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神と白黒鬼神8
すっかり話し込んだけど指針は相変わらずこの施設の三号棟を挿している
間違いなくここに泥人形の能力者がいるはずなんだよね
「えっとこれから見るに二階、いや三階か。三階にいるみたい」
詩季さんが装置から読み解き、能力者が三階にいることが分かった
段々と近づいて来てるね
「それで見つけたらまずどうする? まあ一番確実なのはあたしの力で拘束するってことなんだけど。もっと確実に行くならハルナが使う時間停止能力かな? 本人がめんどくさがって出てこないからこれはまあ使えないんだけど」
「うーん、もし特に悪さをしようとしてるんじゃなければ話してみるよ」
「オッケーじゃあそれで行こっか」
一階から二階、三階まで一気に駆け上がり、装置がピーピーとなり始めた
これは対象の能力者が近くにいるってことらしく、半径三メートルの範囲に入ると鳴るみたいだ
「近い、近いよ~」
三メートル以内で目に付いたのは一つの教室で、現在放課後のため他に生徒はいない
その教室の扉を開けると明らかにここの生徒じゃない少女がいた
何でここの生徒じゃないって分かるかって?
この世界には人間族しかいないんだ。それなのにそこにいたのは頭に猫耳の生えた少女だったからなんだよね
「あ、えっと君は? ここの生徒じゃないよね?」
その少女はこっちを見ると首をかしげて不思議そうな顔をした
「お姉さんたち誰? エイダーさんの友達? ここにはお母さん居なかったの。でもエイダーさんの言ってたこれ見つけたよ」
少女は嬉しそうにポケットからなんと世界の種を取り出した
「はいどうぞ、お姉さんにあげるね」
僕の手のひらに世界の種が受け渡された
「ねーエイダーさんはどこ? もう帰るの?」
少女はニコニコ笑ってる。どうやら悪意などは一切ないみたいだ
「えっと君の名前は?」
「私? 私はレッドワンだよ」
名前、にしてはなんだかシリアルナンバーのような名前だ
「あ、エイダーさん!」
レッドちゃんは僕らの後ろに手を振っている
「レッドワン、何をしている。そいつらから離れろ。またぶたれたいのか?」
「ご、ごめんなさい」
レッドちゃんがぴょーんと飛んでそのエイダーと言う男の前に立った
そのとたんレッドちゃんの頬をぶち、レッドちゃんはバタリと倒れた
「世界の種はどうした? どこにやった! まさかそいつらに渡したのか? 馬鹿が!」
再びぶとうとした男の手をクロハさんがガシリと掴んだ
「子供に暴力を振るうとはなんとも情けない男ですね。殺しますよ?」
「ふん、お前程度が俺を殺す? 戯言だな」
エイダーとかいう男、口だけじゃない。今放った殺気だけで周囲が震え、僕もビリビリと体が痺れる
「ほお、クズの割にはやりそうですね。いいでしょう、私が相手をします。しかしここは子供が多いですね。場所を移動させてもらいますね」
クロハさんは呪力を高めて真っ黒な空間を開くとそこに二人で入り込んだ
「あれはお姉ちゃんが作った特殊空間です。あの中ではお姉ちゃんの呪力が数段上がります。あの中ではお姉ちゃんは無敵と言ってもいい力を誇るんです」
「それなら大丈夫そうだね」
あれほど怒ってるクロハさんは久しぶりに見たかも
彼女、ハクラちゃん以外のことで起こることがあったんだ
あとでハクラちゃんに聞いた話によるとクロハさんはかなり子供好きらしい
鬼ヶ島でも子供達用の娯楽施設を立案したのはほとんどクロハさんなんだとか
それだけにレッドちゃんがぶたれたのが許せなかったんだろうね
私はこの男に最大限の苦しみを与えようと思っているわ
今のハクラと同じくらいの見た目十歳くらいの歳の子を、あんなに思いっきりぶつなんて
それにあの子の体、ローブで隠れて見えにくくはなっていたけどあざだらけだった
日常的に暴力を振るっていたに違いない
許せない、許せない、ユルサナイ
呪力をまじないとしてではなく呪いとして使う
「大呪術、墓呪死国大姫」
召喚したのは呪いの塊のような死臭漂う女性の霊
子供を奪われ、世を呪い、子供の護り手でもある霊の集合体
「逝きなさい」
「う、ああ、なんだ、これは、ぐお、ぬおおおおおお!!」
霊に抱かれ男は苦しみもがいて死んだ
私の前で子供をいたぶったことを後悔しながら死ねばいい
男が死に絶えたのを見ると空間から出た
うわ、あっという間に男を倒して出てきたよクロハさん
なんだか空間から異様な気配が漂ってるし、男は姿形もない
何があったんだあの中で
僕はレッドちゃんに優しく微笑むクロハさんを頼もしく思いつつも恐ろしくも思った
間違いなくここに泥人形の能力者がいるはずなんだよね
「えっとこれから見るに二階、いや三階か。三階にいるみたい」
詩季さんが装置から読み解き、能力者が三階にいることが分かった
段々と近づいて来てるね
「それで見つけたらまずどうする? まあ一番確実なのはあたしの力で拘束するってことなんだけど。もっと確実に行くならハルナが使う時間停止能力かな? 本人がめんどくさがって出てこないからこれはまあ使えないんだけど」
「うーん、もし特に悪さをしようとしてるんじゃなければ話してみるよ」
「オッケーじゃあそれで行こっか」
一階から二階、三階まで一気に駆け上がり、装置がピーピーとなり始めた
これは対象の能力者が近くにいるってことらしく、半径三メートルの範囲に入ると鳴るみたいだ
「近い、近いよ~」
三メートル以内で目に付いたのは一つの教室で、現在放課後のため他に生徒はいない
その教室の扉を開けると明らかにここの生徒じゃない少女がいた
何でここの生徒じゃないって分かるかって?
この世界には人間族しかいないんだ。それなのにそこにいたのは頭に猫耳の生えた少女だったからなんだよね
「あ、えっと君は? ここの生徒じゃないよね?」
その少女はこっちを見ると首をかしげて不思議そうな顔をした
「お姉さんたち誰? エイダーさんの友達? ここにはお母さん居なかったの。でもエイダーさんの言ってたこれ見つけたよ」
少女は嬉しそうにポケットからなんと世界の種を取り出した
「はいどうぞ、お姉さんにあげるね」
僕の手のひらに世界の種が受け渡された
「ねーエイダーさんはどこ? もう帰るの?」
少女はニコニコ笑ってる。どうやら悪意などは一切ないみたいだ
「えっと君の名前は?」
「私? 私はレッドワンだよ」
名前、にしてはなんだかシリアルナンバーのような名前だ
「あ、エイダーさん!」
レッドちゃんは僕らの後ろに手を振っている
「レッドワン、何をしている。そいつらから離れろ。またぶたれたいのか?」
「ご、ごめんなさい」
レッドちゃんがぴょーんと飛んでそのエイダーと言う男の前に立った
そのとたんレッドちゃんの頬をぶち、レッドちゃんはバタリと倒れた
「世界の種はどうした? どこにやった! まさかそいつらに渡したのか? 馬鹿が!」
再びぶとうとした男の手をクロハさんがガシリと掴んだ
「子供に暴力を振るうとはなんとも情けない男ですね。殺しますよ?」
「ふん、お前程度が俺を殺す? 戯言だな」
エイダーとかいう男、口だけじゃない。今放った殺気だけで周囲が震え、僕もビリビリと体が痺れる
「ほお、クズの割にはやりそうですね。いいでしょう、私が相手をします。しかしここは子供が多いですね。場所を移動させてもらいますね」
クロハさんは呪力を高めて真っ黒な空間を開くとそこに二人で入り込んだ
「あれはお姉ちゃんが作った特殊空間です。あの中ではお姉ちゃんの呪力が数段上がります。あの中ではお姉ちゃんは無敵と言ってもいい力を誇るんです」
「それなら大丈夫そうだね」
あれほど怒ってるクロハさんは久しぶりに見たかも
彼女、ハクラちゃん以外のことで起こることがあったんだ
あとでハクラちゃんに聞いた話によるとクロハさんはかなり子供好きらしい
鬼ヶ島でも子供達用の娯楽施設を立案したのはほとんどクロハさんなんだとか
それだけにレッドちゃんがぶたれたのが許せなかったんだろうね
私はこの男に最大限の苦しみを与えようと思っているわ
今のハクラと同じくらいの見た目十歳くらいの歳の子を、あんなに思いっきりぶつなんて
それにあの子の体、ローブで隠れて見えにくくはなっていたけどあざだらけだった
日常的に暴力を振るっていたに違いない
許せない、許せない、ユルサナイ
呪力をまじないとしてではなく呪いとして使う
「大呪術、墓呪死国大姫」
召喚したのは呪いの塊のような死臭漂う女性の霊
子供を奪われ、世を呪い、子供の護り手でもある霊の集合体
「逝きなさい」
「う、ああ、なんだ、これは、ぐお、ぬおおおおおお!!」
霊に抱かれ男は苦しみもがいて死んだ
私の前で子供をいたぶったことを後悔しながら死ねばいい
男が死に絶えたのを見ると空間から出た
うわ、あっという間に男を倒して出てきたよクロハさん
なんだか空間から異様な気配が漂ってるし、男は姿形もない
何があったんだあの中で
僕はレッドちゃんに優しく微笑むクロハさんを頼もしく思いつつも恐ろしくも思った
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※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています