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第一章 召喚した者・された者
1
高い空が青く晴れ渡ったその日、
大陸随一の繁栄を誇る国・ルーシャでは
大掛かりな召喚儀式が行われていた。
癒しと豊穣の女神、
至高神イリューディアの
神託をこの世界で唯一
授かることのできる
神降ろしの姫巫女に、
およそ十年ぶりの神託が
下されたのだ。
いわく、魔物を祓い
地を豊かにするための
癒し子を授けると。
それは100年余り前の
勇者召喚と同じく
こことは別の世界から呼び寄せる
この世界の助け手となる者で、
それをこのルーシャ国に託すのだと。
神託を聞いた全ての者が色めきたった。
別世界から召喚され、戦神グノーデルからの
加護を受けて大悪竜を始めとする
数々の魔物を打ち倒した
勇者の物語はこの世界では
あまりにも有名だ。
そして今のルーシャが
大陸随一の繁栄を誇る大国であるのも、
至高神イリューディアと
繋がることのできる
姫巫女が生まれるのも、
その勇者に連なる血筋の者が
王家を護り、王家の者と婚姻し、
ずっとこの地を
守護してきたからなのだ。
「神託により預言された時は近い!
疾く速く召喚の儀式を整えよ‼︎」
国王と共に実質的な政務を担う
次代の王、皇太子イリヤのよく通る
自信に満ちた大きな声が
いつもにも増して高らかに響き渡る。
それをきっかけに、
国を挙げて数ヶ月にも渡る
異世界から癒し子を迎え入れるための
大掛かりな儀式の準備が始まった。
・・・まさか肝心の癒し子が、
神様2人の取っ組み合いの
ケンカのとばっちりで
空から突き落とされてくるなんて
その時のルーシャの人々は
だれ一人夢にも思っていなかったのだ。
大陸随一の繁栄を誇る国・ルーシャでは
大掛かりな召喚儀式が行われていた。
癒しと豊穣の女神、
至高神イリューディアの
神託をこの世界で唯一
授かることのできる
神降ろしの姫巫女に、
およそ十年ぶりの神託が
下されたのだ。
いわく、魔物を祓い
地を豊かにするための
癒し子を授けると。
それは100年余り前の
勇者召喚と同じく
こことは別の世界から呼び寄せる
この世界の助け手となる者で、
それをこのルーシャ国に託すのだと。
神託を聞いた全ての者が色めきたった。
別世界から召喚され、戦神グノーデルからの
加護を受けて大悪竜を始めとする
数々の魔物を打ち倒した
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あまりにも有名だ。
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繋がることのできる
姫巫女が生まれるのも、
その勇者に連なる血筋の者が
王家を護り、王家の者と婚姻し、
ずっとこの地を
守護してきたからなのだ。
「神託により預言された時は近い!
疾く速く召喚の儀式を整えよ‼︎」
国王と共に実質的な政務を担う
次代の王、皇太子イリヤのよく通る
自信に満ちた大きな声が
いつもにも増して高らかに響き渡る。
それをきっかけに、
国を挙げて数ヶ月にも渡る
異世界から癒し子を迎え入れるための
大掛かりな儀式の準備が始まった。
・・・まさか肝心の癒し子が、
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