を浴びせましたけど、唇の端を少し切った程度
この虎、毛が硬くて刃物が通りませんの
「シエノ、下がって」
ミドリコが私の首根っこを掴んで下がらせると、私のいた位置に土の棘が無数に生えてきましたわ
どうやらこの魔物の魔法のようですわね
強力な身体に加えて優れた知能とこの威力の魔法。厄介この上ないですわ
「私がおとりになるわ。あなたたちはその隙に逃げなさいねぃ」
モモネさんが真剣な面持ちで私達を逃がそうとしてくれますけど、そんなことできるわけないですわ
だってモモネさんは、私達の中ではサポートがメイン
格闘技は一流ですけど、それが敵うはずのない相手なのは火を見るより明らかですわ
「いいから早く行きなさいねぃ。ここは年上に任せるのよぉ!」
モモネさんはわたくし達三妖鬼、三獣鬼、三幽鬼の中で最も年上
それ故に経験をたくさん積んでいまして、わたくしはいろいろなことを学ばせてもらいましたわ
みんなのお姉さんのような存在
見守ってくれた優しいお姉さん
「だめ!」
虎の爪がモモネさんに迫る中、わたくしは自然と体が動いてその腕を刀で受け止めました
なぜ、わたくしはこのような強力な攻撃を、止めれましたの?
「シエノ、凄い」
さらにその腕をはじいてわたくしは妖力を発揮しましたわ
「妖術! 轟導来雷!」
雷を呼んで虎を撃ち抜くと、その虎は頭に雷を受けたことで痺れましたの
どういうことでしょうか? わたくしの雷にここまでの威力はなかったはずですのに
「い、今ですわ!」
痺れている間にわたくしたちは畳みかけるように急所を攻撃しましたわ
さすがの虎も目やお腹の柔らかい部分を狙われたことで何とか倒せました
Aランクオーバーなどを倒せるなんて思っても見ませんでしたから、自分でも驚きですの
でもモモネさんが無事で本当によかったですわ
この山には最高でもBランクの魔物しかいないはずでしたのに、なぜここまで強力な魔物が出たのでしょう?
それにわたくしの力が増したのはどういった理屈なのでしょうか?
分からないことはありますけども、今は無事を喜ぶとしますわ
私達も一応戦えるとはいえ、一般的な鬼兵より少し強い程度
三獣鬼や三幽鬼と同じように他の鬼人、鬼仙とは違った能力が使えなければ基本戦闘力はその程度なのですわ
要するに能力にかまけていれば言い方は悪いけれどそこいらの雑兵と変わらないということですの
「それじゃあまずはあそこの山の頂上まで五往復を三セットしてもらおうかな。そのあとは休憩を挟んでから武術と酔拳の練習かな。妖術は使えるのかな?」
「は、はい! わたくし含めミドリコもモモネさんも使えますわ。これでもエリートですのよ」
「ふふ、それなら大丈夫そうだね。それで君たちはお酒は飲めるのかな? 飲めないなら八仙が作った仙薬でも代用できるけど」
「あ、わたくしたち鬼仙はお酒にとてつもなく弱いんですの。なぜか分解できないので鬼人しかお酒は飲みませんわ」
「なるほどね、それならあとで仙薬を渡しておくよ。訓練前にのんでくれればいいから」
「ありがとうございます! それでは山まで早速走って参ります!」
「うんうん、気を付けてね。一応魔物や妖魔が出るから。まあ君たちなら大丈夫そうだね」
なんとお優しいのでしょう。わたくしたちの心配をしてくださるなんて
ますますわたくしはタイコウボウ様のことを・・・
でも今はまず修行ですのよ
強くなってタイコウボウ様に認めてもらって、いずれは・・・、キャー!
わたくしはそんなことを考えながら険しい山道を駆けて魔物や妖魔を切り伏せながら頂上を目指しましたの
わたくしたちは自分の妖力をより伝道してくれる妖武器を使っていますから、この程度の魔物や妖魔くらいならどうってことありませんわ
強い魔物も妖魔もミドリコの探知に引っかからないのでいないということですわね
わたくしたちの実力となるとAランクオーバーだと少し厳しいでしょうか?
「シエノ、大変、ヤバいのいる」
ミドリコが何かを察知したみたい
珍しく冷や汗をかいていますわ。ということは恐らく、Aランクの魔物かそれ以上?
まずいですわ、今のわたくしたちでは敵うはずが
「逃げますわよ!」
すぐに逃げようと来た道を戻るように走りましたけど、それは追いかけてきましたわ
まるで小山のように大きな虎、鉄をも切り裂きそうなするどい爪にどんなものでも噛み砕きそうな牙
目は獰猛にわたくしたちを狙い、餌としてしか見ていないことが分かりますわ
それに、立っているだけで伝わってくるような重圧感に足がすくみましたわ
「何してるのよぉ! 早く動きなさいねぃ!」
モモネさんの声ですくんでいた足が動きましたわ
虎の爪がすぐそこまで迫る中、わたくしはその攻撃をかわして脇腹に剣を突き立て妖力を発動
その体にわたくしの雷を流し込む
「グルルルル!」
ひぃ! 火に油をそそいだだけでしたわ!
噛みつかれそうになったので躱してまた一太刀を浴びせましたけど、唇の端を少し切った程度
この虎、毛が硬くて刃物が通りませんの
「シエノ、下がって」
ミドリコが私の首根っこを掴んで下がらせると、私のいた位置に土の棘が無数に生えてきましたわ
どうやらこの魔物の魔法のようですわね
強力な身体に加えて優れた知能とこの威力の魔法。厄介この上ないですわ
「私がおとりになるわ。あなたたちはその隙に逃げなさいねぃ」
モモネさんが真剣な面持ちで私達を逃がそうとしてくれますけど、そんなことできるわけないですわ
だってモモネさんは、私達の中ではサポートがメイン
格闘技は一流ですけど、それが敵うはずのない相手なのは火を見るより明らかですわ
「いいから早く行きなさいねぃ。ここは年上に任せるのよぉ!」
モモネさんはわたくし達三妖鬼、三獣鬼、三幽鬼の中で最も年上
それ故に経験をたくさん積んでいまして、わたくしはいろいろなことを学ばせてもらいましたわ
みんなのお姉さんのような存在
見守ってくれた優しいお姉さん
「だめ!」
虎の爪がモモネさんに迫る中、わたくしは自然と体が動いてその腕を刀で受け止めました
なぜ、わたくしはこのような強力な攻撃を、止めれましたの?
「シエノ、凄い」
さらにその腕をはじいてわたくしは妖力を発揮しましたわ
「妖術! 轟導来雷!」
雷を呼んで虎を撃ち抜くと、その虎は頭に雷を受けたことで痺れましたの
どういうことでしょうか? わたくしの雷にここまでの威力はなかったはずですのに
「い、今ですわ!」
痺れている間にわたくしたちは畳みかけるように急所を攻撃しましたわ
さすがの虎も目やお腹の柔らかい部分を狙われたことで何とか倒せました
Aランクオーバーなどを倒せるなんて思っても見ませんでしたから、自分でも驚きですの
でもモモネさんが無事で本当によかったですわ
この山には最高でもBランクの魔物しかいないはずでしたのに、なぜここまで強力な魔物が出たのでしょう?
それにわたくしの力が増したのはどういった理屈なのでしょうか?
分からないことはありますけども、今は無事を喜ぶとしますわ
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