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神と白黒鬼神2
目を覚ました少女は顔にずっと笑顔が張り付いてる
寝ている間もこうだったからきっとあのヘドロみたいなのの影響が残ってるんだと思う
「ここ、あれ? ヒッ、ヒヒッ、私たくさん人を、ヒヒヒ、アヒッ、ヒグゥウウウ、ヒック、たくさん殺して、あう、ヒヒヒヒヒヒ、笑いが、止まらない、助けて、ヒヒ、アヒヒ、泣きたいのに、泣けない、の」
「大丈夫、もう大丈夫ですよ。あなたは酷い夢を見ていただけ、忘れなさい」
心が壊れそうになっている少女の頭にサニアさんが手を当てると、何やら能力を発動しているみたいだ
サニアさんが手を離すと少女はキョトンとした顔でこちらを見ていた
「あれ? 何で私こんなところに? あなた達は? ミュミュはどこなの?! ミュミュは、妹は私がいないと動けないの! 早く帰らなくちゃ」
どうやらつらい記憶はなくなったみたいだけど、彼女には病気の妹がいて、その子の面倒を見ていたらしい
両親は既に亡くなっていて二人暮らし
だから彼女は妹の面倒を見なければ妹はご飯を食べることも動くこともできないらしい
「今何日? いえそれよりここは一体どこなの? あなた達は誰?」
ひとまず彼女には順を追って説明していった
まず自分が他の世界で攫われて洗脳されていたこと(その際人をたくさん殺してしまったことは話していない)
記憶がないのはそのせいだということ
今いるこの世界はまったくの別世界で詳細は分からないけど、必ず元の世界に送り返してあげるということ
ただ妹が無事なのかどうかだけは僕らでも全く分からない
かなり悲しそうな顔になっていたけど、今からすぐに送り返してあげると言ったら顔が輝いた
それから少女の名前はミュラという名前らしい
「じゃあ一緒に行きましょうか。この世界にはどうやらこの子しかウルはいなかったようですし」
「あ、そう言えば私のポケットにこんなものが入ってたんだけど」
ミュラが取り出したのは桃の種のようなもので、七色に輝く綺麗なもの
「サニアさんこれって」
「ええ恐らく世界の種です。綺麗、こんなもの見たことありません」
やっぱりサニアさんもこんな種を見たことがないらしい
世界樹の種のようなものかと思っていたけど全く違ってて、不思議な力の流れと、見た目から想像できないほどの重さがある
鉄球を持ってるみたいだ
世界の種を受け取ったサニアさんは直後に転移の扉を開いた
「あなたの気配からあなたの世界を見つけます。あなたの力は非常に強いのですぐ見つかると思いますよ」
ミュラに触れつつ転移門に触れるとそこから何かの記録を読み解いているみたいだ
この転移門はかつては行ったことのある場所かランダムにしか世界を繋げなかったけど、サニアさんの友人の、なんだっけ? 名前が・・・。あ、パリケルさんだ。そのパリケルさんに頼んで特殊な転移門にしてもらったらしい
というのは転移門にパリケルさんが持っているアカシックレコードの記録を移して、様々な世界の情報を引き出せるようにしておいたんだとか
だからミュラさんの魔力情報からどこの世界にいたかどうかが分かる
「見つけました。では転移しますよ」
サニアさんに手を繋がれミュラさん、僕、白黒姉妹とその後に続いた
潜り抜けた先は静かな風が吹く綺麗な世界だった
平和? 一見するとかなり平和そうな世界だ
「ここ、ここだわ私の世界! この先に私の家があるの!」
ミュラはそう言うと駆けだしたので慌ててその後に続く
走って役十分ほどでミュラの住む村についた
「よかった、無事みたい」
ミュラさんはその村の自分の家に向かって歩き出す
すると村人のおじいさんが焦ったような顔で走ってきた
「ミュラちゃん! どこへ行ってたんだい! ミュミュちゃんがっ!」
「え・・・」
ミュラさんは愕然とした顔でフラフラとした足取りで自分の家に歩いていく
「ミュラちゃん・・・」
家の中には顔に布をかけられた少女の遺体が安置されていた
「今しがた息を引き取ったよ。最後は安らかに・・・。ミュラちゃん、果物を買ってくると言ってから一体どこへ」
「そんなの、嘘よ。ミュミュが、嘘! こんなの信じない!」
ミュラさんは駆け寄って泣き始めた
僕らはたくさんやってきた村人たちに彼女がなぜ戻ってこなかったのかを説明した
それを聞いて村人たちも押し黙る
その中の一人、村長が彼女の方にそっと手を置いた
ミュラさんたち姉妹は両親がなくなってからは村長を親のように慕っていたらしい
ミュラさんが一人前になっても村長はよく姉妹を可愛がっていた
ミュミュちゃんを最後に看取ったのも村長だったらしい
でも彼らは知らない
ここにいるのは女神と鬼神
捻じ曲げれる事実がある
それは死してすぐの魂なら蘇生することができることだ
「ミュラさん、私に少し任せてください」
サニアさんがミュミュちゃんの胸元に手を当てると能力を発動した
「再び世界に魂を、戻って来なさい、あなたを待っている人がここにいます。天寿はまだ全うされていません。リザレクション」
ふわりと花のような香りがしてミュミュちゃんの胸辺りに綺麗な金色の花が咲いた
するとケホケホと声がしてミュミュちゃんがむくりと起きあがる
「ふぅ、成功しました」
村人たちは口をあんぐりと開け、目を見開いて驚いていた
寝ている間もこうだったからきっとあのヘドロみたいなのの影響が残ってるんだと思う
「ここ、あれ? ヒッ、ヒヒッ、私たくさん人を、ヒヒヒ、アヒッ、ヒグゥウウウ、ヒック、たくさん殺して、あう、ヒヒヒヒヒヒ、笑いが、止まらない、助けて、ヒヒ、アヒヒ、泣きたいのに、泣けない、の」
「大丈夫、もう大丈夫ですよ。あなたは酷い夢を見ていただけ、忘れなさい」
心が壊れそうになっている少女の頭にサニアさんが手を当てると、何やら能力を発動しているみたいだ
サニアさんが手を離すと少女はキョトンとした顔でこちらを見ていた
「あれ? 何で私こんなところに? あなた達は? ミュミュはどこなの?! ミュミュは、妹は私がいないと動けないの! 早く帰らなくちゃ」
どうやらつらい記憶はなくなったみたいだけど、彼女には病気の妹がいて、その子の面倒を見ていたらしい
両親は既に亡くなっていて二人暮らし
だから彼女は妹の面倒を見なければ妹はご飯を食べることも動くこともできないらしい
「今何日? いえそれよりここは一体どこなの? あなた達は誰?」
ひとまず彼女には順を追って説明していった
まず自分が他の世界で攫われて洗脳されていたこと(その際人をたくさん殺してしまったことは話していない)
記憶がないのはそのせいだということ
今いるこの世界はまったくの別世界で詳細は分からないけど、必ず元の世界に送り返してあげるということ
ただ妹が無事なのかどうかだけは僕らでも全く分からない
かなり悲しそうな顔になっていたけど、今からすぐに送り返してあげると言ったら顔が輝いた
それから少女の名前はミュラという名前らしい
「じゃあ一緒に行きましょうか。この世界にはどうやらこの子しかウルはいなかったようですし」
「あ、そう言えば私のポケットにこんなものが入ってたんだけど」
ミュラが取り出したのは桃の種のようなもので、七色に輝く綺麗なもの
「サニアさんこれって」
「ええ恐らく世界の種です。綺麗、こんなもの見たことありません」
やっぱりサニアさんもこんな種を見たことがないらしい
世界樹の種のようなものかと思っていたけど全く違ってて、不思議な力の流れと、見た目から想像できないほどの重さがある
鉄球を持ってるみたいだ
世界の種を受け取ったサニアさんは直後に転移の扉を開いた
「あなたの気配からあなたの世界を見つけます。あなたの力は非常に強いのですぐ見つかると思いますよ」
ミュラに触れつつ転移門に触れるとそこから何かの記録を読み解いているみたいだ
この転移門はかつては行ったことのある場所かランダムにしか世界を繋げなかったけど、サニアさんの友人の、なんだっけ? 名前が・・・。あ、パリケルさんだ。そのパリケルさんに頼んで特殊な転移門にしてもらったらしい
というのは転移門にパリケルさんが持っているアカシックレコードの記録を移して、様々な世界の情報を引き出せるようにしておいたんだとか
だからミュラさんの魔力情報からどこの世界にいたかどうかが分かる
「見つけました。では転移しますよ」
サニアさんに手を繋がれミュラさん、僕、白黒姉妹とその後に続いた
潜り抜けた先は静かな風が吹く綺麗な世界だった
平和? 一見するとかなり平和そうな世界だ
「ここ、ここだわ私の世界! この先に私の家があるの!」
ミュラはそう言うと駆けだしたので慌ててその後に続く
走って役十分ほどでミュラの住む村についた
「よかった、無事みたい」
ミュラさんはその村の自分の家に向かって歩き出す
すると村人のおじいさんが焦ったような顔で走ってきた
「ミュラちゃん! どこへ行ってたんだい! ミュミュちゃんがっ!」
「え・・・」
ミュラさんは愕然とした顔でフラフラとした足取りで自分の家に歩いていく
「ミュラちゃん・・・」
家の中には顔に布をかけられた少女の遺体が安置されていた
「今しがた息を引き取ったよ。最後は安らかに・・・。ミュラちゃん、果物を買ってくると言ってから一体どこへ」
「そんなの、嘘よ。ミュミュが、嘘! こんなの信じない!」
ミュラさんは駆け寄って泣き始めた
僕らはたくさんやってきた村人たちに彼女がなぜ戻ってこなかったのかを説明した
それを聞いて村人たちも押し黙る
その中の一人、村長が彼女の方にそっと手を置いた
ミュラさんたち姉妹は両親がなくなってからは村長を親のように慕っていたらしい
ミュラさんが一人前になっても村長はよく姉妹を可愛がっていた
ミュミュちゃんを最後に看取ったのも村長だったらしい
でも彼らは知らない
ここにいるのは女神と鬼神
捻じ曲げれる事実がある
それは死してすぐの魂なら蘇生することができることだ
「ミュラさん、私に少し任せてください」
サニアさんがミュミュちゃんの胸元に手を当てると能力を発動した
「再び世界に魂を、戻って来なさい、あなたを待っている人がここにいます。天寿はまだ全うされていません。リザレクション」
ふわりと花のような香りがしてミュミュちゃんの胸辺りに綺麗な金色の花が咲いた
するとケホケホと声がしてミュミュちゃんがむくりと起きあがる
「ふぅ、成功しました」
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