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利善とレイドの異世界旅3
荒廃した世界
広がるのは焼け野原と数々の死体
人の死体だけではない。動物、植物、その全てが死に絶えているのだ
「う、酷い臭い。こんなところにウルの支部があるって言うのですか?」
「疑問も最もだが、この感じは間違いない」
この世界にはウル特有の独特な雰囲気があった
人の死を望む者、人殺しを楽しむ者の気配
ウルには気配はないが、これは世界に漂う気配であるため感じやすかった
「腐臭、死の気配、確かにこの世界にはあのウルの本拠地と同じような感じです」
「あんたらさ、気配気配言ってないでそっち見てみなよ」
小鳥のさえずりのような楓の声が聞こえ、指を差した方を見るとそこに数人の人影があった
「敵? いや敵意は感じないな」
「ありゃ仲間だよ。モーリス、久しぶり」
「楓か、よく来てくれたな」
その人影の正体はこの世界でウルと戦う者たちで、その纏う力からも相当な実力を持っていると思われる
「あんたら二人が最近加わったって言うレイドと、利善だっけ? 俺はモーリス・ディブラスだ。この世界での戦いにおいて指揮官をしている」
「ああよろしく頼む」
利善とモーリスは握手を交わした
「早速だがレイドちゃん、でいいかな? 力を貸してほしいんだ。君の巨人の力でこの先にあるウルの作った壁を打ち壊してほしい。というのもあの壁は物理攻撃しか効かないんだが。俺たちじゃ痛恨打は与えれなかった。君は巨人化しての物理攻撃がメインの力だと聞いた」
「は、はい、任せてください!」
レイドはすぐに周囲に雨を呼んでその力を吸収した
一気にレイドは巨大化し、モーリス達の案内の元巨大な壁の前に来た
既に何人かの壁を守る役割を持つウルの兵隊が立っているが、レイドを見た瞬間一斉に逃げ出した
巨人と戦う術を持っていなかったのだろう
だがその中にも逃げずに壁の前で立ちはだかる者がいた
灰色のフードを被った男
彼はフードを脱ぎ去るとその姿をあらわにした
体じゅうが機械に侵食されているかのような姿の男
「こりねぇなお前らも。この壁はやわじゃねぇ。次は殺すって言ったよな!」
男の腕が兵器へと変化する
ミサイル、レーザー、爆弾、銃弾などなどの兵器の数々
それもただの兵器ではなく、神殺しという兵器である
魔法防御も結界も意味を成さない神をも殺しうる兵器だった
「神殺しのカール、その名の通りに神々を殺す者だ! 新顔もいるみたいだから死ぬまで覚えておきな! 数分後までだがな!」
男の兵器が起動し、一斉に射撃が開始された
「レイド危ない!」
一番大きな的であったレイドに向かって放たれたものだったが、すんでのところで利善が空間を支配する
「なに! 俺の神殺しを止める力だと?」
「これは能力で作り出した空間だがな、俺が作り出す空間は見えなくても確かにそこにある。物理的にな」
神殺しでも破れないものがある
実体あるものだ
ただそれ故に彼は兵器と言う形を取っていた
たとえ神殺しの力で敗れなかったとしても、圧倒的物理で今までの敵の防御は破壊できていた
だが利善の力は桁違いで型破りだ
カールの力で押し切ることはできなかった
「レイド、ここは俺がやる、君は壁の方を頼む」
「ディア!」
レイドは返事をしてうなづくと壁に手を掛けてバキリと破壊してしまった
「おいおいおいおいおい! 嘘だろおい! この壁は俺の兵器でも壊せないほど硬いんだぞ!?」
どうやらカールの予想では簡単に敵を排除できるはずだったらしい
しかし利善とレイドが圧倒的だったのだ
ガラガラと崩れ去る壁、その奥にはウルの支部と見られる城が見えた
その城こそかつてこの世界の王がいた城
全てが死に絶えたこの世界で唯一残った建築物であった
城のてっぺんにこの支部の支部長である幹部がいる
長かったこの世界での戦いももうすぐ終止符が打たれようとしていた
広がるのは焼け野原と数々の死体
人の死体だけではない。動物、植物、その全てが死に絶えているのだ
「う、酷い臭い。こんなところにウルの支部があるって言うのですか?」
「疑問も最もだが、この感じは間違いない」
この世界にはウル特有の独特な雰囲気があった
人の死を望む者、人殺しを楽しむ者の気配
ウルには気配はないが、これは世界に漂う気配であるため感じやすかった
「腐臭、死の気配、確かにこの世界にはあのウルの本拠地と同じような感じです」
「あんたらさ、気配気配言ってないでそっち見てみなよ」
小鳥のさえずりのような楓の声が聞こえ、指を差した方を見るとそこに数人の人影があった
「敵? いや敵意は感じないな」
「ありゃ仲間だよ。モーリス、久しぶり」
「楓か、よく来てくれたな」
その人影の正体はこの世界でウルと戦う者たちで、その纏う力からも相当な実力を持っていると思われる
「あんたら二人が最近加わったって言うレイドと、利善だっけ? 俺はモーリス・ディブラスだ。この世界での戦いにおいて指揮官をしている」
「ああよろしく頼む」
利善とモーリスは握手を交わした
「早速だがレイドちゃん、でいいかな? 力を貸してほしいんだ。君の巨人の力でこの先にあるウルの作った壁を打ち壊してほしい。というのもあの壁は物理攻撃しか効かないんだが。俺たちじゃ痛恨打は与えれなかった。君は巨人化しての物理攻撃がメインの力だと聞いた」
「は、はい、任せてください!」
レイドはすぐに周囲に雨を呼んでその力を吸収した
一気にレイドは巨大化し、モーリス達の案内の元巨大な壁の前に来た
既に何人かの壁を守る役割を持つウルの兵隊が立っているが、レイドを見た瞬間一斉に逃げ出した
巨人と戦う術を持っていなかったのだろう
だがその中にも逃げずに壁の前で立ちはだかる者がいた
灰色のフードを被った男
彼はフードを脱ぎ去るとその姿をあらわにした
体じゅうが機械に侵食されているかのような姿の男
「こりねぇなお前らも。この壁はやわじゃねぇ。次は殺すって言ったよな!」
男の腕が兵器へと変化する
ミサイル、レーザー、爆弾、銃弾などなどの兵器の数々
それもただの兵器ではなく、神殺しという兵器である
魔法防御も結界も意味を成さない神をも殺しうる兵器だった
「神殺しのカール、その名の通りに神々を殺す者だ! 新顔もいるみたいだから死ぬまで覚えておきな! 数分後までだがな!」
男の兵器が起動し、一斉に射撃が開始された
「レイド危ない!」
一番大きな的であったレイドに向かって放たれたものだったが、すんでのところで利善が空間を支配する
「なに! 俺の神殺しを止める力だと?」
「これは能力で作り出した空間だがな、俺が作り出す空間は見えなくても確かにそこにある。物理的にな」
神殺しでも破れないものがある
実体あるものだ
ただそれ故に彼は兵器と言う形を取っていた
たとえ神殺しの力で敗れなかったとしても、圧倒的物理で今までの敵の防御は破壊できていた
だが利善の力は桁違いで型破りだ
カールの力で押し切ることはできなかった
「レイド、ここは俺がやる、君は壁の方を頼む」
「ディア!」
レイドは返事をしてうなづくと壁に手を掛けてバキリと破壊してしまった
「おいおいおいおいおい! 嘘だろおい! この壁は俺の兵器でも壊せないほど硬いんだぞ!?」
どうやらカールの予想では簡単に敵を排除できるはずだったらしい
しかし利善とレイドが圧倒的だったのだ
ガラガラと崩れ去る壁、その奥にはウルの支部と見られる城が見えた
その城こそかつてこの世界の王がいた城
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