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想像で創造する女神2
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街の宿からギルド兼大衆食堂へとやってきたプリシラ
機械獣たちは今は小さくなってポケットから覗いている
このギルドにやってきた理由はもちろん情報収集のためだ
ようやく一人前の女神と認められたプリシラは、今回の異変を解決したいと思っている
なにせ様々な世界を混乱に陥れ、悪意を振りまいている組織との戦いである
プリシラにはそれが許せなかった
悪辣非道、それはプリシラが最も嫌悪するもの
救世の女神メシアによって優しく正しい女神として育った彼女は、理不尽に人々を苦しめるような悪を決して許さない
「よし、聞き込み開始だよ!」
ふんすと鼻息を吐いて早速街の住人に話を聞きに行く
だがすでに彼女は目をつけられていた
「お嬢ちゃん可愛いね。こっちで酒のシャクでもしてくれねぇか?」
相手の力量もわからず絡んでくる酔っぱらった冒険者
ギルドはすでにその男をいつでも止められるよう準備していた
しかし
「無理ですね。今大事なことをしているので。では」
次の人に話を聞きに行こうとすると手を掴まれた
「待ちやがれクソガキ! 金持ちだからって調子に乗ってるだろ!」
「金持ち? 勘違いしているようですけど、私お金なんて宿代くらいしか持ってませんよ? それより手を放してください」
「この!」
男がプリシラの腕をへし折ろうとし、ギルド職員が男を止めに入ろうと動く
だがプリシラは涼しい顔で男の腕を逆にへし折った
「あら? もろいですね。小枝みたいです」
ニコリと笑って痛がる男をそのままにして聞き込みを再開した
「何者だあの少女。腐ってもBランクのバララドだぞ? それがあんなにあっさり」
ザワザワし始めるギルド内
そんな雑踏も無視してプリシラは平然と聞き込みを続けている
あまりの光景に質問された人以外は動くこともできなかった
「ふぅ、こんなところですね。どうやら問題が起きているようです。そこの職員さん、アベーレの街というのはどこですか?」
「は、はい、この街から馬車が出ていますが、今は行き来できません」
「なぜです?」
「何者かが街を占拠しているからです。たった一人で街一つを攻め落としたことから今現在ギルドの力を結集して事に当たっています。危険なので近づいては駄目ですよ」
「ふーん、じゃあそれを解決してくるわ」
「ちょっ!」
プリシラはギルドから飛び出すとイグルスをポケットから取り出し大きくし、その背に乗って飛び立ってしまった
イグルスの飛ぶスピードは速く、アベーレの街まですぐに到着した
そこは周りを冒険者や兵と思われる人々が囲んでいて、すでに一触即発の雰囲気だ
その街の中心に空から降りたつプリシラ
街の一番大きな屋敷に悪しき気配を感じる
「あそこに敵がいるのね」
プリシラが突如現れたことで街に囚われていた人々がざわめく
それらを無視して屋敷の前へと立った
「犯人に告ぐわ! 今すぐ出てきなさい!」
作り出した拡声器で声を上げる
その屋敷の窓からいきなり魔法が飛んできた
避ければこの辺り一帯が吹き飛ぶほどの質量があることが分かったプリシラは、それを作り出した盾で上へと跳ね上げた
「無駄ですよ。ほらおとなしく出てきなさい」
その声に返事はなく、またしても魔法が飛んできた
プリシラはそれらを涼しい顔で消し飛ばし、跳ね上げて盾を地面にコンと置く
「出てこないなら」
手を空中にかざすと穴が開いた
転移用の穴を創造したのだ
「こちらから行きます」
穴をくぐって魔法を放っていた白いローブの何者かの前に現れる
「くっ」
声からして男のようだ
男は逃げようとしている
それが分かったのかプリシラはロープを作り出して男をぐるぐる巻きにして引き倒した
「さぁ捕まえたわ。お話を聞かせてちょうだいね?」
男は観念したようにガクリとうなだれた
本来なら問答無用で消し飛ばせばいい
しかしプリシラは聞いていた
彼は街を占拠してはいたものの、誰一人として傷つけていないことを
先ほどの魔法も街に人がいないことを知っていたから放ったのだろう
機械獣たちは今は小さくなってポケットから覗いている
このギルドにやってきた理由はもちろん情報収集のためだ
ようやく一人前の女神と認められたプリシラは、今回の異変を解決したいと思っている
なにせ様々な世界を混乱に陥れ、悪意を振りまいている組織との戦いである
プリシラにはそれが許せなかった
悪辣非道、それはプリシラが最も嫌悪するもの
救世の女神メシアによって優しく正しい女神として育った彼女は、理不尽に人々を苦しめるような悪を決して許さない
「よし、聞き込み開始だよ!」
ふんすと鼻息を吐いて早速街の住人に話を聞きに行く
だがすでに彼女は目をつけられていた
「お嬢ちゃん可愛いね。こっちで酒のシャクでもしてくれねぇか?」
相手の力量もわからず絡んでくる酔っぱらった冒険者
ギルドはすでにその男をいつでも止められるよう準備していた
しかし
「無理ですね。今大事なことをしているので。では」
次の人に話を聞きに行こうとすると手を掴まれた
「待ちやがれクソガキ! 金持ちだからって調子に乗ってるだろ!」
「金持ち? 勘違いしているようですけど、私お金なんて宿代くらいしか持ってませんよ? それより手を放してください」
「この!」
男がプリシラの腕をへし折ろうとし、ギルド職員が男を止めに入ろうと動く
だがプリシラは涼しい顔で男の腕を逆にへし折った
「あら? もろいですね。小枝みたいです」
ニコリと笑って痛がる男をそのままにして聞き込みを再開した
「何者だあの少女。腐ってもBランクのバララドだぞ? それがあんなにあっさり」
ザワザワし始めるギルド内
そんな雑踏も無視してプリシラは平然と聞き込みを続けている
あまりの光景に質問された人以外は動くこともできなかった
「ふぅ、こんなところですね。どうやら問題が起きているようです。そこの職員さん、アベーレの街というのはどこですか?」
「は、はい、この街から馬車が出ていますが、今は行き来できません」
「なぜです?」
「何者かが街を占拠しているからです。たった一人で街一つを攻め落としたことから今現在ギルドの力を結集して事に当たっています。危険なので近づいては駄目ですよ」
「ふーん、じゃあそれを解決してくるわ」
「ちょっ!」
プリシラはギルドから飛び出すとイグルスをポケットから取り出し大きくし、その背に乗って飛び立ってしまった
イグルスの飛ぶスピードは速く、アベーレの街まですぐに到着した
そこは周りを冒険者や兵と思われる人々が囲んでいて、すでに一触即発の雰囲気だ
その街の中心に空から降りたつプリシラ
街の一番大きな屋敷に悪しき気配を感じる
「あそこに敵がいるのね」
プリシラが突如現れたことで街に囚われていた人々がざわめく
それらを無視して屋敷の前へと立った
「犯人に告ぐわ! 今すぐ出てきなさい!」
作り出した拡声器で声を上げる
その屋敷の窓からいきなり魔法が飛んできた
避ければこの辺り一帯が吹き飛ぶほどの質量があることが分かったプリシラは、それを作り出した盾で上へと跳ね上げた
「無駄ですよ。ほらおとなしく出てきなさい」
その声に返事はなく、またしても魔法が飛んできた
プリシラはそれらを涼しい顔で消し飛ばし、跳ね上げて盾を地面にコンと置く
「出てこないなら」
手を空中にかざすと穴が開いた
転移用の穴を創造したのだ
「こちらから行きます」
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「くっ」
声からして男のようだ
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それが分かったのかプリシラはロープを作り出して男をぐるぐる巻きにして引き倒した
「さぁ捕まえたわ。お話を聞かせてちょうだいね?」
男は観念したようにガクリとうなだれた
本来なら問答無用で消し飛ばせばいい
しかしプリシラは聞いていた
彼は街を占拠してはいたものの、誰一人として傷つけていないことを
先ほどの魔法も街に人がいないことを知っていたから放ったのだろう
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