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勇者の成長15
メイクをお風呂で取り去り、いつもの顔に戻ったアイシスは、すでに布団で寝息を立てているキーラの横に潜り込むと同時に眠りについた
そしていつものように夢の中に神聖なイメージが現れる
様々な馬が入り乱れるのどかな草原
馬たちが頭を垂れて見やる先にその人影がいた
馬の尻尾に一角の勇ましい角が生えた少女
彼女の体にはピリピリと電流が走り、その気配は神聖さを帯びていた
「よく来たでござるな。拙の名はリコ! 誇り高き神獣キリンにして獣神! 拙の速さに翻弄されるがよい!」
いきなり少女は小太刀を抜き放つとアイシスを襲った
「え、ちょま!」
問答無用で刃を振り下ろしてくるリコ
彼女の角からビリリと雷が走ってアイシスの体を流れた
「ぐわっ、ちょっとなんで襲うんですか!」
「あれ? 襲うんじゃなかったでござるっけ? あれ? 拙の早とちりでござる。ああそうだそっか、アマテラス様は確か、えとなんて言ってたっけ? あそうそう、確か大勇者アイシスに力を授けなさいだったでござる。ふふん、拙の力を受け取るにふさわしい力は秘めているようでござるな」
リコの訳の分からない行動にアイシスは目を丸くしてあっけにとられる
だがこれから力を受け取る相手だ。そこは大人な対応を見せようと怒りを鎮めた
以前リュコと対峙したときブチギレてしまったため、その時の教訓をしっかりと覚えていたアイシスをほめて欲しい
「あ、あのリコ様?」
「さぁ手を拙の手の上に乗せるでござるよ。拙の力はふぁんきいでくうるで最高なんでござる。あるてぃめっとぱわあなんでござるよ!」
何を言っているのか全く分からなかったが、アイシスは素直にその指示に従い彼女の手のひらに自分の手のひらを重ねた
「これでいいんですか?」
「いっくなーいでござる! いいかね大勇者くんよ。拙の力はそんなふにゃけた気持ちじゃ受け取れないのでござる。ちゃんと覚悟を持ってこの手を握るのでござるよ!」
「は、はい!」
確かにアイシスはこの間抜けそうでよく分からない少女に驚き気が抜けていた
だが今の指摘によって少し気が引き締まったのか、新たな力を受け取る心の準備を深呼吸とともに行い、そっとリコの手のひらの上に開いた自分の手のひらをそっと重ねた
「うむ、いい心構えになったでござるな。拙嬉しい。ではこの力、そなたにしっかりと渡すからがっちり捕まえてほしいでござる!」
ぺらぺらと自分の話が終わったところでいきなり力がアイシスの中に流れ込んできた
「うわ」
かなりの圧が体の中を駆け巡ってきて、その滝の流れのような力に驚いた
しかしながらアイシスも今まで力を受けて取ってきた中で、新しい力でも大体どのように受け取ればいいのかが掴めて来ていた
「これは流れに身を任せればいいんだ。分かる。今までの経験が確実に俺のことを強くしていってくれてるんだ」
リコの力を受け止め、流れに逆らわず身を任せる
そうしたことでリコの力はしっかりとアイシスの体に定着したのだった
「これがリコ様の力・・・。でもどう使えばいいんだ?」
「簡単でござる! とにかく速く動けばいいんでござるよ!」
たったそれだけのアドバイスだったが、それが一番のアドバイスでもあった
そのためアイシスはリコの力の使い方を一瞬で学び取れた
「こうか、いやこうだ!」
これほどまでに速く力をものにしたのはやはり今までの経験によるものだ
アイシスは着実にしっかりと成長している
そして受け取る力もいよいよ残すところあと二つとなった
アイシスが旅立つまでもう間もなくだろう
そしていつものように夢の中に神聖なイメージが現れる
様々な馬が入り乱れるのどかな草原
馬たちが頭を垂れて見やる先にその人影がいた
馬の尻尾に一角の勇ましい角が生えた少女
彼女の体にはピリピリと電流が走り、その気配は神聖さを帯びていた
「よく来たでござるな。拙の名はリコ! 誇り高き神獣キリンにして獣神! 拙の速さに翻弄されるがよい!」
いきなり少女は小太刀を抜き放つとアイシスを襲った
「え、ちょま!」
問答無用で刃を振り下ろしてくるリコ
彼女の角からビリリと雷が走ってアイシスの体を流れた
「ぐわっ、ちょっとなんで襲うんですか!」
「あれ? 襲うんじゃなかったでござるっけ? あれ? 拙の早とちりでござる。ああそうだそっか、アマテラス様は確か、えとなんて言ってたっけ? あそうそう、確か大勇者アイシスに力を授けなさいだったでござる。ふふん、拙の力を受け取るにふさわしい力は秘めているようでござるな」
リコの訳の分からない行動にアイシスは目を丸くしてあっけにとられる
だがこれから力を受け取る相手だ。そこは大人な対応を見せようと怒りを鎮めた
以前リュコと対峙したときブチギレてしまったため、その時の教訓をしっかりと覚えていたアイシスをほめて欲しい
「あ、あのリコ様?」
「さぁ手を拙の手の上に乗せるでござるよ。拙の力はふぁんきいでくうるで最高なんでござる。あるてぃめっとぱわあなんでござるよ!」
何を言っているのか全く分からなかったが、アイシスは素直にその指示に従い彼女の手のひらに自分の手のひらを重ねた
「これでいいんですか?」
「いっくなーいでござる! いいかね大勇者くんよ。拙の力はそんなふにゃけた気持ちじゃ受け取れないのでござる。ちゃんと覚悟を持ってこの手を握るのでござるよ!」
「は、はい!」
確かにアイシスはこの間抜けそうでよく分からない少女に驚き気が抜けていた
だが今の指摘によって少し気が引き締まったのか、新たな力を受け取る心の準備を深呼吸とともに行い、そっとリコの手のひらの上に開いた自分の手のひらをそっと重ねた
「うむ、いい心構えになったでござるな。拙嬉しい。ではこの力、そなたにしっかりと渡すからがっちり捕まえてほしいでござる!」
ぺらぺらと自分の話が終わったところでいきなり力がアイシスの中に流れ込んできた
「うわ」
かなりの圧が体の中を駆け巡ってきて、その滝の流れのような力に驚いた
しかしながらアイシスも今まで力を受けて取ってきた中で、新しい力でも大体どのように受け取ればいいのかが掴めて来ていた
「これは流れに身を任せればいいんだ。分かる。今までの経験が確実に俺のことを強くしていってくれてるんだ」
リコの力を受け止め、流れに逆らわず身を任せる
そうしたことでリコの力はしっかりとアイシスの体に定着したのだった
「これがリコ様の力・・・。でもどう使えばいいんだ?」
「簡単でござる! とにかく速く動けばいいんでござるよ!」
たったそれだけのアドバイスだったが、それが一番のアドバイスでもあった
そのためアイシスはリコの力の使い方を一瞬で学び取れた
「こうか、いやこうだ!」
これほどまでに速く力をものにしたのはやはり今までの経験によるものだ
アイシスは着実にしっかりと成長している
そして受け取る力もいよいよ残すところあと二つとなった
アイシスが旅立つまでもう間もなくだろう
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※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています