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利善とレイドの異世界旅2
エリファラスは的に向かって手を掲げると、的がパンと弾けて消えた
その後も的が出てはパンパンと弾け消滅していく
「これは何がどうなってるんだ?」
「ホール、つまり穴を瞬間的に空間に開けることで気圧を変えて爆発を起こしれるんだ。小規模な爆発だけどなかなかに強力だよ。それから一応は簡易的な転移もできる。神々が使うほどの強力な転移はできないけど、少し移動する分には使えるからね、こんな風に」
彼の目の前に穴が開き、そこをくぐると利善の後ろから現れた
「こうやって目の前に移動したりできるから攻撃を避けたり、相手の攻撃をこの穴に向けさせてそのまま相手に返したりね。要は使いようってやつさ」
エリファラスは自分の能力の特性を熟知しているようで、その使い方が上手いこともあってAランクの位置にいる
様々な世界に同じような能力を持つ者はいれど、これほどうまく使いこなしているのは彼くらいだろう
「さて、私の能力はもういいだろう。君たちの力を見せてくれないか?」
「ああ分かった。俺の力は空間と言う力でな。こんな感じで、いよっと。足場を作ったり空間を封鎖して閉じ込めたりと汎用性は高いと思う。ただ見えないから足場にする時は要注意だな」
エリファラスは満足そうにうなづき、次にレイドの方をみた
「あ、あの私の力は多分ここで見せない方がいいと思います。ここだと狭すぎるので」
「そうか、レイドの力は確かにここじゃ無理そうだ。エリファラス、どこか天井が高くて広い場所はあるか? 何なら外でもいいが」
「ああそれならそっちの扉から出れば運動場になってる。今そこで訓練している者たちを避難させて来るから待ってくれ」
エリファラスは扉から出て少しすると何人かがこちらに入って来た
彼らはレイドの能力を見ようとこっちに来たらしい
「よしいいぞ、来てくれ」
エリファラスに呼ばれたレイドは外に出て運動場の中心に立つ
そのまま手を上に掲げて雨を降らせた
その雨がレイドの体にどんどん吸収されていき、おおと歓声が上がった
雨が彼女の体を再構築していき、やがて巨人ヒーローレイドへと変化する
「これが彼女の力、なるほど、これは確かにここだと壊れてしまうな」
大きさは約五十メートルの女性型巨人
どうやらかなり珍しい能力のようで、そう言った能力を見たことのない人々が拍手喝采を送っていた
レイドはそのまま元の姿に戻ると顔を真っ赤にしている
大ぜいに見られることになれていないためだろう
「すごいな、なんて力強い姿なんだ」
「あの、恥ずかしいのでやめてください」
「それはすまなかった。なんせ私も初めて見たものでね」
この世界に他に巨人になれる能力者はいない
変身能力を持つ、あるいは巨大化の能力を持つ者はいるが、変身する上に巨大化する能力者はレイドただ一人だった
能力の紹介も終え、レイドと利善はそのまま二人で組むことになった
お互いの能力をウルにいたころから知っていたし、二人での実践経験もあるため組みやすかったからだ
そしてその二人にさらにもう一人を加え、三人一組となった
そのもう一人の名前は橘楓という少女で、染め上げた金色の髪に右耳にいくつかのピアス、常にガムを噛んでフーセンを膨らましている不良のような少女
態度も悪く、挨拶もあまりせず、それすらもポケットに手を突っ込んだまま首を少し曲げた程度だった
「あの、私はレイド、こちらは利善さんです。橘さん、ですよね? よろしくお願いします」
「ん」
かなり可愛らしい声を一呼吸だけ発し、そのまままた黙りこくってしまった
「では三人組んだところで君たちにやってもらいたいことがある。人質奪還作戦だ」
エリファラスはそう言って懐から作戦書のようなものを取り出すと説明を始めた
「まずはデュナミオンという世界に行ってもらう。そこにはウルの拠点があるらしくてね。すでに攻撃は始まってるんだけどなかなかに苦戦しているらしい。君たちは既にAランク相当の力があるからこの作戦も無事成功に導いてくれると思うんだ」
その世界ではAランク数名とSランク一人、そのサイドキックやサポートとしてBランク以下の能力者が数多く戦っているらしい
しかしウルたちも強く、中々攻めあぐねているが、レイドの力があれば突破できそうなのだという
「危険なことをさせるが、利善君、君の力ならレイドちゃんの守りを固めることができるんだろう?」
「ああ、任せてくれ」
「それと楓ちゃんは二人はウルの牙城を崩したときの突破口になってほしいんだ」
「ん」
