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ホームレス少女で出世
第5話 7人のホームレス少女は七福神
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{ナレーション}
もしあなたがホームレス少女を見つけたらどうしますか?
何時も上司に怒られっぱなしだった直哉がホームレス少女を引き取る度に超怖いほど出世する。
{本文}
俺の名前は、日垣 直哉「ひがき なおや」40歳。身長162㎝、体重は63㎏。
髪型は短髪ストレートヘアー。顔は普通で体形はややぽっちゃりしてる。
俺には彼女がいないし未だに独身だった。
俺はアパートから5㎞東にある株式会社 塚谷で下っ端社員として働いている。
俺の手取り収入は月15万円。
この15万円から家賃3万円、光熱費「電気代6500円、水道代3500円」、食費35000円、小遣い20000円、組合費15000円など。組合費は年に2回だけ払えばいいそうだ。
俺は株式会社塚谷へ入社してからは将来に備えて月4万円貯金している。
株式会社塚谷へ入社したのは20年前。20年間4万円ずつ貯金してるのだ。
俺は通勤の時自転車でセオダ鉄道 千高駅「せんだかえき」へ行って千高駅からは電車に乗って20分ほどで新牧駅「しんまきえき」に着く新牧駅から自転車で15分こいで株式会社塚谷に着く。
俺の仕事ぶりは今一でいつも上司に怒られてる毎日だがやりがいはある。
会社では何時も邪魔者扱いにされてる俺は正直辞めたい気持ちもあった。
ある日の仕事帰りの時俺は何時ものように新牧駅から電車に乗った。
ちょうどその時髪がぼさぼさで異臭は放ってる少女も電車に乗った。
少女の名前は、神野 七海「かみの ななみ」14歳。身長158㎝、体重40㎏。
髪型はぼさぼさのストレートヘアー。
顔は垢で覆われてるせいで綺麗とは言えない。体形は細めだ。
彼女は5年前までは両親がいたが借金を苦に娘を残して無理心中を図って死んだため家を借りる事ができず5年間学校にも通えず路上で生活するようになったのだ。
路上生活なので5年間お風呂へ入ってないのは確実だ。
七海はまともなご飯を食えず飲食店の生ごみを漁って飢えをしのいでるのだ。
七海がなぜ電車に乗れたかというと昨日偶々道端で1万円、今日ゴミから偶々拾った綺麗なツボを売ったところ30万円儲かったからだった。
七海はホームレスになった事で嘗ての友達に馬鹿にされたり、周りの人間達からのいじめや差別を受けたりして孤独に生きていたのだ。
俺は七海の異臭には参ってた。
俺は悩んだ挙句七海引き取ろうと考えた。
しかし教育費等の事を考えると俺には七海を引き取る事難しい。
どうすればいいのか。
何としても七海を引き取ってやりたい。
仕事休みの日、俺は近くの公園で七海を発見。
七海はずっとうつむいてた。
俺は七海に近づいてみた。
七海は俺が近づいているのに気付いたのか何所かへ去って行った。
七海は人間嫌いになってしまったようだ。
翌日の仕事帰りの時千高駅のベンチに七海が座ってた。
俺は近づいてみたが今度は逃げなかった。
俺「君は何所から来たんだい?」七海「何所からでもいいでしょ。」
俺「君の名前は?」七海はじっと俺の顔を見てた。
七海「おじさんは優しそうだから名前だけは教えようかな。私の名前は神野七海14歳よ。あ、年も言っちゃった。」
俺「14歳か。だったら中学2年生か。」
七海「私5年前から学校へ通ってないの。」
俺「何でだ?」七海「5年前にお父さんとお母さんが死んじゃったの。」
七海「その日以来私は家を借りれないし、友達にも馬鹿にされるし周りの人達も私の事を邪魔者扱いにしたりしてたわ。ご飯は生ごみを漁って確保してたわ。」
俺は七海を引き取る事を決意した。
俺は七海をアパートへ連れて帰ると早速お風呂へ。
七海は5年間垢を落とし切った結果ほれぼれするほどの美少女だった。
七海は本来であれば小学5年からやり直しだったが密かに勉強してた事と必修科目はほぼクリアできてた事から中学生になれた。
中学生になった七海は学校では常に好成績で学校の先生もびっくりだった。
七海の両親の借金だがどうやら保険金で返済できたらしく借金の心配はなくなった。
14歳になると反抗期になるが七海は違った。
俺によく甘えるようになった。
膝の上に座ったり、まだ両親が生きてた時の話もしてくれた。
ここで教育費だがこの日教育に関する新しい法律が成立して幼稚園・保育園・小学校・中学校・高校までは無料になった。
そのおかげで七海も学校へ通えるようになったのだ。
俺も七海のように逞しくならなければならない。
俺は仕事のやり方を一から見つめ直した。
改善できるところを改善した結果上司に高く評価されて出世した気分になった。
七海「おじさんの名前は日垣直哉というんだ。」俺「そうだよ。」
七海「おじさん、仕事うまくいってる。」俺「最近はうまくいってるよ。」
七海「私がここに来てからでしょ。」俺「だよな。」
部屋をよく見てみると玄関に観葉植物が。
俺「七海、これ何所で拾ってきた。」
七海「この観葉植物は運気を浄化する働きがあるみたいよ。」
俺は思った仕事運がよくなったのは七海がいつの間に拾ってきた観葉植物のおかげだと。
七海「えーと、おじさん。おじさん仕事の休みの日にどこかに探索へ行かなかった?」
俺「確か25年前になるけど。廃病院へ探索しに行ったかな。」
七海「それで不幸になったんじゃない。」
七海の言った事は大当たりだった。
{ナレーション}
ホームレスだった七海を引き取ったとたん徐々に出世する直哉。
七海はいったい何者なのか。
七海を引き取って半月後また新たな少女を引き取る直哉
{本文}
七海を引き取って半月後、俺は出世して重要な仕事を任されるようになった。
俺は順調に仕事をこなしてた。
他の社員も俺に負けてたまるかの如く必死に仕事をした。
仕事帰りの時この日新たなホームレス少女が電車の乗ってきた。
少女の名前は、小倉 凛香「おぐら りんか」13歳。身長155㎝、体重40㎏。
髪はぼさぼさの腰までのロングストレートヘアー。
顔は垢だらけできれいと思えない。
体系は普通だ。彼女は3年前に火災事故で家と両親を亡くした。
その日以来ホームレスになったのだ。
路上生活を3年続けた彼女は何度か助けを求めたが拒否され続けられているのだ。
凛香の体臭もこれまた強烈、しかも凛香はよくどこででも大きめのおならをよくするという。
この日も凛香が電車内で豪快に・・。
{プ~~オ}とてつもなく大きなおならをした。
電車内に凛香のおならが充満して乗客が鼻を抑えてた。
凛香はすました顔で目的の駅で下車。
仕事休みの日俺は近くの公園で凛香を見かけた。
俺は凛香に近づく事にした。
凛香は俺が近づいても逃げようとしなかった。
俺が凛香の隣に座ると、凛香はいきなり俺の膝の上に座った。
凛香「おじさん、3日前の夕方に電車に乗ってたよね。」
俺「そうだよ。あの時君がおならをしたから電車の中はパニックになってたぞ。」
凛香「私は生まれつきよく大きくて強烈なおならが出るの。」
俺「君の名前は?」凛香「私?私の名前は、小倉凛香。よろしくね。」
俺「君は凄く臭うけど何時からお風呂入ってないんだ?」
凛香「3年前からだよ。3年前私が10歳の時家が火事になっちゃったんだよね。私は逃げれたけどお父さんとお母さんが逃げ遅れて焼け死んじゃったの。」
俺「君も両親を失ったのか。」
凛香「その日以来私はホームレスになって路上で生活するようになったの。夏は暑いし冬は凄く寒いしこんな生活がいつまで続くのかと思うと生きててもしょうがないかなって思ってたところ。」
凛香の現状を知った俺は凛香も引き取る事を決意した。
この日から凛香にお風呂を提供する事にそのまま俺のアパートに住ませる事に。
七海「おじさん、この女の子どこから連れてきたの?」
俺「この子は3年前からホームレスだったみたいだ。」
凛香「初めまして小倉凛香です。よろしくお願いします。」
七海「この子凄く明るい子だね。初めまして私の名前は神野七海だよ。よろしくね。」
凛香「実は私よく大きくて強烈なおならをするんだ。それでも仲良くしてくれる?」
七海「心配しないで私は凛香さんより凄いおならが夜中の出るから。」
凛香「お互いやね。」七海と凛香はとても仲良くなった。
翌日、俺は社長に呼び出された。
株式会社塚谷の社長の名前は、塚谷 良太「つかたに りょうた」85歳。
身長180㎝、体重80㎏。髪型は短髪ストレートヘアー。
顔は男前で体形はややぽっちゃりしている。
塚谷社長「日垣君、君は素晴らしいね。君はどんな仕事でもやりこなせるからとても素晴らしい。そこでだ。私はもうこの年だ。社長を継いでくれないか。」
俺「え、俺がですか?」
塚谷社長「頼む、ここの新たな社長にふさわしいのは君だけなんだ。」
まさかの社長就任オファー。俺は一瞬夢を見てるのかと思った。
アパートへ帰った俺は七海と凛香に社長になれる事を報告した。
俺「ただいま。」七海「お帰り、今日の仕事どうだった?」
俺「快調だったよ。それに俺は社長になれるんだ。」
凛香「株式会社塚谷の社長さんになれるの。凄いじゃん。」
俺はホームレス少女を引き取る度に出世していく怖いほどに。
凛香「おじさん、おじさんの名前七海さんから聞いたけど日垣直哉だったのね。私はこう見えて占いが得意なの。私の占い90%当たるよね。」
俺「90%も当たるのならその実力見せてもらおうかな。」
凛香「なら手を見せて。」俺は凛香に手を見せた。
凛香「なるほどね。仕事がうまくいってなかったみたいね。今日は順調だったようだね。ねえおじさん取引の仕事まだあるでしょう。」
俺「・・・あった。」
凛香「明日中に済ませて。」これはどういう事なのか。
俺は凛香に言われたとうり取引の仕事を翌日中にすべて終わらせた。
すると・・・。
塚谷社長「日垣君、取引先のお得意さんがとても喜んでたよ。君の方がやりやすいと言ってたよ。」
またもや高評価、凛香の占いは的中した。
アパートへ帰った俺は凛香にお礼を言った。
俺「いやいや凛香には参ったな。まさか的中するとは思わなかったよ。おかげでうなぎのぼりだ。」
凛香「こういう時にこそ今まで以上に気を引き締めてね。3日後の取引はキャンセルして。」
俺「えええ~、なんで?」
凛香「3日後の取引は会社にとって危険な取引になるから。」
七海「凛香さんは占い師になったほうがいいんじゃない。」
凛香「誰もがそう言うわ。」
凛香の言うとうり3日後の取引をキャンセルした。
塚谷社長「ひ、日垣君、なぜ今日の取引キャンセルしたのだ。」
俺「凛香の占い100%じゃないか。社長落ち着いて聞いてください。今回取引しようとした会社は詐欺会社です。」
塚谷社長「さ、詐欺会社だと。」危機一髪だった。
この日取引する予定だった詐欺会社は警察によって御用となった。
{ナレーション}
凛香の占い的中率、凛香は90%だと言ってたが直哉にとっては100%だった。
七海と凛香を引き取った事で更に出世した直哉。
また1人の少女を引き取る事に。
{本文}
今俺のアパートには七海と凛香がいる。この2人は問題なく学校へ通ってる。
俺はなぜかホームレス少女を引き取る度に出世している。
ホームレス少女には魔力があったに違いない。
塚谷社長「日垣君、ちょうどよかった。」俺「何でしょう。」
塚谷社長「日垣君、君が私の仕事を引き継ぐ時期は4月15日からでどうだ。」
俺「分かりました。4月15日より社長を引き継ぎましょう。」
塚谷社長「その言葉を聞いて安心したよ。後は頼むよ。」俺「はい。」
俺は塚谷社長と握手した。
友人は俺の事をどう思ってるのかが気になった。
俺の友人は、伊勢川 海斗「いせかわ かいと」40歳。身長165㎝、体重65㎏。
髪型はストレートヘアー。顔はまあまあイケメンで体形は普通より若干太めだ。
伊万里 成江「いまり なりえ」40歳。身長162㎝、体重40㎏。
髪型はロングストレートヘアー。
顔はまあまあ美人で体形は細めだ。
この2人は学生時代の時から俺と大の仲良しだった。
海斗「日垣、どうやら4月15日から社長になれるんだろう。羨ましすぎるよ。」
俺「まさかオファーが来ると思わなかったよって誰から聞いた?」
朝吹部長「ごめん私がしゃべったー。」俺「部長頼みますよ。」
倉橋課長「日垣君の事を4月15日からは社長と呼ばなくてはいけなくなるのか。日垣君なら大丈夫だろう。みんなもそう思わないか。」
社内にいた社員達みんなが俺に惜しみない拍手をしてくれた。
仕事帰りの時又ホームレス少女に出会えた。
少女の名前は、夢乃丘 雛子「ゆめのおか ひなこ」10歳。身長145㎝、体重35㎏。
髪型はぼさぼさ腰までのロングストレートヘアー。
顔は垢だらけできれいじゃない、体形は普通だ。
彼女は5年前に両親に置き去りにされてそのままホームレスになったのだ。
雛子は学校へ通っているがお風呂へ入れず悪臭を放ってるので何時もいじめられてるのが現状。
雛子はお金を持ってないのでさすがに電車の乗れなかった。
雛子も生ごみを漁って食料を確保してた。
俺は雛子も引き取る事にした。
2日後仕事から帰ると俺のアパートの前で雛子がじっと地べたに座ってた。
俺「君はどこから来たの。」
雛子「私はお父さんとお母さんに捨てられたの。河川敷にね。」
俺「河川敷からここまで歩いてきたのかい。結構遠いぞ。」雛子「そうなの。」
俺「おじさんのアパートでお風呂へ入ろうか。」雛子「いいの?」
俺「もちろんさ。」という事で雛子も連れて帰った俺。
七海「お帰りこの子どうしたの。」凛香「服もボロボロじゃない。」
七海と凛香もだが事情を知った近所の人が不要になった服を集めて俺に届けてくれてた。
近所のおじさん「子供が捨てられてたんか。最近の親は無責任だ。」
大家さんも俺が行ってる児童保護活動に理解してくれてた。
でも俺のアパートはもうそろそろスペース的に限界が来てる。
俺は収入が今までの5倍増えたことから占い師である凛香に家を買うべきか相談した。
凛香「家を買うっていうのもありね。おじさんは私達を引き取ったから金運も仕事運も大いに上がってるし困ってる人を助けるという熱心な心構えがあるから。私が勧める家は新築かな。玄関の向きは東向きがいいかもね。」
俺は会社から徒歩10分足らずの一等地を購入してその一等地に家を建てた。
玄関の向きは凛香の指示どうり東向きに。
4月15日から俺は株式会社塚谷の社長に就任した。
社長の仕事は大変すぎるがやりがいがあったが残業する事なくその日のうちに仕事が終わる毎日。
俺「ただいま。」七海「社長就任おめでとうー。」
俺「おう、君達サプライズしてくれたのか。」
七海と凛香と雛子がサプライズしてくれた時は涙が止まらなかった。
1年後日垣家の新築が完成したので家賃を引き払って会社から徒歩10分の一等地に建つ新築日垣家へ引っ越しした。
今回購入した一等地は坪数200坪、今回建てた新築の家は建坪130坪の3階建て。
七海「うわー、すっごく広いね。」凛香「これが私が理想してた家だわ。」
俺「そ、そうかー。」
雛子は学校で友達がたくさんできて学校が楽しくなった。
雛子「おじさん、私ね。魔法が使えるの。」七海「何ー、魔法が使えるって。」
雛子「そうだよ。例えば。」
雛子がテーブルに手をかざすとテーブルが右端へ移動した。
雛子が再び手をテーブルに向けるとテーブルが元の位置に。
凛香「雛子さんは本物の魔法使いみたいね。雛子さんを河川敷に捨てて行った両親は許せないわ。」
雛子「それと私は霊能力者でもあるからどこに霊がいるのかすぐに分かるの。その霊が悪霊なのか先祖霊なのか守護霊なのかも分かっちゃうよ。」
俺「雛子ちゃんも凄いな。」
俺も雛子ちゃんを捨てた両親が許せなかった。
しかも河川敷に捨てるなんて。
雛子ちゃんは物知りで嘗て日垣家が建つ一等地に何が建ってたが教えてくれた。
雛子ちゃんによると日垣家が今建ってる場所は10階建ての商業ビルが建ってた。
今から3年前に老朽化のため取り壊されてしまった。
{ナレーション}
物知りの雛子を引き取った事でまた出世した直哉。
どこまで出世できるのかが楽しみだ。
直哉が購入した新築には12個の個室がある。
その内の4個が直哉と七海と凛香と雛子の部屋。
残る8個の部屋は誰の部屋になるのか。
{本文}
俺達が新築へ引っ越ししてから1ヶ月、七海と凛香はちょっと距離が伸びたが自転車で登校。
雛子は偶々近くに通い続けてる学校があったので引き続き徒歩で登校。
3人とも常に好成績なので先生達は今からでも大学へ進学した方がいいんではと言い出した。
そうとなると学費が問題だというのはもはや過去の話。
今では大学にかかる費用は余裕で払えるほど稼いでる。
この時点でも奇跡すぎるのに俺の奇跡な事はまだまだ続くのだ。
俺は立て続けにホームレス少女の出会えてる。
よく見かけるのは駅周辺や電車の中だ。
この事を踏まえて俺は仕事休みの日など以前利用してた千高駅と新牧駅付近をパトロール。
するとまた千高駅付近でホームレス少女を発見。
少女の名前は、原宿 寧々子「はらじゅく ねねこ」8歳。身長140㎝、体重30㎏。
髪型はぼさぼさの肩までのストレートヘアー。
顔はこれまた垢まみれで体形は細めだ。
彼女は両親が2年前に亡くなってからホームレスになったのだ。
でも学校へは通ってる。
寧々子の通ってる学校は雛子が通う学校だ。
俺「君はどこから来たんだい。」寧々子「おじさん誰?」
俺「おじさんは君達を助けるために来たんだよ。おじさんの名前は日垣直哉というんだ。直哉おじさんといってね。」
寧々子「うん分かった。」
俺「おじさんの家でお風呂入ろうか。」寧々子「いいの?」
俺「いいさ。」俺は部屋が有り余ってる事から寧々子も引き取る事にした。
寧々子はお風呂へ入ると顔は妖精のように美しく体は色白。
髪も木炭のように黒々しててディズニーの白雪姫を思わせるような少女だった。
寧々子「おじさんは凄く優しいんだ。先生も優しいけどその他の大人は優しくないけどね。」
俺「そっか。」
寧々子は俺に2年前に両親が事故で亡くなった事と両親がなくなって以来2年間ホームレスになった事を話してくれた。なかなか勇敢な少女だ。
寧々子「直哉おじさんの家結構広いね。」
俺「だろう。おじさんの家には君にとっては3人のお姉さんになる子がいるんだよ。」
七海「凄くかわいい子連れてきたのねおじさん。」
雛子「この子私と同じ学校に通ってる子だ。」
七海「初めまして私の名前は神野七海よ。七海お姉ちゃんと呼んでね。」
寧々子「分かった。」
凛香「うわー白雪姫みたいにかわいい女の子がいるわね。おじさんまた引き取ったのね。私の名前は小倉凛香だよ。凛香姉ちゃんと呼んでね。」
寧々子「うん、分かった。」
雛子「あは、私の名前は夢乃丘雛子よ。雛子姉ちゃんと呼んでね。」
寧々子「雛子姉ちゃんね。雛子姉ちゃんは時々学校で見かけてたよ。」
雛子「そうだったよね。髪がぼさぼさだったよね。でも今は凄くきれいな髪ね。」
寧々子「雛子姉ちゃんほめてくれてありがとう。」雛子「どういたしまして。」
寧々子「あっ、私の名前を言うの忘れてた。私の名前は、原宿寧々子だよ。よろしくね。」
七海「寧々子ちゃんね。とてもかわいい名前じゃん。しかも白雪姫みたいにかわいいし。」
凛香「大人になったら本当の白雪姫になったりして。」
雛子「まさかだよ凛香姉ちゃん。」
寧々子も学校でも家でも勉強熱心。時々家事を手伝ってくれてる。
俺は会社で社長になってからかなり出世しまくり他の会社がうらやむほど儲かっていた。
社長になった俺には秘書がいる。
1人は、神無月 円花「かんなづき まどか」35歳。身長168㎝、体重45㎏。
髪型は腰までのロングポニーテール。
顔はかなりの美貌で体形は細めだ。
2人目は、湯ノ山 ヒダキ「ゆのやま ひだき」25歳。身長162㎝、体重40㎏。
髪型は短髪ストレートヘアー。顔は妖精のように美しく体形は細めだ。
2人とも社内で大活躍して失敗を最小限に止める等の努力をしている。
神無月君と湯ノ山君には既に恋人がいるらしい。
湯ノ山君は株式会社塚谷のマドンナだ。
昼休み、神無月君と湯ノ山君が話し合ってた。
神無月「湯ノ山さん、湯ノ山さんにも彼氏ができたみたいですね。私も去年くらいから付き合ってる彼氏がいます。」
湯ノ山「そうですね。私の彼氏は身近な人です。」
神無月「身近な人って、もしかして?」
湯ノ山「日垣社長です。まだ付き合ってませんけど。」
神無月「え、嘘。私も社長を彼氏にしたらよかったですね今更ですがでも今の彼氏で十分です。」
湯ノ山「日垣社長が徐々に出世していく姿に一目ぼれしました。」
半月後俺は持ち株の整理をする事にした。ここで寧々子が本領発揮した。
この日俺は寧々子を会社に連れてきてた。
寧々子は俺の横で株取引に注目してた。
寧々子「おじさん、この会社の株今売らないで。」俺「何でだ。」
寧々子が株を売るのを止めたのは株式会社ジェイサーの株だった。
寧々子「この株を売るのは3日後にして、」この後寧々子の予想が的中する事に。
3日後寧々子の指示どうり株式会社ジェイサーの株を売ったすると3日前は5000円だったのが何と1000倍の500万円。
寧々子も恐るべき予知能力が備わってたのだ。
俺「寧々子ちゃん、君の言ったとうりにしなかったら大惨事だったよ。」
寧々子「でしょう。」
{ナレーション}
密かに株の知識を持ってた寧々子。
寧々子はこれからも株取引で大活躍するのだ。
直哉の新築には4人の少女が住んでる。
七海と凛香と雛子と寧々子だ。
この4人も凄いが直哉は更に凄い少女に出会う事に。
{本文}
俺はこの日までに七海・凛香・雛子・寧々子の4人の娘を引き取った。
七海は風水の実力者・凛香は占い師・雛子は魔法使い・寧々子は株取引の達人、俺は4人の娘に助けてもらってるようなものだ。
俺は会社でも大いに活躍した。
神無月「社長、今日も張り切ってますね。」俺「もちろんさ。」
神無月「でもあまり無理しないでくださいね。」
俺「神無月君も気遣ってくれるのか。」
俺が目指してるのはノー残業・社内業務の効率化。
社員からアイデアを募集している。
湯ノ山「社長、社長はホームレスの女の子を引き取ったりして保護してるそうですね。」
俺「実はそうなんだ。親が死んだりして行き場を失った少女達を引き取ってるんだ。」
湯ノ山「私も手伝わせてもらえませんか。」
俺「もし少女を保護したら、僕に連絡してくれ。」
湯ノ山「はい、分かりました。」
俺は湯ノ山秘書に俺の電話番号を書いたメモを渡した。
仕事休みの日は千高駅や新牧駅付近をパトロール。
最近では子供をおもちゃのように捨てていく親が後を絶たなかった。
2週間後の仕事休みの日の朝新牧駅のベンチで1人の少女が座ってた。
少女の名前は、大海原 瑠璃子「おおうなばら るりこ」12歳。
身長160㎝、体重40㎏。髪型はぼさぼさのおかっぱ頭。
顔は天使のようにかわいいが汚れてた。体形は細めだ。
彼女には知的障がいがあり物事があまり判断できなかったので面倒見切れない無責任な両親にこの日捨てられたのだ。
俺「君はどこから来たのかな?」
瑠璃子「おじさんはもしかして。」
俺「社長さんだよ。」瑠璃子「株式会社塚谷の?」俺「よくわかったね。」
瑠璃子「私の名前は大海原瑠璃子。よろしくね。」俺「瑠璃子ちゃんね。」
俺「ところで瑠璃子ちゃんはどこから来たんだい?」
瑠璃子「セオダ町から来たの。」
俺「セオダ町、ここからだと結構遠いじゃないか。」
瑠璃子「私は今日の早朝にここに捨てられたの。」
瑠璃子の親は瑠璃子を捨てると一目散に車で走り去ったのだという。
俺は瑠璃子の親を許せなかった。
俺は瑠璃子も引き取る事にした。凛香「お父さんお帰り、また保護したの。」
七海「この子はあまり汚れてないみたいね。」
雛子「このお姉ちゃんセオダ町の家で。」
俺「雛子、瑠璃子ちゃんの事知ってるのか。」
雛子「これはセオダ町の住民の人からの話だけどね。瑠璃子姉ちゃん家ではいつも姉妹や兄弟、お父さんとお母さんにも凄くいじめられてたらしいよ。」
雛子が言った瑠璃子の新事実。
瑠璃子の腕を見るとあざが無数あった。
物事があまり判断できないからってあまりにも酷過ぎる。
俺は瑠璃子を連れて警察署へ。警察署は俺の家の向かいにある。
俺は警察に事情を話した。
警察官「これはひどすぎるな。」警察は傷害の容疑で瑠璃子の両親を摘発。
3日後瑠璃子は俺の娘になった。瑠璃子はきれい好きだった。
瑠璃子「お父さん、私ね実は知的障がい者である反面マッサージの名人でもあったのよ。」
俺「そしたら肩もんでもらおうかな。」俺は瑠璃子に肩をもんでもらった。
瑠璃子「お父さん凄く肩が凝ってるわよ。」俺「そうだろう。いたたた。」
瑠璃子のマッサージをよく効いた。
瑠璃子は翌日から家から100m先にある特別支援学校へ通い始めた。
瑠璃子はもちろん中学部へ行く事になる。
特別支援学校でも瑠璃子のマッサージは先生達に大好評だった。
瑠璃子は病気が治るツボを知ってたようで瑠璃子にマッサージしてもらった人は病気が治ってたっていう事も少なからずあったようだ。
そんな瑠璃子に虐待をした両親は呪ってやりたいのが本音だ。
瑠璃子「お父さん、私は将来整体院を運営してみたいわ。お金がたくさんかかるかもしれないけどやってみたいな。」
俺「瑠璃子はなれると思うよ。」
俺は瑠璃子も勉強好きである事から整体師になれると考えた。
でも瑠璃子の心の中では両親からの虐待を受け続けた辛さがまだ残ってた。
俺はカウンセリング師を雇い瑠璃子の心のケアをしてもらった。
そのかいもあって瑠璃子は凄く元気になった。
七海「瑠璃子は凄いんだね。」
瑠璃子「七海お姉ちゃんも凄いんでしょ。」七海「そう思う。」
瑠璃子「七海お姉ちゃんは風水師でしょ。」凛香「なるほどね。」
七海「風水師の仕事も意外と大変だからね。」
瑠璃子「凛香姉ちゃんは占い師でしょ。」
凛香「ピンポーン、よくわかったね。」
瑠璃子「雛子が魔法使いで、寧々子は株取引の達人か。」
雛子「瑠璃子姉ちゃん凄いね。私達の事よく知ってるんだ。」
寧々子「瑠璃子姉ちゃんは予知能力もあるんじゃないの?」
瑠璃子「そういえば昨日担当の樋川先生が買った宝くじが10枚のうち1枚が大当たりかなと予想したら本当に当たったし、春野校長先生の悩みも解決できたし。」
俺「瑠璃子も凄すぎるわ。」
凛香「じゃあ瑠璃子、私は将来どんな仕事をするべきか教えてくれる。」
瑠璃子「凛香姉ちゃんは将来は心理学の教授になるべきだと思う。」
俺「心理学の教授、教授?」瑠璃子の予想は何%なのか
{ナレーション}
瑠璃子は整体だけでなく予知能力も備わってた。
七海・凛香・雛子・寧々子・瑠璃子の5人娘を引き取って5人娘の父親になった直哉。
5人娘は奇跡すぎる少女だ。次はどんな少女が来るのか。
{本文}
瑠璃子のマッサージは学校の先生達に大好評。
俺は瑠璃子は整体師になれると思う。
今でさえしっかりとしたマッサージができてるので将来が楽しみだ。
俺「瑠璃子、父さん肩が凝ってるんだ。」
瑠璃子「どれどれ、凄く凝ってるね。体中が凝ってそうね。」
俺「そうかもしれない。」
瑠璃子「お父さん仕事も大事だけど無理はダメよ。これ以上無理しすぎたら本当に体壊すよ。」
瑠璃子はもはや整体師だった。
俺は瑠璃子の忠告どうり翌日の仕事を休む事にした。
瑠璃子の忠告を守ったかいもあって2日後には快調。
2ヵ月後の仕事休みの日俺は再び千高駅付近と新牧駅付近をパトロールした。
この日はホームレス少女は見つからなくて済んだ。
夜、湯ノ山秘書がホームレス少女を連れてきた。
少女の名前は、氷玉 野乃花「ひだま ののか」13歳。身長160㎝、体重40㎏。
髪型はぼさぼさのツインテールで顔は妖精のように美しいが薄汚れてる。
体形は普通だ。
湯ノ山「社長この子は公園のベンチで寝ているところを発見しました。」
俺「服がボロボロじゃないか。君はどこから来たんだ。」
野乃花「私は半年前に両親が亡くなって以来家を借りる事ができず、ホームレスになって公園で寝泊まりしてました。学校には通ってますけどホームレスになってからは友達がいなくなってしまいました。」
俺「じゃあ、以前はどこに住んでたのかな?」
野乃花「以前は5階建てのセオダマンションの1階部分102号室に住んでました。」
湯ノ山「セオダマンションは私が住んでるマンションです。私は最上階の505号室に住んでます。」
俺「野乃花さん、ここで一緒に暮らさないか?部屋ならあるから。」
野乃花「いいんですか。嬉しいな。」野乃花は照れてた。
俺は野乃花も引き取る事にした。
野乃花は何が得意なのか。野乃花は俺がご飯を作ってると。
野乃花「私、実は料理得意だったんだ。」俺「そうだったのか。」
野乃花は自ら手伝ってくれた。
寧々子「野乃花姉ちゃんも料理できるの?」
野乃花「もちろんよ。お父さんとお母さんの教えてもらいながら料理してたわ。」
雛子「野乃花姉ちゃんのお料理食べてみたいな。」
凛香「私も野乃花の手料理食べてみたいわ。」
後日の夕方、野乃花は自ら手料理をふるまってくれた。
この日野乃花が作った手料理は、麻婆豆腐・天津チャーハン・野菜炒め・杏仁豆腐だ。
七海「これ全部野乃花が作ったの。」野乃花「もちろんよ。」
野乃花が作る手料理は本格的だった。雛子「野乃花姉ちゃんは料理人じゃない。」
俺「お店に出せそうなほどおいしそうじゃないか。さては野乃花のお父さんとお母さんは料理人だったな。」
野乃花「そうだったね。」寧々子「野乃花姉ちゃん凄い。」
俺は野乃花は料理人になれると考えた。
俺「野乃花は中華料理の達人だったんだな。」
野乃花「私は和風・中華風・洋風の料理も得意だから。」
七海「え、野乃花って和・洋・中もできるの。」野乃花「できるわよ。」
翌日から野乃花は積極的にご飯作りを手伝ってくれた。
おかげで俺の家事負担が減った。
野乃花は料理の知識だけでなく健康の知識もあった。
野乃花「お父さん、ストレスためてない。」俺「ストレス?まさかだよ。」
野乃花は俺がどれだけストレスをため込んでるのか知ってたようだ。
瑠璃子「野乃花姉ちゃんの言った事が本当なら。あ、そうだ、お父さん明日秘書の湯ノ山さんを誘ってご飯とカラオケにでも行ったら。」
野乃花「家事なら私に任してて。」
俺は6人の娘はしっかりしている事から言葉に甘えて翌日仕事が終わってから湯ノ山秘書を誘って5つ星レストランで食事した後カラオケボックスでカラオケをした。
湯ノ山「社長、今日はごちそうさまでした。」俺「これくらいはお安い事さ。」
俺が家へ帰ると。野乃花「お帰り。今日はどうだった?」
俺「ストレス発散になったかな。野乃花は几帳面やな。」
野乃花「皆が手伝ってくれたの。」
俺「そうか。」野乃花「お酒飲んだ?」
俺「レストランでの食事の時に1杯だけ飲んだな。」
寧々子「お帰りお父さん。」俺「寧々子まだ起きてたのか。」
寧々子「お父さんが帰ってくるまで起きてたの。」俺「そうか。」
野乃花は寧々子と雛子の宿題を見たりご飯作りを手伝ったりしてくれるのでとてもありがたい。
七海と凛香も時たまに寧々子と雛子の宿題を見てくれる。
野乃花は学校でも友達の健康状態を調べたりするようになった。
今ではたくさんの友達に頼られている野乃花は友達にも料理の作り方を伝授してるのだった。
俺ほど超幸せな人間はそういないだろう。
でも七海・凛香・雛子・寧々子・瑠璃子そして野乃花は突然不幸に見舞われ特に瑠璃子は両親からも兄弟達からも虐待を受けてた。
それを考えると俺だけ幸せになるわけにはいかなかった。
6人とも今は俺の娘だ。瑠璃子「お父さん、真剣な顔してどうしたの?」
俺「え、いや、何でもないよ。」瑠璃子は突然膝の上に座ってきた。
瑠璃子の肌の感触はとても滑らかだった。
{ナレーション}
突如直哉の膝の上に座った瑠璃子。
瑠璃子は直哉に何を求めているのか。
七海・凛香・雛子・寧々子・瑠璃子そして野乃花を引き取った直哉は野乃花が料理人並みに料理上手だった事に驚かされた。
{本文}
俺は仕事休みの日また千高駅付近と新牧駅付近をパトロールした。
俺が千高駅付近と新牧駅付近をパトロールしている事は地元の住民や自治体も知っててとても感謝されている。
この日は電車に乗ってた時にホームレス少女を発見した。
少女の名前は、富良野 愛子「ふらの まなこ」16歳。身長162㎝、体重40㎏。
髪型はぼさぼさの膝まで長い超ロングヘア。
顔は妖精のように美しいがかなり汚れてる。体形は細めだ。
彼女は学校へ通っているものの10年前から家へ帰る事ができずホームレスになって路上で生活。
俺「君は今からどこへ行くんだい。」愛子「おじさん誰?」
俺「おじさんは株式会社塚谷って聞いた事あるかな?」愛子「ないね。」
俺「そうか。おじさんは株式会社塚谷の社長なんだよ。」
俺は愛子の名刺を渡した。
愛子「本物の社長さんなのね。これがおじさんの名前なんだ。」
俺「なんだったらおじさんの会社見に来るかい。」愛子「いいの?」
俺「もちろんさ。」
株式会社塚谷はコンピュータービジネスや株取引で成り立ってる会社で年商は200億円。
この時ちょうどお昼時、俺は愛子を株式会社塚谷へ連れて行き社内見学をさせた。
愛子「おじさんの会社大きいのね。びっくりした。」俺「そうかい。」
俺は愛子と社員食堂で昼食を食べた。愛子の分は俺が負担した。
愛子「ここのご飯無茶苦茶おいしいじゃない。」俺「気に入ったかな。」
愛子は株式会社塚谷の社員食堂の昼食をとても気に入ったようだ。
俺はうどん定食、愛子はとんかつ定食を食べた。
愛子「今日はごちそうしてくれてありがとう。」
俺「ところで君の家はどこにあるんだい?」
愛子「私の家はないんだ。10年前お父さんが事故で死んで、5年前にはお母さんが私を残して無理心中を図ったの。お母さんも死んでからは家賃が払えない私は追い出されてその日以来ホームレスになったの。おじさんは普通に暮らせてるのでしょ。羨ましいわ。私は路上生活よ。」
俺「だったらおじさんの家へ来ないか。部屋ならあるぞ。」
愛子「おじさんがいいなら。」
俺は愛子も引き取る事にした。
野乃花「お帰り、お父さんこのお姉ちゃんはどこから連れてきたの?」
俺「電車の中で出会ったんだ。」
七海「このお姉ちゃんも私達のようになったのかな。」
愛子「初めまして私の名前は、富良野愛子だよ。よろしくね。」
七海「私の名前は七海よ。年は15歳だからよろしくね。」
凛香「私の名前は凛香だよ。年は14歳だからよろしくね。」
雛子「私の名前は雛子よ。年は11歳だからよろしくね。」
寧々子「私の名前は、寧々子よ。年は9歳だからよろしくね。」
瑠璃子「私の名前は、瑠璃子よ。年は13歳だからよろしくね。」
野乃花「私の名前は、野乃花よ。年は凛香と同じ14歳だからよろしくね。」
愛子「みんな変わった名前を持ってるね。ちなみに私の年は16歳だからね。」
7人の中で一番年上は愛子、一番年下は寧々子だ。
愛子は学校から帰ると自ら進んで寧々子・雛子・瑠璃子・野乃花・凛香・七海の宿題の様子を見てた。
愛子「6人とも凄く勉強熱心やね。私は学校で済ませたわ。」
6人の勉強熱心な光景を見た愛子は驚きを隠せなかった。
愛子が俺の家に来て1週間後の仕事休みの日愛子は俺の膝の上に座った。
俺「愛子、お前懐っこいな。最近の女子高生の重さってこんなもんか。」
愛子「あは、私の体重は40㎏よ。」俺「40㎏か。」
愛子「お父さんは独身だよね。」
俺「そのとうりだよ。本当はお嫁さんが欲しいところなんだが。」
愛子「明日、秘書の湯ノ山さんがお父さんに告白する。」
俺「ま、まさかだよ愛子。」
愛子「秘書の湯ノ山さんはお父さんに恋してると思うよ。」
翌日、愛子の予想は100%的中した。
湯ノ山「社長、今暇ですか?」俺「あー、暇だけどどうした?」
湯ノ山「社長、私の彼氏になっていただけますか?」俺「おおお俺?」
湯ノ山「社長は女の子に優しいし、食事とカラオケに誘ってくれた時はとても幸せでした。」
愛子の予知能力も恐るべきだ。七海「お帰り。」俺「ただいま。」
愛子「秘書の湯ノ山さんはお父さんに告白した?」
俺「愛子の予想も凄いな。的中だ。」
愛子「お父さん、この家には部屋がまだあるでしょ。秘書の湯ノ山さんと一緒に同居したら。」
俺「それは、いや、それもありか。お前達は歓迎してくれるのか。」
七海「大歓迎よ。みんなも大歓迎よね。」
7人とも大歓迎のようだったので俺は翌月から湯ノ山秘書と同居した。
湯ノ山「社長この女の子達もしかして。」
俺「皆ホームレスになってた女の子だ。」
七海「初めまして。」7人は順番に自己紹介をした。
俺はこの日7人の娘は七福神だと思った。
七海は七福神に例えるなら唯一日本の神様である恵比寿天。
凛香は七福神に例えるなら融通招福の神様である毘沙門天。
雛子は七福神に例えるなら愛嬌があるから七福神で唯一の女神様である弁財天。
寧々子は七福神に例えるなら七福神で福徳の神様である大黒天。
瑠璃子は七福神に例えるなら招徳人望の神様である福禄寿。
野乃花は七福神に例えるなら長寿延命・富貴長寿の神様である寿老人。
最後に愛子は七福神に例えるなら笑門来福・夫婦円満・子宝の神様である布袋尊。
これらはあくまでも俺の考えだ。
{ナレーション}
7人の娘は七福神だと思った直哉。
本当に7人娘は七福神なのか。
直哉が引き取った7人の娘は七福神に例えると
七海は唯一の日本の神様恵比寿天・凛香は融通紹福の神様毘沙門天・雛子は唯一の女神様弁財天・寧々子は福徳の神様大黒天・瑠璃子は紹徳人望の神様福禄寿・野乃花は長寿延命、富貴長寿の神様寿老人・愛子は笑門来福、夫婦円満、子宝の神様布袋尊。
この7人娘がさらに奇跡を作るのだ。
{本文}
湯ノ山秘書と同居し始めて3日間。湯ノ山秘書も家事を手伝うようになった。
湯ノ山秘書は七海・凛香・雛子・寧々子・瑠璃子・野乃花・愛子との相性がとてもいいので一安心だ。
湯ノ山秘書は家では俺の事を下の名前で呼ぶ。
湯ノ山「直哉、今日の仕事少なくて済みそうね。」
俺「こんな事滅多にないけど偶にはいいか。」
俺は仕事休みの日に湯ノ山秘書の両親に挨拶しに行った。
湯ノ山秘書の両親は社長である俺が湯ノ山秘書の彼氏だと知ってびっくり仰天。
愛子「お帰り湯ノ山のお姉ちゃんとお父さん。今日の仕事どうだった?」
湯ノ山「今日は少なかったわ。」俺「お前達神様みたいやな。」
七海「お帰り、何か言った?」
愛子「そう思う?」凛香「・・・なるほどね。」
俺「お前達が来てからは仕事が捗ったり、恋人ができたのもお前たちのおかげなんだ。お前達に出会うまでは情けない話だが仕事がうまくいかなかったし恋人なんてできるはずがなかったんだ。お前達を引き取って正解だったよ。」
寧々子「お父さん、今日株の取引きした?」
俺「今日はしてないよ。」
寧々子「それが正解だよ。株取引は3日後に再開して。」
俺「・・・うん、なんだか嫌な予感がしたから今日は最初から株取引しなかったんだ。分かった3日後に再開したらいいんだな。」
湯ノ山「寧々子ちゃんは株の知識があるのね。」寧々子「まあね。」
愛子「湯ノ山のお姉ちゃんとお父さん、もうそろそろ結婚を考えたほうがいいよ。あまり先延ばしにするのはよくないから。」
俺「愛子の言ったとうりだな。結婚をしようかヒダキ。」
湯ノ山「そうよね。もうそろそろ結婚しようかな。」
俺「で愛子に聞きたいけど結婚式は何時何所でしたらいい?」
愛子「そうやね。2ヶ月後の7月7日はどう?場所は夢ケ丘チャベルでした方がいいよ。ここからだったら南へ真っ直ぐ歩いて10分だよ。俺は夢ケ丘チャベルを下見した。見た目は小さく見えたが中へ入るとかなり広かったのでびっくりした。
2ヵ月後7月7日予定どうり湯ノ山秘書と俺は夢ケ丘チャベルで結婚式を挙げた。
湯ノ山秘書の両親や友人、会社の役員達も招待した。
俺と湯ノ山秘書は7人の娘を連れて沖縄へ3泊4日間新婚旅行へ行った。
旅行から帰ると凛香が占いを始めた。
凛香「お父さんとお母さんはやはり結婚するべきだったみたいね。結婚した事で更に運気が上昇したみたい。」俺「そうか。」
ヒダキ「凛香は占い師だったのね。」
俺は凛香に生まれてくる子供は男の子か女の子か聞いてみた。
俺「気になる事があるんだけどさ。実はお母さん妊娠したみたいなんだ。」
凛香「だろうと思ったわ。お母さんのおなかの中には赤ちゃんが2人いるね。2人とも女の子だね。」
ヒダキ「そうなの。」俺「2人とも女の子か。」凛香の予想も見事的中した。
病院で調べた結果2人とも女の子だと分かった。凛香の占いも恐るべきだ。
出産予定日は翌年の5月。そして翌年の5月ヒダキは無事2人の女の子を出産した。
2人の女の子名前は占い師である凛香に決めてもらった。
凛香「この子は夢がたくさん詰まってそうだから夢が叶うという事で夢叶{ゆめか}という名前を付けよう。この子は愛嬌たっぷりだしどこに行ってもすぐ人気者になれそうだから好かれる子と書いて好子{よしこ}という名前を付けたらいいわ。」
2人の赤ちゃんの名前は夢叶と好子に決定した。
夢叶と好子はすくすく育ち4歳になったときは自ら進んで手伝ってくれるようにまでなった。
好子は幼稚園で友達がたくさんできた凛香が名付けた名前が効したのかは定かではないが人気者になれたのは確かだ。
株式会社塚谷事態も出世して今では大企業にまで成長した。
俺はこう思った。
もし七海・凛香・雛子・寧々子・瑠璃子・野乃花・愛子に出会えなかったら出世できずのままで一生孤独に生きていかなければならなかったかもしれない。
{ナレーション}
直哉とヒダキを結婚させて株式会社塚谷を大企業に成長させた7人娘。
おかげで直哉と株式会社塚谷が超怖いほどに出世した。
7人娘はこれからも直哉とヒダキを支え続けるのであった。
もしあなたがホームレス少女を見つけたらどうしますか?
何時も上司に怒られっぱなしだった直哉がホームレス少女を引き取る度に超怖いほど出世する。
{本文}
俺の名前は、日垣 直哉「ひがき なおや」40歳。身長162㎝、体重は63㎏。
髪型は短髪ストレートヘアー。顔は普通で体形はややぽっちゃりしてる。
俺には彼女がいないし未だに独身だった。
俺はアパートから5㎞東にある株式会社 塚谷で下っ端社員として働いている。
俺の手取り収入は月15万円。
この15万円から家賃3万円、光熱費「電気代6500円、水道代3500円」、食費35000円、小遣い20000円、組合費15000円など。組合費は年に2回だけ払えばいいそうだ。
俺は株式会社塚谷へ入社してからは将来に備えて月4万円貯金している。
株式会社塚谷へ入社したのは20年前。20年間4万円ずつ貯金してるのだ。
俺は通勤の時自転車でセオダ鉄道 千高駅「せんだかえき」へ行って千高駅からは電車に乗って20分ほどで新牧駅「しんまきえき」に着く新牧駅から自転車で15分こいで株式会社塚谷に着く。
俺の仕事ぶりは今一でいつも上司に怒られてる毎日だがやりがいはある。
会社では何時も邪魔者扱いにされてる俺は正直辞めたい気持ちもあった。
ある日の仕事帰りの時俺は何時ものように新牧駅から電車に乗った。
ちょうどその時髪がぼさぼさで異臭は放ってる少女も電車に乗った。
少女の名前は、神野 七海「かみの ななみ」14歳。身長158㎝、体重40㎏。
髪型はぼさぼさのストレートヘアー。
顔は垢で覆われてるせいで綺麗とは言えない。体形は細めだ。
彼女は5年前までは両親がいたが借金を苦に娘を残して無理心中を図って死んだため家を借りる事ができず5年間学校にも通えず路上で生活するようになったのだ。
路上生活なので5年間お風呂へ入ってないのは確実だ。
七海はまともなご飯を食えず飲食店の生ごみを漁って飢えをしのいでるのだ。
七海がなぜ電車に乗れたかというと昨日偶々道端で1万円、今日ゴミから偶々拾った綺麗なツボを売ったところ30万円儲かったからだった。
七海はホームレスになった事で嘗ての友達に馬鹿にされたり、周りの人間達からのいじめや差別を受けたりして孤独に生きていたのだ。
俺は七海の異臭には参ってた。
俺は悩んだ挙句七海引き取ろうと考えた。
しかし教育費等の事を考えると俺には七海を引き取る事難しい。
どうすればいいのか。
何としても七海を引き取ってやりたい。
仕事休みの日、俺は近くの公園で七海を発見。
七海はずっとうつむいてた。
俺は七海に近づいてみた。
七海は俺が近づいているのに気付いたのか何所かへ去って行った。
七海は人間嫌いになってしまったようだ。
翌日の仕事帰りの時千高駅のベンチに七海が座ってた。
俺は近づいてみたが今度は逃げなかった。
俺「君は何所から来たんだい?」七海「何所からでもいいでしょ。」
俺「君の名前は?」七海はじっと俺の顔を見てた。
七海「おじさんは優しそうだから名前だけは教えようかな。私の名前は神野七海14歳よ。あ、年も言っちゃった。」
俺「14歳か。だったら中学2年生か。」
七海「私5年前から学校へ通ってないの。」
俺「何でだ?」七海「5年前にお父さんとお母さんが死んじゃったの。」
七海「その日以来私は家を借りれないし、友達にも馬鹿にされるし周りの人達も私の事を邪魔者扱いにしたりしてたわ。ご飯は生ごみを漁って確保してたわ。」
俺は七海を引き取る事を決意した。
俺は七海をアパートへ連れて帰ると早速お風呂へ。
七海は5年間垢を落とし切った結果ほれぼれするほどの美少女だった。
七海は本来であれば小学5年からやり直しだったが密かに勉強してた事と必修科目はほぼクリアできてた事から中学生になれた。
中学生になった七海は学校では常に好成績で学校の先生もびっくりだった。
七海の両親の借金だがどうやら保険金で返済できたらしく借金の心配はなくなった。
14歳になると反抗期になるが七海は違った。
俺によく甘えるようになった。
膝の上に座ったり、まだ両親が生きてた時の話もしてくれた。
ここで教育費だがこの日教育に関する新しい法律が成立して幼稚園・保育園・小学校・中学校・高校までは無料になった。
そのおかげで七海も学校へ通えるようになったのだ。
俺も七海のように逞しくならなければならない。
俺は仕事のやり方を一から見つめ直した。
改善できるところを改善した結果上司に高く評価されて出世した気分になった。
七海「おじさんの名前は日垣直哉というんだ。」俺「そうだよ。」
七海「おじさん、仕事うまくいってる。」俺「最近はうまくいってるよ。」
七海「私がここに来てからでしょ。」俺「だよな。」
部屋をよく見てみると玄関に観葉植物が。
俺「七海、これ何所で拾ってきた。」
七海「この観葉植物は運気を浄化する働きがあるみたいよ。」
俺は思った仕事運がよくなったのは七海がいつの間に拾ってきた観葉植物のおかげだと。
七海「えーと、おじさん。おじさん仕事の休みの日にどこかに探索へ行かなかった?」
俺「確か25年前になるけど。廃病院へ探索しに行ったかな。」
七海「それで不幸になったんじゃない。」
七海の言った事は大当たりだった。
{ナレーション}
ホームレスだった七海を引き取ったとたん徐々に出世する直哉。
七海はいったい何者なのか。
七海を引き取って半月後また新たな少女を引き取る直哉
{本文}
七海を引き取って半月後、俺は出世して重要な仕事を任されるようになった。
俺は順調に仕事をこなしてた。
他の社員も俺に負けてたまるかの如く必死に仕事をした。
仕事帰りの時この日新たなホームレス少女が電車の乗ってきた。
少女の名前は、小倉 凛香「おぐら りんか」13歳。身長155㎝、体重40㎏。
髪はぼさぼさの腰までのロングストレートヘアー。
顔は垢だらけできれいと思えない。
体系は普通だ。彼女は3年前に火災事故で家と両親を亡くした。
その日以来ホームレスになったのだ。
路上生活を3年続けた彼女は何度か助けを求めたが拒否され続けられているのだ。
凛香の体臭もこれまた強烈、しかも凛香はよくどこででも大きめのおならをよくするという。
この日も凛香が電車内で豪快に・・。
{プ~~オ}とてつもなく大きなおならをした。
電車内に凛香のおならが充満して乗客が鼻を抑えてた。
凛香はすました顔で目的の駅で下車。
仕事休みの日俺は近くの公園で凛香を見かけた。
俺は凛香に近づく事にした。
凛香は俺が近づいても逃げようとしなかった。
俺が凛香の隣に座ると、凛香はいきなり俺の膝の上に座った。
凛香「おじさん、3日前の夕方に電車に乗ってたよね。」
俺「そうだよ。あの時君がおならをしたから電車の中はパニックになってたぞ。」
凛香「私は生まれつきよく大きくて強烈なおならが出るの。」
俺「君の名前は?」凛香「私?私の名前は、小倉凛香。よろしくね。」
俺「君は凄く臭うけど何時からお風呂入ってないんだ?」
凛香「3年前からだよ。3年前私が10歳の時家が火事になっちゃったんだよね。私は逃げれたけどお父さんとお母さんが逃げ遅れて焼け死んじゃったの。」
俺「君も両親を失ったのか。」
凛香「その日以来私はホームレスになって路上で生活するようになったの。夏は暑いし冬は凄く寒いしこんな生活がいつまで続くのかと思うと生きててもしょうがないかなって思ってたところ。」
凛香の現状を知った俺は凛香も引き取る事を決意した。
この日から凛香にお風呂を提供する事にそのまま俺のアパートに住ませる事に。
七海「おじさん、この女の子どこから連れてきたの?」
俺「この子は3年前からホームレスだったみたいだ。」
凛香「初めまして小倉凛香です。よろしくお願いします。」
七海「この子凄く明るい子だね。初めまして私の名前は神野七海だよ。よろしくね。」
凛香「実は私よく大きくて強烈なおならをするんだ。それでも仲良くしてくれる?」
七海「心配しないで私は凛香さんより凄いおならが夜中の出るから。」
凛香「お互いやね。」七海と凛香はとても仲良くなった。
翌日、俺は社長に呼び出された。
株式会社塚谷の社長の名前は、塚谷 良太「つかたに りょうた」85歳。
身長180㎝、体重80㎏。髪型は短髪ストレートヘアー。
顔は男前で体形はややぽっちゃりしている。
塚谷社長「日垣君、君は素晴らしいね。君はどんな仕事でもやりこなせるからとても素晴らしい。そこでだ。私はもうこの年だ。社長を継いでくれないか。」
俺「え、俺がですか?」
塚谷社長「頼む、ここの新たな社長にふさわしいのは君だけなんだ。」
まさかの社長就任オファー。俺は一瞬夢を見てるのかと思った。
アパートへ帰った俺は七海と凛香に社長になれる事を報告した。
俺「ただいま。」七海「お帰り、今日の仕事どうだった?」
俺「快調だったよ。それに俺は社長になれるんだ。」
凛香「株式会社塚谷の社長さんになれるの。凄いじゃん。」
俺はホームレス少女を引き取る度に出世していく怖いほどに。
凛香「おじさん、おじさんの名前七海さんから聞いたけど日垣直哉だったのね。私はこう見えて占いが得意なの。私の占い90%当たるよね。」
俺「90%も当たるのならその実力見せてもらおうかな。」
凛香「なら手を見せて。」俺は凛香に手を見せた。
凛香「なるほどね。仕事がうまくいってなかったみたいね。今日は順調だったようだね。ねえおじさん取引の仕事まだあるでしょう。」
俺「・・・あった。」
凛香「明日中に済ませて。」これはどういう事なのか。
俺は凛香に言われたとうり取引の仕事を翌日中にすべて終わらせた。
すると・・・。
塚谷社長「日垣君、取引先のお得意さんがとても喜んでたよ。君の方がやりやすいと言ってたよ。」
またもや高評価、凛香の占いは的中した。
アパートへ帰った俺は凛香にお礼を言った。
俺「いやいや凛香には参ったな。まさか的中するとは思わなかったよ。おかげでうなぎのぼりだ。」
凛香「こういう時にこそ今まで以上に気を引き締めてね。3日後の取引はキャンセルして。」
俺「えええ~、なんで?」
凛香「3日後の取引は会社にとって危険な取引になるから。」
七海「凛香さんは占い師になったほうがいいんじゃない。」
凛香「誰もがそう言うわ。」
凛香の言うとうり3日後の取引をキャンセルした。
塚谷社長「ひ、日垣君、なぜ今日の取引キャンセルしたのだ。」
俺「凛香の占い100%じゃないか。社長落ち着いて聞いてください。今回取引しようとした会社は詐欺会社です。」
塚谷社長「さ、詐欺会社だと。」危機一髪だった。
この日取引する予定だった詐欺会社は警察によって御用となった。
{ナレーション}
凛香の占い的中率、凛香は90%だと言ってたが直哉にとっては100%だった。
七海と凛香を引き取った事で更に出世した直哉。
また1人の少女を引き取る事に。
{本文}
今俺のアパートには七海と凛香がいる。この2人は問題なく学校へ通ってる。
俺はなぜかホームレス少女を引き取る度に出世している。
ホームレス少女には魔力があったに違いない。
塚谷社長「日垣君、ちょうどよかった。」俺「何でしょう。」
塚谷社長「日垣君、君が私の仕事を引き継ぐ時期は4月15日からでどうだ。」
俺「分かりました。4月15日より社長を引き継ぎましょう。」
塚谷社長「その言葉を聞いて安心したよ。後は頼むよ。」俺「はい。」
俺は塚谷社長と握手した。
友人は俺の事をどう思ってるのかが気になった。
俺の友人は、伊勢川 海斗「いせかわ かいと」40歳。身長165㎝、体重65㎏。
髪型はストレートヘアー。顔はまあまあイケメンで体形は普通より若干太めだ。
伊万里 成江「いまり なりえ」40歳。身長162㎝、体重40㎏。
髪型はロングストレートヘアー。
顔はまあまあ美人で体形は細めだ。
この2人は学生時代の時から俺と大の仲良しだった。
海斗「日垣、どうやら4月15日から社長になれるんだろう。羨ましすぎるよ。」
俺「まさかオファーが来ると思わなかったよって誰から聞いた?」
朝吹部長「ごめん私がしゃべったー。」俺「部長頼みますよ。」
倉橋課長「日垣君の事を4月15日からは社長と呼ばなくてはいけなくなるのか。日垣君なら大丈夫だろう。みんなもそう思わないか。」
社内にいた社員達みんなが俺に惜しみない拍手をしてくれた。
仕事帰りの時又ホームレス少女に出会えた。
少女の名前は、夢乃丘 雛子「ゆめのおか ひなこ」10歳。身長145㎝、体重35㎏。
髪型はぼさぼさ腰までのロングストレートヘアー。
顔は垢だらけできれいじゃない、体形は普通だ。
彼女は5年前に両親に置き去りにされてそのままホームレスになったのだ。
雛子は学校へ通っているがお風呂へ入れず悪臭を放ってるので何時もいじめられてるのが現状。
雛子はお金を持ってないのでさすがに電車の乗れなかった。
雛子も生ごみを漁って食料を確保してた。
俺は雛子も引き取る事にした。
2日後仕事から帰ると俺のアパートの前で雛子がじっと地べたに座ってた。
俺「君はどこから来たの。」
雛子「私はお父さんとお母さんに捨てられたの。河川敷にね。」
俺「河川敷からここまで歩いてきたのかい。結構遠いぞ。」雛子「そうなの。」
俺「おじさんのアパートでお風呂へ入ろうか。」雛子「いいの?」
俺「もちろんさ。」という事で雛子も連れて帰った俺。
七海「お帰りこの子どうしたの。」凛香「服もボロボロじゃない。」
七海と凛香もだが事情を知った近所の人が不要になった服を集めて俺に届けてくれてた。
近所のおじさん「子供が捨てられてたんか。最近の親は無責任だ。」
大家さんも俺が行ってる児童保護活動に理解してくれてた。
でも俺のアパートはもうそろそろスペース的に限界が来てる。
俺は収入が今までの5倍増えたことから占い師である凛香に家を買うべきか相談した。
凛香「家を買うっていうのもありね。おじさんは私達を引き取ったから金運も仕事運も大いに上がってるし困ってる人を助けるという熱心な心構えがあるから。私が勧める家は新築かな。玄関の向きは東向きがいいかもね。」
俺は会社から徒歩10分足らずの一等地を購入してその一等地に家を建てた。
玄関の向きは凛香の指示どうり東向きに。
4月15日から俺は株式会社塚谷の社長に就任した。
社長の仕事は大変すぎるがやりがいがあったが残業する事なくその日のうちに仕事が終わる毎日。
俺「ただいま。」七海「社長就任おめでとうー。」
俺「おう、君達サプライズしてくれたのか。」
七海と凛香と雛子がサプライズしてくれた時は涙が止まらなかった。
1年後日垣家の新築が完成したので家賃を引き払って会社から徒歩10分の一等地に建つ新築日垣家へ引っ越しした。
今回購入した一等地は坪数200坪、今回建てた新築の家は建坪130坪の3階建て。
七海「うわー、すっごく広いね。」凛香「これが私が理想してた家だわ。」
俺「そ、そうかー。」
雛子は学校で友達がたくさんできて学校が楽しくなった。
雛子「おじさん、私ね。魔法が使えるの。」七海「何ー、魔法が使えるって。」
雛子「そうだよ。例えば。」
雛子がテーブルに手をかざすとテーブルが右端へ移動した。
雛子が再び手をテーブルに向けるとテーブルが元の位置に。
凛香「雛子さんは本物の魔法使いみたいね。雛子さんを河川敷に捨てて行った両親は許せないわ。」
雛子「それと私は霊能力者でもあるからどこに霊がいるのかすぐに分かるの。その霊が悪霊なのか先祖霊なのか守護霊なのかも分かっちゃうよ。」
俺「雛子ちゃんも凄いな。」
俺も雛子ちゃんを捨てた両親が許せなかった。
しかも河川敷に捨てるなんて。
雛子ちゃんは物知りで嘗て日垣家が建つ一等地に何が建ってたが教えてくれた。
雛子ちゃんによると日垣家が今建ってる場所は10階建ての商業ビルが建ってた。
今から3年前に老朽化のため取り壊されてしまった。
{ナレーション}
物知りの雛子を引き取った事でまた出世した直哉。
どこまで出世できるのかが楽しみだ。
直哉が購入した新築には12個の個室がある。
その内の4個が直哉と七海と凛香と雛子の部屋。
残る8個の部屋は誰の部屋になるのか。
{本文}
俺達が新築へ引っ越ししてから1ヶ月、七海と凛香はちょっと距離が伸びたが自転車で登校。
雛子は偶々近くに通い続けてる学校があったので引き続き徒歩で登校。
3人とも常に好成績なので先生達は今からでも大学へ進学した方がいいんではと言い出した。
そうとなると学費が問題だというのはもはや過去の話。
今では大学にかかる費用は余裕で払えるほど稼いでる。
この時点でも奇跡すぎるのに俺の奇跡な事はまだまだ続くのだ。
俺は立て続けにホームレス少女の出会えてる。
よく見かけるのは駅周辺や電車の中だ。
この事を踏まえて俺は仕事休みの日など以前利用してた千高駅と新牧駅付近をパトロール。
するとまた千高駅付近でホームレス少女を発見。
少女の名前は、原宿 寧々子「はらじゅく ねねこ」8歳。身長140㎝、体重30㎏。
髪型はぼさぼさの肩までのストレートヘアー。
顔はこれまた垢まみれで体形は細めだ。
彼女は両親が2年前に亡くなってからホームレスになったのだ。
でも学校へは通ってる。
寧々子の通ってる学校は雛子が通う学校だ。
俺「君はどこから来たんだい。」寧々子「おじさん誰?」
俺「おじさんは君達を助けるために来たんだよ。おじさんの名前は日垣直哉というんだ。直哉おじさんといってね。」
寧々子「うん分かった。」
俺「おじさんの家でお風呂入ろうか。」寧々子「いいの?」
俺「いいさ。」俺は部屋が有り余ってる事から寧々子も引き取る事にした。
寧々子はお風呂へ入ると顔は妖精のように美しく体は色白。
髪も木炭のように黒々しててディズニーの白雪姫を思わせるような少女だった。
寧々子「おじさんは凄く優しいんだ。先生も優しいけどその他の大人は優しくないけどね。」
俺「そっか。」
寧々子は俺に2年前に両親が事故で亡くなった事と両親がなくなって以来2年間ホームレスになった事を話してくれた。なかなか勇敢な少女だ。
寧々子「直哉おじさんの家結構広いね。」
俺「だろう。おじさんの家には君にとっては3人のお姉さんになる子がいるんだよ。」
七海「凄くかわいい子連れてきたのねおじさん。」
雛子「この子私と同じ学校に通ってる子だ。」
七海「初めまして私の名前は神野七海よ。七海お姉ちゃんと呼んでね。」
寧々子「分かった。」
凛香「うわー白雪姫みたいにかわいい女の子がいるわね。おじさんまた引き取ったのね。私の名前は小倉凛香だよ。凛香姉ちゃんと呼んでね。」
寧々子「うん、分かった。」
雛子「あは、私の名前は夢乃丘雛子よ。雛子姉ちゃんと呼んでね。」
寧々子「雛子姉ちゃんね。雛子姉ちゃんは時々学校で見かけてたよ。」
雛子「そうだったよね。髪がぼさぼさだったよね。でも今は凄くきれいな髪ね。」
寧々子「雛子姉ちゃんほめてくれてありがとう。」雛子「どういたしまして。」
寧々子「あっ、私の名前を言うの忘れてた。私の名前は、原宿寧々子だよ。よろしくね。」
七海「寧々子ちゃんね。とてもかわいい名前じゃん。しかも白雪姫みたいにかわいいし。」
凛香「大人になったら本当の白雪姫になったりして。」
雛子「まさかだよ凛香姉ちゃん。」
寧々子も学校でも家でも勉強熱心。時々家事を手伝ってくれてる。
俺は会社で社長になってからかなり出世しまくり他の会社がうらやむほど儲かっていた。
社長になった俺には秘書がいる。
1人は、神無月 円花「かんなづき まどか」35歳。身長168㎝、体重45㎏。
髪型は腰までのロングポニーテール。
顔はかなりの美貌で体形は細めだ。
2人目は、湯ノ山 ヒダキ「ゆのやま ひだき」25歳。身長162㎝、体重40㎏。
髪型は短髪ストレートヘアー。顔は妖精のように美しく体形は細めだ。
2人とも社内で大活躍して失敗を最小限に止める等の努力をしている。
神無月君と湯ノ山君には既に恋人がいるらしい。
湯ノ山君は株式会社塚谷のマドンナだ。
昼休み、神無月君と湯ノ山君が話し合ってた。
神無月「湯ノ山さん、湯ノ山さんにも彼氏ができたみたいですね。私も去年くらいから付き合ってる彼氏がいます。」
湯ノ山「そうですね。私の彼氏は身近な人です。」
神無月「身近な人って、もしかして?」
湯ノ山「日垣社長です。まだ付き合ってませんけど。」
神無月「え、嘘。私も社長を彼氏にしたらよかったですね今更ですがでも今の彼氏で十分です。」
湯ノ山「日垣社長が徐々に出世していく姿に一目ぼれしました。」
半月後俺は持ち株の整理をする事にした。ここで寧々子が本領発揮した。
この日俺は寧々子を会社に連れてきてた。
寧々子は俺の横で株取引に注目してた。
寧々子「おじさん、この会社の株今売らないで。」俺「何でだ。」
寧々子が株を売るのを止めたのは株式会社ジェイサーの株だった。
寧々子「この株を売るのは3日後にして、」この後寧々子の予想が的中する事に。
3日後寧々子の指示どうり株式会社ジェイサーの株を売ったすると3日前は5000円だったのが何と1000倍の500万円。
寧々子も恐るべき予知能力が備わってたのだ。
俺「寧々子ちゃん、君の言ったとうりにしなかったら大惨事だったよ。」
寧々子「でしょう。」
{ナレーション}
密かに株の知識を持ってた寧々子。
寧々子はこれからも株取引で大活躍するのだ。
直哉の新築には4人の少女が住んでる。
七海と凛香と雛子と寧々子だ。
この4人も凄いが直哉は更に凄い少女に出会う事に。
{本文}
俺はこの日までに七海・凛香・雛子・寧々子の4人の娘を引き取った。
七海は風水の実力者・凛香は占い師・雛子は魔法使い・寧々子は株取引の達人、俺は4人の娘に助けてもらってるようなものだ。
俺は会社でも大いに活躍した。
神無月「社長、今日も張り切ってますね。」俺「もちろんさ。」
神無月「でもあまり無理しないでくださいね。」
俺「神無月君も気遣ってくれるのか。」
俺が目指してるのはノー残業・社内業務の効率化。
社員からアイデアを募集している。
湯ノ山「社長、社長はホームレスの女の子を引き取ったりして保護してるそうですね。」
俺「実はそうなんだ。親が死んだりして行き場を失った少女達を引き取ってるんだ。」
湯ノ山「私も手伝わせてもらえませんか。」
俺「もし少女を保護したら、僕に連絡してくれ。」
湯ノ山「はい、分かりました。」
俺は湯ノ山秘書に俺の電話番号を書いたメモを渡した。
仕事休みの日は千高駅や新牧駅付近をパトロール。
最近では子供をおもちゃのように捨てていく親が後を絶たなかった。
2週間後の仕事休みの日の朝新牧駅のベンチで1人の少女が座ってた。
少女の名前は、大海原 瑠璃子「おおうなばら るりこ」12歳。
身長160㎝、体重40㎏。髪型はぼさぼさのおかっぱ頭。
顔は天使のようにかわいいが汚れてた。体形は細めだ。
彼女には知的障がいがあり物事があまり判断できなかったので面倒見切れない無責任な両親にこの日捨てられたのだ。
俺「君はどこから来たのかな?」
瑠璃子「おじさんはもしかして。」
俺「社長さんだよ。」瑠璃子「株式会社塚谷の?」俺「よくわかったね。」
瑠璃子「私の名前は大海原瑠璃子。よろしくね。」俺「瑠璃子ちゃんね。」
俺「ところで瑠璃子ちゃんはどこから来たんだい?」
瑠璃子「セオダ町から来たの。」
俺「セオダ町、ここからだと結構遠いじゃないか。」
瑠璃子「私は今日の早朝にここに捨てられたの。」
瑠璃子の親は瑠璃子を捨てると一目散に車で走り去ったのだという。
俺は瑠璃子の親を許せなかった。
俺は瑠璃子も引き取る事にした。凛香「お父さんお帰り、また保護したの。」
七海「この子はあまり汚れてないみたいね。」
雛子「このお姉ちゃんセオダ町の家で。」
俺「雛子、瑠璃子ちゃんの事知ってるのか。」
雛子「これはセオダ町の住民の人からの話だけどね。瑠璃子姉ちゃん家ではいつも姉妹や兄弟、お父さんとお母さんにも凄くいじめられてたらしいよ。」
雛子が言った瑠璃子の新事実。
瑠璃子の腕を見るとあざが無数あった。
物事があまり判断できないからってあまりにも酷過ぎる。
俺は瑠璃子を連れて警察署へ。警察署は俺の家の向かいにある。
俺は警察に事情を話した。
警察官「これはひどすぎるな。」警察は傷害の容疑で瑠璃子の両親を摘発。
3日後瑠璃子は俺の娘になった。瑠璃子はきれい好きだった。
瑠璃子「お父さん、私ね実は知的障がい者である反面マッサージの名人でもあったのよ。」
俺「そしたら肩もんでもらおうかな。」俺は瑠璃子に肩をもんでもらった。
瑠璃子「お父さん凄く肩が凝ってるわよ。」俺「そうだろう。いたたた。」
瑠璃子のマッサージをよく効いた。
瑠璃子は翌日から家から100m先にある特別支援学校へ通い始めた。
瑠璃子はもちろん中学部へ行く事になる。
特別支援学校でも瑠璃子のマッサージは先生達に大好評だった。
瑠璃子は病気が治るツボを知ってたようで瑠璃子にマッサージしてもらった人は病気が治ってたっていう事も少なからずあったようだ。
そんな瑠璃子に虐待をした両親は呪ってやりたいのが本音だ。
瑠璃子「お父さん、私は将来整体院を運営してみたいわ。お金がたくさんかかるかもしれないけどやってみたいな。」
俺「瑠璃子はなれると思うよ。」
俺は瑠璃子も勉強好きである事から整体師になれると考えた。
でも瑠璃子の心の中では両親からの虐待を受け続けた辛さがまだ残ってた。
俺はカウンセリング師を雇い瑠璃子の心のケアをしてもらった。
そのかいもあって瑠璃子は凄く元気になった。
七海「瑠璃子は凄いんだね。」
瑠璃子「七海お姉ちゃんも凄いんでしょ。」七海「そう思う。」
瑠璃子「七海お姉ちゃんは風水師でしょ。」凛香「なるほどね。」
七海「風水師の仕事も意外と大変だからね。」
瑠璃子「凛香姉ちゃんは占い師でしょ。」
凛香「ピンポーン、よくわかったね。」
瑠璃子「雛子が魔法使いで、寧々子は株取引の達人か。」
雛子「瑠璃子姉ちゃん凄いね。私達の事よく知ってるんだ。」
寧々子「瑠璃子姉ちゃんは予知能力もあるんじゃないの?」
瑠璃子「そういえば昨日担当の樋川先生が買った宝くじが10枚のうち1枚が大当たりかなと予想したら本当に当たったし、春野校長先生の悩みも解決できたし。」
俺「瑠璃子も凄すぎるわ。」
凛香「じゃあ瑠璃子、私は将来どんな仕事をするべきか教えてくれる。」
瑠璃子「凛香姉ちゃんは将来は心理学の教授になるべきだと思う。」
俺「心理学の教授、教授?」瑠璃子の予想は何%なのか
{ナレーション}
瑠璃子は整体だけでなく予知能力も備わってた。
七海・凛香・雛子・寧々子・瑠璃子の5人娘を引き取って5人娘の父親になった直哉。
5人娘は奇跡すぎる少女だ。次はどんな少女が来るのか。
{本文}
瑠璃子のマッサージは学校の先生達に大好評。
俺は瑠璃子は整体師になれると思う。
今でさえしっかりとしたマッサージができてるので将来が楽しみだ。
俺「瑠璃子、父さん肩が凝ってるんだ。」
瑠璃子「どれどれ、凄く凝ってるね。体中が凝ってそうね。」
俺「そうかもしれない。」
瑠璃子「お父さん仕事も大事だけど無理はダメよ。これ以上無理しすぎたら本当に体壊すよ。」
瑠璃子はもはや整体師だった。
俺は瑠璃子の忠告どうり翌日の仕事を休む事にした。
瑠璃子の忠告を守ったかいもあって2日後には快調。
2ヵ月後の仕事休みの日俺は再び千高駅付近と新牧駅付近をパトロールした。
この日はホームレス少女は見つからなくて済んだ。
夜、湯ノ山秘書がホームレス少女を連れてきた。
少女の名前は、氷玉 野乃花「ひだま ののか」13歳。身長160㎝、体重40㎏。
髪型はぼさぼさのツインテールで顔は妖精のように美しいが薄汚れてる。
体形は普通だ。
湯ノ山「社長この子は公園のベンチで寝ているところを発見しました。」
俺「服がボロボロじゃないか。君はどこから来たんだ。」
野乃花「私は半年前に両親が亡くなって以来家を借りる事ができず、ホームレスになって公園で寝泊まりしてました。学校には通ってますけどホームレスになってからは友達がいなくなってしまいました。」
俺「じゃあ、以前はどこに住んでたのかな?」
野乃花「以前は5階建てのセオダマンションの1階部分102号室に住んでました。」
湯ノ山「セオダマンションは私が住んでるマンションです。私は最上階の505号室に住んでます。」
俺「野乃花さん、ここで一緒に暮らさないか?部屋ならあるから。」
野乃花「いいんですか。嬉しいな。」野乃花は照れてた。
俺は野乃花も引き取る事にした。
野乃花は何が得意なのか。野乃花は俺がご飯を作ってると。
野乃花「私、実は料理得意だったんだ。」俺「そうだったのか。」
野乃花は自ら手伝ってくれた。
寧々子「野乃花姉ちゃんも料理できるの?」
野乃花「もちろんよ。お父さんとお母さんの教えてもらいながら料理してたわ。」
雛子「野乃花姉ちゃんのお料理食べてみたいな。」
凛香「私も野乃花の手料理食べてみたいわ。」
後日の夕方、野乃花は自ら手料理をふるまってくれた。
この日野乃花が作った手料理は、麻婆豆腐・天津チャーハン・野菜炒め・杏仁豆腐だ。
七海「これ全部野乃花が作ったの。」野乃花「もちろんよ。」
野乃花が作る手料理は本格的だった。雛子「野乃花姉ちゃんは料理人じゃない。」
俺「お店に出せそうなほどおいしそうじゃないか。さては野乃花のお父さんとお母さんは料理人だったな。」
野乃花「そうだったね。」寧々子「野乃花姉ちゃん凄い。」
俺は野乃花は料理人になれると考えた。
俺「野乃花は中華料理の達人だったんだな。」
野乃花「私は和風・中華風・洋風の料理も得意だから。」
七海「え、野乃花って和・洋・中もできるの。」野乃花「できるわよ。」
翌日から野乃花は積極的にご飯作りを手伝ってくれた。
おかげで俺の家事負担が減った。
野乃花は料理の知識だけでなく健康の知識もあった。
野乃花「お父さん、ストレスためてない。」俺「ストレス?まさかだよ。」
野乃花は俺がどれだけストレスをため込んでるのか知ってたようだ。
瑠璃子「野乃花姉ちゃんの言った事が本当なら。あ、そうだ、お父さん明日秘書の湯ノ山さんを誘ってご飯とカラオケにでも行ったら。」
野乃花「家事なら私に任してて。」
俺は6人の娘はしっかりしている事から言葉に甘えて翌日仕事が終わってから湯ノ山秘書を誘って5つ星レストランで食事した後カラオケボックスでカラオケをした。
湯ノ山「社長、今日はごちそうさまでした。」俺「これくらいはお安い事さ。」
俺が家へ帰ると。野乃花「お帰り。今日はどうだった?」
俺「ストレス発散になったかな。野乃花は几帳面やな。」
野乃花「皆が手伝ってくれたの。」
俺「そうか。」野乃花「お酒飲んだ?」
俺「レストランでの食事の時に1杯だけ飲んだな。」
寧々子「お帰りお父さん。」俺「寧々子まだ起きてたのか。」
寧々子「お父さんが帰ってくるまで起きてたの。」俺「そうか。」
野乃花は寧々子と雛子の宿題を見たりご飯作りを手伝ったりしてくれるのでとてもありがたい。
七海と凛香も時たまに寧々子と雛子の宿題を見てくれる。
野乃花は学校でも友達の健康状態を調べたりするようになった。
今ではたくさんの友達に頼られている野乃花は友達にも料理の作り方を伝授してるのだった。
俺ほど超幸せな人間はそういないだろう。
でも七海・凛香・雛子・寧々子・瑠璃子そして野乃花は突然不幸に見舞われ特に瑠璃子は両親からも兄弟達からも虐待を受けてた。
それを考えると俺だけ幸せになるわけにはいかなかった。
6人とも今は俺の娘だ。瑠璃子「お父さん、真剣な顔してどうしたの?」
俺「え、いや、何でもないよ。」瑠璃子は突然膝の上に座ってきた。
瑠璃子の肌の感触はとても滑らかだった。
{ナレーション}
突如直哉の膝の上に座った瑠璃子。
瑠璃子は直哉に何を求めているのか。
七海・凛香・雛子・寧々子・瑠璃子そして野乃花を引き取った直哉は野乃花が料理人並みに料理上手だった事に驚かされた。
{本文}
俺は仕事休みの日また千高駅付近と新牧駅付近をパトロールした。
俺が千高駅付近と新牧駅付近をパトロールしている事は地元の住民や自治体も知っててとても感謝されている。
この日は電車に乗ってた時にホームレス少女を発見した。
少女の名前は、富良野 愛子「ふらの まなこ」16歳。身長162㎝、体重40㎏。
髪型はぼさぼさの膝まで長い超ロングヘア。
顔は妖精のように美しいがかなり汚れてる。体形は細めだ。
彼女は学校へ通っているものの10年前から家へ帰る事ができずホームレスになって路上で生活。
俺「君は今からどこへ行くんだい。」愛子「おじさん誰?」
俺「おじさんは株式会社塚谷って聞いた事あるかな?」愛子「ないね。」
俺「そうか。おじさんは株式会社塚谷の社長なんだよ。」
俺は愛子の名刺を渡した。
愛子「本物の社長さんなのね。これがおじさんの名前なんだ。」
俺「なんだったらおじさんの会社見に来るかい。」愛子「いいの?」
俺「もちろんさ。」
株式会社塚谷はコンピュータービジネスや株取引で成り立ってる会社で年商は200億円。
この時ちょうどお昼時、俺は愛子を株式会社塚谷へ連れて行き社内見学をさせた。
愛子「おじさんの会社大きいのね。びっくりした。」俺「そうかい。」
俺は愛子と社員食堂で昼食を食べた。愛子の分は俺が負担した。
愛子「ここのご飯無茶苦茶おいしいじゃない。」俺「気に入ったかな。」
愛子は株式会社塚谷の社員食堂の昼食をとても気に入ったようだ。
俺はうどん定食、愛子はとんかつ定食を食べた。
愛子「今日はごちそうしてくれてありがとう。」
俺「ところで君の家はどこにあるんだい?」
愛子「私の家はないんだ。10年前お父さんが事故で死んで、5年前にはお母さんが私を残して無理心中を図ったの。お母さんも死んでからは家賃が払えない私は追い出されてその日以来ホームレスになったの。おじさんは普通に暮らせてるのでしょ。羨ましいわ。私は路上生活よ。」
俺「だったらおじさんの家へ来ないか。部屋ならあるぞ。」
愛子「おじさんがいいなら。」
俺は愛子も引き取る事にした。
野乃花「お帰り、お父さんこのお姉ちゃんはどこから連れてきたの?」
俺「電車の中で出会ったんだ。」
七海「このお姉ちゃんも私達のようになったのかな。」
愛子「初めまして私の名前は、富良野愛子だよ。よろしくね。」
七海「私の名前は七海よ。年は15歳だからよろしくね。」
凛香「私の名前は凛香だよ。年は14歳だからよろしくね。」
雛子「私の名前は雛子よ。年は11歳だからよろしくね。」
寧々子「私の名前は、寧々子よ。年は9歳だからよろしくね。」
瑠璃子「私の名前は、瑠璃子よ。年は13歳だからよろしくね。」
野乃花「私の名前は、野乃花よ。年は凛香と同じ14歳だからよろしくね。」
愛子「みんな変わった名前を持ってるね。ちなみに私の年は16歳だからね。」
7人の中で一番年上は愛子、一番年下は寧々子だ。
愛子は学校から帰ると自ら進んで寧々子・雛子・瑠璃子・野乃花・凛香・七海の宿題の様子を見てた。
愛子「6人とも凄く勉強熱心やね。私は学校で済ませたわ。」
6人の勉強熱心な光景を見た愛子は驚きを隠せなかった。
愛子が俺の家に来て1週間後の仕事休みの日愛子は俺の膝の上に座った。
俺「愛子、お前懐っこいな。最近の女子高生の重さってこんなもんか。」
愛子「あは、私の体重は40㎏よ。」俺「40㎏か。」
愛子「お父さんは独身だよね。」
俺「そのとうりだよ。本当はお嫁さんが欲しいところなんだが。」
愛子「明日、秘書の湯ノ山さんがお父さんに告白する。」
俺「ま、まさかだよ愛子。」
愛子「秘書の湯ノ山さんはお父さんに恋してると思うよ。」
翌日、愛子の予想は100%的中した。
湯ノ山「社長、今暇ですか?」俺「あー、暇だけどどうした?」
湯ノ山「社長、私の彼氏になっていただけますか?」俺「おおお俺?」
湯ノ山「社長は女の子に優しいし、食事とカラオケに誘ってくれた時はとても幸せでした。」
愛子の予知能力も恐るべきだ。七海「お帰り。」俺「ただいま。」
愛子「秘書の湯ノ山さんはお父さんに告白した?」
俺「愛子の予想も凄いな。的中だ。」
愛子「お父さん、この家には部屋がまだあるでしょ。秘書の湯ノ山さんと一緒に同居したら。」
俺「それは、いや、それもありか。お前達は歓迎してくれるのか。」
七海「大歓迎よ。みんなも大歓迎よね。」
7人とも大歓迎のようだったので俺は翌月から湯ノ山秘書と同居した。
湯ノ山「社長この女の子達もしかして。」
俺「皆ホームレスになってた女の子だ。」
七海「初めまして。」7人は順番に自己紹介をした。
俺はこの日7人の娘は七福神だと思った。
七海は七福神に例えるなら唯一日本の神様である恵比寿天。
凛香は七福神に例えるなら融通招福の神様である毘沙門天。
雛子は七福神に例えるなら愛嬌があるから七福神で唯一の女神様である弁財天。
寧々子は七福神に例えるなら七福神で福徳の神様である大黒天。
瑠璃子は七福神に例えるなら招徳人望の神様である福禄寿。
野乃花は七福神に例えるなら長寿延命・富貴長寿の神様である寿老人。
最後に愛子は七福神に例えるなら笑門来福・夫婦円満・子宝の神様である布袋尊。
これらはあくまでも俺の考えだ。
{ナレーション}
7人の娘は七福神だと思った直哉。
本当に7人娘は七福神なのか。
直哉が引き取った7人の娘は七福神に例えると
七海は唯一の日本の神様恵比寿天・凛香は融通紹福の神様毘沙門天・雛子は唯一の女神様弁財天・寧々子は福徳の神様大黒天・瑠璃子は紹徳人望の神様福禄寿・野乃花は長寿延命、富貴長寿の神様寿老人・愛子は笑門来福、夫婦円満、子宝の神様布袋尊。
この7人娘がさらに奇跡を作るのだ。
{本文}
湯ノ山秘書と同居し始めて3日間。湯ノ山秘書も家事を手伝うようになった。
湯ノ山秘書は七海・凛香・雛子・寧々子・瑠璃子・野乃花・愛子との相性がとてもいいので一安心だ。
湯ノ山秘書は家では俺の事を下の名前で呼ぶ。
湯ノ山「直哉、今日の仕事少なくて済みそうね。」
俺「こんな事滅多にないけど偶にはいいか。」
俺は仕事休みの日に湯ノ山秘書の両親に挨拶しに行った。
湯ノ山秘書の両親は社長である俺が湯ノ山秘書の彼氏だと知ってびっくり仰天。
愛子「お帰り湯ノ山のお姉ちゃんとお父さん。今日の仕事どうだった?」
湯ノ山「今日は少なかったわ。」俺「お前達神様みたいやな。」
七海「お帰り、何か言った?」
愛子「そう思う?」凛香「・・・なるほどね。」
俺「お前達が来てからは仕事が捗ったり、恋人ができたのもお前たちのおかげなんだ。お前達に出会うまでは情けない話だが仕事がうまくいかなかったし恋人なんてできるはずがなかったんだ。お前達を引き取って正解だったよ。」
寧々子「お父さん、今日株の取引きした?」
俺「今日はしてないよ。」
寧々子「それが正解だよ。株取引は3日後に再開して。」
俺「・・・うん、なんだか嫌な予感がしたから今日は最初から株取引しなかったんだ。分かった3日後に再開したらいいんだな。」
湯ノ山「寧々子ちゃんは株の知識があるのね。」寧々子「まあね。」
愛子「湯ノ山のお姉ちゃんとお父さん、もうそろそろ結婚を考えたほうがいいよ。あまり先延ばしにするのはよくないから。」
俺「愛子の言ったとうりだな。結婚をしようかヒダキ。」
湯ノ山「そうよね。もうそろそろ結婚しようかな。」
俺「で愛子に聞きたいけど結婚式は何時何所でしたらいい?」
愛子「そうやね。2ヶ月後の7月7日はどう?場所は夢ケ丘チャベルでした方がいいよ。ここからだったら南へ真っ直ぐ歩いて10分だよ。俺は夢ケ丘チャベルを下見した。見た目は小さく見えたが中へ入るとかなり広かったのでびっくりした。
2ヵ月後7月7日予定どうり湯ノ山秘書と俺は夢ケ丘チャベルで結婚式を挙げた。
湯ノ山秘書の両親や友人、会社の役員達も招待した。
俺と湯ノ山秘書は7人の娘を連れて沖縄へ3泊4日間新婚旅行へ行った。
旅行から帰ると凛香が占いを始めた。
凛香「お父さんとお母さんはやはり結婚するべきだったみたいね。結婚した事で更に運気が上昇したみたい。」俺「そうか。」
ヒダキ「凛香は占い師だったのね。」
俺は凛香に生まれてくる子供は男の子か女の子か聞いてみた。
俺「気になる事があるんだけどさ。実はお母さん妊娠したみたいなんだ。」
凛香「だろうと思ったわ。お母さんのおなかの中には赤ちゃんが2人いるね。2人とも女の子だね。」
ヒダキ「そうなの。」俺「2人とも女の子か。」凛香の予想も見事的中した。
病院で調べた結果2人とも女の子だと分かった。凛香の占いも恐るべきだ。
出産予定日は翌年の5月。そして翌年の5月ヒダキは無事2人の女の子を出産した。
2人の女の子名前は占い師である凛香に決めてもらった。
凛香「この子は夢がたくさん詰まってそうだから夢が叶うという事で夢叶{ゆめか}という名前を付けよう。この子は愛嬌たっぷりだしどこに行ってもすぐ人気者になれそうだから好かれる子と書いて好子{よしこ}という名前を付けたらいいわ。」
2人の赤ちゃんの名前は夢叶と好子に決定した。
夢叶と好子はすくすく育ち4歳になったときは自ら進んで手伝ってくれるようにまでなった。
好子は幼稚園で友達がたくさんできた凛香が名付けた名前が効したのかは定かではないが人気者になれたのは確かだ。
株式会社塚谷事態も出世して今では大企業にまで成長した。
俺はこう思った。
もし七海・凛香・雛子・寧々子・瑠璃子・野乃花・愛子に出会えなかったら出世できずのままで一生孤独に生きていかなければならなかったかもしれない。
{ナレーション}
直哉とヒダキを結婚させて株式会社塚谷を大企業に成長させた7人娘。
おかげで直哉と株式会社塚谷が超怖いほどに出世した。
7人娘はこれからも直哉とヒダキを支え続けるのであった。
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本当に、実際に起きた話ではございません。
なので、安心して読むことができます。
オムニバス形式なので、どの章から読んでも問題ありません。
不定期に章を追加していきます。
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2025/12/14:『さむいしゃわー』の章を追加。2025/12/21の朝8時頃より公開開始予定。
2025/12/13:『ものおと』の章を追加。2025/12/20の朝8時頃より公開開始予定。
2025/12/12:『つえ』の章を追加。2025/12/19の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/11:『にく』の章を追加。2025/12/18の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/10:『うでどけい』の章を追加。2025/12/17の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/9:『ひかるかお』の章を追加。2025/12/16の朝4時頃より公開開始予定。
※こちらの作品は、小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで同時に掲載しています。
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