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選ばれし者たち3
「このままじゃ二人が心配だねぇ。急ごう」
エーテが焦る姿などこれまで一度も見たことがなかった
自分を慕ってくれているりえとマリー
この二人が、他の子供達のようにバラされ、培養液に浸っていると考えるとエーテはいても経ってもいられなかったのだ
この街の子供達は無事助け出せた
次なる街へと駆ける
「街が見えたさねぇ。それと・・・」
街を一気に探知したエーテは何かを見つけた
そしてそれが何なのかもしっかりと理解している
「アモンくん、これから出会う人は味方さね。手は出さないようにねぇ」
「あ、ああ分かったよ」
この街も多分に漏れず子供達が酷い目に遭っていた
全員の顔に怒りの感情が浮かぶ最中、突然少女が二人現れて敵対心をあらわにしてきた
「おい! お前ら何者だ! 子供達をこんな目に合わせたのはお前らか!」
「違うさねぇ。それよりあんた、相当な正しい心を持った人みたいだねぇ。ねえあんた、この子達を私が回復させるから、その力で向こうの街の仲間たちの元まで運んどくれないかい?」
「あ、ああ、分かった」
冷静に返されて相手はおとなしくエーテの言うことに従った
「あの、君たちはなんなんだ? よくわからない力を持っているみたいだが」
「そう言うあんたは何なのかねぇ? 勇者? いやそれにしちゃ強すぎる。大勇者、とかかねぇ? でもねぇ、そんな伝説上の存在がいるわけないねぇ」
「あいや、俺がその大勇者なんだが」
「知ってるねぇ。私には全部視えているからねぇ」
「人をからかうんじゃねぇ!」
見事初対面の大勇者を怒らせるエーテ
「すまない、彼女も切羽詰まっていてね。僕らの仲間である二人の子供達が攫われてしまったんだ。この世界にいることは分かってるんだが」
「そうか、俺も探すのを手伝うぜ!」
そう言った彼女こそ大勇者アイシス
世界が認めた勇者の中の勇者だった
それからはアイシス組とエーテ組に分かれてりえとマリーを探すことになった
二人の人相書きは器用なアモンが素早く描き上げ、それをアイシスに渡しておいた
「じゃあ俺たちはあっちに行ってみる」
「ああ頼んだよぉ」
協力者を得たことでエーテも少し落ち着いたようだ
冷静に次の街へと走る
既に街の居場所は特定できているのだが、その街はなにやら様子がおかしかった
「これは何が起こってるんだ? わかるかエーテ」
「ええ、これは脈動しているんだねぇ」
「脈動?」
「気づかないのかい? この世界のおかしさに」
「確かに廃墟しかないからおかしいとは思うけど」
「問題はそこじゃないねぇ。見なよこの地面」
指さす先にあるのは土が盛り上がったような場所
よくよく見るとそれは脈打っているかのようだった
「下は見てなかったから気づかなかったよ。これは確かにおかしい」
そして街の廃墟をよく見る
廃墟は確かに街にあるようなビルなどに見えるが、少したなびいているように見えた
「これはまさしく体毛のようじゃないかい?」
風に揺れる体毛
言われて見ればそう見えてきたビル群
「つまりこの世界って」
「そうさねぇ、世界じゃなくて、生命体だねぇ」
「ひぇっ」
思わず変な声が出るアーキア
しかし悠長なこともやっていられない
すぐにこの街にいる子供達を助け出して次に向かう
ちなみにアイシスには街を見つけ、座標を特定するのと、りえとマリーを探すことを頼んでいる
彼女の力ではまだ街全体の子供達をすぐに助け出すことはできないからである
エーテが焦る姿などこれまで一度も見たことがなかった
自分を慕ってくれているりえとマリー
この二人が、他の子供達のようにバラされ、培養液に浸っていると考えるとエーテはいても経ってもいられなかったのだ
この街の子供達は無事助け出せた
次なる街へと駆ける
「街が見えたさねぇ。それと・・・」
街を一気に探知したエーテは何かを見つけた
そしてそれが何なのかもしっかりと理解している
「アモンくん、これから出会う人は味方さね。手は出さないようにねぇ」
「あ、ああ分かったよ」
この街も多分に漏れず子供達が酷い目に遭っていた
全員の顔に怒りの感情が浮かぶ最中、突然少女が二人現れて敵対心をあらわにしてきた
「おい! お前ら何者だ! 子供達をこんな目に合わせたのはお前らか!」
「違うさねぇ。それよりあんた、相当な正しい心を持った人みたいだねぇ。ねえあんた、この子達を私が回復させるから、その力で向こうの街の仲間たちの元まで運んどくれないかい?」
「あ、ああ、分かった」
冷静に返されて相手はおとなしくエーテの言うことに従った
「あの、君たちはなんなんだ? よくわからない力を持っているみたいだが」
「そう言うあんたは何なのかねぇ? 勇者? いやそれにしちゃ強すぎる。大勇者、とかかねぇ? でもねぇ、そんな伝説上の存在がいるわけないねぇ」
「あいや、俺がその大勇者なんだが」
「知ってるねぇ。私には全部視えているからねぇ」
「人をからかうんじゃねぇ!」
見事初対面の大勇者を怒らせるエーテ
「すまない、彼女も切羽詰まっていてね。僕らの仲間である二人の子供達が攫われてしまったんだ。この世界にいることは分かってるんだが」
「そうか、俺も探すのを手伝うぜ!」
そう言った彼女こそ大勇者アイシス
世界が認めた勇者の中の勇者だった
それからはアイシス組とエーテ組に分かれてりえとマリーを探すことになった
二人の人相書きは器用なアモンが素早く描き上げ、それをアイシスに渡しておいた
「じゃあ俺たちはあっちに行ってみる」
「ああ頼んだよぉ」
協力者を得たことでエーテも少し落ち着いたようだ
冷静に次の街へと走る
既に街の居場所は特定できているのだが、その街はなにやら様子がおかしかった
「これは何が起こってるんだ? わかるかエーテ」
「ええ、これは脈動しているんだねぇ」
「脈動?」
「気づかないのかい? この世界のおかしさに」
「確かに廃墟しかないからおかしいとは思うけど」
「問題はそこじゃないねぇ。見なよこの地面」
指さす先にあるのは土が盛り上がったような場所
よくよく見るとそれは脈打っているかのようだった
「下は見てなかったから気づかなかったよ。これは確かにおかしい」
そして街の廃墟をよく見る
廃墟は確かに街にあるようなビルなどに見えるが、少したなびいているように見えた
「これはまさしく体毛のようじゃないかい?」
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「そうさねぇ、世界じゃなくて、生命体だねぇ」
「ひぇっ」
思わず変な声が出るアーキア
しかし悠長なこともやっていられない
すぐにこの街にいる子供達を助け出して次に向かう
ちなみにアイシスには街を見つけ、座標を特定するのと、りえとマリーを探すことを頼んでいる
彼女の力ではまだ街全体の子供達をすぐに助け出すことはできないからである
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