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神と白黒鬼神22
遡ること半年前、この街の領主であるレッディアさんの愛妹、アディシアちゃんが何者かに攫われた
夜中ローブを被った数名の者たちによって城を襲撃され、アディシアちゃんのみが攫われたのだった
攫われた理由は恐らく彼女の力だろうとのこと
何せ彼女の力は女王よりも強く、次期女王との呼び声も高かったらしい
現女王には子供はおらず、従妹でもあるレッディアさんが直女王になる予定だったんだけど、自分は政治には向いていないと退いてアディシアちゃんが次期女王という立ち位置になっていたんだとか
そのさなかだった
突如としてどこからともなく現れた数人のローブ姿の者たちの手によって彼女は攫われた
この城なんて警備も厳重で、特にアディシアちゃんを守る人達なんて精鋭ぞろいだった
それにもかかわらず彼らは全員のされて倒れていたらしい
レッディアさんと初めて会った時、かなり変なお姉さんだと思ったけど、どうやら心配を隠すためにわざと大げさにふるまっていたようだ
「ああアディシア、可愛いアディシア、良く帰って来たねぇ、偉いよぉ」
アディシアちゃんは顔中を撫でまわされ混乱している
何せ記憶がない
この子は自分の名前すら憶えていないんだ
「記憶がない・・・。少し私に診せてもらえないでしょうか?」
「はい女神様、どうか妹をよろしくお願いします」
ありとあらゆる能力を使えるサニアさん
中には記憶に関する能力も当然ある
と言うことはこの子の記憶もきっと戻せるはず
「おかしいですね。記憶が戻りません。まるで何重にもプロテクトがかけられているかのように・・・。これは神々がかける封印術のさらに上、私の能力の範疇を超えています」
悲しそうにつぶやくサニアさん
なら僕やクロハさんはどうだろう?
ハクラちゃんの能力には精神や記憶に関する力はない。でも僕とクロハさんにはある
ものは試しだということで僕がまず彼女の記憶を探ってみることにした
精神に潜り込んで記憶を連れ出す
確か仏様が生前持っていた力の一つに似ている
きょとんとしているアディシアちゃんのおでこに僕のおでこをひっつけて精神へと潜り込んだ
目の前が真っ暗になって寒気がする
これがこの子の頭に施された封印
複雑に絡み合った封印が僕にまで絡みついてきた
「この! くそっ、全然前に進めない」
まるで僕の侵攻を阻むかのように手を伸ばしてくる封印
そこまでして何でこんな幼い子の記憶を封印してるんだろう?
とにかく絡み合った封印を解きつつ先へ進んだ
でもだめだ、今度は絡んだ封印がガチガチに固まっていくら取り除こうとも次から次へと固まっていってどうしようもなくなった
「ここまで、か。でも少しだけ取り戻せたぞ」
ほんのひと欠片の記憶、それを持ちだして僕は彼女の精神世界から飛び出した
これでちょっとだけ記憶が戻るはずだ
「あ、あれ? えっと、私、姉様、姉様がいる」
どうやらレッディアさんに関する記憶が少し戻ったみたいで、彼女の妹だということは分かったみたいだ
「でもそれ以上思い出せない。姉様、私どうしちゃったの?」
一部記憶が戻ったことで余計に不安に駆られてしまったみたい
そこをレッディアさんが抱きしめて安心させた
一応少し記憶は戻ったものの、付き人のコーリアさんの記憶、自分がどこに連れ去られたかなどの記憶に関してはまったく思い出せていない
クロハさんも試してみたけどこれ以上の回復は見込めそうになかった
「この子の記憶を戻すにはこの子の記憶を封じた者に解除させるしかありません。相当強力な精神操作能力を持っています」
確かにサニアさんの言う通り、封じた奴を連れてこないとね
それにしてもなんでこんないたいけな少女の記憶を封じたんだろう?
確かにこの子の能力は聞いた限りだとウルが狙いそうな力だ
でもどうして操ったりせずに記憶だけ消して元の世界に返したんだろう?
どうにもウルの仕業じゃない気がするんだよね
夜中ローブを被った数名の者たちによって城を襲撃され、アディシアちゃんのみが攫われたのだった
攫われた理由は恐らく彼女の力だろうとのこと
何せ彼女の力は女王よりも強く、次期女王との呼び声も高かったらしい
現女王には子供はおらず、従妹でもあるレッディアさんが直女王になる予定だったんだけど、自分は政治には向いていないと退いてアディシアちゃんが次期女王という立ち位置になっていたんだとか
そのさなかだった
突如としてどこからともなく現れた数人のローブ姿の者たちの手によって彼女は攫われた
この城なんて警備も厳重で、特にアディシアちゃんを守る人達なんて精鋭ぞろいだった
それにもかかわらず彼らは全員のされて倒れていたらしい
レッディアさんと初めて会った時、かなり変なお姉さんだと思ったけど、どうやら心配を隠すためにわざと大げさにふるまっていたようだ
「ああアディシア、可愛いアディシア、良く帰って来たねぇ、偉いよぉ」
アディシアちゃんは顔中を撫でまわされ混乱している
何せ記憶がない
この子は自分の名前すら憶えていないんだ
「記憶がない・・・。少し私に診せてもらえないでしょうか?」
「はい女神様、どうか妹をよろしくお願いします」
ありとあらゆる能力を使えるサニアさん
中には記憶に関する能力も当然ある
と言うことはこの子の記憶もきっと戻せるはず
「おかしいですね。記憶が戻りません。まるで何重にもプロテクトがかけられているかのように・・・。これは神々がかける封印術のさらに上、私の能力の範疇を超えています」
悲しそうにつぶやくサニアさん
なら僕やクロハさんはどうだろう?
ハクラちゃんの能力には精神や記憶に関する力はない。でも僕とクロハさんにはある
ものは試しだということで僕がまず彼女の記憶を探ってみることにした
精神に潜り込んで記憶を連れ出す
確か仏様が生前持っていた力の一つに似ている
きょとんとしているアディシアちゃんのおでこに僕のおでこをひっつけて精神へと潜り込んだ
目の前が真っ暗になって寒気がする
これがこの子の頭に施された封印
複雑に絡み合った封印が僕にまで絡みついてきた
「この! くそっ、全然前に進めない」
まるで僕の侵攻を阻むかのように手を伸ばしてくる封印
そこまでして何でこんな幼い子の記憶を封印してるんだろう?
とにかく絡み合った封印を解きつつ先へ進んだ
でもだめだ、今度は絡んだ封印がガチガチに固まっていくら取り除こうとも次から次へと固まっていってどうしようもなくなった
「ここまで、か。でも少しだけ取り戻せたぞ」
ほんのひと欠片の記憶、それを持ちだして僕は彼女の精神世界から飛び出した
これでちょっとだけ記憶が戻るはずだ
「あ、あれ? えっと、私、姉様、姉様がいる」
どうやらレッディアさんに関する記憶が少し戻ったみたいで、彼女の妹だということは分かったみたいだ
「でもそれ以上思い出せない。姉様、私どうしちゃったの?」
一部記憶が戻ったことで余計に不安に駆られてしまったみたい
そこをレッディアさんが抱きしめて安心させた
一応少し記憶は戻ったものの、付き人のコーリアさんの記憶、自分がどこに連れ去られたかなどの記憶に関してはまったく思い出せていない
クロハさんも試してみたけどこれ以上の回復は見込めそうになかった
「この子の記憶を戻すにはこの子の記憶を封じた者に解除させるしかありません。相当強力な精神操作能力を持っています」
確かにサニアさんの言う通り、封じた奴を連れてこないとね
それにしてもなんでこんないたいけな少女の記憶を封じたんだろう?
確かにこの子の能力は聞いた限りだとウルが狙いそうな力だ
でもどうして操ったりせずに記憶だけ消して元の世界に返したんだろう?
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