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世界を巡るルニア5
天使たちや子供と合流してから次の世界へ
そう言えばここ最近なんだか胸の辺りが苦しい気がする
慣れない力を使ってるから不調が出てるのかも
まだ力が完全に馴染んでない証拠ね
でも悪い気はしないわ。苦しいけどなんて言うのか、運動をした後のような爽快感がある感じ
気を取り直してから新しい世界全体を探知してみる
「相変わらずあいつらどうやって自分たちの気配を隠してんのかしら。でもまあ異変が起きてるっぽい所へ行けばいるでしょ」
目標はウルの奴らを捕まえて情報を聞き出すこと
転移装置を持ってる奴らもいるけど、あれどうやら使えるのは本人たちだけみたいなのよね
奪われた時のことも考えられてたみたい
まあ普通そうよね
ひとまずひとつヤバそうなものを見つけたからそこからにしましょ
「リィリアちゃん、アスティラちゃん、ここから南西に五十キロほど離れた島国に行ってくれる? 多分ウルの仕業っぽい魔物が暴れてる」
「はい!」
あのくらいの魔物ならあの子達で充分倒せるでしょう
それとラエトリア君には子供二人を守ってもらうことにしたわ
彼、子供の扱いが相当うまいのよね
懐かれてるし、適材適所よ
そして私の方はヤバそうなものの所へ
あれは普通に触れちゃいけないものだと思う
急いでその場所へ転移してそれの正体を確認した
「これは、なんて禍々しいの」
見るからに不快で、そして見ているだけで心が壊れそうなオブジェクト
そのオブジェクトは人で出来ている
「こんな状態で生きてる・・・。酷い、生きながらにして呪いの媒介として周囲を呪い続けてるのね」
苦しそうに声を漏らし、グネグネと異様な動きをするそのオブジェクトは生きている
もはや生命体というのも怪しいけど、生きていた
「待ってなさい、すぐに助けてあげるから」
「それは許せないなぁ」
後ろで声がした
振り向くと漆黒のローブを着ている魔女族の少女
「ボクの作品に勝手に触れないでよ。せっかく下等種族の人間がボクの役に立てたんだから、それは喜ぶべきことなんだよ?」
「あんた性格ひねくれてるわね。はぁ、しょうがない、あんたを倒してこの人たちを解放するわ」
「ふーん、言うだけあるね。普通ボクの作品は見ただけで死ぬのに」
そっか、それで・・・
このオブジェクトの周囲にはたくさんの死体が転がっていた
「おあいにく様、私呪いが効かない体質なの」
「へぇ、それは珍しい。君もボクの作品にしてあげるよ」
彼女から吹きあがる呪いの業火
これは彼女が全てを呪っている証
でも呪いってのは私達姉妹の本分でもあるのよね
何せ、私達は魔だったのだから
激しい炎が私を襲うけど、その程度私にとっては温風みたいなもの
同時に体を蝕むような呪いが這いあがって来たけど、そんなものマッサージにもならない
「く、これなら!」
あのオブジェクトがぐにゃっと曲がってこっちに襲い掛かってくる
でもこの魔女、呪いの使い方が全くなってない
「私の知ってる鬼神の方がもっとうまく使うわ。こんな風にね」
のろいを転じさせてまじないに
のろいとまじないは反するもの
私のまじないを受けたのろいはその場で霧散して、オブジェクトは崩れて人間に戻った
「ボクの作品が! この! よくも!」
ああ怒ってる怒ってる
それで呪いの力が増すけど、なんて幼稚で稚拙な力
「あんたの敗因は、私という、呪いそのものともいえる女神を相手にしたことよ」
「ひっ」
人を呪わばッて言葉があるように、私の返した呪いが魔女に降りそそいだ
「ギィアアアアアアアアアアアア!!」
「痛いでしょう苦しいでしょう。それがあんたの罪。背負ったカルマはしっかりと身に受けなさい」
魔女のいた場所に先ほどのようなオブジェクトが建つ
でもこれは本当にただのオブジェクト
生きたまま、苦しんでここに立つ
今までやって来たであろうことを自分がされたってわけ
でもこんなところに置いておくことなんてできない
誰もいない空間に放り込んでおいた
反省したらそうね、いずれ元に戻してあげようかしら
そう言えばここ最近なんだか胸の辺りが苦しい気がする
慣れない力を使ってるから不調が出てるのかも
まだ力が完全に馴染んでない証拠ね
でも悪い気はしないわ。苦しいけどなんて言うのか、運動をした後のような爽快感がある感じ
気を取り直してから新しい世界全体を探知してみる
「相変わらずあいつらどうやって自分たちの気配を隠してんのかしら。でもまあ異変が起きてるっぽい所へ行けばいるでしょ」
目標はウルの奴らを捕まえて情報を聞き出すこと
転移装置を持ってる奴らもいるけど、あれどうやら使えるのは本人たちだけみたいなのよね
奪われた時のことも考えられてたみたい
まあ普通そうよね
ひとまずひとつヤバそうなものを見つけたからそこからにしましょ
「リィリアちゃん、アスティラちゃん、ここから南西に五十キロほど離れた島国に行ってくれる? 多分ウルの仕業っぽい魔物が暴れてる」
「はい!」
あのくらいの魔物ならあの子達で充分倒せるでしょう
それとラエトリア君には子供二人を守ってもらうことにしたわ
彼、子供の扱いが相当うまいのよね
懐かれてるし、適材適所よ
そして私の方はヤバそうなものの所へ
あれは普通に触れちゃいけないものだと思う
急いでその場所へ転移してそれの正体を確認した
「これは、なんて禍々しいの」
見るからに不快で、そして見ているだけで心が壊れそうなオブジェクト
そのオブジェクトは人で出来ている
「こんな状態で生きてる・・・。酷い、生きながらにして呪いの媒介として周囲を呪い続けてるのね」
苦しそうに声を漏らし、グネグネと異様な動きをするそのオブジェクトは生きている
もはや生命体というのも怪しいけど、生きていた
「待ってなさい、すぐに助けてあげるから」
「それは許せないなぁ」
後ろで声がした
振り向くと漆黒のローブを着ている魔女族の少女
「ボクの作品に勝手に触れないでよ。せっかく下等種族の人間がボクの役に立てたんだから、それは喜ぶべきことなんだよ?」
「あんた性格ひねくれてるわね。はぁ、しょうがない、あんたを倒してこの人たちを解放するわ」
「ふーん、言うだけあるね。普通ボクの作品は見ただけで死ぬのに」
そっか、それで・・・
このオブジェクトの周囲にはたくさんの死体が転がっていた
「おあいにく様、私呪いが効かない体質なの」
「へぇ、それは珍しい。君もボクの作品にしてあげるよ」
彼女から吹きあがる呪いの業火
これは彼女が全てを呪っている証
でも呪いってのは私達姉妹の本分でもあるのよね
何せ、私達は魔だったのだから
激しい炎が私を襲うけど、その程度私にとっては温風みたいなもの
同時に体を蝕むような呪いが這いあがって来たけど、そんなものマッサージにもならない
「く、これなら!」
あのオブジェクトがぐにゃっと曲がってこっちに襲い掛かってくる
でもこの魔女、呪いの使い方が全くなってない
「私の知ってる鬼神の方がもっとうまく使うわ。こんな風にね」
のろいを転じさせてまじないに
のろいとまじないは反するもの
私のまじないを受けたのろいはその場で霧散して、オブジェクトは崩れて人間に戻った
「ボクの作品が! この! よくも!」
ああ怒ってる怒ってる
それで呪いの力が増すけど、なんて幼稚で稚拙な力
「あんたの敗因は、私という、呪いそのものともいえる女神を相手にしたことよ」
「ひっ」
人を呪わばッて言葉があるように、私の返した呪いが魔女に降りそそいだ
「ギィアアアアアアアアアアアア!!」
「痛いでしょう苦しいでしょう。それがあんたの罪。背負ったカルマはしっかりと身に受けなさい」
魔女のいた場所に先ほどのようなオブジェクトが建つ
でもこれは本当にただのオブジェクト
生きたまま、苦しんでここに立つ
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※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています