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猿人族の国4
次なる階層に進むと今度は切り立った崖があり、上の方へ上るよう立て札が書いてあった
空を飛ぼうとしたけどやっぱり不思議な力で飛べないようにしてある
仕方ないので崖に手をかけてゆっくり上し始めた
ハクラちゃんとルカナさんはさすがに簡単に登っていくけど、普段空をお飛んで対処する僕はゆっくりゆっくり、恐る恐る手や足をかけて登る
相当な高さがあるから結構怖いんだよね
「精霊様、がんばるネ。落ちそになたら私支えるネ。むしろ落ちて来て私の顔にそのお尻をうずめて欲しネ」
「物騒なこと言わないで下さい!」
「だいじょぶヨ。私ならちゃんと支えられるネ」
「そういう問題じゃ、あ」
右足を石のとっかかりにかけた瞬間そこが崩れて、その拍子に手を放してしまった
「うわ、わわわわ」
「精霊様!」
「危ないネ!」
ハクラちゃんに手を掴まれ、ルカナさんにお尻を支えられてなんとかとどまった
それにしても二人ともこの体勢でよく僕を支えられるものだね
「精霊様、軽いですね」
「ハァハァ、お尻、精霊様のお尻触てるヨ。やらかいヨ。ハァハァハァハァ」
「ヒィイイ、怖いよぉ」
二人に掴まれてやっとの状態の僕は興奮しているルカナさんにツッコむ暇もない
それからハクラちゃんに引っ張り上げられてようやくまた崖を掴めた
「うううう、あとどれくらい、なの?」
「まだまだ上は見えないですね」
「だいじょぶヨ。精霊様のお尻触りまく、支えるヨ」
「ヒィイイ」
またゆっくりと、今度はさらに僕との距離を二人が詰めた状態で登る
ルカナさんの息が僕のお尻にかかる位に近いけど、今は文句なんて言ってる余裕がない
なんだか臭いを嗅がれてる気がするけどこの時はそんなことも考えれなかったんだ
「ハァハァ、いい匂い、いい匂いするヨ」
「せ、精霊様、何か来ます」
「え!?」
それは登り始めてから一時間が経った頃のことだった
うねうねとうねりながら空中を飛ぶ何かがこちらに迫ってきているのが見えた
「あれは、エイシュウネ。空飛ぶ大蛇、人を喰らう凶暴な魔物ヨ」
「そんな、こんなとこじゃ戦えないよ」
「飛ぶのあまり速くないネ。急いで登ればだいじょぶヨ」
「そ、そんなこと言われても」
「私が引っ張ります」
「私が押すネ」
その結果、ハクラちゃんに手を掴まれて引っ張り上げられ、ルカナさんにお尻をギュッと掴まれて押し上げられる形で進むことになった
ルカナさんがどう考えても変なところを触ってるんだけど、そんなこと気にしてたら登れない
「ふん、くふぅ」
「ふふ、ふふふ、幸せヨ」
ハクラちゃんは聞いてるこっちが恥ずかしくなるような声を出しながら引っ張ってくれて、ルカナさんは興奮しながら押し上げてくれる
そんな二人のおかげで何とか中間地点辺りに来れた
何故中間地点だって分かったかというと、普通に立て札があったからなんだよね
その立て札から少し上るとちょっとした広場があったので、そこで休むことにした
エンシュウはここには寄ってこないみたいで助かったよ
そう思ったのもつかの間、広場の奥に見えた洞穴からゴリラのような魔物がドスドスと走って来た
「また魔物。戦わないと」
「あれはショウジョウネ。強いヨ。私が戦うから精霊様は休んでてネ」
「だ、大丈夫なの?」
「ふふふ、精霊様のお尻たぷり堪能したから元気満タンヨ」
涎を垂らして僕を見てるから背筋に寒気が
でもここは彼女に任せよう。本当にものすごく元気そうなんだもん
