精霊王女になった僕はチートクラスに強い仲間と世界を旅します

カオリグサ

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想像で創造する女神4

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「ヘイ! カーヴェン、あんたあたいを裏切るってことはどうなるか分かってるんだろうね?」
「ああ覚悟の上だ。だがそう簡単にやられてはやらんぞ」
「ふん、どうやら協力者を見つけたみたいだけどさ、そんなガキに何ができるってわけ? あたいの銃に眉間を撃ち抜かれて脳漿まき散らして死ぬだけよ」
 サナトラは銃の腕によほどの自信があるのか、手に持った拳銃をくるくるとまわしている
「あなた、なぜ力を持ちながら悪事に手を染めるのです?」
「はん? なにあんた、あたいに説教垂れようっての? 生意気、殺すわ」
 いきなり銃をカチャリと構えて撃った
 パーンと響く銃声、そして倒れるプリシラ
「お嬢ちゃん!」
「はん、頼みの綱のガキも死んだし、あんたもとっとと死ね」
 リボルバー式の拳銃
 引き金を引き、撃鉄が落ちた
 カーヴェンは自分の死を覚悟し、玉砕もやむなしと駆けだした
「カーヴェンさんは勇気ある人です。死なせません」
 カーヴェンに向けた銃弾はとっくに放たれている
 その弾をプリシラは自分で作り出した銃で撃ち落としていた
「精密射撃は私も得意とするところですからね。撃たれた瞬間撃ち落とさせてもらいました」
「は? おかしいだろそれ! それだと、あたいの速撃ちより速いってことになるじゃない!」
「そうですよ? 何かおかしいですか?」
「この! 生意気!」
 サナトラは腰のホルダーからさらに拳銃を取り出す
 そのホルダーは無限に銃を生み出せるようで、その生み出した拳銃を自在に操るのがサナトラの能力だった
「あたいを本気で怒らせたね! ハチの巣にしてぶっ殺す!」
 額に血管を浮き出させて怒りをあらわにするサナトラは、数十もの拳銃を空中に浮かべて一斉射撃を行った
「精密射撃なんてあたいの性に合わない! 質より量よ!」
 拳銃から飛び出す弾、その弾は拳銃からできる前に全て同じ量の弾で破壊され、サナトラの銃は爆散した
「あ、え? え? あたいの銃が、全部」
「いいですかサナトラ、量より質です」
 たった一丁の銃、その弾一発だけで全てを壊したプリシラ
 弾はまるで生きているかのように蠢き、サナトラの銃を撃ち抜いたのだった
「私の権能は空想、思い描いたものを自在に作り出し操る力。想像が創造を産む力です」
「そんなん反則じゃん!」
「だから何です? 持てる力をすべて使い悪を討つ、それこそ我々女神の役目!」
 救世の女神メシアに教えられた信念
 プリシラは正しい心を持ってその力を行使している
「クソ! クソクソクソ! 死ねよぉおお!!」
 さらに拳銃を取り出すサナトラ
 許容量を超えたのか鼻血がタラリと垂れる
 それでもまだまだ数を増やしていった
「質量で押し切れば、ゼェゼェ、あんたでも、死ねっ!」
 一斉射撃、鼻血はさらにドバドバと出ており、脳に負荷がかかっているのが分かる
 先ほどの百倍もの質量弾
 だが
「無駄ですよいくら増やそうとも」
 たった一発の弾丸でサナトラの銃全てが壊れて落ちた
「あ、ああ、ウアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
 頭を抱え、鼻と目から血を吹き出してサナトラは絶望の中どちゃりと崩れ落ちた
 脳内出血が激しく、このまま放っておけば死ぬだろう。それも苦しんで
「相手を必要以上に苦しめるのは私の意図するところではありません」
 プリシラはサナトラに近づくと脳の出血を治し、彼女の能力を消してから完全に回復させた
「能力は消しました。貴方にはやり直せるチャンスがあります。どうか、正しい行いを」
 圧倒的だった
 カーヴェンはほっと胸をなでおろす
「なぁ女神様、サナトラの身は俺に預からせてくれないか?」
「ええいいですよ」
「ありがとう、この子はまだ子供だ。必ず俺が公正させてみせる」
 気を失っているサナトラを抱え上げ、カーヴェンはどこかへと去って行った
「さて、ここにはもうウルもいないでしょう・・・。あら、あれは何かしら」
 サナトラが倒れていたところに落ちている虹色の丸い玉
 それを拾い上げる
「綺麗な玉。サナトラが持っていたのかしら。なんだかすごい気配がしますね。一応預かっておきましょう」
 虹色の玉を懐にしまい、グンと伸びをしてからプリシラは世界を超えた
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