それぞれの作戦を理解したところで転移装置のある場所へと移動、そのまますぐに三人は転移されることとなった
その後も的が出てはパンパンと弾け消滅していく
「これは何がどうなってるんだ?」
「ホール、つまり穴を瞬間的に空間に開けることで気圧を変えて爆発を起こしれるんだ。小規模な爆発だけどなかなかに強力だよ。それから一応は簡易的な転移もできる。神々が使うほどの強力な転移はできないけど、少し移動する分には使えるからね、こんな風に」
彼の目の前に穴が開き、そこをくぐると利善の後ろから現れた
「こうやって目の前に移動したりできるから攻撃を避けたり、相手の攻撃をこの穴に向けさせてそのまま相手に返したりね。要は使いようってやつさ」
エリファラスは自分の能力の特性を熟知しているようで、その使い方が上手いこともあってAランクの位置にいる
様々な世界に同じような能力を持つ者はいれど、これほどうまく使いこなしているのは彼くらいだろう
「さて、私の能力はもういいだろう。君たちの力を見せてくれないか?」
「ああ分かった。俺の力は空間と言う力でな。こんな感じで、いよっと。足場を作ったり空間を封鎖して閉じ込めたりと汎用性は高いと思う。ただ見えないから足場にする時は要注意だな」
エリファラスは満足そうにうなづき、次にレイドの方をみた
「あ、あの私の力は多分ここで見せない方がいいと思います。ここだと狭すぎるので」
「そうか、レイドの力は確かにここじゃ無理そうだ。エリファラス、どこか天井が高くて広い場所はあるか? 何なら外でもいいが」
「ああそれならそっちの扉から出れば運動場になってる。今そこで訓練している者たちを避難させて来るから待ってくれ」
エリファラスは扉から出て少しすると何人かがこちらに入って来た
彼らはレイドの能力を見ようとこっちに来たらしい
「よしいいぞ、来てくれ」
エリファラスに呼ばれたレイドは外に出て運動場の中心に立つ
そのまま手を上に掲げて雨を降らせた
その雨がレイドの体にどんどん吸収されていき、おおと歓声が上がった
雨が彼女の体を再構築していき、やがて巨人ヒーローレイドへと変化する
「これが彼女の力、なるほど、これは確かにここだと壊れてしまうな」
大きさは約五十メートルの女性型巨人
どうやらかなり珍しい能力のようで、そう言った能力を見たことのない人々が拍手喝采を送っていた
レイドはそのまま元の姿に戻ると顔を真っ赤にしている
大ぜいに見られることになれていないためだろう
「すごいな、なんて力強い姿なんだ」
「あの、恥ずかしいのでやめてください」
「それはすまなかった。なんせ私も初めて見たものでね」
この世界に他に巨人になれる能力者はいない
変身能力を持つ、あるいは巨大化の能力を持つ者はいるが、変身する上に巨大化する能力者はレイドただ一人だった
能力の紹介も終え、レイドと利善はそのまま二人で組むことになった
お互いの能力をウルにいたころから知っていたし、二人での実践経験もあるため組みやすかったからだ
そしてその二人にさらにもう一人を加え、三人一組となった
そのもう一人の名前は橘楓という少女で、染め上げた金色の髪に右耳にいくつかのピアス、常にガムを噛んでフーセンを膨らましている不良のような少女
態度も悪く、挨拶もあまりせず、それすらもポケットに手を突っ込んだまま首を少し曲げた程度だった
「あの、私はレイド、こちらは利善さんです。橘さん、ですよね? よろしくお願いします」
「ん」
かなり可愛らしい声を一呼吸だけ発し、そのまままた黙りこくってしまった
「では三人組んだところで君たちにやってもらいたいことがある。人質奪還作戦だ」
エリファラスはそう言って懐から作戦書のようなものを取り出すと説明を始めた
「まずはデュナミオンという世界に行ってもらう。そこにはウルの拠点があるらしくてね。すでに攻撃は始まってるんだけどなかなかに苦戦しているらしい。君たちは既にAランク相当の力があるからこの作戦も無事成功に導いてくれると思うんだ」
その世界ではAランク数名とSランク一人、そのサイドキックやサポートとしてBランク以下の能力者が数多く戦っているらしい
しかしウルたちも強く、中々攻めあぐねているが、レイドの力があれば突破できそうなのだという
「危険なことをさせるが、利善君、君の力ならレイドちゃんの守りを固めることができるんだろう?」
「ああ、任せてくれ」
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「ん」
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