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開花19
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その獣はゆっくりと、悠然に歩き、まるで前にいる六人を見ていないようだ
気にしていない。その辺に生えている草ほどにも気にしていないのだ
路傍の石ですらない
六人は獣にとってなんの脅威にもならないとみなされたのだ
「こいつ・・・」
悔しいがそれだけの力差がある
しかしエーテはそれでも勝てると見込んだ
「アモン、君の力で奴の気をそらしてほしい。ほんの一瞬でいいから。アーキア、君は奴が目をそらした一瞬を見逃さず、その力で目を吹き飛ばしてくれ。体の方は多分だが、オリハルコンほどの硬さがありそうだねぇ」
「分かった。任せてくれ」
全員が全力を出しつくさなければならない相手
最初から全てをかけてまずアモンが力を放った
「天の花!」
空中に光の花が咲き乱れ、それらの花びらが獣に降り注ぐ
目くらまし程度にもならないかもしれないが、ほんの少しだけ視線を逸らせることに成功した
「今だ! 破塵!」
獣の目の中に砂ぼこりのようなものが入ると、それらが大爆発を引き起こした
目に直接の爆撃
さすがにこれは効いたのか、獣は声を上げる
「グルウルルルルッルラアアアアアアア!!」
とてつもない咆哮がこの空間全体に響き、空間にひびが入る
「効いてる! たたみかけるよ!」
五人は一斉に攻撃に転じる
「天の花、乱!」
「破劫!」
「空閃」
「理の歌」
四人の攻撃が多段にヒットし、着実にダメージを与えるが
「グルアアア!!」
獣が少し吠えると体の形が全く別のものになった
今度は象のような皮膚、熊のような腕、サーベルタイガーのような牙が生える
そして前足で思いっきり地面を揺らした
「キャァ!」
それによりレノンナが尻もちをついて倒れる
そこに獣の前足が振り下ろされた
「危ない!」
アーキアがレノンナをかばってその前足を受け止める
当然受けきれずにアーキアの右腕がちぎれ飛んだ
「グアアッ!」
激痛が走るが、なんとか獣の腕による攻撃をそらすことは出来た
「アーキア!」
レノンナがアーキアを支えて下がる
「性質が、全く変化してるねぇ。もう今の攻撃は通用しないね。目も、治ってるし」
エーテがアーキアの腕を治しながら状況を分析する
元々始祖の獣になる予定だった獣
全ての獣の要素を持っているため、攻撃する度に強化されていくようだ
気にしていない。その辺に生えている草ほどにも気にしていないのだ
路傍の石ですらない
六人は獣にとってなんの脅威にもならないとみなされたのだ
「こいつ・・・」
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「分かった。任せてくれ」
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最初から全てをかけてまずアモンが力を放った
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空中に光の花が咲き乱れ、それらの花びらが獣に降り注ぐ
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「今だ! 破塵!」
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さすがにこれは効いたのか、獣は声を上げる
「グルウルルルルッルラアアアアアアア!!」
とてつもない咆哮がこの空間全体に響き、空間にひびが入る
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「天の花、乱!」
「破劫!」
「空閃」
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「グルアアア!!」
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