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神の如くは白と黒7
胸を刺し貫かれたキキは目から光を失って倒れた
私の、私のせいだ・・・。私がもっと注意してれば
「キキ、キキ、お願い、だから・・・」
なんて言っていいのか分からない
私をかばってキキは倒れた
涙が止まらない。嗚咽が止まない
「うっ、ひぐっ、キキ、お願いだから目を開けて!」
私は泣きながらキキに気力と仙力をそそいで再生力の強化をうながした
でも一向に胸の傷はふさがらないし、血が溢れて止まらない
ドクドクと溢れる血が地面に大きな血だまりを作っていく
キキはピクリとも動かず呼吸もしてない
まわりを見ると私とキキを守るようにみんなが何かと戦っていた
「ハクラ! キキを連れて逃げなさい! こいつはなぜかお前を狙っているの!」
「わ、私を!?」
何で私を狙うのかはわからないけど、そいつ、黒い靄を纏った戦士風の少女は不気味な笑顔をはりつけたまま私をじっと見ている
そうやって私を見つめたままの筈なのに、その少女は的確にお姉ちゃんたちの攻撃を受けてさばいている
その様子があまりにも異様で、ゴキゴキと絶対に人間ができないような動きをしているのも気持ちがわるい
とにかく死の淵にあるキキを抱えて私は転移し、精霊様の場所まで一気に飛んだ
転移した瞬間そこは見覚えのある場所だとわかった
ここは私達が修行をして童子に成った場所、仙人たちの国桃源郷だった
すぐに転移を察知した仙人たちが駆け寄ってきて、私を見て歓迎してくれたんだけど、死にかけているキキを見て慌てた様子でタイコウボウさんとジョカさんを呼びに行ってくれた
キキを治療しながら少し待っていると、タイコウボウさんがジョカさんと飛んでくるのが見えて少しほっとした
「どれ見せてみろ。ハクラ、これは、手遅れだ・・・。もう死んでいる」
「嘘です! だってキキは仮にも童子ですよ!? 半精神生命体がこんなことで、死ぬわけが!」
「ハクラ、お前も分かっているのだろう? その半精神生命体を殺しうる者にこの子はやられたのじゃ」
「で、でも! まだ助かるはずです!」
「無理じゃ、いくら我ら仙人の霊薬や仙薬があろうとも、すでに死した者を呼び戻すすべはない」
「嘘、嘘だよそんなの・・・」
私はキキにすがって泣き、もう動かない彼女を抱えた
「どうするのじゃ?」
「あなたたちが駄目なら、精霊様なら」
「ふむ、しかし精霊様でもそれは無理じゃろう。所詮我らはこの世界のルールに縛られる一住人でしかない。神ならあるいは、といったところじゃの」
「神、神様なら。キキを生き返らせることができるんですね?」
「可能性を言ったまでじゃ、神などそう簡単に対話できるものじゃない」
「そうとも言い切れないにゃ」
突如ジョカさんの後ろから声がしたのでそちらに目を向けると、何もいない
あまりのことで空耳が聞こえたのかと思ったけど
「どっちみてるにゃ、下だにゃ下」
ジョカさんの下を見ると、猫耳糸目の小さな女の子が立っていた
その子は可愛らしく尻尾を振り、私を見上げていた
「ニャコ様!?」
「え、ニャコ様!?」
タイコウボウさんとジョカさん二人が同時に声をあげる
「んにゃ、お前らそんな驚くことないにゃ。おいらはずっとここにいたんだからにゃ。まぁそんなことはどうでもいいにゃ。その子の魂、まだその体にあるからまだ間に合うにゃ。おいらに任せるにゃ。でもその代わり、お前はおいらの願いを聞き入れるにゃ」
ニャコ様は私を指さしてそう言った
キキが助かるならと私はうなづく
「うにゅ、では任せるのにゃ。というわけで頼んだのにゃ」
「頼んだのにゃじゃないわよまったく、古なじみだから聞いてあげてるだけなんだからね?!」
「まぁまぁ、ほら見せて」
ニャコ様の後ろから突然双子の少女が現れた
そのうちの一人、太陽のように明るい髪の少女がキキの着物を脱がせて胸にぽかりと空いた穴を見る
傷からもはや血すら出ていないし、顔色も真っ青
でもその子が手をかざして光を当てたと思うと、胸の傷が塞がった
「カハッ、クフッゲホゲホッ」
あれだけ真っ青になっていたキキの頬に紅が差し、ハァハァと息を吹き返した
「キキ!」
「あ、まだ動かさないで。完全治癒までもう少しかかるから、出来れば安静に」
「お姉ちゃんの言うことは聞いておいた方がいいわよ」
「は、はい」
この双子ちゃんは女神様で、破壊の女神と能力の女神らしい
今キキを助けてくれたのは能力の女神様で、再生の神の力を使って死の淵に立っていたキキを呼び戻してくれたらしいの
彼女の力“能力”は全ての神々の権能を再現でき、なおかつ与えることが出来るものらしくて、その再現度はほとんどオリジナルと遜色ないらしい
そのおかげでキキは無事蘇った
ほんとに、ほんとによかった
あとは、キキをこんな目に合わせたあの黒い少女を、倒さなきゃ
「おいらのお願いはあとでいいにゃ。先にやること済ませるにゃ」
「はい! ありがとうございます!」
ニャコ様や双子女神様にお礼を言って私は転移でお姉ちゃんたちの所へ戻った
私の、私のせいだ・・・。私がもっと注意してれば
「キキ、キキ、お願い、だから・・・」
なんて言っていいのか分からない
私をかばってキキは倒れた
涙が止まらない。嗚咽が止まない
「うっ、ひぐっ、キキ、お願いだから目を開けて!」
私は泣きながらキキに気力と仙力をそそいで再生力の強化をうながした
でも一向に胸の傷はふさがらないし、血が溢れて止まらない
ドクドクと溢れる血が地面に大きな血だまりを作っていく
キキはピクリとも動かず呼吸もしてない
まわりを見ると私とキキを守るようにみんなが何かと戦っていた
「ハクラ! キキを連れて逃げなさい! こいつはなぜかお前を狙っているの!」
「わ、私を!?」
何で私を狙うのかはわからないけど、そいつ、黒い靄を纏った戦士風の少女は不気味な笑顔をはりつけたまま私をじっと見ている
そうやって私を見つめたままの筈なのに、その少女は的確にお姉ちゃんたちの攻撃を受けてさばいている
その様子があまりにも異様で、ゴキゴキと絶対に人間ができないような動きをしているのも気持ちがわるい
とにかく死の淵にあるキキを抱えて私は転移し、精霊様の場所まで一気に飛んだ
転移した瞬間そこは見覚えのある場所だとわかった
ここは私達が修行をして童子に成った場所、仙人たちの国桃源郷だった
すぐに転移を察知した仙人たちが駆け寄ってきて、私を見て歓迎してくれたんだけど、死にかけているキキを見て慌てた様子でタイコウボウさんとジョカさんを呼びに行ってくれた
キキを治療しながら少し待っていると、タイコウボウさんがジョカさんと飛んでくるのが見えて少しほっとした
「どれ見せてみろ。ハクラ、これは、手遅れだ・・・。もう死んでいる」
「嘘です! だってキキは仮にも童子ですよ!? 半精神生命体がこんなことで、死ぬわけが!」
「ハクラ、お前も分かっているのだろう? その半精神生命体を殺しうる者にこの子はやられたのじゃ」
「で、でも! まだ助かるはずです!」
「無理じゃ、いくら我ら仙人の霊薬や仙薬があろうとも、すでに死した者を呼び戻すすべはない」
「嘘、嘘だよそんなの・・・」
私はキキにすがって泣き、もう動かない彼女を抱えた
「どうするのじゃ?」
「あなたたちが駄目なら、精霊様なら」
「ふむ、しかし精霊様でもそれは無理じゃろう。所詮我らはこの世界のルールに縛られる一住人でしかない。神ならあるいは、といったところじゃの」
「神、神様なら。キキを生き返らせることができるんですね?」
「可能性を言ったまでじゃ、神などそう簡単に対話できるものじゃない」
「そうとも言い切れないにゃ」
突如ジョカさんの後ろから声がしたのでそちらに目を向けると、何もいない
あまりのことで空耳が聞こえたのかと思ったけど
「どっちみてるにゃ、下だにゃ下」
ジョカさんの下を見ると、猫耳糸目の小さな女の子が立っていた
その子は可愛らしく尻尾を振り、私を見上げていた
「ニャコ様!?」
「え、ニャコ様!?」
タイコウボウさんとジョカさん二人が同時に声をあげる
「んにゃ、お前らそんな驚くことないにゃ。おいらはずっとここにいたんだからにゃ。まぁそんなことはどうでもいいにゃ。その子の魂、まだその体にあるからまだ間に合うにゃ。おいらに任せるにゃ。でもその代わり、お前はおいらの願いを聞き入れるにゃ」
ニャコ様は私を指さしてそう言った
キキが助かるならと私はうなづく
「うにゅ、では任せるのにゃ。というわけで頼んだのにゃ」
「頼んだのにゃじゃないわよまったく、古なじみだから聞いてあげてるだけなんだからね?!」
「まぁまぁ、ほら見せて」
ニャコ様の後ろから突然双子の少女が現れた
そのうちの一人、太陽のように明るい髪の少女がキキの着物を脱がせて胸にぽかりと空いた穴を見る
傷からもはや血すら出ていないし、顔色も真っ青
でもその子が手をかざして光を当てたと思うと、胸の傷が塞がった
「カハッ、クフッゲホゲホッ」
あれだけ真っ青になっていたキキの頬に紅が差し、ハァハァと息を吹き返した
「キキ!」
「あ、まだ動かさないで。完全治癒までもう少しかかるから、出来れば安静に」
「お姉ちゃんの言うことは聞いておいた方がいいわよ」
「は、はい」
この双子ちゃんは女神様で、破壊の女神と能力の女神らしい
今キキを助けてくれたのは能力の女神様で、再生の神の力を使って死の淵に立っていたキキを呼び戻してくれたらしいの
彼女の力“能力”は全ての神々の権能を再現でき、なおかつ与えることが出来るものらしくて、その再現度はほとんどオリジナルと遜色ないらしい
そのおかげでキキは無事蘇った
ほんとに、ほんとによかった
あとは、キキをこんな目に合わせたあの黒い少女を、倒さなきゃ
「おいらのお願いはあとでいいにゃ。先にやること済ませるにゃ」
「はい! ありがとうございます!」
ニャコ様や双子女神様にお礼を言って私は転移でお姉ちゃんたちの所へ戻った
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