精霊王女になった僕はチートクラスに強い仲間と世界を旅します

カオリグサ

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桃源郷6

 そのまま第二問、第三問、第四問と答えて見事に正解したけれど、第五問で躓いた
「第五問、猫が好きなのは甘いものとしょっぱいもの、どちらか、ですわ」
「え、えーっと、これは、うーん」
「どうなのでしょうか・・・。そういえば妖猫族には甘~いおかしが好きな子もいたはずです。答えは甘いものです!」
「ブー、残念ですわね。猫は甘みを感じる味覚がありませんのよ。わたくしたち妖猫の味覚は人間と同じなので甘いものが好きな子もいると言うだけですの。ちなみにしょっぱい物は好きだけど与えすぎては駄目なのですわ」
「そっかー、甘みを感じないなんて知らなかったよ」
「まぁ知らないと難しいですわよね。それはさておきこれで一問間違えてしまいましたわ。あと二問正解すれば次の階層へ進めますけど、逆に四問不正解ならばその時点で敗退しますわね。ここからはかなり難しいですわよ。よく考えて答えるといいですわ」
 アニャベラちゃんがフリップを振って問題を出そうと構える
 今度は正解してみせるよ
「第六問、猫の聞き手は雄と雌で違うと言われていますわ。では雄はどちらで雌はどちらでしょうか?」
「あ、それなら聞いたことがあります。私の友人に妖猫族の愛猫家がいるのですが、彼女が言うには雄が左で雌が右手だそうです。何百匹という猫ちゃんを調べて、どちらの手で最初に猫パンチをするのか確認した結果、そのように分かれていたそうなのですよ」
 な、なんだろう、その人暇なのかな? いやいや、きっと猫ちゃんへの愛が深いだけなんだよ絶対
 現にその人の元で育てられた猫ちゃんはそのほとんどが妖怪化し、猫又になっている
 そこから進化を果たして更なる力ある妖怪になるかはその子たち次第だけどね
「よくできました! ではどんどん行きますわよ! 第七問、猫は体の一部分にだけ汗をかきますの。それはどこでしょう?」
「肉球です!」
「正解ですの。第八問! 個体差はありますが、猫はどのくらいジャンプできるでしょう?」
「ぐっ、これは、知らないなぁ。マコさん分かる?」
「申し訳ありません、私もこれは・・・」
「うー、ギブアップで」
「ふふふん、これで二問不正解、正解は自分の足の長さの六倍ですの。先ほど言ったように個体差はありますけどね」
「なるほど、そんなに高く」
「もうすでに次階層へ行けますから残りは気楽に答えるですの。では第九問。猫が体をスリスリと寄せて来るのはなぜでしょう?」
「知ってる! 匂いをつけて自分の縄張りをアピールするためだよ! もちろんそれ以外にも遊んで欲しいときとか構って欲しい時にもするみたいだけどね」
「正解ですの! 見事ですわ。最後の問題は今までで一番難しいですの。最後の問題も一応やってみますか? 間違ってもペナルティはありませんの」
「うん、お願いします!」
「はいですの! では最後の第十問! 猫がゴロゴロ喉を鳴らすのはなぜでしょうか?」
「これは・・・。えっとどこかで聞いた気が」
「精霊様、私つい最近聞きました。確か自分の骨を強くするため鳴らしていまして、さらには病気、骨折などの治療を行っているそうなのです。ある種の超音波が出ていますので、それで骨を硬くしたり病気を治したりと治療魔法のようですね。さらにはコミュニケーションにも使われているようで、懐いている者にこの声を出すそうです」
「おお、凄いですわ。ほぼ完ぺきな答えですの。正解でいいですわね」
「すごいマコさん!」
「た、たまたま友人に聞いていただけですので」
 アハハ、真っ赤になってて可愛いマコさん
 でも猫にここまで詳しいって本当に猫が好きなんだろうね。僕も好きだけど
「では先に進むといいですわ。わたくしも自信を持って送り出せますの」
「うん、ありがとうアニャベラちゃん。その、最後にちょっと頭なでなでしていいかな?」
「へ? 何言ってるんですの!? 私を撫でていいのはニャコ様だけですの! たかが精霊ごときが撫でていいものではありませんのよ? わたくしは神に仕える神獣なのですもの」
「え、アニャベラちゃんって神獣なの!? でも猫又って言ってた気が」
「あら、猫又でも神獣はいますわよ? わたくしの場合もともと妖力が強かった猫だったのですけど、ニャコ様が神力を下さったおかげで神獣猫又になれましたの」
「ほぇえ、そんなことができるんだ。ニャコ様って本当にすごい神様なんだね」
「ええ! わたくしの誇りですのよ。でも、あなたたちは頑張りましたの。少しなら、わたくしの頭を撫でてもらってもよろしくてよ?」
「わーい」
 あら可愛いツンデレ。僕は喜んでアニャベラちゃんの頭を撫でてそのフワフワ感を堪能
 アニャベラちゃんもまんざらでもないうっとりとした顔をしてる
 ああ可愛い、可愛いよ
「最後に一つ教えておいてあげますわ。ニャコ様についてですの」
「ニャコ様の?」
「ええ、ニャコ様は気まぐれですが滅多に怒ることはございませんの。ですが、一度怒らせるとその怒りはすさまじいものがありますわ。まああなたならそんなことはありませんでしょうけど、一応忠告しておきますの」
「そっか、ありがとうアニャベラちゃん」
「はいですの。頑張って進みなさいですの」
 アニャベラちゃんと別れて僕らは第三階層へと降りていった
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