「ショウジョウ、私が相手ネ。かかてくるヨロシ」
「グゲゲギャ!」
ショウジョウは腕を振り上げて力任せにルカナさんを殴り飛ばそうとしたけど、そんな大振りの攻撃が身軽なルカナさんに当たるはずもない
「ふふ、精霊様、見てて欲しネ。これぞ一族に伝わる伝説の武器、如意棒ヨ!」
如意棒、聞いたことがある
斉天大聖孫悟空が持っていた棒状の武器で、大きさを変えられ、伸縮自在の棒だ
伝承の通りルカナさんは耳の穴から如意棒を取り出すと、自分の背丈より少し長いサイズにしてくるくるとまわして構えた
「伸びろ如意棒!」
さらに如意棒を伸ばすとそれを叩きつけるようにショウジョウに振り下ろす
危険を感じたショウジョウは横に飛びのいたんだけど、ルカナさんはその軌道を変えて横に薙いだ
バキョッという激しい音が辺りに響いてショウジョウは壁に叩きつけられる
「ハッ!」
如意棒の長さを戻し、再び構えるルカナさん
凄くきれいだけど、どうしても僕を見て興奮しているあのいやらしい顔がちらついてしまう
「これで終わりネ!」
激昂して走り出したショウジョウを如意棒で一突き
正確に心臓の位置を貫いたのか、それでショウジョウは倒れた
「ふぅ、たまにこして魔物退治してるヨ私。精霊様、見直してくれたネ?」
「う、うん」
「やたネ! 精霊様と結婚ヨ!」
「どうしてそうなるんですか!」
ハクラちゃん、すっかりツッコみが板について来ちゃってる
でもさすがというか、普段は変な人なのに戦いとなるとすごい人だ
その後もまたハクラちゃんに引っ張ってもらって、ルカナさんにお尻を押してもらいながらようやく頂上へたどり着いた
その間もエンシュウが迫って来てたけど、なんとか襲われることなく登れたからよかったよ
それにしても、何かが迫って来てて追われるっていうのは本当にドキドキするね
空を飛ぼうとしたけどやっぱり不思議な力で飛べないようにしてある
仕方ないので崖に手をかけてゆっくり上し始めた
ハクラちゃんとルカナさんはさすがに簡単に登っていくけど、普段空をお飛んで対処する僕はゆっくりゆっくり、恐る恐る手や足をかけて登る
相当な高さがあるから結構怖いんだよね
「精霊様、がんばるネ。落ちそになたら私支えるネ。むしろ落ちて来て私の顔にそのお尻をうずめて欲しネ」
「物騒なこと言わないで下さい!」
「だいじょぶヨ。私ならちゃんと支えられるネ」
「そういう問題じゃ、あ」
右足を石のとっかかりにかけた瞬間そこが崩れて、その拍子に手を放してしまった
「うわ、わわわわ」
「精霊様!」
「危ないネ!」
ハクラちゃんに手を掴まれ、ルカナさんにお尻を支えられてなんとかとどまった
それにしても二人ともこの体勢でよく僕を支えられるものだね
「精霊様、軽いですね」
「ハァハァ、お尻、精霊様のお尻触てるヨ。やらかいヨ。ハァハァハァハァ」
「ヒィイイ、怖いよぉ」
二人に掴まれてやっとの状態の僕は興奮しているルカナさんにツッコむ暇もない
それからハクラちゃんに引っ張り上げられてようやくまた崖を掴めた
「うううう、あとどれくらい、なの?」
「まだまだ上は見えないですね」
「だいじょぶヨ。精霊様のお尻触りまく、支えるヨ」
「ヒィイイ」
またゆっくりと、今度はさらに僕との距離を二人が詰めた状態で登る
ルカナさんの息が僕のお尻にかかる位に近いけど、今は文句なんて言ってる余裕がない
なんだか臭いを嗅がれてる気がするけどこの時はそんなことも考えれなかったんだ
「ハァハァ、いい匂い、いい匂いするヨ」
「せ、精霊様、何か来ます」
「え!?」
