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イーラとアインドーバ6
イーラが本気を出せばセブンとフィフティーンには容易に勝てるだろう
しかしセブンはイーラの恩人であるフレイナの死体を使って作られている
プロフェッサーにはいつかイーラが裏切ることなどお見通しだったのだろう
それを見越してフレイナの死体を回収していたのだ
強力な力を持ったイーラを無力化するために
イーラへの対抗策は確かに持っていたプロフェッサーだったが、本気を出されていればその対抗策も無駄に終わっていただろう
アインドーバはイーラを抱えたままなんとかプロフェッサーの施設から逃げ出した
途中研究員らしき者たちとすれ違いはしたものの、彼らは何の反応もせず、プロフェッサーからの追手も来ない
「こりゃだめね・・・」
落ち込み切っているイーラを見てアインドーバはつぶやいた
ひとまず施設からは逃げ出せたものの、これからどうすればいいかが分かっていない
そんなアインドーバに一人、思い当たる人物がいるのを思い出した
「そうだわ、この世界、ウルの本拠地よね・・・。ならあの子がいるじゃない!」
救世界にはかなりの数の協力者がいるが、その中の一人にディスという四姉妹の長女がいる
このディスという少女はどこかの世界の女神に造られたホムンクルスで、女神と同じ力を持っている
その少女を頼ってみることにしたが、どこにいるのかは皆目見当がつかない
「ねえイーラちゃん、ディスって子のことは知っているかしら?」
「ディス? 確か大幹部、翡翠のアドンの部下の筈ですが」
「その子、どこにいるか分かる?」
「はい、いつも大聖堂にいます。攫われた子供達の面倒を見るのが彼女の役目の筈ですので」
「じゃあそこに案内して頂戴」
なんとか立ち直ったイーラの案内の元、大聖堂へと走る
このままここにいてもいずれ捕まるだろう
それにイーラの裏切りは既に伝わっているはずだ
「こっちです」
イーラが行く先にはかなり高い建物が見える
そこがどうやら大聖堂らしい
「ここです」
大聖堂、特に他のウルがいるわけでもない巨大施設
囚われた子供達や、人質がこの施設にいっしょくたになっていた
イーラが大聖堂の正面扉を開いて中をのぞく
人の気配がない
「おかしいですね、入ってすぐに警備用のロボットがいるはずなのですが」
奥に礼拝堂が見える
だが中には誰もいなかった
「入ってみましょ」
アインドーバと共に中に入るとパチンと電気がついてイーラの背後に何者かが立った
「何者です?」
「私は大幹部、空白のイーラ、あなたに話があってきました」
「私に? 大幹部で私に用があるのはプロフェッサーかアドンくらいですが?」
「待って頂戴ディスちゃん、私よ、アインドーバ」
「あなたは・・・。どうやってここまで?」
「この子のおかげよ」
イーラの肩に手を置く
それを見てディスも構えていたナイフを降ろした
「なるほど、ウルの大幹部にもあなたのような方がいたのですね」
事情を説明したところ、ディスは少し考えた
「救世界に返すことは可能です。イーラさん、どうですか?」
「いったん引くのも手よ。それにその転移装置があるならまた戻れるんだし」
「それは多分不可能です。プロフェッサーはそんなに甘くありません。私達を逃がしたのもきっと何か考えがあるのでしょう。このままその救世界に帰るのは危険です」
「八方ふさがりですね。仕方ありません、私の姉妹に連絡を取るので少し待ってください」
ディスに何か解決策があるのか、独自の能力で姉妹たちと連絡を取り始めた
しかしセブンはイーラの恩人であるフレイナの死体を使って作られている
プロフェッサーにはいつかイーラが裏切ることなどお見通しだったのだろう
それを見越してフレイナの死体を回収していたのだ
強力な力を持ったイーラを無力化するために
イーラへの対抗策は確かに持っていたプロフェッサーだったが、本気を出されていればその対抗策も無駄に終わっていただろう
アインドーバはイーラを抱えたままなんとかプロフェッサーの施設から逃げ出した
途中研究員らしき者たちとすれ違いはしたものの、彼らは何の反応もせず、プロフェッサーからの追手も来ない
「こりゃだめね・・・」
落ち込み切っているイーラを見てアインドーバはつぶやいた
ひとまず施設からは逃げ出せたものの、これからどうすればいいかが分かっていない
そんなアインドーバに一人、思い当たる人物がいるのを思い出した
「そうだわ、この世界、ウルの本拠地よね・・・。ならあの子がいるじゃない!」
救世界にはかなりの数の協力者がいるが、その中の一人にディスという四姉妹の長女がいる
このディスという少女はどこかの世界の女神に造られたホムンクルスで、女神と同じ力を持っている
その少女を頼ってみることにしたが、どこにいるのかは皆目見当がつかない
「ねえイーラちゃん、ディスって子のことは知っているかしら?」
「ディス? 確か大幹部、翡翠のアドンの部下の筈ですが」
「その子、どこにいるか分かる?」
「はい、いつも大聖堂にいます。攫われた子供達の面倒を見るのが彼女の役目の筈ですので」
「じゃあそこに案内して頂戴」
なんとか立ち直ったイーラの案内の元、大聖堂へと走る
このままここにいてもいずれ捕まるだろう
それにイーラの裏切りは既に伝わっているはずだ
「こっちです」
イーラが行く先にはかなり高い建物が見える
そこがどうやら大聖堂らしい
「ここです」
大聖堂、特に他のウルがいるわけでもない巨大施設
囚われた子供達や、人質がこの施設にいっしょくたになっていた
イーラが大聖堂の正面扉を開いて中をのぞく
人の気配がない
「おかしいですね、入ってすぐに警備用のロボットがいるはずなのですが」
奥に礼拝堂が見える
だが中には誰もいなかった
「入ってみましょ」
アインドーバと共に中に入るとパチンと電気がついてイーラの背後に何者かが立った
「何者です?」
「私は大幹部、空白のイーラ、あなたに話があってきました」
「私に? 大幹部で私に用があるのはプロフェッサーかアドンくらいですが?」
「待って頂戴ディスちゃん、私よ、アインドーバ」
「あなたは・・・。どうやってここまで?」
「この子のおかげよ」
イーラの肩に手を置く
それを見てディスも構えていたナイフを降ろした
「なるほど、ウルの大幹部にもあなたのような方がいたのですね」
事情を説明したところ、ディスは少し考えた
「救世界に返すことは可能です。イーラさん、どうですか?」
「いったん引くのも手よ。それにその転移装置があるならまた戻れるんだし」
「それは多分不可能です。プロフェッサーはそんなに甘くありません。私達を逃がしたのもきっと何か考えがあるのでしょう。このままその救世界に帰るのは危険です」
「八方ふさがりですね。仕方ありません、私の姉妹に連絡を取るので少し待ってください」
ディスに何か解決策があるのか、独自の能力で姉妹たちと連絡を取り始めた
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