94 / 788
第七章 ユーリと氷の女王
14
リオン様に頼まれましたか?
そう聞いた私に、
「違う、ユーリ様!私が頼んだのだ‼︎
リオン殿下もシェラザード殿も、
私の意を汲み、配慮してくれた‼︎」
たまらずヒルダ様が声を上げた。
「自らカイを手にかけるには力不足な
場合に備えて、シェラザード殿の
力添えを頼んだのは私だ‼︎
決して殿下が手を下すよう
命じたのではない‼︎」
うん、分かってる。
多分リオン様がシェラさんに
頼んだのは、ヒルダ様の意志を
尊重して手伝うようにって事だろう。
いくら何でもリオン様がカイゼル様を
殺すように命じるはずはない。
そうなる前に、リオン様ならきっと
いくらでも手を尽くしてくれる。
自分とレジナスさんが王都を離れるのは
無理でも、騎士団や魔導士さんを
派遣してくれるだろう。
場合に寄ってはシグウェルさんや
ユリウスさんをここに寄越してくれたかも。
でもそれをしないということは、
ヒルダ様がそれを望まなかったから。
かわりにヒルダ様はカイゼル様を
失う方を選んだんだ。
それも一つの選択だ。
でも私がイヤなのは、それを私に
教えてくれなかったことだ。
シェラさんは多分、事態が動く
ギリギリまで口止めを
頼まれていただろうから
責めることは出来ない。
でも、リオン様。リオン様は
どうして私にも話してくれなかったの?
ヒルダ様の決断を、万が一の時の
カイゼル様のことを。
『辛い事だけどシェラに頼んであるんだよ、
それも一つの選択なんだ。』
私にもそう言って欲しかった。
言ったら私が悲しむと思った?
それともそんな事はさせないって
子供じみた我が儘を言うと思った?
・・・何とかしてそんな事は避けようと、
私が無理をするのが怖かった?
もしかすると優しいリオン様なら
その全部を恐れたのかもしれない。
だけど私はそこまで
聞き分けのない子供じゃない。
悲しいのはリオン様やヒルダ様、
シェラさん達が苦渋の選択をした
その覚悟を一緒に背負えなかったことだ。
私一人だけ、身綺麗な優しい世界に
勝手に置いていかないで欲しい。
みんなと同じように、ちゃんと全部
分かった上で一緒に悩んで
頑張らせて欲しいんだよ。
「・・・私一人にだけ何も教えないとか
ズルいです。私に内緒で何かするなら、
私にも考えがありますから!」
悲しくて悔しい気持ちのまま、
2人に向かってそう叫べば
そこで初めてシェラさんが私を
チラリと見た。
「ユーリ様はそこから動かないで下さい」
「イヤです。二人は二人で好きなように
して下さい。私も一人で勝手にやります‼︎」
宣言してブーツをぽいと脱ぎ捨てた。
途端に足元からしんしんとした冷えが
伝わってくる。寒い。でも我慢だ。
厚くて暖かい長靴下も、思い切って脱ぐ。
ついでに毛皮のケープの中をちょっと
覗いて確かめる。
今日のドレスはワンピース型で
幸いにも前ボタンだ。
良かった。
ケープの中をごそごそして、
ドレスの前ボタンも3つくらい
開けておく。これくらいでいいかな?
あとそうだ、これも。
ウエストを締めていたドレスのリボンも
取ってブーツと靴下の横にぺいっと
投げ捨てた。
途端にマタニティウェアみたいに
ドレスが楽になった。よし。
いくら上にケープを羽織っていても、
外した前ボタンと緩くなったドレスの
隙間からは冷気が忍び込んで来て
途端に鳥肌が立つ。
バサバサッ、シュルリ、と
突然身に付けているものを
脱ぎ捨て始めた私に、
ヒルダ様は呆気に取られている。
「ユ、ユーリ様、一体何を・・・?」
シェラさんも気になるのか
カイゼル様へ意識は向けたまま
私にも注意を払っている。
魔物達が少しずつ回復して
動き出そうとして来たので、
ヒルダ様がもう一度凍らせた。
カイゼル様はシェラさんの殺気に
注意を引かれて動かずに
シェラさんをみている。
早くしないと。
まずは倒れた人達の回復だ。
裸足に緩くなったドレス、
かじかむ指先で寒さをこらえて
もう一度地面に力を流した。
今度は癒しの力を。
ケガをした人達はみんな地面に倒れているから
これで回復できるはず。後はこのまま、
この騒ぎが収まるまでゆっくり
寝ていて欲しい。
ぽうっ、と倒れている人達が光ったのを
確認して、私はすぐ側に倒れていた
騎士さんの1人の懐を探った。
見つけた、これだ。
「リオン様は多分、私が無理をして
カイゼル様を助けるんじゃないかって
心配してたんですよね?
だから私には内緒にしたって言うなら、
それは大きな間違いですよ。
カイゼル様を助けるのに、
私は自分に与えられた力は全力で
使うって決めてるんですから。
それは無理でもなんでもないです、
リオン様は間違えてるんですよ!」
そう言って、騎士さんの懐から
取り出した気付け薬・・・もとい
お酒をぐいと煽った。
消毒にも使われるくらいだから
度数は相当高いだろう。
ウォッカのように90度以上は
あるかもしれない。
ノイエ領ではたった三口のワインで
酔っ払って元に戻った。
だから今回はひと口だけ。
ただ、勢いがつき過ぎて思ったより
そのひと口が多くなった気がする。
ひたすら熱さだけを感じる何かが
喉の中を通り過ぎたのが分かる。
味なんて何にもしない。
飲み込む前からなんだかもう
頭がフワフワしているし。
でもお腹って言うか、
胸のうちはさっきからずっと
チリチリモヤモヤしている。
これはあれだ。ヒルダ様の決断を
内緒にされたことに対する
悲しみって言うか怒りだ。
リオン様、私怒ってるんですからね。
全部終わったら絶対そう言おう。
そう思った時、自分の体が自分でも
目を開けていられないくらい
強く光った。
瞑ったまぶたの裏で、眩しさを
感じなくなりそっと目を開ける。
飲んだ後、立っていられなくて
膝をついて両腕で体を支えていたけれど、
目の前に見える自分の両腕がすらりと
伸びているのが目に入った。
そこにはシグウェルさんのくれた
魔除けの鈴がころんと転がっている。
そうか、大きくなるとヨナスの
チョーカーは消えるんだっけ。
この鈴はチョーカーに留めてたから
落ちちゃったんだな。
ワンピースのポケットにそれは
大事にしまった。
顔も体も暑いし、やっぱりあれは
相当度数が高いお酒だったんだろう。
うう、胸元も苦しい。
おかしいな、前回のことを踏まえて
さっき前ボタンを開けておいたから
苦しくないはずなのに。
足も大きくなると思ったから
ブーツも脱いだし。
そう思ってもう一度自分の胸元を
覗き込んだ。
あっ、下着かぁ‼︎
ワンピースの開いたボタンの隙間から、
子供用のタンクトップみたいな下着に
きつきつに詰め込まれている
ご立派な胸が見えた。
まるで寄せて上げるブラをしてる
みたいに盛り上がっている。
そう言えば下に履いてるパンツもキツい。
けど脱ぐわけにもいかないから我慢だ。
・・・こんな事を考えられるくらい
度数の高いお酒を口にしたわりには
今回の私は余裕がある。
前回より少し成長しているからだろうか。
それにしても暑い。胸が苦しい。
突然変化した私に呆気に取られている
2人を前に、
「うう・・・っ、ぅあっつい‼︎」
思わずそう言い捨てて、ケープの上から
胸元に風を入れようとぐいと広げた。
つもりだった。
何が起きたかというと、ビリビリッと
ケープごと下着まで胸が半分見えるくらい
左右に引き裂いてしまった。
ウソでしょう?私、そんな怪力じゃ
なかったはず。
でもかろうじて胸の先は
見えていないから、ギリセーフだ。
・・・いや、違う。
自分から服を引き裂いて胸を
見せてる辺り全然セーフじゃない。
痴女だよ。
やっぱりお酒で思考がちょっと
フワフワしている。
でもとにかく、ノイエ領の時みたいに
意識を失う前にカタを付けないと。
トゲトカゲの毒毛をはじいた
魔除けの鈴を見て思い出したのは、
ノイエ領に行く事になる前に
私が本当はもっと大きい姿だと
知ったシグウェルさん達と
話していたこと。
『気になるのは、元の姿に戻れば
その時に使える癒しの力は
今よりも強いのかどうかだ。』
シグウェルさんはそう言っていた。
その言葉を思い出した時
もし元の姿に戻れて使える力が
大きくなるというのなら、
カイゼル様を助けるために
できる事は全部やろう。そう思って
お酒を口にしてみたのだ。
後からリオン様に怒られる位なんだ。
私だって怒ってるんだから。
身の内に感じるのは、いつもの
穏やかなイリューディアさんの力じゃない。
もっと鋭く熱い、攻撃的な気持ちの何かだ。
少しでもふらつくと制御できなくなりそうだ。
その時ふいにグノーデルさんの言葉を
思い出した。
『ー俺も加護を与えたぞ‼︎』
この、いつもと違う攻撃的な気持ちの
何かといい、怪力じゃなかったはずなのに
ケープごと服を引き裂いてしまったのは
もしかして。
「グノーデルさんの加護の力・・・」
あれ?もしかして使えるのだろうか。
ゲーキ・ダマーを?
いやいや‼︎
アレは駄目だ、なんか恥ずかしい。
もっと違う何かはないだろうか。
フワフワする頭で必死に考えた。
そう聞いた私に、
「違う、ユーリ様!私が頼んだのだ‼︎
リオン殿下もシェラザード殿も、
私の意を汲み、配慮してくれた‼︎」
たまらずヒルダ様が声を上げた。
「自らカイを手にかけるには力不足な
場合に備えて、シェラザード殿の
力添えを頼んだのは私だ‼︎
決して殿下が手を下すよう
命じたのではない‼︎」
うん、分かってる。
多分リオン様がシェラさんに
頼んだのは、ヒルダ様の意志を
尊重して手伝うようにって事だろう。
いくら何でもリオン様がカイゼル様を
殺すように命じるはずはない。
そうなる前に、リオン様ならきっと
いくらでも手を尽くしてくれる。
自分とレジナスさんが王都を離れるのは
無理でも、騎士団や魔導士さんを
派遣してくれるだろう。
場合に寄ってはシグウェルさんや
ユリウスさんをここに寄越してくれたかも。
でもそれをしないということは、
ヒルダ様がそれを望まなかったから。
かわりにヒルダ様はカイゼル様を
失う方を選んだんだ。
それも一つの選択だ。
でも私がイヤなのは、それを私に
教えてくれなかったことだ。
シェラさんは多分、事態が動く
ギリギリまで口止めを
頼まれていただろうから
責めることは出来ない。
でも、リオン様。リオン様は
どうして私にも話してくれなかったの?
ヒルダ様の決断を、万が一の時の
カイゼル様のことを。
『辛い事だけどシェラに頼んであるんだよ、
それも一つの選択なんだ。』
私にもそう言って欲しかった。
言ったら私が悲しむと思った?
それともそんな事はさせないって
子供じみた我が儘を言うと思った?
・・・何とかしてそんな事は避けようと、
私が無理をするのが怖かった?
もしかすると優しいリオン様なら
その全部を恐れたのかもしれない。
だけど私はそこまで
聞き分けのない子供じゃない。
悲しいのはリオン様やヒルダ様、
シェラさん達が苦渋の選択をした
その覚悟を一緒に背負えなかったことだ。
私一人だけ、身綺麗な優しい世界に
勝手に置いていかないで欲しい。
みんなと同じように、ちゃんと全部
分かった上で一緒に悩んで
頑張らせて欲しいんだよ。
「・・・私一人にだけ何も教えないとか
ズルいです。私に内緒で何かするなら、
私にも考えがありますから!」
悲しくて悔しい気持ちのまま、
2人に向かってそう叫べば
そこで初めてシェラさんが私を
チラリと見た。
「ユーリ様はそこから動かないで下さい」
「イヤです。二人は二人で好きなように
して下さい。私も一人で勝手にやります‼︎」
宣言してブーツをぽいと脱ぎ捨てた。
途端に足元からしんしんとした冷えが
伝わってくる。寒い。でも我慢だ。
厚くて暖かい長靴下も、思い切って脱ぐ。
ついでに毛皮のケープの中をちょっと
覗いて確かめる。
今日のドレスはワンピース型で
幸いにも前ボタンだ。
良かった。
ケープの中をごそごそして、
ドレスの前ボタンも3つくらい
開けておく。これくらいでいいかな?
あとそうだ、これも。
ウエストを締めていたドレスのリボンも
取ってブーツと靴下の横にぺいっと
投げ捨てた。
途端にマタニティウェアみたいに
ドレスが楽になった。よし。
いくら上にケープを羽織っていても、
外した前ボタンと緩くなったドレスの
隙間からは冷気が忍び込んで来て
途端に鳥肌が立つ。
バサバサッ、シュルリ、と
突然身に付けているものを
脱ぎ捨て始めた私に、
ヒルダ様は呆気に取られている。
「ユ、ユーリ様、一体何を・・・?」
シェラさんも気になるのか
カイゼル様へ意識は向けたまま
私にも注意を払っている。
魔物達が少しずつ回復して
動き出そうとして来たので、
ヒルダ様がもう一度凍らせた。
カイゼル様はシェラさんの殺気に
注意を引かれて動かずに
シェラさんをみている。
早くしないと。
まずは倒れた人達の回復だ。
裸足に緩くなったドレス、
かじかむ指先で寒さをこらえて
もう一度地面に力を流した。
今度は癒しの力を。
ケガをした人達はみんな地面に倒れているから
これで回復できるはず。後はこのまま、
この騒ぎが収まるまでゆっくり
寝ていて欲しい。
ぽうっ、と倒れている人達が光ったのを
確認して、私はすぐ側に倒れていた
騎士さんの1人の懐を探った。
見つけた、これだ。
「リオン様は多分、私が無理をして
カイゼル様を助けるんじゃないかって
心配してたんですよね?
だから私には内緒にしたって言うなら、
それは大きな間違いですよ。
カイゼル様を助けるのに、
私は自分に与えられた力は全力で
使うって決めてるんですから。
それは無理でもなんでもないです、
リオン様は間違えてるんですよ!」
そう言って、騎士さんの懐から
取り出した気付け薬・・・もとい
お酒をぐいと煽った。
消毒にも使われるくらいだから
度数は相当高いだろう。
ウォッカのように90度以上は
あるかもしれない。
ノイエ領ではたった三口のワインで
酔っ払って元に戻った。
だから今回はひと口だけ。
ただ、勢いがつき過ぎて思ったより
そのひと口が多くなった気がする。
ひたすら熱さだけを感じる何かが
喉の中を通り過ぎたのが分かる。
味なんて何にもしない。
飲み込む前からなんだかもう
頭がフワフワしているし。
でもお腹って言うか、
胸のうちはさっきからずっと
チリチリモヤモヤしている。
これはあれだ。ヒルダ様の決断を
内緒にされたことに対する
悲しみって言うか怒りだ。
リオン様、私怒ってるんですからね。
全部終わったら絶対そう言おう。
そう思った時、自分の体が自分でも
目を開けていられないくらい
強く光った。
瞑ったまぶたの裏で、眩しさを
感じなくなりそっと目を開ける。
飲んだ後、立っていられなくて
膝をついて両腕で体を支えていたけれど、
目の前に見える自分の両腕がすらりと
伸びているのが目に入った。
そこにはシグウェルさんのくれた
魔除けの鈴がころんと転がっている。
そうか、大きくなるとヨナスの
チョーカーは消えるんだっけ。
この鈴はチョーカーに留めてたから
落ちちゃったんだな。
ワンピースのポケットにそれは
大事にしまった。
顔も体も暑いし、やっぱりあれは
相当度数が高いお酒だったんだろう。
うう、胸元も苦しい。
おかしいな、前回のことを踏まえて
さっき前ボタンを開けておいたから
苦しくないはずなのに。
足も大きくなると思ったから
ブーツも脱いだし。
そう思ってもう一度自分の胸元を
覗き込んだ。
あっ、下着かぁ‼︎
ワンピースの開いたボタンの隙間から、
子供用のタンクトップみたいな下着に
きつきつに詰め込まれている
ご立派な胸が見えた。
まるで寄せて上げるブラをしてる
みたいに盛り上がっている。
そう言えば下に履いてるパンツもキツい。
けど脱ぐわけにもいかないから我慢だ。
・・・こんな事を考えられるくらい
度数の高いお酒を口にしたわりには
今回の私は余裕がある。
前回より少し成長しているからだろうか。
それにしても暑い。胸が苦しい。
突然変化した私に呆気に取られている
2人を前に、
「うう・・・っ、ぅあっつい‼︎」
思わずそう言い捨てて、ケープの上から
胸元に風を入れようとぐいと広げた。
つもりだった。
何が起きたかというと、ビリビリッと
ケープごと下着まで胸が半分見えるくらい
左右に引き裂いてしまった。
ウソでしょう?私、そんな怪力じゃ
なかったはず。
でもかろうじて胸の先は
見えていないから、ギリセーフだ。
・・・いや、違う。
自分から服を引き裂いて胸を
見せてる辺り全然セーフじゃない。
痴女だよ。
やっぱりお酒で思考がちょっと
フワフワしている。
でもとにかく、ノイエ領の時みたいに
意識を失う前にカタを付けないと。
トゲトカゲの毒毛をはじいた
魔除けの鈴を見て思い出したのは、
ノイエ領に行く事になる前に
私が本当はもっと大きい姿だと
知ったシグウェルさん達と
話していたこと。
『気になるのは、元の姿に戻れば
その時に使える癒しの力は
今よりも強いのかどうかだ。』
シグウェルさんはそう言っていた。
その言葉を思い出した時
もし元の姿に戻れて使える力が
大きくなるというのなら、
カイゼル様を助けるために
できる事は全部やろう。そう思って
お酒を口にしてみたのだ。
後からリオン様に怒られる位なんだ。
私だって怒ってるんだから。
身の内に感じるのは、いつもの
穏やかなイリューディアさんの力じゃない。
もっと鋭く熱い、攻撃的な気持ちの何かだ。
少しでもふらつくと制御できなくなりそうだ。
その時ふいにグノーデルさんの言葉を
思い出した。
『ー俺も加護を与えたぞ‼︎』
この、いつもと違う攻撃的な気持ちの
何かといい、怪力じゃなかったはずなのに
ケープごと服を引き裂いてしまったのは
もしかして。
「グノーデルさんの加護の力・・・」
あれ?もしかして使えるのだろうか。
ゲーキ・ダマーを?
いやいや‼︎
アレは駄目だ、なんか恥ずかしい。
もっと違う何かはないだろうか。
フワフワする頭で必死に考えた。
あなたにおすすめの小説
空港清掃員58歳、転生先の王宮でも床を磨いたら双子に懐かれ、国王に溺愛される
木風
恋愛
羽田空港で十五年、黙々と床を磨いてきた清掃員・田中幸子(58)は事故死し、没落寸前の子爵令嬢エルシアとして転生する。
婚約破棄の末に家を追われた彼女が選んだのは、王宮の清掃員――前世の技で空気まで変わるほど磨き上げていく仕事だった。
やがて母を亡くした双子王子王女に懐かれ、荒れた執務室の主である喪中の国王とも距離が縮まり……。
「泣くなら俺の胸で」――床も心も磨き直す、清掃令嬢の溺愛成り上がり。
なんか、異世界行ったら愛重めの溺愛してくる奴らに囲われた
いに。
恋愛
"佐久良 麗"
これが私の名前。
名前の"麗"(れい)は綺麗に真っ直ぐ育ちますようになんて思いでつけられた、、、らしい。
両親は他界
好きなものも特にない
将来の夢なんてない
好きな人なんてもっといない
本当になにも持っていない。
0(れい)な人間。
これを見越してつけたの?なんてそんなことは言わないがそれ程になにもない人生。
そんな人生だったはずだ。
「ここ、、どこ?」
瞬きをしただけ、ただそれだけで世界が変わってしまった。
_______________....
「レイ、何をしている早くいくぞ」
「れーいちゃん!僕が抱っこしてあげよっか?」
「いや、れいちゃんは俺と手を繋ぐんだもんねー?」
「、、茶番か。あ、おいそこの段差気をつけろ」
えっと……?
なんか気づいたら周り囲まれてるんですけどなにが起こったんだろう?
※ただ主人公が愛でられる物語です
※シリアスたまにあり
※周りめちゃ愛重い溺愛ルート確です
※ど素人作品です、温かい目で見てください
どうぞよろしくお願いします。
【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
獣人の世界に落ちたら最底辺の弱者で、生きるの大変だけど保護者がイケオジで最強っぽい。
真麻一花
恋愛
私は十歳の時、獣が支配する世界へと落ちてきた。
狼の群れに襲われたところに現れたのは、一頭の巨大な狼。そのとき私は、殺されるのを覚悟した。
私を拾ったのは、獣人らしくないのに町を支配する最強の獣人だった。
なんとか生きてる。
でも、この世界で、私は最低辺の弱者。
聖女様と間違って召喚された腐女子ですが、申し訳ないので仕事します!
碧桜
恋愛
私は花園美月。20歳。派遣期間が終わり無職となった日、馴染の古書店で顔面偏差値高スペックなイケメンに出会う。さらに、そこで美少女が穴に吸い込まれそうになっていたのを助けようとして、私は古書店のイケメンと共に穴に落ちてしまい、異世界へ―。実は、聖女様として召喚されようとしてた美少女の代わりに、地味でオタクな私が間違って来てしまった!
落ちたその先の世界で出会ったのは、私の推しキャラと見た目だけそっくりな王(仮)や美貌の側近、そして古書店から一緒に穴に落ちたイケメンの彼は、騎士様だった。3人ともすごい美形なのに、みな癖強すぎ難ありなイケメンばかり。
オタクで人見知りしてしまう私だけど、元の世界へ戻れるまで2週間、タダでお世話になるのは申し訳ないから、お城でメイドさんをすることにした。平和にお給料分の仕事をして、異世界観光して、2週間後自分の家へ帰るつもりだったのに、ドラゴンや悪い魔法使いとか出てきて、異能を使うイケメンの彼らとともに戦うはめに。聖女様の召喚の邪魔をしてしまったので、美少女ではありませんが、地味で腐女子ですが出来る限り、精一杯頑張ります。
ついでに無愛想で苦手と思っていた彼は、なかなかいい奴だったみたい。これは、恋など始まってしまう予感でしょうか!?
*カクヨムにて先に連載しているものを加筆・修正をおこなって掲載しております
地味令嬢の私が婚約破棄された結果、なぜか最強王子に溺愛されてます
白米
恋愛
侯爵家の三女・ミレイアは、控えめで目立たない“地味令嬢”。
特に取り柄もなく、華やかな社交界ではいつも壁の花。だが幼いころに交わされた約束で、彼女は王弟・レオンハルト殿下との婚約者となっていた。
だがある日、突然の婚約破棄通告――。
「やはり君とは釣り合わない」
そう言い放ったのは、表向きには完璧な王弟殿下。そしてその横には、社交界の華と呼ばれる公爵令嬢の姿が。
悲しみも怒りも感じる間もなく、あっさりと手放されたミレイア。
しかしその瞬間を見ていたのが、王家随一の武闘派にして“最強”と噂される第一王子・ユリウスだった。
「……くだらん。お前を手放すなんて、あいつは見る目がないな」
「よければ、俺が貰ってやろうか?」
冗談かと思いきや、なぜか本気のご様子!?
次の日には「俺の婚約者として紹介する」と言われ、さらには
「笑った顔が見たい」「他の男の前で泣くな」
――溺愛モードが止まらない!
気がつけば異世界
蝋梅
恋愛
芹沢 ゆら(27)は、いつものように事務仕事を終え帰宅してみれば、母に小さい段ボールの箱を渡される。
それは、つい最近亡くなった骨董屋を営んでいた叔父からの品だった。
その段ボールから最後に取り出した小さなオルゴールの箱の中には指輪が1つ。やっと合う小指にはめてみたら、部屋にいたはずが円柱のてっぺんにいた。
これは現実なのだろうか?
私は、まだ事の重大さに気づいていなかった。