精霊王女になった僕はチートクラスに強い仲間と世界を旅します

カオリグサ

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ルニアの異放10

「ともかく、私さ、アモンってやつを探してんの。何か知らない? 別に悪だくみしてるとかじゃなくて、そいつに会いたいだけ」
「確かに悪意は感じないけど、でも悪魔って確かそう言う隠蔽に長けてるんじゃなかったっけ? 信用できない」
「ぐぬぅ、どうせ逃げても追って来るんでしょ? 私あんたに勝てる気しないし、だったら大人しくあんたについて行く。それでアモンに会わせてくれればそれでいい。私はあいつに謝らなきゃならないから・・・」
 レヴィは悔いるような顔で歯をギリリと噛みしめる
 過去何があったのかはルニアには分からないが、のっぴきならない事情があることは分かった
「いいわ、連れて行ってあげる。でもその前になんでこの世界でこんなことをしたのか説明して。場合によっては許さないから」
「う、それは・・・、その、お腹すいてて」
「は?」
「し、仕方ないでしょ! 復活したばっかりで力足りないし。ひ、人は一人も殺してないわよ? 服についてる生命エネルギーをもらっただけだし」
 レヴィは復活したときすぐに悪魔祓いをされないよう人間を殺さずに力を取り戻したらしい
 ただ力を取り戻すためにこの世界のほぼ全住人を取り込む必要があったため、口だけの空間を創り出し、全住人を吸い込んだというわけだ
「あんた結構強力な悪魔なのね」
「そりゃそうよ。元々私、最強の一角だもの」
「げ、そんな悪魔蘇らせちゃだめか。やっぱり消す」
「や、やめて! 私悪いことしてないから! 私はアモン派閥で人間に友好的なの!」
「冗談よ。ちょっとビビりすぎじゃない?」
「そりゃビビるっての。あなた、その漏れ出てる力だけでとんでもないの分かってる?」
「一応。これでもかなり抑えてんの」
「それで・・?」
 何はともあれ、リヴィはヒーローの代表たるトップギアとその娘にとにかくペコペコと頭を下げて許してもらう
 実害は服以外と長距離を移動させられた以外にないため、笑って許してもらえた
 そして二人はアモンという少年を探すためにこの世界を発ったのだが
「え? お姉ちゃん知ってるの?!」
 簡単に見つかった
 悪魔の一人が復活したことを姉のサニアに話したところ、アモンを知っていたのだ
 彼は救世界にて自らの内部にある世界の種の力を目覚めさせようとしていると分かった
「まさか復活早々彼に会えるなんて。これはもう、運命ね」
 ものすごくうれしそうなレヴィ
 ルニアはそんな彼女を連れ、救世界へと飛んだ
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