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大勇者と従者23
「あなた方が別世界から来られたという・・・。なるほど確かにこの世界にはない気配です。これは、渡りに船、あなた方はわたくしたちの救世主となりえる」
女王はそう言うとアイシスに膝をついて頭を下げた
「わたくしはこの世界の女王ウィエラどうか、この世界を救ってください。全世界の我が子らはわたくしと一つになり、圧倒的な力を手に入れることはできましたが、それでもなお足りないのです。あの魔物、魔王は、これまでの比ではない・・・。勝てる未来が全く見えないのです」
「それでその魔王ってのはどこにいるんだ?」
「この街から東に行ったトエスの荒れ地という元々綺麗な街があった場所です。周辺の街をすべて壊し、住人を殺し、そしてあの町にとどまったまま動かなくなりました。しかし最近生体活動が活発化していまして、まもなく再動するでしょう。その前に、叩きます」
「オッケー分かった。それじゃあ早速、で、女王様は行けるのか?」
「もちろんです。私の大切な世界を壊した魔王は、許しません」
女王ウィエラは静かに怒っていた
街と自分の大切な子供達でもある住人を殺されたのだ
そして世界の住人達から預かった力を体に充満させ、戦いに供える
「よし行くか」
三人はすぐにその魔王のいる荒れ地へと向かった
ここに来るまでの道中とは違い、今度は歩きではなく乗り物に乗っての移動
しかも女王だけが扱える直通の道を使っての移動だ
一万キロもの距離を数秒で移動できる
当然荒れ地までたったの五秒程度で到着した
「ここです、そしてあれが、魔王コラド。今は眠っているようですが」
「でかい、な」
「はい、魔王は人型が普通でした。しかしあれはまるで」
「ああ、蟲だな」
それは巨大なさなぎだった
芋虫のような状態で街を破壊し、この場でさなぎになったのだ
魔王コラドはここでさなぎとして静かに鼓動している
これが羽化すれば、その被害は計り知れないだろう
当然女王では勝ち目がない
「だから今のうちってことか」
「はい、よろしくお願いします」
「任せとけって!」
アイシスは竜の黄金鎧に換装すると、その力を一気に解放した
「竜撃拳、炎葬!」
太陽のような超高熱の拳撃をそのさなぎに打ち付ける
するとさなぎは一気に燃え上がった
「よーし、灰すら残らねえぜ、これ」
「ありがとうございます! ああ、救世のお方」
女王のその目、アイシスは自分に向けられるその目を理解していた
恋心だ
「あいや、まだアブねぇかもしれねぇから、もう少し様子を見ないとな」
やがて炎は消えた
そしてそこには
「ふむ、ふむふむ」
三人は驚いた
「なるほどなるほど」
「ばか、な・・・。星すら焼く炎だぞ!?」
「心地いい炎だったぞ大勇者。わしの力になった。感謝する」
「何なんだお前・・・」
「わしか? わしはウルが大幹部、いや今大幹部になったというところか。我が名はカヴァーノ、という名前だったが、おいそこの女王、お前のつけてくれた名前、気に入った。この世界で死を呼ぶ者という意味だったか? そう、わしは死灰のコルドだ!」
燃え尽きたさなぎから出てきたのは一人の少年、いや、少女だろうか?
中性的な顔立ちの、真っ黒な蝶の羽を持った者
彼または彼女はギザギザとした歯を見せながら笑う
「やっと、やっと成長出来た。ほれ、わしの力に役立ってくれたこやつらはねぎらってやれ」
コルドが空間を開き、そこから大量の人々がどさどさと現れた
「これは、この街や滅ぼされた街にいた、我が子ら・・・」
「わしは不要な殺しはせん。こ奴らから少し力をもらっただけだ」
コルドはそう言うとふわりと飛び、アイシスの前に来た
「ふむ、気に入った。お前の力、わし大好き。うまかったぞ。ウルは裏切る! お前、わしのものになれ!」
本当に突然のことで頭が追い付かない三人はその場で少しの間思考停止してしまっていた
女王はそう言うとアイシスに膝をついて頭を下げた
「わたくしはこの世界の女王ウィエラどうか、この世界を救ってください。全世界の我が子らはわたくしと一つになり、圧倒的な力を手に入れることはできましたが、それでもなお足りないのです。あの魔物、魔王は、これまでの比ではない・・・。勝てる未来が全く見えないのです」
「それでその魔王ってのはどこにいるんだ?」
「この街から東に行ったトエスの荒れ地という元々綺麗な街があった場所です。周辺の街をすべて壊し、住人を殺し、そしてあの町にとどまったまま動かなくなりました。しかし最近生体活動が活発化していまして、まもなく再動するでしょう。その前に、叩きます」
「オッケー分かった。それじゃあ早速、で、女王様は行けるのか?」
「もちろんです。私の大切な世界を壊した魔王は、許しません」
女王ウィエラは静かに怒っていた
街と自分の大切な子供達でもある住人を殺されたのだ
そして世界の住人達から預かった力を体に充満させ、戦いに供える
「よし行くか」
三人はすぐにその魔王のいる荒れ地へと向かった
ここに来るまでの道中とは違い、今度は歩きではなく乗り物に乗っての移動
しかも女王だけが扱える直通の道を使っての移動だ
一万キロもの距離を数秒で移動できる
当然荒れ地までたったの五秒程度で到着した
「ここです、そしてあれが、魔王コラド。今は眠っているようですが」
「でかい、な」
「はい、魔王は人型が普通でした。しかしあれはまるで」
「ああ、蟲だな」
それは巨大なさなぎだった
芋虫のような状態で街を破壊し、この場でさなぎになったのだ
魔王コラドはここでさなぎとして静かに鼓動している
これが羽化すれば、その被害は計り知れないだろう
当然女王では勝ち目がない
「だから今のうちってことか」
「はい、よろしくお願いします」
「任せとけって!」
アイシスは竜の黄金鎧に換装すると、その力を一気に解放した
「竜撃拳、炎葬!」
太陽のような超高熱の拳撃をそのさなぎに打ち付ける
するとさなぎは一気に燃え上がった
「よーし、灰すら残らねえぜ、これ」
「ありがとうございます! ああ、救世のお方」
女王のその目、アイシスは自分に向けられるその目を理解していた
恋心だ
「あいや、まだアブねぇかもしれねぇから、もう少し様子を見ないとな」
やがて炎は消えた
そしてそこには
「ふむ、ふむふむ」
三人は驚いた
「なるほどなるほど」
「ばか、な・・・。星すら焼く炎だぞ!?」
「心地いい炎だったぞ大勇者。わしの力になった。感謝する」
「何なんだお前・・・」
「わしか? わしはウルが大幹部、いや今大幹部になったというところか。我が名はカヴァーノ、という名前だったが、おいそこの女王、お前のつけてくれた名前、気に入った。この世界で死を呼ぶ者という意味だったか? そう、わしは死灰のコルドだ!」
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「やっと、やっと成長出来た。ほれ、わしの力に役立ってくれたこやつらはねぎらってやれ」
コルドが空間を開き、そこから大量の人々がどさどさと現れた
「これは、この街や滅ぼされた街にいた、我が子ら・・・」
「わしは不要な殺しはせん。こ奴らから少し力をもらっただけだ」
コルドはそう言うとふわりと飛び、アイシスの前に来た
「ふむ、気に入った。お前の力、わし大好き。うまかったぞ。ウルは裏切る! お前、わしのものになれ!」
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