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新国アンデッドの国4
色々と見て回り、この国がしっかりと繁栄していきそうな気配を感じる
観光に来ている人たちは一様に楽しそうな顔で道を歩いてるし、アンデッドたちとヒト族が仲良くしてるのは見ていて微笑ましいね
奴の仲間がここに来れば戦場になるかもしれない
そうならないよう最善を尽くすけど、もし何の罪もない人たちに被害が出たらと思うと不安になる
「そんな顔をしないで下さい精霊様。私とハクラなら一瞬でそいつらを叩き伏せれるはずです。それにハクラの結界と精霊様の結界があればどんな攻撃も防げるはずですよ」
「そっか、そうだよね」
ハクラちゃんもコクコクとうなづいている
それで少し安心してさらに見回りを続けた
今のところ奴の仲間の気配はしないし、ふと利善さんにもらったマジックアイテムを見てみると、何もも反応していない
それどころか今まであった反応が一切しなくなってる
どういうことなんだろう? もしかしてもうこの世界にはいないのかな?
そう思っていると突然辺りが騒がしくなってきた
彼らは空を指さして驚きの声をあげている
僕らもそっちの方向を見上げると、空間にビキビキとひびが入って砕け散り、その裂け目から巨大な剣が落ちてきた
「ハクラちゃん! 防御用結界を!」
「はい!」
すぐに二人で結界を張って落ちてきた剣を支えた
剣は結界に当たるとすぐに消え、また次が落ちて来る
今度は二つの巨剣が同時に落ちてきた
「くっ、重・・・」
「精霊様、離れてください!」
クロハさんが次に落ちて来る巨剣を拳で砕くと空に開いた穴に向かって刀を振るった
「神呪力、天斬り!」
穴はそれにより世界を揺さぶるような、断末魔の悲鳴のような音をあげて瓦解し始めた
どうやら不安定なようで、穴が段々と元に戻る
その塞がって行く穴から手がにゅっと飛び出し、穴の淵をガシッと掴んだ
「なん、ですか、あの腕は」
僕含めて三人とも驚愕の声を漏らす
その腕は何から何までもが異形で、どろどろと溶けたような皮膚からグジュグジュの液体を垂れ流し、浅黒い肌に汚く伸びた爪と異常なほどの腐臭
その腕に続いて目が三つあるアクアのような顔が覗いた
そいつは僕らをしっかりと見るとニタリと笑う
恐怖、あまりにも異常な何かに僕らは恐怖した
「せ、精霊様、私気分が」
ハクラちゃんはその場にへたり込み、震えている
クロハさんも動けずただ上を見上げていた
「あれをこっちに出しちゃだめだ! クロハさん!」
「は、はい!」
二人で協力してそいつに攻撃してみた
「鬼神剛剣術奥義、神覇!」
「根源魔法、生!」
僕の根源魔法、こういう時に使うのかは分からないけど今使うべきだと判断した
あれは異常だ。危険だ。この世界に出してはいけない何かだ
二人の攻撃が直撃し、大きな爆炎が上がった
それと同時に僕の魔法が作用して一気に空に開いた空間が閉じ始めた
これならあいつももう出てこれないだろう
ホッと安心したのもつかの間、閉じかけた隙間から再びあの手が淵を掴んで開き始めた
「馬鹿な! 私の最大奥義ですよ!」
異形の化け物は無傷だった
鬼神とは世界を逸脱した最強の種族、それは絶桜鬼であるサクラさんが証明している
神よりも、大神よりも強くなった特異点的な存在、それが鬼神だ
なのに、そのはずなのにクロハさんの最大攻撃が効いていない
僕らは絶望した
「まだあきらめる時ではないでしょう!」
突然後ろで声がする
振り向くとそこに三人のみ覚えある人が立っていた
一人は今思い浮かんでいたサクラさん。そして、この世界最強の一角カイトさんと、龍神アンミツ姫だった
「まったく、そんなにすぐ諦めるよう鍛えてはおらぬぞ白黒、のおカイト」
「ああ、でもさ、この三人で戦うのってひさしぶりじゃない?」
「ええ、連携は覚えてる?」
「もちろん」
三人はそれぞれの武器を取り出した
「草薙剣、天呪」
「龍槍、エーデルボルゲン」
「鬼神刀、斬世太刀」
それぞれの武器はどれも神性を帯びていて力強い
中でもサクラさんの刀は別格で、そこにあるだけで全ての力が押さえつけられるかのような威圧感がある
さらに言うとサクラさん、少女のような姿から大人な女性に変わってる
本来の力を解放したことで成長した姿になるらしい
ただ逆に言うとそうしなけらばならないほどの相手ってことだ
ただの神話級くらいならサクラさん、刀すら使わずに倒しちゃうからね
「三人とも下がってなさい」
サクラさんたちは浮かび上がるととうとう裂け目から上半身まで出てきた化け物に一斉に攻撃し始めた
「龍撃槍術、重爛魔!」
「黄金の調、心奏葬!」
「終局鬼神剣術、終環裏」
なんていう力の奔流なんだ。立ってることもできないほどのプレッシャーがこの星全体にかかっているかのよう
辺りにいた人たちはあまりにも強い力にあてられたせいでどんどん気絶して倒れていく
辛うじて立っている僕たちは上を見上げ、化け物の様子を見た
すると上半身が吹き飛ばされた化け物の死体が裂けめへと押し返され、裂け目がぴったりと閉じたのが見えた
どうやら危機は去ったみたいだ
それにしてもあの化け物は一体何だったんだろう。この三人がいたから何とかなったようなものの、僕たちじゃどうしようもない相手だった
観光に来ている人たちは一様に楽しそうな顔で道を歩いてるし、アンデッドたちとヒト族が仲良くしてるのは見ていて微笑ましいね
奴の仲間がここに来れば戦場になるかもしれない
そうならないよう最善を尽くすけど、もし何の罪もない人たちに被害が出たらと思うと不安になる
「そんな顔をしないで下さい精霊様。私とハクラなら一瞬でそいつらを叩き伏せれるはずです。それにハクラの結界と精霊様の結界があればどんな攻撃も防げるはずですよ」
「そっか、そうだよね」
ハクラちゃんもコクコクとうなづいている
それで少し安心してさらに見回りを続けた
今のところ奴の仲間の気配はしないし、ふと利善さんにもらったマジックアイテムを見てみると、何もも反応していない
それどころか今まであった反応が一切しなくなってる
どういうことなんだろう? もしかしてもうこの世界にはいないのかな?
そう思っていると突然辺りが騒がしくなってきた
彼らは空を指さして驚きの声をあげている
僕らもそっちの方向を見上げると、空間にビキビキとひびが入って砕け散り、その裂け目から巨大な剣が落ちてきた
「ハクラちゃん! 防御用結界を!」
「はい!」
すぐに二人で結界を張って落ちてきた剣を支えた
剣は結界に当たるとすぐに消え、また次が落ちて来る
今度は二つの巨剣が同時に落ちてきた
「くっ、重・・・」
「精霊様、離れてください!」
クロハさんが次に落ちて来る巨剣を拳で砕くと空に開いた穴に向かって刀を振るった
「神呪力、天斬り!」
穴はそれにより世界を揺さぶるような、断末魔の悲鳴のような音をあげて瓦解し始めた
どうやら不安定なようで、穴が段々と元に戻る
その塞がって行く穴から手がにゅっと飛び出し、穴の淵をガシッと掴んだ
「なん、ですか、あの腕は」
僕含めて三人とも驚愕の声を漏らす
その腕は何から何までもが異形で、どろどろと溶けたような皮膚からグジュグジュの液体を垂れ流し、浅黒い肌に汚く伸びた爪と異常なほどの腐臭
その腕に続いて目が三つあるアクアのような顔が覗いた
そいつは僕らをしっかりと見るとニタリと笑う
恐怖、あまりにも異常な何かに僕らは恐怖した
「せ、精霊様、私気分が」
ハクラちゃんはその場にへたり込み、震えている
クロハさんも動けずただ上を見上げていた
「あれをこっちに出しちゃだめだ! クロハさん!」
「は、はい!」
二人で協力してそいつに攻撃してみた
「鬼神剛剣術奥義、神覇!」
「根源魔法、生!」
僕の根源魔法、こういう時に使うのかは分からないけど今使うべきだと判断した
あれは異常だ。危険だ。この世界に出してはいけない何かだ
二人の攻撃が直撃し、大きな爆炎が上がった
それと同時に僕の魔法が作用して一気に空に開いた空間が閉じ始めた
これならあいつももう出てこれないだろう
ホッと安心したのもつかの間、閉じかけた隙間から再びあの手が淵を掴んで開き始めた
「馬鹿な! 私の最大奥義ですよ!」
異形の化け物は無傷だった
鬼神とは世界を逸脱した最強の種族、それは絶桜鬼であるサクラさんが証明している
神よりも、大神よりも強くなった特異点的な存在、それが鬼神だ
なのに、そのはずなのにクロハさんの最大攻撃が効いていない
僕らは絶望した
「まだあきらめる時ではないでしょう!」
突然後ろで声がする
振り向くとそこに三人のみ覚えある人が立っていた
一人は今思い浮かんでいたサクラさん。そして、この世界最強の一角カイトさんと、龍神アンミツ姫だった
「まったく、そんなにすぐ諦めるよう鍛えてはおらぬぞ白黒、のおカイト」
「ああ、でもさ、この三人で戦うのってひさしぶりじゃない?」
「ええ、連携は覚えてる?」
「もちろん」
三人はそれぞれの武器を取り出した
「草薙剣、天呪」
「龍槍、エーデルボルゲン」
「鬼神刀、斬世太刀」
それぞれの武器はどれも神性を帯びていて力強い
中でもサクラさんの刀は別格で、そこにあるだけで全ての力が押さえつけられるかのような威圧感がある
さらに言うとサクラさん、少女のような姿から大人な女性に変わってる
本来の力を解放したことで成長した姿になるらしい
ただ逆に言うとそうしなけらばならないほどの相手ってことだ
ただの神話級くらいならサクラさん、刀すら使わずに倒しちゃうからね
「三人とも下がってなさい」
サクラさんたちは浮かび上がるととうとう裂け目から上半身まで出てきた化け物に一斉に攻撃し始めた
「龍撃槍術、重爛魔!」
「黄金の調、心奏葬!」
「終局鬼神剣術、終環裏」
なんていう力の奔流なんだ。立ってることもできないほどのプレッシャーがこの星全体にかかっているかのよう
辺りにいた人たちはあまりにも強い力にあてられたせいでどんどん気絶して倒れていく
辛うじて立っている僕たちは上を見上げ、化け物の様子を見た
すると上半身が吹き飛ばされた化け物の死体が裂けめへと押し返され、裂け目がぴったりと閉じたのが見えた
どうやら危機は去ったみたいだ
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※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています