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新国アンデッドの国1
利善さんにもらったマジックアイテムはどうやら組織に所属している異世界人たちを辿れるらしい
それによると魔族国のとある場所に一つ反応があるのが分かった
そこはアンデッドたちが住まう街で、悪夢の戦場跡地と呼ばれている場所だ
かつて人間族の国があったらしく、悪い宰相による反乱によって国が乗っ取られ、殺されてしまった王女たちの呪いによって国は滅んだ
その王女様、今では魔族の一員となってその街の経済を支えている
そして魔王キーラちゃんの粋な計らいによって、つい最近この場所はめでたくアンデッドたちの国が建立されたのであった
国長はもちろんレイスクイーンのエルナリア姫
彼女の怨念はすでに消えているから、気のいいレイスの王女様って感じで僕とも仲良しなんだよね
でもあそこには封印された魔物や神獣なんていなかったはずだ
悪い異世界人はいったいそこで何をしているんだろう?
僕達はすぐにそのアンデッドたちの国、デスヘルズへと転移した
不気味な効果音が街中に鳴り響き、ところどころに大量のゾンビやグール、レイスやゴースト、それにスケルトンやらなにやらとにかくたくさんのアンデッドさんたちがひしめき合っている
ホラーが苦手な人は心臓に悪いかもしれないけど、話してみると気さくな人?ばかりで過ごしやすい
ゾンビたちの臭いが気になると思った人、実はここには消臭用の魔法が常にかかっていて、全く腐臭がしないのです!
国としての成立はつい最近だけど、もうすでに国同士の行き来が盛んになっている
特に人気なのはホラーアトラクションで、お化け屋敷やら迷宮やらとにかく怖いものが多い
絶対に攻撃されることなんかないから、怖さを楽しみたい人達にとんでもなく人気が出たんだ
ちなみに僕はその初期アトラクションである人工迷宮に入ったことがあるけど、かなり怖かった
エンシュと僕で震えてたっけ。テュネたちは楽しんでたんだけどね
「ああああ!!」
突然背後で叫び声が聞こえたからビクッとする僕と白黒姉妹
振り向くとそこにはこの国の国長であるはずの人、いやレイスが立って、いや浮いていた
彼女こそがレイスクイーンエルナリア姫で、僕の友達だ
「リディエラちゃん! 久しぶり~、このところ建国のごたごたで連絡できてなかったから~、会えて嬉しいわ~」
ほんわかした可愛らしい彼女、でも前に会った時と何かが違う
「実はわたくしこの度正式に、クイーンリッチになったのです!」
ドヤ顔可愛い
それにしてもクイーンリッチ、この世界で初めて生まれた種族だ
今までそんな進化なんてなかったのに、突然変異みたいに進化してる。もしかしてこの土地に何か関係あるのかな?
今まで呪力や瘴気が渦巻いていたのが恨みが消えて瘴気が魔力に、呪力が本来のまじないとしての力を取り戻したおかげで、この土地は肥沃な土地になった
それもこれもエルナリア姫が頑張ったからだね
とりあえず事情を説明するとエルナリア姫はすぐにでも協力を申し出てくれた
この土地にその異世界人がいると言うのは分かるんだけど、はっきりとした位置は分からない
そこでここのアンデッドたちに協力してもらうんだ
エルナリア姫が一声かけるだけでアンデッドたちに一気に情報が伝わる
それがクイーンリッチとなった彼女の能力の一つだ
「すぐに見つかると思いますので~、リディエラちゃんはわたくしとお茶でも致しましょうか~」
彼女のすごいところは送られてきた情報をすべて頭の中だけで統合し、照合し、分析して整理できるところだ
お茶を飲みながらでもその頭ではしっかりと仕事をしていて、目撃情報を随時書き出して僕に知らせてくれてる
ハクラちゃんとクロハさんもこれには目を丸くして驚いていた
「よし、大体の情報統合はできました」
その時間なんと五分
たった五分で情報を整理して異世界人の位置を割り出してしまった
ほんわかしたお姉さんだけど、見た目と違ってできるお姫様
戦闘特化のハクラちゃんと大違・・・。これ以上は彼女の名誉のために言わないでおこう
ハクラちゃんは頭は悪くないけどおっちょこちょいでドジなのが玉に傷
いやそう言うところがいいって人も多いんだけどね
「さて、その異世界から来たという悪者ですが、目撃証言や魔力の乱れなどから計算して察するに」
「察するに?」
「ここにいます」
広げられた地図を指さすと、そこは正にこの部屋だった
「え、ここ?」
「あっ!」
エルナリア姫の悲鳴が上がり、その後ろに十代後半くらいの少年の姿が突然現れた
そいつはエルナリア姫を拘束して笑っている
「まさかこいつにそんな能力があるだ何て思わなかったよ。でもまぁこいつを連れて行けば僕は昇進できる。珍しい種族だしいい実験体になるだろうね」
そいつはそのまま姿を消した
「じゃ、僕は行くね」
まずい!
「私に任せて!」
ハクラちゃんが何もない所に剣を突き立てた
「ぐぁ!」
空間から血がたらりと流れ出てくる
「嘘だろ、僕の能力は存在ごと消えるはずなのに! なんでわかるんだよ!」
ダラダラと肩から血を流した少年がスーッとまた現れた
ハクラちゃん一体こいつをどうやって見つけたんだ?
僕でも全く分からなくなってたって言うのに
「勘です!」
「勘、なんだ・・・」
なんというか、まあ、ハクラちゃんだからね
ともかくエルナリア姫は取り戻せた
あとはクロハさんがこいつを尋問してくれるらしい
それによると魔族国のとある場所に一つ反応があるのが分かった
そこはアンデッドたちが住まう街で、悪夢の戦場跡地と呼ばれている場所だ
かつて人間族の国があったらしく、悪い宰相による反乱によって国が乗っ取られ、殺されてしまった王女たちの呪いによって国は滅んだ
その王女様、今では魔族の一員となってその街の経済を支えている
そして魔王キーラちゃんの粋な計らいによって、つい最近この場所はめでたくアンデッドたちの国が建立されたのであった
国長はもちろんレイスクイーンのエルナリア姫
彼女の怨念はすでに消えているから、気のいいレイスの王女様って感じで僕とも仲良しなんだよね
でもあそこには封印された魔物や神獣なんていなかったはずだ
悪い異世界人はいったいそこで何をしているんだろう?
僕達はすぐにそのアンデッドたちの国、デスヘルズへと転移した
不気味な効果音が街中に鳴り響き、ところどころに大量のゾンビやグール、レイスやゴースト、それにスケルトンやらなにやらとにかくたくさんのアンデッドさんたちがひしめき合っている
ホラーが苦手な人は心臓に悪いかもしれないけど、話してみると気さくな人?ばかりで過ごしやすい
ゾンビたちの臭いが気になると思った人、実はここには消臭用の魔法が常にかかっていて、全く腐臭がしないのです!
国としての成立はつい最近だけど、もうすでに国同士の行き来が盛んになっている
特に人気なのはホラーアトラクションで、お化け屋敷やら迷宮やらとにかく怖いものが多い
絶対に攻撃されることなんかないから、怖さを楽しみたい人達にとんでもなく人気が出たんだ
ちなみに僕はその初期アトラクションである人工迷宮に入ったことがあるけど、かなり怖かった
エンシュと僕で震えてたっけ。テュネたちは楽しんでたんだけどね
「ああああ!!」
突然背後で叫び声が聞こえたからビクッとする僕と白黒姉妹
振り向くとそこにはこの国の国長であるはずの人、いやレイスが立って、いや浮いていた
彼女こそがレイスクイーンエルナリア姫で、僕の友達だ
「リディエラちゃん! 久しぶり~、このところ建国のごたごたで連絡できてなかったから~、会えて嬉しいわ~」
ほんわかした可愛らしい彼女、でも前に会った時と何かが違う
「実はわたくしこの度正式に、クイーンリッチになったのです!」
ドヤ顔可愛い
それにしてもクイーンリッチ、この世界で初めて生まれた種族だ
今までそんな進化なんてなかったのに、突然変異みたいに進化してる。もしかしてこの土地に何か関係あるのかな?
今まで呪力や瘴気が渦巻いていたのが恨みが消えて瘴気が魔力に、呪力が本来のまじないとしての力を取り戻したおかげで、この土地は肥沃な土地になった
それもこれもエルナリア姫が頑張ったからだね
とりあえず事情を説明するとエルナリア姫はすぐにでも協力を申し出てくれた
この土地にその異世界人がいると言うのは分かるんだけど、はっきりとした位置は分からない
そこでここのアンデッドたちに協力してもらうんだ
エルナリア姫が一声かけるだけでアンデッドたちに一気に情報が伝わる
それがクイーンリッチとなった彼女の能力の一つだ
「すぐに見つかると思いますので~、リディエラちゃんはわたくしとお茶でも致しましょうか~」
彼女のすごいところは送られてきた情報をすべて頭の中だけで統合し、照合し、分析して整理できるところだ
お茶を飲みながらでもその頭ではしっかりと仕事をしていて、目撃情報を随時書き出して僕に知らせてくれてる
ハクラちゃんとクロハさんもこれには目を丸くして驚いていた
「よし、大体の情報統合はできました」
その時間なんと五分
たった五分で情報を整理して異世界人の位置を割り出してしまった
ほんわかしたお姉さんだけど、見た目と違ってできるお姫様
戦闘特化のハクラちゃんと大違・・・。これ以上は彼女の名誉のために言わないでおこう
ハクラちゃんは頭は悪くないけどおっちょこちょいでドジなのが玉に傷
いやそう言うところがいいって人も多いんだけどね
「さて、その異世界から来たという悪者ですが、目撃証言や魔力の乱れなどから計算して察するに」
「察するに?」
「ここにいます」
広げられた地図を指さすと、そこは正にこの部屋だった
「え、ここ?」
「あっ!」
エルナリア姫の悲鳴が上がり、その後ろに十代後半くらいの少年の姿が突然現れた
そいつはエルナリア姫を拘束して笑っている
「まさかこいつにそんな能力があるだ何て思わなかったよ。でもまぁこいつを連れて行けば僕は昇進できる。珍しい種族だしいい実験体になるだろうね」
そいつはそのまま姿を消した
「じゃ、僕は行くね」
まずい!
「私に任せて!」
ハクラちゃんが何もない所に剣を突き立てた
「ぐぁ!」
空間から血がたらりと流れ出てくる
「嘘だろ、僕の能力は存在ごと消えるはずなのに! なんでわかるんだよ!」
ダラダラと肩から血を流した少年がスーッとまた現れた
ハクラちゃん一体こいつをどうやって見つけたんだ?
僕でも全く分からなくなってたって言うのに
「勘です!」
「勘、なんだ・・・」
なんというか、まあ、ハクラちゃんだからね
ともかくエルナリア姫は取り戻せた
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