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勇者の成長17
無事ヤマタノオロチは討伐され、その後処理が魔族たちによって一斉に行われた
肉は食用に、牙や鱗は鎧や武器の素材になるため本当に余すところがない
魔国の危機が一変、素材によって潤うことになるだろう
「それにしてもリコ様のこの力、俺にすごくなじんでる気がする」
「いいわねぇ大勇者ちゃん。ああなんてかわいいのかしら。女の子らしくしたら相当もてるんじゃない? いえ愚問ね。あなたはあなたらしくいたいのよね」
「ああでもそう言うことに興味がないわけじゃないですよ。俺だって女の子らしくしたいし、可愛い服にだってその、興味がないと言えばうそになりますし」
俺口調だが彼女だってフリフリの可愛い服を着てみたいし、男の子にも興味はある
当然色恋沙汰やコイバナにだって参加してみたい
だから彼女は思っていた
この戦いが終わったらきっぱりと勇者を引退し、ちゃんと自分の恋を見つけようと
当然妹同然のキーラと共にそういった女の子らしいことをたくさんしようと画策もしている
「じゃあ私は帰るけど、またいつでも鬼ヶ島に遊びに来てね? 姫二人がいない間は私が鬼ヶ島代表代理だからね」
「ありがとうございますサクラさん」
サクラは手をふりふりそのまま帰って行った
夕暮れに照らされるサクラの綺麗な桜色の髪がキラキラと輝いて見え、自分もあのように見も心も美しくありたいと思うアイシスだった
「さてキーラに報告するか」
アイシスも事後処理に追われているキーラの元へと走った
数日後、すっかり解体が済んで残すところ骨だけとなった巨大なヤマタノオロチの死骸
この日も朝からその骨の解体作業が始まっている
かなりの巨大な骨な上、鬼ヶ島で打たれた解体具でもなかなか切り分けれないほどの強度がある骨
それらは他国との貿易に使われたり、魔国で装備などに利用されることが決まっている
リドリリの指揮の元続々と切り出されていくのをアイシスは遠目から眺めていた
そのままなんだか眠気が襲ってきたため、腰かけていた椅子の上で目をつむって昼寝を始める
案の定夢の世界では誰かがこちらに向かって手を振っていた
「おいっすー、えーっと大勇者育成計画もいよいよ終盤でしてね。よく頑張ったとほめてあげたいっすね」
「あはい」
「反応悪いっすね。俺はヨウコっす。妖魔神にして元精霊なんすよ。すごいっしょ?」
「妖魔?」
「そっか、大勇者ちゃんの世界にはいないんすね。妖魔ってのは妖力を操る魔、そのままの意味っすね。魔法も操れるのが特徴っす」
ヨウコのその妖艶な見た目からは想像もできないほどのフランクな性格に少し目が丸くなるアイシス
しかしすぐに切り替えてしっかりとヨウコの目を見る
「よろしくお願いしますヨウコ様!」
「うんうん、元気があって非常にいいっすね。ね、アコさん」
ヨウコさんがアイシスの後ろに声をかけると、そこにはいつの間にかもう一人長身の美しい女性が立っていた
キリッとした切れ長の目に少し太い眉、髪はかなり長く腰下まで伸びていた
彼女こそ十二獣神のリーダーであるアコだった
「大勇者、君がそうなのか? ふむ、いい目をしているな」
アコはポンとアイシスの頭に手を乗せる
その安心感でアイシスは顔が赤らんだ
「アコさんは女神を育てたこともあるんすよ? すっごい人なんす、あ、人じゃないっす。真人神っす」
「真人神ってなんですか?」
「いい質問っすね。このアコさんこそ人を超えた真人、その女神っす。仙人とかハイヒューマンとはわけが違うんすよ。神仙のさらにその先っすね」
アコは元々人で、あのサニアとルニアの親代わりをしていた
双子女神もアコを本当の親として慕っている
しかもあの双子を一人前の女神として育て上げたのもこのアコだった
リディエラの時と言い、彼女は神を育てるのに非常に適した力を持つ女神だった
「もういいだろヨウコ、話が進まん」
「はいっすー」
ヨウコが怒涛の勢いでアコのすごさを語り始めたので制止が入る
二人の慣れ切った掛け合いに驚きつつもアイシスは真剣に二人の話を聞くことに専念した
肉は食用に、牙や鱗は鎧や武器の素材になるため本当に余すところがない
魔国の危機が一変、素材によって潤うことになるだろう
「それにしてもリコ様のこの力、俺にすごくなじんでる気がする」
「いいわねぇ大勇者ちゃん。ああなんてかわいいのかしら。女の子らしくしたら相当もてるんじゃない? いえ愚問ね。あなたはあなたらしくいたいのよね」
「ああでもそう言うことに興味がないわけじゃないですよ。俺だって女の子らしくしたいし、可愛い服にだってその、興味がないと言えばうそになりますし」
俺口調だが彼女だってフリフリの可愛い服を着てみたいし、男の子にも興味はある
当然色恋沙汰やコイバナにだって参加してみたい
だから彼女は思っていた
この戦いが終わったらきっぱりと勇者を引退し、ちゃんと自分の恋を見つけようと
当然妹同然のキーラと共にそういった女の子らしいことをたくさんしようと画策もしている
「じゃあ私は帰るけど、またいつでも鬼ヶ島に遊びに来てね? 姫二人がいない間は私が鬼ヶ島代表代理だからね」
「ありがとうございますサクラさん」
サクラは手をふりふりそのまま帰って行った
夕暮れに照らされるサクラの綺麗な桜色の髪がキラキラと輝いて見え、自分もあのように見も心も美しくありたいと思うアイシスだった
「さてキーラに報告するか」
アイシスも事後処理に追われているキーラの元へと走った
数日後、すっかり解体が済んで残すところ骨だけとなった巨大なヤマタノオロチの死骸
この日も朝からその骨の解体作業が始まっている
かなりの巨大な骨な上、鬼ヶ島で打たれた解体具でもなかなか切り分けれないほどの強度がある骨
それらは他国との貿易に使われたり、魔国で装備などに利用されることが決まっている
リドリリの指揮の元続々と切り出されていくのをアイシスは遠目から眺めていた
そのままなんだか眠気が襲ってきたため、腰かけていた椅子の上で目をつむって昼寝を始める
案の定夢の世界では誰かがこちらに向かって手を振っていた
「おいっすー、えーっと大勇者育成計画もいよいよ終盤でしてね。よく頑張ったとほめてあげたいっすね」
「あはい」
「反応悪いっすね。俺はヨウコっす。妖魔神にして元精霊なんすよ。すごいっしょ?」
「妖魔?」
「そっか、大勇者ちゃんの世界にはいないんすね。妖魔ってのは妖力を操る魔、そのままの意味っすね。魔法も操れるのが特徴っす」
ヨウコのその妖艶な見た目からは想像もできないほどのフランクな性格に少し目が丸くなるアイシス
しかしすぐに切り替えてしっかりとヨウコの目を見る
「よろしくお願いしますヨウコ様!」
「うんうん、元気があって非常にいいっすね。ね、アコさん」
ヨウコさんがアイシスの後ろに声をかけると、そこにはいつの間にかもう一人長身の美しい女性が立っていた
キリッとした切れ長の目に少し太い眉、髪はかなり長く腰下まで伸びていた
彼女こそ十二獣神のリーダーであるアコだった
「大勇者、君がそうなのか? ふむ、いい目をしているな」
アコはポンとアイシスの頭に手を乗せる
その安心感でアイシスは顔が赤らんだ
「アコさんは女神を育てたこともあるんすよ? すっごい人なんす、あ、人じゃないっす。真人神っす」
「真人神ってなんですか?」
「いい質問っすね。このアコさんこそ人を超えた真人、その女神っす。仙人とかハイヒューマンとはわけが違うんすよ。神仙のさらにその先っすね」
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「もういいだろヨウコ、話が進まん」
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