517 / 1,022
女神と二天の冒険1
お姉ちゃんと私はいつでもどこでも繋がっている
双子女神ならではの能力で、私とお姉ちゃんの絆の証
それを使って私はお姉ちゃんと連絡を取ってみたわ
呼びかけると優しいお姉ちゃんの声が頭に響いてきた
「どうしたのルニア」
「ごめんねお姉ちゃん、実は・・・」
私はありのままこの世界で起こったこと、それと女神でも勝てないほどの相手がウルにいることなどを説明した
お姉ちゃんは黙って聞いてくれてる
話し終えるとお姉ちゃんがまた念話で話しかけてくれた
「そう、そこまでの存在がウルにはいるのね。でもこちらにだって鬼神とリディエラちゃんが、それにそっちにだって天使二人と大魔導士がいるじゃない」
「ええ、でもこの子たちはまだ未熟だから危ない橋は渡せられない。せめて私と同程度には強くなってもらわないと」
お姉ちゃんの考え込むようなうーんという念話が飛んできた
「そうね、確かにそれは大切だわ。それならルニア、あなたが鍛えて上げなさい」
そのつもりだったからお姉ちゃんと意見が一致して嬉しいわね
でも鍛えるってどうすればいいのかな? お姉ちゃんなら色々とやり方があるだろうけど、私なんて破壊くらいしか取り柄がないし、下手をすれば二人が消し飛んじゃう
「大丈夫よルニア、あなただって成長してるんだもの。それは私がよく知ってるわ。だからどんと胸を貸してあげなさい」
お姉ちゃんにそう言われると途端にできる気がしてきた
うん、気がしてるんじゃなくて確信してる
単純なものね私も
私は二天に向かって手招きをした
「ねぇ、これから次の世界に行くつもりなんだけど、少し行きたい世界があるの」
「行きたい世界ですか?」
あら、首をかしげるリィリアちゃん、結構可愛いわね。ってそんなこと考えてる暇はない
「ええそう、これから向かう世界ではあなた達を強くするためのいろいろな試練を受けれるわ。そこであなた達を鍛え上げる。で、私も強くなる。一緒に頑張ってみない?」
「「是非!」」
よかったわ、二人共賛同してくれた
それならとすぐに扉を開き、私は二人の手を引っ張った
「善は急げ、思い立ったが吉日、聞いたことあるでしょうあなた達なら。さぁ行くわよ!」
思わぬ前世でのことわざに二人は少し微笑んでくれた
うん、だいぶ打ち解けてくれたってことかしらね
私が地球の言葉を知っているのはお姉ちゃんの中にいたから
お姉ちゃんは地球で何度か生まれ変わりを経験している
その時私もその体の、心の中にいて同じ経験を共有していた
だからそう言ったことわざとかを覚えてたのよね
「じゃ、行くわよ」
二天と魔導士としてほぼ最強の魔力を持った少女ラナの手を握る
あ、この子はまだ慣れてくれてないみたいね
でもまあそのうち打ち解けるでしょう
転移、この独特な浮遊感と頭のクラクラにはかなり慣れたわ
まあ慣れざるを得なかっただけなんだけどね
お姉ちゃんは私よりもその点では丈夫だったみたいで、私みたいに眩暈とかには襲われないみたい
あと二天はだめみたい
今ぐるぐると目を回してリィリアちゃんに至ってはその場で口からヴォエヴォエと、ちょっとあれだからキラキラとした光のエフェクトをかけておいたものが出てる
で、ラナはと言うと
「いえ、何も感じませんでしたが?」
本当に私達がなぜ苦しんでいるのか分からないって顔でこっちを見てる
まあたまにいるのよね。転移に全く影響を受けないのが。お姉ちゃんとかね
というか何この世界、ボコボコとところどころに空いた穴から泡がポコリと出てきて、それがフワフワとシャボン玉みたいに空中に浮いて行く
木、のようなものがまばらに立ってて、そのすぐ近くに水辺があるんだけど、この水なんだかゼリーみたい
とてもじゃないけど飲めそうにないわね
それから生物もなんだか蛙みたいなものがピョコピョコとジャンプしてるだけ
ただその蛙がものすごく大きくて、二十メートルはありそう
顔はかなり可愛らしくてゆるっとしてる
ジャンプする度に地面は揺れてるけど、見た感じおとなしいわね
それから食べ物はあの池の中にあるゼリーみたい
下をビヨッと伸ばして舐めとって美味しそうな顔をしてるから間違いない
辺りを見て回ったけど知的生命体は全く見当たらなかった
いえ、あの蛙ちゃんたちがその知的生命体なのかも
ちょこちょこと前を歩いたりしてるけどこっちを気にもせずにゼリーをペロペロしてる
「特に、本当に何もないですね。平和そのもの、どこかで悲鳴が上がってる様子もないですし」
「ねぇラナちゃん、ここではあまり魔法を使わないで」
「え、どうしてですか?」
「あの蛙ちゃんたち、凄くのほほんとして平和でしょう? いたずらに驚かせたくないの」
「なるほどです。なら私無音の魔法を使えるので、もし魔法が必要になったらその魔法を使ってから撃ちますね」
おお、出来る子だわね
とりあえずはこの世界にはウルもいないみたいだし、二天プラス魔法使いの少女を休ませることにした
二天は大丈夫そうだったけど、ラナちゃんはまだ心の整理がついてなさそうなんだもん
双子女神ならではの能力で、私とお姉ちゃんの絆の証
それを使って私はお姉ちゃんと連絡を取ってみたわ
呼びかけると優しいお姉ちゃんの声が頭に響いてきた
「どうしたのルニア」
「ごめんねお姉ちゃん、実は・・・」
私はありのままこの世界で起こったこと、それと女神でも勝てないほどの相手がウルにいることなどを説明した
お姉ちゃんは黙って聞いてくれてる
話し終えるとお姉ちゃんがまた念話で話しかけてくれた
「そう、そこまでの存在がウルにはいるのね。でもこちらにだって鬼神とリディエラちゃんが、それにそっちにだって天使二人と大魔導士がいるじゃない」
「ええ、でもこの子たちはまだ未熟だから危ない橋は渡せられない。せめて私と同程度には強くなってもらわないと」
お姉ちゃんの考え込むようなうーんという念話が飛んできた
「そうね、確かにそれは大切だわ。それならルニア、あなたが鍛えて上げなさい」
そのつもりだったからお姉ちゃんと意見が一致して嬉しいわね
でも鍛えるってどうすればいいのかな? お姉ちゃんなら色々とやり方があるだろうけど、私なんて破壊くらいしか取り柄がないし、下手をすれば二人が消し飛んじゃう
「大丈夫よルニア、あなただって成長してるんだもの。それは私がよく知ってるわ。だからどんと胸を貸してあげなさい」
お姉ちゃんにそう言われると途端にできる気がしてきた
うん、気がしてるんじゃなくて確信してる
単純なものね私も
私は二天に向かって手招きをした
「ねぇ、これから次の世界に行くつもりなんだけど、少し行きたい世界があるの」
「行きたい世界ですか?」
あら、首をかしげるリィリアちゃん、結構可愛いわね。ってそんなこと考えてる暇はない
「ええそう、これから向かう世界ではあなた達を強くするためのいろいろな試練を受けれるわ。そこであなた達を鍛え上げる。で、私も強くなる。一緒に頑張ってみない?」
「「是非!」」
よかったわ、二人共賛同してくれた
それならとすぐに扉を開き、私は二人の手を引っ張った
「善は急げ、思い立ったが吉日、聞いたことあるでしょうあなた達なら。さぁ行くわよ!」
思わぬ前世でのことわざに二人は少し微笑んでくれた
うん、だいぶ打ち解けてくれたってことかしらね
私が地球の言葉を知っているのはお姉ちゃんの中にいたから
お姉ちゃんは地球で何度か生まれ変わりを経験している
その時私もその体の、心の中にいて同じ経験を共有していた
だからそう言ったことわざとかを覚えてたのよね
「じゃ、行くわよ」
二天と魔導士としてほぼ最強の魔力を持った少女ラナの手を握る
あ、この子はまだ慣れてくれてないみたいね
でもまあそのうち打ち解けるでしょう
転移、この独特な浮遊感と頭のクラクラにはかなり慣れたわ
まあ慣れざるを得なかっただけなんだけどね
お姉ちゃんは私よりもその点では丈夫だったみたいで、私みたいに眩暈とかには襲われないみたい
あと二天はだめみたい
今ぐるぐると目を回してリィリアちゃんに至ってはその場で口からヴォエヴォエと、ちょっとあれだからキラキラとした光のエフェクトをかけておいたものが出てる
で、ラナはと言うと
「いえ、何も感じませんでしたが?」
本当に私達がなぜ苦しんでいるのか分からないって顔でこっちを見てる
まあたまにいるのよね。転移に全く影響を受けないのが。お姉ちゃんとかね
というか何この世界、ボコボコとところどころに空いた穴から泡がポコリと出てきて、それがフワフワとシャボン玉みたいに空中に浮いて行く
木、のようなものがまばらに立ってて、そのすぐ近くに水辺があるんだけど、この水なんだかゼリーみたい
とてもじゃないけど飲めそうにないわね
それから生物もなんだか蛙みたいなものがピョコピョコとジャンプしてるだけ
ただその蛙がものすごく大きくて、二十メートルはありそう
顔はかなり可愛らしくてゆるっとしてる
ジャンプする度に地面は揺れてるけど、見た感じおとなしいわね
それから食べ物はあの池の中にあるゼリーみたい
下をビヨッと伸ばして舐めとって美味しそうな顔をしてるから間違いない
辺りを見て回ったけど知的生命体は全く見当たらなかった
いえ、あの蛙ちゃんたちがその知的生命体なのかも
ちょこちょこと前を歩いたりしてるけどこっちを気にもせずにゼリーをペロペロしてる
「特に、本当に何もないですね。平和そのもの、どこかで悲鳴が上がってる様子もないですし」
「ねぇラナちゃん、ここではあまり魔法を使わないで」
「え、どうしてですか?」
「あの蛙ちゃんたち、凄くのほほんとして平和でしょう? いたずらに驚かせたくないの」
「なるほどです。なら私無音の魔法を使えるので、もし魔法が必要になったらその魔法を使ってから撃ちますね」
おお、出来る子だわね
とりあえずはこの世界にはウルもいないみたいだし、二天プラス魔法使いの少女を休ませることにした
二天は大丈夫そうだったけど、ラナちゃんはまだ心の整理がついてなさそうなんだもん
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
拾ったメイドゴーレムによって、いつの間にか色々されていた ~何このメイド、ちょっと怖い~
志位斗 茂家波
ファンタジー
ある日、ひょんなことで死亡した僕、シアンは異世界にいつの間にか転生していた。
とは言え、赤子からではなくある程度成長した肉体だったので、のんびり過ごすために自給自足の生活をしていたのだが、そんな生活の最中で、あるメイドゴーレムを拾った。
…‥‥でもね、なんだろうこのメイド、チートすぎるというか、スペックがヤヴァイ。
「これもご主人様のためなのデス」「いや、やり過ぎだからね!?」
これは、そんな大変な毎日を送る羽目になってしまった後悔の話でもある‥‥‥いやまぁ、別に良いんだけどね(諦め)
小説家になろう様でも投稿しています。感想・ご指摘も受け付けますので、どうぞお楽しみに。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
貧乏育ちの私が転生したらお姫様になっていましたが、貧乏王国だったのでスローライフをしながらお金を稼ぐべく姫が自らキリキリ働きます!
Levi
ファンタジー
前世は日本で超絶貧乏家庭に育った美樹は、ひょんなことから異世界で覚醒。そして姫として生まれ変わっているのを知ったけど、その国は超絶貧乏王国。 美樹は貧乏生活でのノウハウで王国を救おうと心に決めた!
※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています