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守り人11
シシララは次に来た世界で大食い大会に出ていた
どんな大盛りの料理だろうとぺろりと平らげるその姿に観衆も主催者も驚き続けている
あの小さな体のどこにあの量が入るのか
まるでブラックホールのような彼女に他の挑戦者たちは諦めの顔で観衆と同じように少女を応援し始める
あらゆる大盛り料理を全て平らげ、圧倒的優勝となった
彼女には賞金が贈られるが、そんなものに興味のない彼女はいつの間にかその場から消えていた
結果途中棄権という扱いとなり、二位の選手が繰り上げて優勝と成った
お腹もほどほどに満足したので道をウキウキ気分で歩きながら別の街に着くと、そのまま聞き込みを開始
自分で描いた主の絵を見せながら情報を得ようとたくさんの人に聞いて回るが、やはりこの世界でも誰一人として情報を知る者はいない
仕方なくその街でも開かれていた王食い大会を簡単に制し、また次なる世界へと飛んだ
先ほど大量に食べたはずだが、すぐにお腹が鳴るシシララ
最初にたどり着いた街、かなりの数の獣人がいる王国らしき街でキョロキョロと大食いの出来る店を探す
獣人たちは人間のような見た目のシシララが珍しいのかかなり注目を集めている
そんなシシララに大柄のゴリラ型獣人とライオン型獣人が近づいて突き飛ばした
「ぷげぇ」
顔面を思いっきり石畳にぶつけたがこんなことでは傷一つつかない
だが怪しまれないため即席で鼻血を出しておいた
「おい人間! 人間風情がこの街に何のようだ! 臭いにおいが移るだろうが!」
ゴシゴシと鼻血をぬぐうとまたキョロキョロと周りを見ながら歩き始める
「おい無視すんなクソガキが!」
もう一度突き飛ばし、また顔面を地面で打つ
だが完全に獣人二人を無視してまた歩き出した
「へっ、俺らが怖すぎて逃げようとしてんだよ兄貴」
「そうだろうな、だが逃がさねぇ」
今度はグッと髪を掴んで持ち上げた
「おいクソガキ、これからなんでこの獣人様の国に来てるのか教えてもらう。ズタズタになっても死ぬんじゃねえぞ」
「ふぅ、ここに来た理由は主様を探してのことなのだ。気分を害したのならすまないのだ。謝るのだ」
「ハァ? 謝るだぁ? そんなことで俺らの気が収まるわけねぇだろ! 全くガキのしつけもできねぇとはお前の主もクソ人間の馬鹿野郎なんだろうな!」
「グハハハ! ちげぇねぇや兄貴!」
ライオンの獣人はシシララの髪を掴んだままゴリラ獣人と大笑いをしていたが、突如野生の勘が働いたのかシシララの髪を放した
「お、放してくれるのか。じゃあシシララはもう行くのだ」
「ま、待てこら! お前の死体をそのバカ主人に送ってやるよ!」
ライオン獣人が抜き放った大剣をシシララの頭めがけて振り下ろしたが、当たったと思った瞬間大剣は砕け散った
驚く間もなくライオン獣人はゴリラ獣人と共に吹き飛んだ
「まったく、何もしなければ今言ったこと、一度は聞かないつもりでいたのに」
シシララは吹き飛んで転がっている獣人二人に近づくとその髪を掴んで持ち上げた
「ひっ」
「や、やめ」
「お前ら、シシララの主を馬鹿にしたな? それを殺さず許してやろうと思ったのだ。本来シシララに対する攻撃だけなら別に何とも思わないのだ。でも、シシララ達姉妹の! 主様を! 馬鹿にすることだけは許せん!」
どんどん力がシシララに集まって行く
その光景にライオン獣人もゴリラ獣人も、そして周囲でニヤニヤしながら見ていた他の獣人たちも、過呼吸を起こしたり失禁したりとシシララに怯え切っていた
「死ぬか? なぁ、死にたいんだよなぁ?」
「ごごごご、ごめん、なさい、ゆるじで、ぐだざい」
恐怖で泡を吹き始める
「一度だけ、許してやったのにまた馬鹿にした。許せるわけないのだ」
憤怒の形相を浮かべ、先ほどまでの可愛い顔はない
ぶちぎれたシシララを止める姉妹たちはここにはいない
元々彼女たちは主の従者であって人を守る存在では決してないのだ
この日この世界で一つの国が滅びた
くしくもそれは苦しんでいた人間族を助けることにはなった
どんな大盛りの料理だろうとぺろりと平らげるその姿に観衆も主催者も驚き続けている
あの小さな体のどこにあの量が入るのか
まるでブラックホールのような彼女に他の挑戦者たちは諦めの顔で観衆と同じように少女を応援し始める
あらゆる大盛り料理を全て平らげ、圧倒的優勝となった
彼女には賞金が贈られるが、そんなものに興味のない彼女はいつの間にかその場から消えていた
結果途中棄権という扱いとなり、二位の選手が繰り上げて優勝と成った
お腹もほどほどに満足したので道をウキウキ気分で歩きながら別の街に着くと、そのまま聞き込みを開始
自分で描いた主の絵を見せながら情報を得ようとたくさんの人に聞いて回るが、やはりこの世界でも誰一人として情報を知る者はいない
仕方なくその街でも開かれていた王食い大会を簡単に制し、また次なる世界へと飛んだ
先ほど大量に食べたはずだが、すぐにお腹が鳴るシシララ
最初にたどり着いた街、かなりの数の獣人がいる王国らしき街でキョロキョロと大食いの出来る店を探す
獣人たちは人間のような見た目のシシララが珍しいのかかなり注目を集めている
そんなシシララに大柄のゴリラ型獣人とライオン型獣人が近づいて突き飛ばした
「ぷげぇ」
顔面を思いっきり石畳にぶつけたがこんなことでは傷一つつかない
だが怪しまれないため即席で鼻血を出しておいた
「おい人間! 人間風情がこの街に何のようだ! 臭いにおいが移るだろうが!」
ゴシゴシと鼻血をぬぐうとまたキョロキョロと周りを見ながら歩き始める
「おい無視すんなクソガキが!」
もう一度突き飛ばし、また顔面を地面で打つ
だが完全に獣人二人を無視してまた歩き出した
「へっ、俺らが怖すぎて逃げようとしてんだよ兄貴」
「そうだろうな、だが逃がさねぇ」
今度はグッと髪を掴んで持ち上げた
「おいクソガキ、これからなんでこの獣人様の国に来てるのか教えてもらう。ズタズタになっても死ぬんじゃねえぞ」
「ふぅ、ここに来た理由は主様を探してのことなのだ。気分を害したのならすまないのだ。謝るのだ」
「ハァ? 謝るだぁ? そんなことで俺らの気が収まるわけねぇだろ! 全くガキのしつけもできねぇとはお前の主もクソ人間の馬鹿野郎なんだろうな!」
「グハハハ! ちげぇねぇや兄貴!」
ライオンの獣人はシシララの髪を掴んだままゴリラ獣人と大笑いをしていたが、突如野生の勘が働いたのかシシララの髪を放した
「お、放してくれるのか。じゃあシシララはもう行くのだ」
「ま、待てこら! お前の死体をそのバカ主人に送ってやるよ!」
ライオン獣人が抜き放った大剣をシシララの頭めがけて振り下ろしたが、当たったと思った瞬間大剣は砕け散った
驚く間もなくライオン獣人はゴリラ獣人と共に吹き飛んだ
「まったく、何もしなければ今言ったこと、一度は聞かないつもりでいたのに」
シシララは吹き飛んで転がっている獣人二人に近づくとその髪を掴んで持ち上げた
「ひっ」
「や、やめ」
「お前ら、シシララの主を馬鹿にしたな? それを殺さず許してやろうと思ったのだ。本来シシララに対する攻撃だけなら別に何とも思わないのだ。でも、シシララ達姉妹の! 主様を! 馬鹿にすることだけは許せん!」
どんどん力がシシララに集まって行く
その光景にライオン獣人もゴリラ獣人も、そして周囲でニヤニヤしながら見ていた他の獣人たちも、過呼吸を起こしたり失禁したりとシシララに怯え切っていた
「死ぬか? なぁ、死にたいんだよなぁ?」
「ごごごご、ごめん、なさい、ゆるじで、ぐだざい」
恐怖で泡を吹き始める
「一度だけ、許してやったのにまた馬鹿にした。許せるわけないのだ」
憤怒の形相を浮かべ、先ほどまでの可愛い顔はない
ぶちぎれたシシララを止める姉妹たちはここにはいない
元々彼女たちは主の従者であって人を守る存在では決してないのだ
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