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植物人の国2
黒族への連絡手段はもらっている
なんだかチップのような小さな端末で、それに付いてるボタンを押すと様々な機能が使えるらしい
その中の一つが通信機能。登録されてる人に連絡ができるいわば電話みたいなものだ
最近普及し始めたからまだまだ使ってる人はあまりいないけど、魔力を使わなくていいってことで段々と知られてきてるらしい
黒族は様々なところで技術を提供してくれているから助かってるよ
科学だけど自然に基づいて自然を壊さないように配慮されてる点も、僕達精霊にとって助かる
技術は進みつつもちゃんと共存ができてるからね
「どうしたの精霊ちゃん?」
電話の相手はアマリリアちゃんという黒族の若い女の子で、以前黒族の国に行ったときに仲良くなったんだ
他の黒族は結構真面目な人が多いんだけど、彼女はフランクで分かりやすい性格なんだよね
「えっと、ちょっと技術を提供してもらいたいなって思って」
「ほほぉ、我々の最先端技術に興味がおありですかな? お目が高い! してどのような技術をお望みで?」
「あーっと、ちょっと難しいかもしれないんだけど・・・」
僕はプランティアの女王アヴァさんについて話した
彼女は通信機ごしに真面目そうにうんうんと話をきいてくれてる
「なるほどなるほど、それならなんとかなるかも。ちょっとそっちに行っていいかな?」
「う、うん、助かるよ。でもどうやって来るの? そこからだと時間かかりそうだから僕が転移で連れて行こうか?」
「ふっふっふー、何か忘れてないかね精霊ちゃん。黒族の革新的技術はついに小型転移装置を開発するに至ったのですよ!」
「なんと!」
「じゃあすぐ行くね」
あ、でもどこに転移するんだろう? この国にはまだ据え置き型の端末は無かったはず
考えていると僕の持っていた通信端末がぶるぶると震え始めた
「わ、わ、わ、なになになに?」
震えがどんどん激しくなって、チップ端末が宙に浮いて光った
その光からアマリリアちゃんがポンと飛び出す
「おっまたせー!」
魔法少女のようにキラリと決めポーズをする可愛らしい恰好をしたアマリリアちゃん
スタッと着地すると僕の手を握ってブンブンと振り回す
「ひっさしぶりだね! 色々と持ってきたからそのアヴァさんって人のとこに案内してよ」
「うん」
ちょっとびっくりしたけど、彼女に久々に会えて嬉しいね
でも彼女何か持ってるようには見えないな。もしかしてテュネや僕が持ってるような魔法の袋とかあるのかな?
そう思って見てると何やらポケットをガサガサと探り始めた
「よいしょっと」
そしてなんとどう考えてもポケットに入らない大きさの植木鉢をデンと取り出した
「な、何そのポケット・・・」
「え?あ、これ? これ空間が四次元に繋がってるの」
「あ、そうですか」
なんだかいろんな意味で危ない感じのポケットだけど、そこには無限と言えるような空間が広がってて、たくさんの装置や機械が詰め込まれてるらしい
そして今取り出したのは鉢植えのようなものだった
「これにアヴァさんを移して運んでみるわよ」
僕らは鉢植えを持ってアヴァさんの元へ来るとさっそく提案してみた
横にいたニーバちゃんは目を輝かせて喜んでる
「さて、まずは魔力を封入しつつアヴァさんを地面から切り離してみるわ。大丈夫、私の計算では危険はないから」
僕は恐る恐るアヴァさんの周囲の地面を掘って彼女を抱き上げた
軽い。恐ろしいほど軽いよアヴァさん
でもちゃんと彼女の魔力は保たれたまま運べた
「こ、これは・・・。私、移動しているわ・・・」
感激したアヴァさんは涙を流してる
「よしよしまずは成功ね。次はこの周囲にある土を鉢に入れて、それからこの魔力安定剤を挿して」
ごそごそとアマリリアちゃんが鉢に様々な薬品や機能を施していく
凄い手際の良さで、普段からこういったことをよくやってることが分かる
あっという間にアヴァさん専用の移動装置が完成した
「ホイこれで良しっと。まだまだ改良の余地はあるけど、ある程度自分の意思でも動けるはずよ。それから定期的にメンテナンスに来るからこれを渡しておくわね。これは簡易転移装置で、私がここに直ぐ来れるようにするものだから。あ、魔力は使わないから、一週間に一度太陽にあててね。それでエネルギーが充填されるわ」
「何から何までありがとうございます。こうして移動できるようになるなど夢のようです」
しきりに頭を下げ続けるアヴァさん
本当はこの場所から移動したかったんだね
「あ、あと長期的にはまだ無理だから、改良が済むまで旅行は待ってね。数週間くらい時間をくれれば改良もできてこの世界を自由に移動できるようになるわ」
「本当ですか!?」
「やった! アヴァ様と旅行できるんだね!」
ニーバちゃんも喜んでくれてる。アマリリアちゃんを呼んでよかったよほんと
なんだかチップのような小さな端末で、それに付いてるボタンを押すと様々な機能が使えるらしい
その中の一つが通信機能。登録されてる人に連絡ができるいわば電話みたいなものだ
最近普及し始めたからまだまだ使ってる人はあまりいないけど、魔力を使わなくていいってことで段々と知られてきてるらしい
黒族は様々なところで技術を提供してくれているから助かってるよ
科学だけど自然に基づいて自然を壊さないように配慮されてる点も、僕達精霊にとって助かる
技術は進みつつもちゃんと共存ができてるからね
「どうしたの精霊ちゃん?」
電話の相手はアマリリアちゃんという黒族の若い女の子で、以前黒族の国に行ったときに仲良くなったんだ
他の黒族は結構真面目な人が多いんだけど、彼女はフランクで分かりやすい性格なんだよね
「えっと、ちょっと技術を提供してもらいたいなって思って」
「ほほぉ、我々の最先端技術に興味がおありですかな? お目が高い! してどのような技術をお望みで?」
「あーっと、ちょっと難しいかもしれないんだけど・・・」
僕はプランティアの女王アヴァさんについて話した
彼女は通信機ごしに真面目そうにうんうんと話をきいてくれてる
「なるほどなるほど、それならなんとかなるかも。ちょっとそっちに行っていいかな?」
「う、うん、助かるよ。でもどうやって来るの? そこからだと時間かかりそうだから僕が転移で連れて行こうか?」
「ふっふっふー、何か忘れてないかね精霊ちゃん。黒族の革新的技術はついに小型転移装置を開発するに至ったのですよ!」
「なんと!」
「じゃあすぐ行くね」
あ、でもどこに転移するんだろう? この国にはまだ据え置き型の端末は無かったはず
考えていると僕の持っていた通信端末がぶるぶると震え始めた
「わ、わ、わ、なになになに?」
震えがどんどん激しくなって、チップ端末が宙に浮いて光った
その光からアマリリアちゃんがポンと飛び出す
「おっまたせー!」
魔法少女のようにキラリと決めポーズをする可愛らしい恰好をしたアマリリアちゃん
スタッと着地すると僕の手を握ってブンブンと振り回す
「ひっさしぶりだね! 色々と持ってきたからそのアヴァさんって人のとこに案内してよ」
「うん」
ちょっとびっくりしたけど、彼女に久々に会えて嬉しいね
でも彼女何か持ってるようには見えないな。もしかしてテュネや僕が持ってるような魔法の袋とかあるのかな?
そう思って見てると何やらポケットをガサガサと探り始めた
「よいしょっと」
そしてなんとどう考えてもポケットに入らない大きさの植木鉢をデンと取り出した
「な、何そのポケット・・・」
「え?あ、これ? これ空間が四次元に繋がってるの」
「あ、そうですか」
なんだかいろんな意味で危ない感じのポケットだけど、そこには無限と言えるような空間が広がってて、たくさんの装置や機械が詰め込まれてるらしい
そして今取り出したのは鉢植えのようなものだった
「これにアヴァさんを移して運んでみるわよ」
僕らは鉢植えを持ってアヴァさんの元へ来るとさっそく提案してみた
横にいたニーバちゃんは目を輝かせて喜んでる
「さて、まずは魔力を封入しつつアヴァさんを地面から切り離してみるわ。大丈夫、私の計算では危険はないから」
僕は恐る恐るアヴァさんの周囲の地面を掘って彼女を抱き上げた
軽い。恐ろしいほど軽いよアヴァさん
でもちゃんと彼女の魔力は保たれたまま運べた
「こ、これは・・・。私、移動しているわ・・・」
感激したアヴァさんは涙を流してる
「よしよしまずは成功ね。次はこの周囲にある土を鉢に入れて、それからこの魔力安定剤を挿して」
ごそごそとアマリリアちゃんが鉢に様々な薬品や機能を施していく
凄い手際の良さで、普段からこういったことをよくやってることが分かる
あっという間にアヴァさん専用の移動装置が完成した
「ホイこれで良しっと。まだまだ改良の余地はあるけど、ある程度自分の意思でも動けるはずよ。それから定期的にメンテナンスに来るからこれを渡しておくわね。これは簡易転移装置で、私がここに直ぐ来れるようにするものだから。あ、魔力は使わないから、一週間に一度太陽にあててね。それでエネルギーが充填されるわ」
「何から何までありがとうございます。こうして移動できるようになるなど夢のようです」
しきりに頭を下げ続けるアヴァさん
本当はこの場所から移動したかったんだね
「あ、あと長期的にはまだ無理だから、改良が済むまで旅行は待ってね。数週間くらい時間をくれれば改良もできてこの世界を自由に移動できるようになるわ」
「本当ですか!?」
「やった! アヴァ様と旅行できるんだね!」
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※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています