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大勇者の旅2
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立木桃は現在六十三歳という年齢ながら、見た目はどう見ても十六歳ほどの少女だ
しかも日本人で言うところの十六歳なので、この世界ではさらに低い年齢に見られている
かくいうアイシスも彼女を十二、三歳ほどに見ていた
そして実年齢を聞いたことで驚いた
およそ五十年ほども前のこと、全ての世界は異放者という世界の外から来た脅威に脅かされていた
その脅威と戦ったのはまだ女神ではなかったサニアとルニア姉妹、アカシックレコードのパリケル、女神の守護騎士リゼラス、そしてこの大勇者立木桃
他にも協力者はいたが、主要で戦っていたのはこの五人
戦いの後それぞれがそれぞれの道を言ったものの、今でも時折交流を繰り返している
この戦いで女神になったサニアとルニアはもちろん、パリケルはアカシックレコードとして、リゼラスは天使として不老となっている
本来なら大勇者のちからを失った桃はそのまま普通に年を取って行くはずだったが、どういうわけか大勇者になった時点から全く歳を取らなくなっていた
本人にも神々にもよくわからないこの現象だったが、桃は悲観せず自分のできることをずっとこの世界でやっていた
この世界での彼女の扱いは引退した勇者そのもので、世界中の人から尊敬されているが、本人が安寧と平穏を望んでいるため、最低限の付き人のみこの小屋に入ることを許されたらしい
要するにアイシスは特別待遇だ
なにせ桃の後継者である
まるで娘を見るかのような目で桃は見つめていた
ちなみにこの二人、実は全くの同い年である
「そう、やはりそうなのね。ああまるで娘ができたようだわ」
「良かったですね桃様」
本当にアイシスを娘のように見ている桃と、それに喜ぶ付き人のイシュ
アイシスを置いて二人だけの世界に浸っていた
「あの、それで大勇者としての教えを請いにここへ来たのですが」
「ああそうだったわねアイシスちゃん。あなたがまだ普通の勇者だったころ、私は様々な世界を飛び回っていました。私のような力の弱い勇者があの戦いで生き延びれたのも、皆のサポートが会ったからよ。そうね、まずあなたは信頼するに足る仲間を見つけなさい」
「仲間、ですか」
心当たりがないわけではない
リディエラやハクラにクロハ、この三人など元の世界でも友人関係にあった
だが自分があの中に加わってもいいのかという考えがアイシスの脳内にめぐっていた
三人は元世界でも最強と言われている。だがアイシスは最近ようやく力を得たばかりだ
とてもリディエラ達と共に戦うには実力不足だと思ったのだろう
そこを桃に読み取られた
「なるほど、心に仲間がいるのですね。でも自分の実力が追い付いていないと心配なのでしょう?」
全くその通りのことを突かれて驚くアイシス
「はい、俺では多分あの子達と共に肩を並べることはできません」
「はぁ、やっぱり私と同じ悩みを持っているのですね。ええそうです、大勇者と言ってもその実力はやはり人に寄るのです。私など大盾で防ぐ、守りに特化した大勇者でしたから、戦闘面ではほとんど役に立っていませんでしたよ。でも、それでも自分にだってできることがあると友人達に教わりました。力が強いかどうかではないのです。その力で人を救うにはどうすればいいのかを考えなさいな」
アイシスは桃からしてみれば相当な力を持っている
神をもしのぐ勢いであり、それは見ているだけでも分かる
だが彼女は今悩める一人の若者で後輩だ
同い年ではあるが愛すべき後輩である
そんなアイシスのためにしたアドバイス
響いたかどうかはアイシスの顔を見てすぐわかった
「何をすべきか・・・。ありがとうございます桃さん!」
どうやら何かを掴んだらしいアイシスはお辞儀をすると小屋を飛び出た
「そんなに慌てなくても、今日くらいはこの家でゆっくりしなさい。お互いの冒険譚でもお話しながら」
「そ、そうですね」
こうして大勇者としての一歩をアイシスは踏み出した
しかも日本人で言うところの十六歳なので、この世界ではさらに低い年齢に見られている
かくいうアイシスも彼女を十二、三歳ほどに見ていた
そして実年齢を聞いたことで驚いた
およそ五十年ほども前のこと、全ての世界は異放者という世界の外から来た脅威に脅かされていた
その脅威と戦ったのはまだ女神ではなかったサニアとルニア姉妹、アカシックレコードのパリケル、女神の守護騎士リゼラス、そしてこの大勇者立木桃
他にも協力者はいたが、主要で戦っていたのはこの五人
戦いの後それぞれがそれぞれの道を言ったものの、今でも時折交流を繰り返している
この戦いで女神になったサニアとルニアはもちろん、パリケルはアカシックレコードとして、リゼラスは天使として不老となっている
本来なら大勇者のちからを失った桃はそのまま普通に年を取って行くはずだったが、どういうわけか大勇者になった時点から全く歳を取らなくなっていた
本人にも神々にもよくわからないこの現象だったが、桃は悲観せず自分のできることをずっとこの世界でやっていた
この世界での彼女の扱いは引退した勇者そのもので、世界中の人から尊敬されているが、本人が安寧と平穏を望んでいるため、最低限の付き人のみこの小屋に入ることを許されたらしい
要するにアイシスは特別待遇だ
なにせ桃の後継者である
まるで娘を見るかのような目で桃は見つめていた
ちなみにこの二人、実は全くの同い年である
「そう、やはりそうなのね。ああまるで娘ができたようだわ」
「良かったですね桃様」
本当にアイシスを娘のように見ている桃と、それに喜ぶ付き人のイシュ
アイシスを置いて二人だけの世界に浸っていた
「あの、それで大勇者としての教えを請いにここへ来たのですが」
「ああそうだったわねアイシスちゃん。あなたがまだ普通の勇者だったころ、私は様々な世界を飛び回っていました。私のような力の弱い勇者があの戦いで生き延びれたのも、皆のサポートが会ったからよ。そうね、まずあなたは信頼するに足る仲間を見つけなさい」
「仲間、ですか」
心当たりがないわけではない
リディエラやハクラにクロハ、この三人など元の世界でも友人関係にあった
だが自分があの中に加わってもいいのかという考えがアイシスの脳内にめぐっていた
三人は元世界でも最強と言われている。だがアイシスは最近ようやく力を得たばかりだ
とてもリディエラ達と共に戦うには実力不足だと思ったのだろう
そこを桃に読み取られた
「なるほど、心に仲間がいるのですね。でも自分の実力が追い付いていないと心配なのでしょう?」
全くその通りのことを突かれて驚くアイシス
「はい、俺では多分あの子達と共に肩を並べることはできません」
「はぁ、やっぱり私と同じ悩みを持っているのですね。ええそうです、大勇者と言ってもその実力はやはり人に寄るのです。私など大盾で防ぐ、守りに特化した大勇者でしたから、戦闘面ではほとんど役に立っていませんでしたよ。でも、それでも自分にだってできることがあると友人達に教わりました。力が強いかどうかではないのです。その力で人を救うにはどうすればいいのかを考えなさいな」
アイシスは桃からしてみれば相当な力を持っている
神をもしのぐ勢いであり、それは見ているだけでも分かる
だが彼女は今悩める一人の若者で後輩だ
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そんなアイシスのためにしたアドバイス
響いたかどうかはアイシスの顔を見てすぐわかった
「何をすべきか・・・。ありがとうございます桃さん!」
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