それは登り始めてから一時間が経った頃のことだった
うねうねとうねりながら空中を飛ぶ何かがこちらに迫ってきているのが見えた
「あれは、エイシュウネ。空飛ぶ大蛇、人を喰らう凶暴な魔物ヨ」
「そんな、こんなとこじゃ戦えないよ」
「飛ぶのあまり速くないネ。急いで登ればだいじょぶヨ」
「そ、そんなこと言われても」
「私が引っ張ります」
「私が押すネ」
その結果、ハクラちゃんに手を掴まれて引っ張り上げられ、ルカナさんにお尻をギュッと掴まれて押し上げられる形で進むことになった
ルカナさんがどう考えても変なところを触ってるんだけど、そんなこと気にしてたら登れない
「ふん、くふぅ」
「ふふ、ふふふ、幸せヨ」
ハクラちゃんは聞いてるこっちが恥ずかしくなるような声を出しながら引っ張ってくれて、ルカナさんは興奮しながら押し上げてくれる
そんな二人のおかげで何とか中間地点辺りに来れた
何故中間地点だって分かったかというと、普通に立て札があったからなんだよね
その立て札から少し上るとちょっとした広場があったので、そこで休むことにした
エンシュウはここには寄ってこないみたいで助かったよ
そう思ったのもつかの間、広場の奥に見えた洞穴からゴリラのような魔物がドスドスと走って来た
「また魔物。戦わないと」
「あれはショウジョウネ。強いヨ。私が戦うから精霊様は休んでてネ」
「だ、大丈夫なの?」
「ふふふ、精霊様のお尻たぷり堪能したから元気満タンヨ」
涎を垂らして僕を見てるから背筋に寒気が
でもここは彼女に任せよう。本当にものすごく元気そうなんだもん
「ショウジョウ、私が相手ネ。かかてくるヨロシ」
「グゲゲギャ!」
ショウジョウは腕を振り上げて力任せにルカナさんを殴り飛ばそうとしたけど、そんな大振りの攻撃が身軽なルカナさんに当たるはずもない
「ふふ、精霊様、見てて欲しネ。これぞ一族に伝わる伝説の武器、如意棒ヨ!」
如意棒、聞いたことがある
斉天大聖孫悟空が持っていた棒状の武器で、大きさを変えられ、伸縮自在の棒だ
伝承の通りルカナさんは耳の穴から如意棒を取り出すと、自分の背丈より少し長いサイズにしてくるくるとまわして構えた
「伸びろ如意棒!」
さらに如意棒を伸ばすとそれを叩きつけるようにショウジョウに振り下ろす
危険を感じたショウジョウは横に飛びのいたんだけど、ルカナさんはその軌道を変えて横に薙いだ
バキョッという激しい音が辺りに響いてショウジョウは壁に叩きつけられる
「ハッ!」
如意棒の長さを戻し、再び構えるルカナさん
凄くきれいだけど、どうしても僕を見て興奮しているあのいやらしい顔がちらついてしまう
「これで終わりネ!」
激昂して走り出したショウジョウを如意棒で一突き
正確に心臓の位置を貫いたのか、それでショウジョウは倒れた
「ふぅ、たまにこして魔物退治してるヨ私。精霊様、見直してくれたネ?」
「う、うん」
「やたネ! 精霊様と結婚ヨ!」
「どうしてそうなるんですか!」
ハクラちゃん、すっかりツッコみが板について来ちゃってる
でもさすがというか、普段は変な人なのに戦いとなるとすごい人だ
その後もまたハクラちゃんに引っ張ってもらって、ルカナさんにお尻を押してもらいながらようやく頂上へたどり着いた
その間もエンシュウが迫って来てたけど、なんとか襲われることなく登れたからよかったよ
それにしても、何かが迫って来てて追われるっていうのは本当にドキドキするね
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