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利善とレイド3
ゼアの後をついて行くと別の廃墟に案内された
そこは先ほどの廃墟よりはまともに人が暮らせそうで、ところどころが丁寧に修理されていた
「ここには人がいるんですね。外はおろかあっちの廃墟にも全く人の気配がなかったのに」
「ああここはね、私と妹たちが住んでるから」
「人は他にいないのかい?」
「いない。この世界は既に知的生命体が全て死に絶えた世界だから」
「全て?」
その質問にゼアはこの世界で起こったことを包み隠さず話し始めた
この世界ではまず何かが突如として現れた
それが悪意を振りまいたせいで平和だったはずの世界は人々の争いに包まれてしまった
そして数年後、世界中で一斉に兵器が使用され、人々のほとんどが死に絶えた
その際突然変異を起こした動物たちが危険生物となり、人間は淘汰されたのだった
危険生物たちは未だに徘徊し、新しい生態系を築いているのだが、この廃墟周辺には寄り付かない
それもそのはずで、この場にはゼアたち四姉妹の結界が張ってある
いくらその危険生物たちより強いとはいえ何度も戦えば消耗する
それにこの生物は驚くほど繁殖力が強い
まともに戦っていれば消耗するだけである
「まあ取りあえず妹たちに紹介するからさ、ちゃんと挨拶してね」
「はい」
「ああ」
しばらく建物の中を歩く三人
どうやらこの建物は昔学校だったようで、かなりの広さがあるようだ
ゼアの後をキョロキョロ見回しながらついて行く
「なんだか、私がいた学校と似てる気がする」
「そうなのか?」
「はい、この教室の並びやクラスの位置、それに・・・。あ! この場所は」
レイドは教室の一つに入った
「やっぱり、ここ」
その教室の一番端、窓際の一番後ろの席に駆け寄るとガサガサと机の中を探った
その中から古びた紙切れが出る
「そんな、なんで、私の名前が・・・。ここやっぱり私の世界だ!」
その神には天宮雨子とかいてある
それがレイドの本名だった
「どうして、なんで! 私の世界が壊れて、パパとママは!? じゃああの町は、あそこは私達の」
あまりに一気にショックな出来事が起こったせいなのか、レイドは気を失ってしまった
ひとまずその教室で休ませることにする
「どういうことなんだ? 何故この子の世界がこんなことに?」
「おかしいわねそれは。この子別に時空を超えてるわけじゃないんでしょう? ここが滅んだのってもう数千年も前の話よ?」
「数千年!?」
「ええ、数千年ね。それは間違いないわ。でもそうなると確かにおかしいのよね。これだけちゃんと施設が残ってたり、さっきこの子が見てた紙、あんなのが残ってるわけないわね」
ともかく違和感がたくさんあるらしく、まだここが完全にレイドがいた世界だと決まったわけじゃないようだ
その後目覚めたレイドにそのことを伝え、少し安心させた
教室を出て三階まで歩く
そのフロアの一番奥に明かりがともった部屋が見えた
「着いたわよ。おーい」
ゼアが呼ぶとその教室からひょっこりと同じ顔の少女二人が顔を出した
ゼア、ディスとよく似ている
「はじめ、まして、ウェアです」
「やぁ、僕はディメだよ」
三人とも顔はまったく同じだが、髪型や服装が全く違うため、そこで見分けがつく
しかも性格も全く違うようだ
「まぁこっち、来て、ゆっくりして」
「そうそう、こっちに来て好きなとこ座りなよ」
「ここ、職員室だ」
やはり見覚えのある場所のようで悲しそうな顔になるレイド
ひとまず合流できたことで全員一息ついた
そこは先ほどの廃墟よりはまともに人が暮らせそうで、ところどころが丁寧に修理されていた
「ここには人がいるんですね。外はおろかあっちの廃墟にも全く人の気配がなかったのに」
「ああここはね、私と妹たちが住んでるから」
「人は他にいないのかい?」
「いない。この世界は既に知的生命体が全て死に絶えた世界だから」
「全て?」
その質問にゼアはこの世界で起こったことを包み隠さず話し始めた
この世界ではまず何かが突如として現れた
それが悪意を振りまいたせいで平和だったはずの世界は人々の争いに包まれてしまった
そして数年後、世界中で一斉に兵器が使用され、人々のほとんどが死に絶えた
その際突然変異を起こした動物たちが危険生物となり、人間は淘汰されたのだった
危険生物たちは未だに徘徊し、新しい生態系を築いているのだが、この廃墟周辺には寄り付かない
それもそのはずで、この場にはゼアたち四姉妹の結界が張ってある
いくらその危険生物たちより強いとはいえ何度も戦えば消耗する
それにこの生物は驚くほど繁殖力が強い
まともに戦っていれば消耗するだけである
「まあ取りあえず妹たちに紹介するからさ、ちゃんと挨拶してね」
「はい」
「ああ」
しばらく建物の中を歩く三人
どうやらこの建物は昔学校だったようで、かなりの広さがあるようだ
ゼアの後をキョロキョロ見回しながらついて行く
「なんだか、私がいた学校と似てる気がする」
「そうなのか?」
「はい、この教室の並びやクラスの位置、それに・・・。あ! この場所は」
レイドは教室の一つに入った
「やっぱり、ここ」
その教室の一番端、窓際の一番後ろの席に駆け寄るとガサガサと机の中を探った
その中から古びた紙切れが出る
「そんな、なんで、私の名前が・・・。ここやっぱり私の世界だ!」
その神には天宮雨子とかいてある
それがレイドの本名だった
「どうして、なんで! 私の世界が壊れて、パパとママは!? じゃああの町は、あそこは私達の」
あまりに一気にショックな出来事が起こったせいなのか、レイドは気を失ってしまった
ひとまずその教室で休ませることにする
「どういうことなんだ? 何故この子の世界がこんなことに?」
「おかしいわねそれは。この子別に時空を超えてるわけじゃないんでしょう? ここが滅んだのってもう数千年も前の話よ?」
「数千年!?」
「ええ、数千年ね。それは間違いないわ。でもそうなると確かにおかしいのよね。これだけちゃんと施設が残ってたり、さっきこの子が見てた紙、あんなのが残ってるわけないわね」
ともかく違和感がたくさんあるらしく、まだここが完全にレイドがいた世界だと決まったわけじゃないようだ
その後目覚めたレイドにそのことを伝え、少し安心させた
教室を出て三階まで歩く
そのフロアの一番奥に明かりがともった部屋が見えた
「着いたわよ。おーい」
ゼアが呼ぶとその教室からひょっこりと同じ顔の少女二人が顔を出した
ゼア、ディスとよく似ている
「はじめ、まして、ウェアです」
「やぁ、僕はディメだよ」
三人とも顔はまったく同じだが、髪型や服装が全く違うため、そこで見分けがつく
しかも性格も全く違うようだ
「まぁこっち、来て、ゆっくりして」
「そうそう、こっちに来て好きなとこ座りなよ」
「ここ、職員室だ」
やはり見覚えのある場所のようで悲しそうな顔になるレイド
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