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番外編
ご注文は子猫ですか? 10
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「・・・また来たんですか?」
思わずそう呟いた私の目の前に座り込んでいたのは昨日の真っ白な猫だ。
その子はにゃーん、とひと鳴きしてふさふさの尻尾を振った。
ここはプリシラさんの猫カフェの裏口へと出る扉のところ。昨日ニックさんと鉢合わせをした場所だ。
シグウェルさんとの恥ずかしいやり取りを侍女さん達に聞かれて逃げるようにカフェへとやって来て、少し心を落ち着けようと裏口の方を掃除するために箒を持って出て来たところだった。
一応ここは馬車留めもありお店の裏庭的な扱いでまだカフェの敷地内なので、掃除で少しくらい外に出てもセーフの判断をエル君や護衛の騎士さん達にはもらっている。
で、無心で掃き清めようかと思って扉を開いた途端に昨日のミルクそっくりなあの子に出会った。
「え?飼い主さんのところを脱走してここに遊びに来たんですか?そんな事をするから危ない目に遭うんですよ?」
ついお説教をすれば、その意味が分かっているのかいないのか小首を傾げてあの綺麗なエメラルドグリーンの瞳で私をジッと見上げている。
と思ったらまた一声にゃーん、と鳴くと少しだけ開いていた裏口の扉へ足取りも軽く向かうとそのままするりとカフェの中へ入り込んだ。
「あ、ちょっと!?」
急いでその後を追えば、昨日その子を保護していた部屋へと自ら歩いていきソファの上へぴょんと飛び乗る。
「ええー・・・?」
ぐるぐると喉を鳴らしてご機嫌で寝そべるその姿に困惑する。
「助けたお礼にここで働くつもりですか?それとも単に遊びに来たんですか?」
箒を脇に置いてその子の隣に腰を下ろせばころりと仰向けになって撫でて欲しそうにされた。
そんな仕草をされたらこっちだって撫でないわけにはいかないよね。
何しろ似たようなふわふわでモフモフのミルクはまだ絶対に私に撫でさせてくれないのだ。
撫でようとしてそっと伸ばした手を何度猫パンチされたことか。
だけどミルクそっくりのこの子はどうやら私に撫でさせてくれるらしい。
遠慮なく手を伸ばせば、長い毛並はふわふわのなめらかな手触りが癖になりそうなほど気持ちがいい。
「わー、ミルクの撫で心地もこんな感じなのかな?グノーデルさんの触り心地にも似てるかも・・・」
私の呼びかけに応じていつぞや地上に顕現した虎の姿のグノーデルさんを撫で回した時の感触を懐かしく思い出す。
すると、その子の首元を撫でていた私の手にひんやりと冷たくて固い何かが当たった。
「んん?」
何だろうと不思議に思っていると、寝転んでいたその子は私が触りやすいように起き上がってきちんと座り直してくれた。どこまでも賢い子だなあ。
揃えた前足にもふもふの尻尾をくるりと巻き付けて座り込んでいるその姿は可愛らしくてとても品がある。
やっぱりどう考えてもどこか高い身分の人に飼われているに違いない。
そう思いながら改めて首元を確かめれば、毛並みの良い長毛に埋もれるようにして昨日はなかった金色のチェーンの首輪が手に触れた。
「あ、首輪を付けてもらったんですか?そうですよね、何も付けてないと野良猫かと思われちゃいますもんね。・・・ってあれ!?」
よくよく確かめればその首輪には昨日私の袖口から取れたネコの顔型のカフスボタンもネックレスのトップのように付けられている。
これ、昨日マリーさんが
「確かにテーブルの上に置いていたはずなのに」
っていつの間にか無くなっているのに気付いて必死に探していたよ?
昨日、助けたこの子の様子を見に来た時にはすでに姿を消していたけどもしかしてその時に持ち出していたのかな!?
しかもそれをちゃっかりおうちの人に見せて自分のアクセサリーにしてもらっているなんて。ちょっと賢過ぎない?
マリーさんもびっくりして目をまん丸にしたまま
「確かにこれはユーリ様のお袖から取れたカフスボタンですね」
ってその子を見つめている。私も驚いたけど我に返って
「とりあえずそれ、返してもらってもいいですか?」
と手を伸ばしたら、もふもふの前足を伸ばされて遮られ拒否された。これはもう自分のものだとでも言いたげに首まで振っている。何それかわいい。
「ええー、ダメですか?」
あまりにもかわいいその仕草に思わず笑顔がこぼれてしまい、つい人間に話しかけるように聞いてしまえば、そんな私に緑色の瞳を細めて見つめてきたその子は
「ニャッ」
と短く肯定の返事をすると伸ばした私の指先をペロリと舐めた。
仕方がないので私のカフスボタンは取り戻すのを諦めて、その代わりにまたしばしその子の相手をしてあげていたらプリシラさんからお仕事の時間だと声がかかった。
そうして前日までのようにカフェを訪れたお客様の対応をしたりカフェの猫達へおやつをあげたり、具合の悪い子はいないかと目を配ったりしていればあっという間に10時のおやつの時間になる。
なので「あのミルクそっくりの子、また居なくなっていたりして?」と私の分のおやつを持ったマリーさんと一緒に部屋に行ってみれば、まだその子はいた。
ソファの上でウトウトしていたのにその隣に私が腰掛けたら自分からぴょんと膝の上に飛び乗って来てくれた。そしてそのまままた居眠りの続きを始める。
「まあユーリ様、すっかりなつかれてしまいましたね」
くすりと笑ったマリーさんの方を片目を開けてチラリと見たその子が大きなあくびを一つする。
その様子にふと、そういえばこの子は男の子と女の子どっちなんだろう?と気になった。
顔付きは男の子っぽいけど全体的に優雅な仕草やその雰囲気は上品な良いところのお嬢様っぽくもある。
何となく尻尾を持ち上げて後ろから確かめようとしたら、そこでその子は初めて焦ったように抗議の声を上げた。
「ニャーウン、ニャニャー!!」
イカ耳になってたしたしっ、と爪は立てないまでも軽い猫パンチをお見舞いされてしまった。まあそんな様子もかわいいんだけど。
「あはは、ごめんね!失礼なことしちゃいましたね~!」
ひょいと抱き上げてよしよしと撫でればそこでやっとその子の機嫌が治る。
「お詫びの印にお守りをつけてあげますね!」
抱き上げたままその子の胸元にある金色のチェーンの首輪・・・元は私のものだった猫の顔型のカフスに口付けながら目を閉じた。
そしてそのままそれに治癒の加護を付ける。これは金属だけどイメージ的には魔石に加護を付けるのと同じだ。
もしかすると昨日みたいにまた猫攫いに酷い目に遭わされる可能性もある。何しろあの人達、武器みたいなのを持っていたって話だし。
だから、もし万が一傷付けられてもこの首輪に付けた癒しの加護があればすぐに回復出来るしその間に逃げる隙が出来るかもしれないよね?
「ええっと・・・他の人に酷い目に遭わされて怪我なんかしませんように。もし傷付けられても、すぐに治りますように」
あまり深く強く願い過ぎないように気を付けながら言葉にする。
リオン様を改造強化人間にしたみたくならないよう、気を付けてほどほどに手加減して力を使った。
何しろイリューディアさんに与えられたこの力ときたら当たり判定が強いというか大雑把というか、ちょっと願い方を間違えるととんでもないことになる。
だから慎重に、猫そのものではなくその子が身に付けているものに力を使った。それならこの子が改造ニャンコになることもないはず。
と、その時だ。もふもふのその子の胸元に顔を埋めるみたいにしてカフスボタンに口付けていたら、普通はそれがほんのりと熱を持つはずが
「ユーリ様!?猫ちゃんが光ってますよ!」
慌てたようなマリーさんの声にへ?と思わず目を開けた。
そのモフモフの胸元に顔を埋めたまま確かめれば、加護を付けたはずのあの元・カフスボタンだけでなく抱き上げて顔を埋めている猫そのものが確かに淡く輝いている。
え?やり過ぎた?
やば、と思ったのと白いモフモフの体全体が目を開けていられないくらい眩しく輝いたのは同時だった。
思わずそう呟いた私の目の前に座り込んでいたのは昨日の真っ白な猫だ。
その子はにゃーん、とひと鳴きしてふさふさの尻尾を振った。
ここはプリシラさんの猫カフェの裏口へと出る扉のところ。昨日ニックさんと鉢合わせをした場所だ。
シグウェルさんとの恥ずかしいやり取りを侍女さん達に聞かれて逃げるようにカフェへとやって来て、少し心を落ち着けようと裏口の方を掃除するために箒を持って出て来たところだった。
一応ここは馬車留めもありお店の裏庭的な扱いでまだカフェの敷地内なので、掃除で少しくらい外に出てもセーフの判断をエル君や護衛の騎士さん達にはもらっている。
で、無心で掃き清めようかと思って扉を開いた途端に昨日のミルクそっくりなあの子に出会った。
「え?飼い主さんのところを脱走してここに遊びに来たんですか?そんな事をするから危ない目に遭うんですよ?」
ついお説教をすれば、その意味が分かっているのかいないのか小首を傾げてあの綺麗なエメラルドグリーンの瞳で私をジッと見上げている。
と思ったらまた一声にゃーん、と鳴くと少しだけ開いていた裏口の扉へ足取りも軽く向かうとそのままするりとカフェの中へ入り込んだ。
「あ、ちょっと!?」
急いでその後を追えば、昨日その子を保護していた部屋へと自ら歩いていきソファの上へぴょんと飛び乗る。
「ええー・・・?」
ぐるぐると喉を鳴らしてご機嫌で寝そべるその姿に困惑する。
「助けたお礼にここで働くつもりですか?それとも単に遊びに来たんですか?」
箒を脇に置いてその子の隣に腰を下ろせばころりと仰向けになって撫でて欲しそうにされた。
そんな仕草をされたらこっちだって撫でないわけにはいかないよね。
何しろ似たようなふわふわでモフモフのミルクはまだ絶対に私に撫でさせてくれないのだ。
撫でようとしてそっと伸ばした手を何度猫パンチされたことか。
だけどミルクそっくりのこの子はどうやら私に撫でさせてくれるらしい。
遠慮なく手を伸ばせば、長い毛並はふわふわのなめらかな手触りが癖になりそうなほど気持ちがいい。
「わー、ミルクの撫で心地もこんな感じなのかな?グノーデルさんの触り心地にも似てるかも・・・」
私の呼びかけに応じていつぞや地上に顕現した虎の姿のグノーデルさんを撫で回した時の感触を懐かしく思い出す。
すると、その子の首元を撫でていた私の手にひんやりと冷たくて固い何かが当たった。
「んん?」
何だろうと不思議に思っていると、寝転んでいたその子は私が触りやすいように起き上がってきちんと座り直してくれた。どこまでも賢い子だなあ。
揃えた前足にもふもふの尻尾をくるりと巻き付けて座り込んでいるその姿は可愛らしくてとても品がある。
やっぱりどう考えてもどこか高い身分の人に飼われているに違いない。
そう思いながら改めて首元を確かめれば、毛並みの良い長毛に埋もれるようにして昨日はなかった金色のチェーンの首輪が手に触れた。
「あ、首輪を付けてもらったんですか?そうですよね、何も付けてないと野良猫かと思われちゃいますもんね。・・・ってあれ!?」
よくよく確かめればその首輪には昨日私の袖口から取れたネコの顔型のカフスボタンもネックレスのトップのように付けられている。
これ、昨日マリーさんが
「確かにテーブルの上に置いていたはずなのに」
っていつの間にか無くなっているのに気付いて必死に探していたよ?
昨日、助けたこの子の様子を見に来た時にはすでに姿を消していたけどもしかしてその時に持ち出していたのかな!?
しかもそれをちゃっかりおうちの人に見せて自分のアクセサリーにしてもらっているなんて。ちょっと賢過ぎない?
マリーさんもびっくりして目をまん丸にしたまま
「確かにこれはユーリ様のお袖から取れたカフスボタンですね」
ってその子を見つめている。私も驚いたけど我に返って
「とりあえずそれ、返してもらってもいいですか?」
と手を伸ばしたら、もふもふの前足を伸ばされて遮られ拒否された。これはもう自分のものだとでも言いたげに首まで振っている。何それかわいい。
「ええー、ダメですか?」
あまりにもかわいいその仕草に思わず笑顔がこぼれてしまい、つい人間に話しかけるように聞いてしまえば、そんな私に緑色の瞳を細めて見つめてきたその子は
「ニャッ」
と短く肯定の返事をすると伸ばした私の指先をペロリと舐めた。
仕方がないので私のカフスボタンは取り戻すのを諦めて、その代わりにまたしばしその子の相手をしてあげていたらプリシラさんからお仕事の時間だと声がかかった。
そうして前日までのようにカフェを訪れたお客様の対応をしたりカフェの猫達へおやつをあげたり、具合の悪い子はいないかと目を配ったりしていればあっという間に10時のおやつの時間になる。
なので「あのミルクそっくりの子、また居なくなっていたりして?」と私の分のおやつを持ったマリーさんと一緒に部屋に行ってみれば、まだその子はいた。
ソファの上でウトウトしていたのにその隣に私が腰掛けたら自分からぴょんと膝の上に飛び乗って来てくれた。そしてそのまままた居眠りの続きを始める。
「まあユーリ様、すっかりなつかれてしまいましたね」
くすりと笑ったマリーさんの方を片目を開けてチラリと見たその子が大きなあくびを一つする。
その様子にふと、そういえばこの子は男の子と女の子どっちなんだろう?と気になった。
顔付きは男の子っぽいけど全体的に優雅な仕草やその雰囲気は上品な良いところのお嬢様っぽくもある。
何となく尻尾を持ち上げて後ろから確かめようとしたら、そこでその子は初めて焦ったように抗議の声を上げた。
「ニャーウン、ニャニャー!!」
イカ耳になってたしたしっ、と爪は立てないまでも軽い猫パンチをお見舞いされてしまった。まあそんな様子もかわいいんだけど。
「あはは、ごめんね!失礼なことしちゃいましたね~!」
ひょいと抱き上げてよしよしと撫でればそこでやっとその子の機嫌が治る。
「お詫びの印にお守りをつけてあげますね!」
抱き上げたままその子の胸元にある金色のチェーンの首輪・・・元は私のものだった猫の顔型のカフスに口付けながら目を閉じた。
そしてそのままそれに治癒の加護を付ける。これは金属だけどイメージ的には魔石に加護を付けるのと同じだ。
もしかすると昨日みたいにまた猫攫いに酷い目に遭わされる可能性もある。何しろあの人達、武器みたいなのを持っていたって話だし。
だから、もし万が一傷付けられてもこの首輪に付けた癒しの加護があればすぐに回復出来るしその間に逃げる隙が出来るかもしれないよね?
「ええっと・・・他の人に酷い目に遭わされて怪我なんかしませんように。もし傷付けられても、すぐに治りますように」
あまり深く強く願い過ぎないように気を付けながら言葉にする。
リオン様を改造強化人間にしたみたくならないよう、気を付けてほどほどに手加減して力を使った。
何しろイリューディアさんに与えられたこの力ときたら当たり判定が強いというか大雑把というか、ちょっと願い方を間違えるととんでもないことになる。
だから慎重に、猫そのものではなくその子が身に付けているものに力を使った。それならこの子が改造ニャンコになることもないはず。
と、その時だ。もふもふのその子の胸元に顔を埋めるみたいにしてカフスボタンに口付けていたら、普通はそれがほんのりと熱を持つはずが
「ユーリ様!?猫ちゃんが光ってますよ!」
慌てたようなマリーさんの声にへ?と思わず目を開けた。
そのモフモフの胸元に顔を埋めたまま確かめれば、加護を付けたはずのあの元・カフスボタンだけでなく抱き上げて顔を埋めている猫そのものが確かに淡く輝いている。
え?やり過ぎた?
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